張り切って参りましょう。
前回のあらすじ
テストは乗り切った。
以上
第19話 そして6月へ…事件なんてなかった…いいね?
「「「カバディ、カバディ、カバディ、カバディ、カバディ…」」」
さてこの状況をどうするべきか…
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テストも終わり、ある程度の落ち着きを取り戻した俺たちは各々、やりたいことをやっていた。部活に行くもの、買い物や娯楽施設に行くもの、恋人とデートに行くもの…
そんな中俺は一人特別棟に巡回をしていた。愛里?今はどこかで自撮りしてるんじゃないかなぁ。
まあ、巡回の理由はただ一つ。原作でいうところの須藤の暴力事件が起こるかの確認である。
この世界線の須藤は、バスケに一途だし、バカだけどいい奴みたいな評価されている奴だから、暴力行動を起こさないとは思っているがどうなるかはわからない以上、行動するしかない。もしかしたら他の奴が代わりに事件を起こすかもしれないからな。
そんなことを考えていると前方から声が聞こえてきたので急いで現場に向かった。まさか本当に事件が起きるのか。
「「「カバディ、カバディ、カバディ、カバディ、カバディ…」」」
俺の目に飛び込んできたのは、Cクラスの三人の男子が須藤を囲い込み。周りをまわりながら『カバディ』と掛け声を出しているという状況だった。
「…どうしてこうなった。」
俺のこの呟きは誰にも届くことはなくその状態が続いているだけだった。いやほんとに何をやっているの彼らは?まわり方的にそれ『かごめかごめ』だし、あと俺も詳しいルールを知っているわけでもないがそれはカバディではないと思うぞ。
「あぁもうなんなんだよ!?バスケしろよ!!」
いろいろと限界が来たのか須藤が叫ぶ。いやそれは本当にそうだな。
「カバディ、カバディ、カバディ、カバディ、カバディ…あぁ疲れた。」
そんな状況が続くと思ったら一人が疲弊したことにより三人が止まった。
「…何やってんだあんたら。」
ここに来た以上はもう関わっておいた方がいいかもしれないな。なんだか面倒くさそうではあるが。
「お、お前は伝説野郎。」
「「す、スゲー伝説って感じがするぜ。」」
「いや、どんな感じなんだよ。語彙力なさすぎだろうが、あと伝説野郎はやめろ。」
やはり他のクラスの奴らからしたら俺は幼馴染にプロポーズ(ホントは普通の告白)をした男という評価のようだな。
「おう、黒凪か助かったぜ、ありがとよ。それでよぉ、バスケしねえか?」
「別に俺は、助けたわけではないと思うぞ。あいつらが勝手に疲れて終わっただけだからな。あとお前は毎度毎度ぶれないな。」
三人からの謎の行動から解放された須藤は、感謝と勧誘を同時に行った。ほんとに飽きないねぇこいつも。まあ、暴力を振るってなくてよかったよ。
「さてと、お三方よ。なぜあんたらあんな事をしたんだ?」
とりあえず俺は、疑問を解消したかったから三人に質問をすることにした。これが龍園の指示なのか、こいつらの独断なのか、判断が難しすぎる。
「………須藤がレギュラーに選ばれたんだよ。」
長い沈黙がようやく破れて一人が答え始めた。確か小宮だったかな?
「一年でレギュラーに選ばれたのならそれはすごいことなんだろうな。」
「それは…そうだけど、なんかムカつくんだよ。」
「なんか生意気なんだよなぁ。」
小宮の怒りに乗っかるように言葉を出してきたもう一人。確か近藤だったかな。まあ、スポーツというのはレギュラーという席の奪い合いが激しいものだろうし、そういう悔しさや妬みなどが出てくるのも理解できる…ただ。
「それでどうしてこんな行動に至ったんだ?こういう行動をして、須藤をイラつかせて問題でも起こさせようとでも考えたのか?」
正直なところどのように考えたら先程の謎カバディに行きついたのか、それがわからない。
「いや、それで喧嘩して怪我でもしたらこいつらもバスケできなくなるだろう。」
そう言って最後の一人、石崎が口を開いた。いやそういうところは常識的だな。原作とはえらいちがいだぜ。
「…あのカバディだけはよくわからないな…なにをどうしたらあの行動をするに至った?」
「それはな…まずここに須藤を呼ぶだろ?」
「おう、まあよく呼べたな。」
「そんなのは簡単だぜ。バスケで大切な話があるって言えばすぐに来たぜ。」
須藤さぁ、こんな簡単な罠にかかるのか君は。俺がそう思いジト目で須藤を見ると須藤も反論してきた。
「いやさ、だって大切な話つったらなんか仲間になりたいとか思うだろ?だったら俺が今からでもついていけるようになんとか話を聞いて先輩たちに掛け合わないとダメだろ?」
「お前いい奴すぎね?なんでお前がDクラスなんだろうな…」
とりあえず俺の疑問は置いておくとして、呼び出しの次を聞いていこうか。
「それで須藤が来たら、何とかして部活に行けないように足止めをする。」
「…それがあのカバディだったと?」
「そうだ。そして足止めされた須藤はバスケもできずに技術が衰えてレギュラーからも外されるという作戦だ。」
「あーなるほどそっかそっかー。」
うーん…なんというかバカだな。やっていることがなんかすごい遠回りしているというか…チャージ〇ン研のジュラル星人みたいな回りくどさだな。
「どうだ!これならただ学生の悪ふざけに見えるし、暴力なんてものないから問題にならないやり方ってもんだぜ。」
「……その作戦のデメリットを教えてやろうか?」
「あん?デメリットなんかないだろ?」
「…その足止めをやっているそのバスケ部二人もバスケをしないので技術が衰えるということだな。」
「……( ゚д゚)ハッ!」
「うん、気づいてくれてよかったよ。」
というか誰かに指摘される前に気づくべきだろうよこれくらい。もしかしてこの世界線のCクラスってDクラスと頭の悪さはどっこいどっこいだったりする?原作でもそうだったか?
「じゃあ…じゃあ俺たちはどうしたらいいんだよ!」
「…なあ黒凪、相談所としてなんかアドバイスとかないか?」
小宮の嘆きに須藤が俺に相談を持ち掛けてくる。スポーツやってない人間の言葉なんて響くのだろうか…
「そうだ、伝説の相談所がいるじゃねえか。」
「なあ、俺たちに何かアドバイスをくれよ。」
石崎も近藤もなんだか相談所を歓迎しているなぁ。というか相談所は別に伝説じゃねえよ。
「うーん、アドバイスと言ってもなぁ…そもそも焦り過ぎじゃないのか?」
「あ、焦り過ぎ?」
「そう、俺たちはまだ一年だし、入学してまだ二ヶ月も経ってない。レギュラーという目標を持つことは大切だが、結局そういうのは実力が伴ってなければ意味がない。須藤だって実力不足と思われたら、レギュラーから外されるだろうしな。」
「それは…それで俺たちはうれしいけどな。」
「なあ。」
「嬉しがるな…まあ、俺たちはまだまだこれからなわけだから今は基礎をしっかりと磨き上げればいいんじゃないかな。急いては事を仕損じるともいうからな。」
「「「「急いては事を仕損じる…?」」」」
「なんでお前ら誰一人も理解できてないんだよ…バスケよりも勉強を優先したほうがいいんじゃないのかな。」
「そ、それはなぁ…」
「て、テストが終わったから考えたくないというか…」
「く、黒凪…バスケしようぜ。」
「おい、ここぞばかりに仲良くなるなバスケ部。」
気がついたら俺が少数派みたいになっているんだが…俺もういらないかな?相談所、閉店してもいいかな?
「まあ、未経験者として勝手なアドバイスをさせてもらうと、自分にしかない強みを作るしかないんじゃないかな。」
「自分にしかない強み…?」
「そう、何か特殊なテクニックだったり、先輩たちも得意ではない技を修得することで他の選手との差別化を図るんだ。そうすれば、選手として起用はされやすくなるだろうな…」
俺の個人的な意見で今回の相談を終了した。身勝手な発言ではあるが、彼らなりになんとかするだろう。
「なんというか…ありがとよ。」
「これを機にまた頑張れそうだぜ。」
「ありがとな伝説、なんかダチの相談に乗ってもらって。」
「まあ、それはいいが、伝説はやめろ。俺は、黒凪だ。」
まさか感謝されるとは思ってなかったなぁ。ただ名前は覚えといて欲しいな…
「よっし、そうとなりゃバスケやるぜお前ら。」
「「おう。」」
「おい、石崎、黒凪お前らもバスケするぜ。」
「えっ?」
「いや俺らもかい。」
そういうことで俺と石崎は結局連れられるままバスケをすることになったのであった。
須藤編 完 事件は起こらなかった…いいね?
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時は流れて6月になった。ポイントも先月よりも入って来ていたことは確認できた。詳しい計算はしていない、茶柱先生が結果発表を発表するであろうから自らテストでどれほど増えたかなんて気にしなくていいだろう。
梅雨の時期に入ることだし、しばらくは外のデートが億劫になるなんて考えながら外から教室に目を向けると。
「しゅ、しゅごーい////愛ってすごーい/////」
…軽井沢が壊れていた。まあ100%平田が原因であるのは間違いないだろう。そう考えていると少し苦笑してる平田が教室に戻ってきた。とりあえず何をしたか聞いてみるか。
「よお、平田。何かやらかしたようだな。」
「やらかしたって…僕はただ愛の行動をとっただけなんだけど…」
「その結果があの軽井沢だろ?」
そう言って俺は軽井沢を指さす。当の軽井沢は…
「あ、愛ってすごーい////」
同じ言葉を繰り返すだけのbotみたいになっていた。
「あ、あははー…」
「いったい何をしたのさ?」
「そうだね…まず僕は何よりも愛を大切にしているんだけど…」
「それはもう存じ上げているよ。」
「恵と付き合っておよそ二ヶ月たっていろいろとあったけど僕は気づいたんだ。」
「いったい何に気づいたというのさ?」
「僕は、基本的に受け身の姿勢でいて僕からアプローチをあまりしてこなかったということを!」
「うん…それはまあ、一つのあり方として問題ないのでは?」
「そうもいかないよ!僕は愛をもらっているのに僕からは愛をあげられていないんだから!!」
「あーそうなるのね。」
やはり平田には平田なりの矜持というか愛の向き合い方があるのだろう…愛の向き合い方ってなんだよ。
「確かに僕は、言葉ではちゃんと愛を伝えてはいるんだよ!!」
「別に疑ってはいないが…まあ君なら伝えるべきことはちゃんと口にしているんだろうとは思うよ。」
「だけど行動を起こしてないんだ。」
「なるほどね。それであの状態に…いやなにしたん?」
「…あすなろ抱きって知っているかい?」
「いわゆるバックハグというやつだな。」
「なにかいい行動はないかといろいろと調べていた時にこれを発見してこれだと思ったんだ。」
「それで善は急げという感覚で早速実行したと?」
「うんそうなんだ。」
「なるほどな…」
この世界線だと二人は相思相愛っぽいし、いきなりバックハグされた軽井沢はキャパオーバーしたということだろう。ただ…
「ほんとにそれだけか?」
「それだけって?」
「いや何か追加でしたのかなと。」
「あすなろ抱きだけだよ?ただ確かに物足りなさは感じたから言葉で何か伝えようとしたけど。」
「ちゃっかり追加攻撃をしたんだな。」
「こういう時になんて言ったらいいのかわからなくてね…ただ『愛してる』と口にしたんだ。」
「おう、火の玉ドストレートだ。」
「ただお互いに近いから普通に言うとうるさいかなと思って耳元で囁いただけだよ。」
「なぜベストを尽くしたのか…」
これは軽井沢壊れますわ。基本的に受け身の姿勢でいた彼氏が突然の攻勢でバックハグからの愛のささやき…平田よ…やり過ぎだ。
「こういう行動を毎日やろうかと考えているんだけど…」
「やめておけ。軽井沢が愛の過剰摂取で死ぬぞ。」
「愛は過剰摂取すると死んじゃうのかい!?」
「軽井沢を見ろ。今のあの子は、君の行動によって先程の出来事しか頭に入ってない。それを毎日手を変え品を変えすれば、そのうち昇天するだろうな…何事もほどほどがいいんだよ。」
「つまり、人は一度に受け止められる愛の量が決まっている…器の大きさや形は千差万別なんだね。」
「そういうことだな。愛は場合によっては毒にも呪いにもなるようなものだからな。」
「なるほど…いずれ愛が万病に効く薬にもなればいいのにね。」
「そんなことになれば薬剤師や医者が職を失うな。」
…俺は何を議論しているのだろう…愛って何だっけなぁ。というかこういう風に俺が平田を諭すようなことを言っているから俺の方が愛の理解者なんてレッテル貼られるのだろうな。
「…ねえ絢都。」
先程から近くでやり取りを聞いていた愛里がこちらに近づいてきていた。
「うん?どうした愛里。」
「ん、私にもバックハグするべき…」
そう言って俺に背中を向けてきた。羨ましく思ったのだろうか…可愛いやつだなほんと。
「わかったよ愛里。」
そう言って俺は愛里にあすなろ抱きをした。この状態でも愛里は耳まで真っ赤であるがここからささやきがあるのに愛里も耐えられるのだろうか。
「愛里、愛しているよ。」
「んっ!??!!?!?///////」
一連の行動を体験した愛里は口元を手で覆ったまま軽井沢のもとまで行って。
「こ、これやばいね////」
「す、すごいねこれ////」
こんなやり取りを茶柱先生がくるまでずっとしているのであった。
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「みんなおはよう。全員いるな?」
数分後にやってきた茶柱先生。愛里はなんとか正気に戻ったが軽井沢は今もぽわぽわしたまんまだ。
「……平田、何をしたかは知らんが自重しろ。」
「あはは、はい。」
「しゅごーい////」
先程愛里とは会話できていたのにまたもやこの状態である。なんでさっきはまともに喋れていたのだろうな。
「こういう注意をするのは黒凪だけだと思っていたのだがな…」
「またそのうち増えるんじゃないですかねぇ。」
「そうか…羨ましいな…」
「もう隠す気ないな先生。」
「私もいい年だということだ。」
「…そうですか。」
なんともコメントしづらい状況ですこと。とりあえずポイントの発表にいってくれませんかねぇ。
「さてテストが終わりみんなもらえるポイントが増えていることを実感しているだろう。現在のポイントこうなっている。」
そう言って茶柱先生は、一枚の紙を黒板に貼った。
ふむ、前回が
Aクラス 990cpt
Bクラス 800cpt
Cクラス 672cpt
Dクラス 334cpt
確かこうであったことを考えると中間テストにおいての増加ポイントは…
Aクラス 990+100cpt
Bクラス 800+88cpt
Cクラス 672+45cpt
Dクラス 334+71cpt
となるわけだ…あれ原作よりも中間テストの結果がよろしくなかったからなのかポイントがそんなに貰えてないな。というかAクラスが100貰えていることに戦慄している。恐ろしいなこの世界線のAクラスは。
ただCクラス低くね?俺が必勝法を渡したにもかかわらずポイントが少ないんだが…俺のせいか!?
…いやテストの点数が悪かったということにしておこう。
「いいか?君たちはテストが終わって気が抜けているであろう。だが、そのゆるみで授業態度が悪くなればクラスポイントが減ることもあるのだからな。」
そう言って茶柱先生は、みんなに注意喚起する。なんだかんだこの世界線ではちゃんと先生してるよな。
「特に平田、愛の語りをあちらこちらでするな。少し不気味という声が届いているぞ。」
「なるほど…もう少し愛の表現を変えるべきかな…」
「話を聞いていたか?」
何がなるほどなのかやはり平田の思考はわからないなあ。
「控えろと言っているのだがな…次に櫛田、その…君の行動に恐怖を感じている女子生徒がいるという報告が上がっている。もう少し自重しろ。」
「ええっ!?そんなー…茶柱先生が相手をしてくれるなら自重します。」
「っ!いいだろう。それで行動が収まるのならな。」
「やったーありがとうございます。(先生にはどんな首輪が似合うかな?)」
「っ?!(なんだこの寒気は、私はもしかしてとんでもないことを了承したのか?)」
櫛田さんさあ…もう他のクラスにも手を出し始めてたのか…茶柱先生もお疲れ様です。今度コーヒーくらい差し入れしときます。
「最後に、黒凪と佐倉。あまりイチャイチャをそこかしこでするな。羨ましいすぎると声が届いているぞ。」
「いやそれは言われてもな…クラスの人らと交流していけば場合によっては恋に発展したりするでしょうよ。」
「いやこれは教師や職員たちからの声だ。」
「いやもっと知らねえよ!職場婚とかすればいいんじゃないですかねえ。」
「真新しい出会いなんてない…なあどうしたら燃えるような恋ができる?」
「教師が生徒に聞くことじゃないでしょうよ!!一回ここの職場から離れたら新しい出会いはあるんじゃないですかね。」
「…ここ、金払いはいいからあまり離れたくないんだがな…」
「じゃあこの敷地内で探せよ!もう妥協してAクラスの担任でいいんじゃないですかねえ。」
「…私の相談に対して雑じゃないか?」
「15の少年にどんな答え求めているんですか……」
生徒に対しての注意喚起のはずなのに気がついたら茶柱先生の人生相談みたいになっているんだが、というかなんで茶柱先生も俺に相談するのか。もしかして大人たちにも黒凪相談所って話が入ってたりします?
どうしてこうなった。
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「美味しかったね絢都。たまには外食もありだね♪」
「ああそうだな、愛里。たまにはな。」
時は流れて放課後となり愛里とデートして外食して夜となり寮まで歩いて帰っていた。
いつも通りの他愛のない会話をしていると前方から大きな音がした。
「…喧嘩かな?」
「少し見に行ってみるか。」
少しばかり怖がっている愛里の手を取り音のなった方へ足を運んだ。そしてそこにいたのは、壁際に追い詰められた綾小路とその綾小路の胸倉を掴む生徒会長の姿がそこにあった。俺と愛里は隠れながら二人の様子を覗いた。
「綾小路君と…瓦割りの生徒会長さん?」
「みたいだな。」
やはり生徒会長は瓦割りで覚えられているみたいだな。まあ行動的に仕方ないことか。さていったい何があったのか…まあおおよそ予想はつくが…
「…いやあの…ちゃうんすよ。」
「ほう、何が違うというのか?橘からの報告だと、お前が女子から抱擁されたようだな…ただその相手の女子が鈴音ではなかったということだが…貴様、何をやっている?」
「いやあの、これはあのちゃうんすよ。」
「何が違う?何も違わないぞ?後日橘からその抱擁の女子と密会してるような写真が送られてきたぞ?」
「いや…あの…みんな違ってみんないいんですよ。」
「よし、反省はしてないようだ。歯を食いしばれ。」
なんだか浮気がばれて義兄に詰められている図だな。まだ結婚してねえけど。恐らくその女子とは櫛田のことなんだろうなと俺は推測する。多分、ハニートラップのタイミングを見られたんだろうな。
あっ綾小路に見ていることがばれた。俺に助けを求めるような視線を送って来てやがる。この状況で助けにいけねえし、入れる保険もねえよ。
「…愛里、帰ろうっか?」
「うん。」
俺は綾小路のことを気にせずに帰ることにした。後ろから殴った音とか聞こえるような気がするが無視することにした。
みんな、事件なんてなかった……いいね?
あとがきを見るべし。
原作2巻を読み直して気づいたんですが。原作2巻って須藤の喧嘩が6月末にあって7月に事件が発覚するという流れなんですよね…
こっちだとひと月早まったということで…お願いします。
次は愛里のストーカーの件ですね。さてどうなる?
次回もお楽しみに。
まあうちの世界線では5月末にCクラスカバディ事件が起こったということで。
他ヒロインというIFルート…見たいのは?
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