どうしてこうなった!?よう実!!   作:田舎狩人

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というわけで来ました第3巻
今回は説明くらいまでかな。

前回のあらすじ
いろいろと……あったんですよ。

番外編の内容
タイトルがおよそ物語ってます。


以上




無人島試験編 (原作第3巻)
第23話 ついに来たか無人島


この学校に入学して最初の夏休みがやってきた。いろいろとあったななんて考えながら船の上で海を眺める。

 

俺たち一年生は今、豪華客船に乗っている。

 

皆はおそらくこの先に何が起こるかわからないままこの船で贅沢を堪能しているであろう。

まあ、船で何かしら問題なんて起こらないだろうし、俺も悠々自適に過ごしているわけだが…

 

 

 

「茶柱先生、お願いします!」

 

「俺たちとプールで遊びに行きませんか?」

 

「断る。」

 

 

 

問題起こらないと思っていたんだけどなあ。何をしているんだ、池と山内は。いや目的はわかるけども。

 

 

 

「拙者たちは、職務に追われる茶柱先生に少し息抜きをしてもらおうと…」

 

「へたな建前はよせ、どうせ私の水着姿でも拝みたいといったところか。」

 

「い、いやそれは…」「ち、違うよな」「ご、ござる…」

 

 

 

うん、全然誤魔化せてませんね。さすがは欲望に突っ走っている変態四天王だな。

 

 

 

「茶柱先生、私からもお願いします。水着姿の茶柱先生を拝みたいです。」

 

「櫛田ああああ。」

 

 

 

うん、櫛田混ざるな。あの子も十分に欲に忠実になってきましたね。これはそのうち変態五天王と呼ばれる日も…来ないな、うん。

 

 

 

「……私は仕事があるんだ。君たちと遊んでいる暇はない。これにて失礼する。」

 

「あっサエちゃん先生…」

 

 

 

そう言って茶柱先生は足早に去っていった。いや本当に俺は何を見ていたんだろうな…そして各々が目的が達成できずに落ち込んでいるわけだが。

 

 

 

「サエちゃん先生…」

 

「水着姿くらいいいと思ったんだけどなあ。」

 

「見たかったでござるなあ。」

 

「茶柱先生……水着ぃ…首輪ぁ…」

 

 

 

櫛田が一番落ち込んでいるのなんなのさ?一番欲に忠実なのが櫛田にみえるから櫛田が変態四天王の後ろにいるような真打ちに見えてきたよ。

 

そうして変態組は一頻り悲しんだ後、この場を去っていった。ようやく静かになったよ。これで何も気にすることはなくくつろぐことができる。

 

 

 

「絢都は茶柱先生の水着見たいと思ったの?」

 

「えっ?」

 

 

 

気がついたら横に愛里がいた。彼らのやりとりに集中しすぎて気配を感じ取れなかったぜ。

 

 

 

「ねぇ、見たいと思ったの?」

 

「いや、そんなことはないぞ。」

 

「ふーん。」

 

 

 

少々ヤンデレモードになっている愛里をどう落ち着かせようか、少し考えたがこういう時は、下手に言い訳をするのではなくこちらから攻勢をかけるのがいいはずだ。

 

 

 

「じゃあ愛里の水着が今すぐに見たいと言ったら、見せてくれるか?」

 

「へ?」

 

「見せてくれないのか?」

 

「えっえーっと、い、今水着をつけてないから///」

 

「そうか…残念だ。」

 

「あうぅ、ま、また、今度ね///」

 

 

 

そう言ってなんとかこの場をしのぎ、愛里は顔を赤くしてどこかに行ってしまった。さて、俺もどこかに行くとしよう。

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

「お客様!お待ちくださいませ!まずお体の水をおふき取りください!」

 

「ノン、私は誰にも縛られないのさ。」

 

 

 

行った先で高円寺と船のスタッフさんと遭遇した。高円寺の来ている衣装は海パンのみで、身体はプールからでてすぐなのか、水が滴り続けて歩いてきた道がわかるほどびちゃびちゃであった。そういや原作でこんなイベントあったな。

 

 

 

「おや、ブラックボーイじゃないか。」

 

「おう、高円寺。プール行ってたか知らねえが、拭き取っておけよ。」

 

「ノン。水も滴るいい男だろ?」

 

「滴り過ぎてびちゃびちゃなんだよ。」

 

「でもこんな状態でも、私は美しいだろ。」

 

「だめだこりゃ。会話が成立してるようでしてねえな。」

 

 

 

どうしましょうねこれ。俺が来たからと安心していたスタッフさんも高円寺の相変わらずな、自由奔放さに困惑している。

 

 

 

「もうっ何をやっているのですか!」

 

 

 

いきなり聞こえてきた少女の声にみんなして驚いていると、声の方向から王美雨ことみーちゃんがバスタオルをもってやってきた。

 

 

 

 

「まったく、高円寺君、プールから出た後は、自分で拭かないとだめですよ。落ちた水が床に溜まって掃除も大変でしょうし、何より風邪をひきますよ!」

 

「ふむぅ…」

 

 

 

持ってきたバスタオルで高円寺の体を拭いていくみーちゃん。あまりのことに俺もスタッフさんも黙ってみることしかできないし、高円寺さえも反応に困っている気がする。

 

 

 

「黒凪君、こういう時は、言葉よりも行動だと思いますよ。」

 

「えっ?あっはい、すみません。」

 

 

 

急に俺に話を振られたが反射で謝ってしまった。なんで俺は謝ったのか?これがわからない。

 

 

 

「あとは、頭だけですが…自分でやってくださいね。スタッフさん、ごめんなさい。」

 

「あっいえ大丈夫ですよ。」

 

「では、私はこれで…高円寺君もう迷惑をかけちゃだめだよ。」

 

「ふむ…」

 

 

 

拭いていたタオルを高円寺に渡し、スタッフさんに謝罪したのちにどこかへと行ってしまった。なんというか小さな嵐のような一幕だったなと思う。その少しの静寂の後スタッフさんもこちらに会釈をしてどこかへと行ってしまった。まあスタッフさんも忙しいのだろうし、ほんとうちの御曹司がすみませんね。

 

そうしてこの場には、俺と高円寺だけが残った。

 

 

 

「ふむ…ブラックボーイよ。」

 

「なんぞや?Mr.フリーダムよ。」

 

「チャイナガールには、どんなお礼をしたらいいと思うかね?」

 

「まずスタッフへの謝罪が先だろうよ。」

 

 

この御曹司様は、女の子への優しさはあるけど他はないんだな。まあいつものことだが…

…高円寺ってみーちゃんに惚れたのだろうか…

 

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

そんな一幕があったのち俺はまた船の甲板に出てきた。この船に乗ってから既に数日が経過している。であるのならもうすぐなのだろう。

 

 

 

「絢都。」

 

「愛里か。」

 

 

 

俺を見つけたのか愛里がやってきた。そして俺の横に並び黙って海を見る。

 

 

 

「綺麗だね。」

 

「そうだな。」

 

「もうすぐでペンションのある孤島につくんだよね?」

 

「そうだな…ペンションがあればいいんだがな。」

 

「えっ?」

 

 

 

俺の意味ありげな物言いに愛里が聞き返そうとしていたら。船から放送が流れ始めた。

 

 

 

「皆様、もうすぐ特…コホン、失礼いたしました。もうすぐ孤島がお見えになります。有意義な景色がご覧できますのでよろしければデッキにお集まりくださいませ。」

 

 

 

今、特別試験と言いかけたよな?なんとか巻き返しを図ったようには感じるが気付く奴は、気付くんじゃないのかなこれ。

 

 

 

「もうすぐ島が見えるんだね。どんな島かな。」

 

 

愛里は気付かなかったようだ。まあかわいいからよし。

そして船は景色を堪能させるつもりのない速さで回っていくその中で必死に見たが、やはりペンションと思しき建物は見当たらなかった。

 

 

 

「なんか、ペンションとか見つからなかったね。島の中央とかにあるのかな?」

 

「そうかもな。」

 

 

俺からは特に言わないでおく。どうせ降りた後に先生からの説明で絶望するんだろうし。

 

 

 

「皆様、あと30分で孤島に上陸いたします。トイレ等を済ませて準備をお願い致します。」

 

 

そういった放送が流れる。

 

 

「じゃあ絢都。また後で。」

 

「ああ、また後で。」

 

 

互いに、私服であったためにここで別れる。さて気を引き締めるとしますか。

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

無人島に上陸して炎天下の中、各クラスに分かれて待機している。生徒の周りで職員たちは、テントを立てパソコンの準備をしている。

 

 

 

「この孤島に、無事につけたことを嬉しく思う。しかし、一方で一人参加できなかった生徒がいるのは残念なことだ。」

 

 

 

真島先生がそんなことを言葉にする。やはりここでも坂柳は休みか。まあ、仕方ないか。

 

 

 

「では、ただいまより。今年度最初の特別試験を開催する。」

 

 

 

ついに始まるのか…俺以外の生徒は、困惑や驚きの反応ばかりだ。

 

 

「と、特別試験…ですか?」

 

「ああ、今日から一週間、君たちにはこの島で過ごしてもらうことになる。」

 

「ぺ、ペンションで過ごすとかそういうのじゃないんですか?」

 

「ペンションか…探してみたらいいさ。ただ、この孤島に何度も試験で利用しているが、そんなもの見たことはないがな。」

 

「そ、そんな。」

 

 

 

Dクラスから疑問の声があがったが、軽く一蹴されてしまった。まあ、孤島でバカンス的な名目で連れてこられている以上、絶望的になるのはしょうがないか。

 

 

「真島先生、僕たちはバカンスの名目で連れてこられているはずです。なのでこのような騙し討ちはあんまりだと思います。愛がないんですか?」

 

「頼むから殴り込みに行くなよ、平田。」

 

 

平田が今にも掴みに行きそうだったから止める。試験が始まる前に俺たちが失格になりそうだよ。

 

 

「う、うむ、確かにこのような形で連れてきたのは申し訳ないと思う。しかし、この特別試験のテーマは、『自由』だ。」

 

「自由?」

 

「ああ、キャンプをするもよし、サバイバル生活を楽しむもよし、どんな生活を送っても問題ないわけだ。」

 

「なるほど…しかし、この島に降りる前に辺りを見ましたが、キャンプ用具などが配備されているようには見えませんでしたが。」

 

「そうか、しっかりと見ていたんだな。それについてはこのカタログから購入してもらうことになる。」

 

 

 

平田を行かせまいとしながら真島先生とやりとりをしていたら各クラスに一冊のカタログを配り始めた。俺は隣にいた平田と軽く見たが、キャンプにBBQセットに、モーターボートのレンタルなどいろいろとあるのが確認できた。

 

 

 

「今回の試験には、この試験専用に特別なポイントがあり各クラス300ポイントとなっている。そのポイントの範囲内で好きなだけ買ってもらっても構わない。」

 

 

その言葉に少しばかりざわつく。まあ、試験だと言われているにも関わず、遊べるとなるとやはり浮かれるのは仕方ないか。だから俺の質問、そして先生の答えで早めに現実に戻ってもらおうか。というわけで早速挙手をする。

 

 

 

「黒凪か、何か質問があるのか?」

 

「ええありますよ。この試験専用のポイントが残ったまま、試験が終了した時に、どのような影響がありますか?」

 

「…君はやはり勘付くのだな。このポイントは試験終了後にクラスポイントに反映される。」

 

「…ええええええええ。」

 

 

どのクラスも驚きの声が響き渡る。さて今回の試験の結末はどのようになるのだろうか…俺にも想定ができないな。

 

 

 

───────────────────────

 

 

真島先生からのある程度の説明が終わったのでクラス別に担任から説明されることになった。

 

 

「さて、ある程度の説明はされたが、ここに細かいルールが書かれたマニュアルを配布する。このマニュアルは、各クラスに一枚だから理解したら次の者に回すように。」

 

 

そう言って真っ先に俺に渡された。リーダーだからなのか、俺が一番前にいたからなのか…両方ということにしておこう。俺はとりあえずマニュアルを読み込むことにした。

 

 

 

さて今回の無人島試験、ルールをまとめるとしたらこんな感じだろう。

 

 

基本的なルール

 

・一週間、この無人島でクラスでの集団生活となる。

・この試験専用の特別なポイントが300ポイント配布される。

・300ポイントでカタログに存在する食料から道具までいろいろと購入できる。

・この特別なポイントが試験終了後に残っていた場合、クラスポイントに加算される。

 

 

加点ルール

 

・各クラスにキーカードが配られる(キーカードにはリーダーの名前が表記される)。

・そのカードを使い無人島の各地にある占有スポットにかざすことでそのスポットを自由に使うことができる、それと同時に占有ポイントを1得ることができる。

・占有は、8時間で占有がきれるので更新することになる。更新するたびに占有ポイントは得られる。

・試験最終日に、他クラスのキーカードに表記されているリーダー当てがあり、正答ならクラスポイント+50cpt、無回答なら変動なし、不正解、もしくは他クラスに正答されたらのなら-50cptポイントとなる。

・リーダーを当てられてしまった場合、占有ポイントは没収となる。どクラスからも正答がない場合、占有ポイントはクラスポイントになる。

・なおリーダーは特別な理由がない限り変更は不可能である。

 

減点ルール

 

・体調不良などによるリタイアは、一人につき-30cptである。リタイアしたものは船の中で療養してもらう。

・占有がきれるまえに他クラスがスポット占有しようとすると-50cptとなる。

・他クラスへの暴力行為が発見された場合、そのクラスは失格となり試験から脱落となる。

 

 

 

 

 

こんなものだろうか。原作とさして変わらないなと思っていた最中、俺はルール部分の下を凝視してしまった。

 

 

特別ルール

 

・この島に20種類の宝箱が存在するクラスで探しだして試験最終日に一つだけ開ける権利が与えられる。中身は、開けてからのお楽しみである。

 

 

 

………知らないルールですねぇ。なんですか?宝探しという奴ですか?試験ですよね?いいんですかね?とりあえず茶柱先生に聞いてみるとするか。

 

 

 

「あの茶柱先生、この宝探しってなんですか?」

 

「文字通りの宝箱探しだ。もしかしたら大幅にクラスポイントがもらえるかもしれないぞ。」

 

「減りそうな時もありそうですね…これって昔からあったのですか?」

 

「…これは、君たちにとってOBの話になるのだが。」

 

 

俺の疑問に対してなんか語り始めたぞ。まあまずは聞きますか。

 

 

 

「毎年、このような無人島試験をやっているわけだが、その時に『無人島に宝がないなんてロマンがないよ。まるで、序盤で犯人がわかってしまう推理小説くらいロマンがないよ。』と言って教師陣に掛け合い。プライベートポイントを使いこのルールを追加したんだ。」

 

「そのたとえはよくわからないけど、プライベートポイントはなんでも買えますからね…いくらくらいで購入されたのですか?」

 

「私も詳しくは、知らないのだが…7桁を一括で支払ったとは聞いている。そして卒業間近に見知らぬ後輩たちの為にこのルールを残す権利をまた購入して今もなお残り続けているとのことだ。」

 

「なるほど。」

 

 

ロマンを求めた見知らぬOBの方よ、ありがとうございます。あなたのおかげで更なる得点が見込めそうです。

 

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

 

「さて、最後に各クラスにもう一つのルールを話さなければならない。」

 

茶柱先生からの説明が終わり、マニュアルを他の人に渡した時に真島先生から通達がきた。なんだ?宝探し以外まだ何かあるのか?

 

 

「数年前からできたルールにより、各クラスにチーム名をつけてもらうことになった。」

 

「なんだそのいらねえルールは。」

 

「これは、とある生徒がクラスの結束を深めるためにとポイントでルール追加の権利を購入したものだ。その生徒との取り決めで、自身が卒業したあとも続けるようになっている。」

 

 

ポイントの無駄遣いじゃないかななんて普通に思ってしまった。そんなことに使うならこの試験のポイントを増やすとかにしたほうがよかったんじゃないのかななんて思ってしまう俺はナンセンスなんだろうか。

 

 

「ちなみにこのルールに何かペナルティはありますか?」

 

「ああ、今からチーム名を決める時間を与えるがそれまでに申告がなければ…この試験300ポイントはこの時点で没収となる。」

 

「嘘おおおお?!?!!」

 

 

今日一の声が出てしまった。なんだその余分なルールに対しての重すぎる罰。ほんとにこのルールをつくったOBは、何を考えていたのだろうか。

 

 

「さて今から10分の時間を設ける。しっかりとチーム名を考えるといい。」

 

 

そう言って真島先生は、Aクラスのところにいった。いやどうするよこれ。

 

 

 

「さて黒凪よ。どうするつもりだ?」

 

「どうしましょうねこれ。」

 

 

茶柱先生の問いかけにわりと真面目に悩む俺。この我が尖り散らしたこのクラスがチーム名をきめられるだろうか。

 

 

「やはりここは、チーム『愛』でいいんじゃないかな?」

 

「うーん…保留で。」

 

「『茶柱先生を愛でる会』なんてどうかな同士黒凪君。」

 

「愛でようと思っているは、君だけだから却下。」

 

「じゃあ、『筋肉同盟』なんてどうかな?」

 

「自主的に鍛えているのは君くらいだぞ軽井沢。」

 

「ならば『高円寺コンツェルン』でいいんじゃないかな?ブラックボーイ?」

 

「それはお前の会社名だろうが!!」

 

「……『人類、みな変態』でどうだろうか?」

 

「どうだろうか?じゃねえよ!!なんでそれでいけると思ったんだよ綾小路!!!」

 

 

平田、櫛田、軽井沢、高円寺、綾小路がみなそれぞれにチーム名を言うがどれもなんというかという感じだ…一周回って平田の奴でいいような気がしてきた。

 

 

 

「苦戦してるようだな黒凪。」

 

「ええ、このクラスのチーム名なんて日が暮れても決まらなさそうですよ。」

 

 

ツッコミ、悩んでいるところに茶柱先生が声をかけてきた。なんです?何かいい案でもあるんすか?

 

 

 

「茶柱先生は何かありますか?」

 

「そうだな…一つ私からの案を君からの提案として提出してくるが構わないな?」

 

「そうですね…俺はもう思いつかないのでお願いします。」

 

「わかった。では行ってくる。」

 

 

 

そう言って茶柱先生は、真島先生に報告に行った。しかし、茶柱先生のチーム名は聞いてなかったが何を思いついたのだろうか…

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

「さてすべてのクラスのチーム名が決まったということでどのクラスもペナルティはなくなった。」

 

 

その言葉に安堵する。さて各クラスはどんなチーム名になったのかは気になるな。

 

 

「まずAクラスは…『39人の家族』。」

 

「今日ここにいない有栖の為にも勝つぞ!!」

 

「おおおおおおお。」

 

 

Aクラスは家族ときたか…まあ坂柳のマスコット化を考えたら当然なのかもしれないな。葛城の号令にみんなが反応しているのをみると、やはり内部崩壊はないのだろうな。

 

 

 

「では次にBクラスは…『華麗なる神崎一族』。」

 

「これで勝てるねご主人様♪」

 

「待て、このクラスに神崎は俺だけだし、これで勝てるわけないだろ。」

 

「大丈夫だよ。私たちもちゃんとサポートするからね。」

 

「そうだぜ、神崎。俺たちも頑張るからさ。」「帆波ちゃんと一緒にサポートするね。」

 

「誰か俺に安らぎをくれ…」

 

 

 

うん、お疲れ様です。Bクラスもまとまりがあって問題なさそうだな。

…神崎の胃痛に目をつぶれば。

 

 

「おい、石崎、お前はどんなチーム名にしたんだ?」

 

「かっこいいのにしましたよ。龍園さんも喜ぶと思います!」

 

「ククッ期待しておこうじゃねえか。」

 

 

なんてやりとりがCクラスから聞こえてくるわけだが、別にチーム名にこだわりを入れなくてもいいのではないかと思ってしまう。

 

 

「では次にCクラスは…『龍園翔と愉快なリベリオンズ』。」

 

「何…おい、石崎…意味は分かっているのか?」

 

「いえ全然!!でもなんかかっこいいのでつかいたくなりました。」

 

「そうかよ…」

 

 

 

リベリオン…反逆とか逆襲とかそういう意味合いの言葉だが…石崎君、龍園の王政を終わらせるのかな?多分あれを聞いている以上そんなつもりはないのだろうけどね。

 

 

「リベリオンらしく頑張りますよ。」

 

「ヨク、ワカリマセンガ…リベリオンデ頑張リマスヨ。」

 

「ふふ、では私は言葉通りの意味合いの行動をすればいいのですね。」

 

 

言葉の意味が分かっていない石崎やアルベルトと違い、椎名だけは、分かった上で他の人たちのノリに乗っているという感じだな。というかアルベルトよ、お前は少しくらい英語を学べ。

 

 

「クククッ……四面楚歌。」

 

 

言うとる場合か。とりあえず龍園は椎名の対処をどうにかしたほうがいいぞ。

 

 

 

「では最後にDクラスは『魔境』。」

 

「おい、チャバ先!!!」

 

 

まさかその言葉を掲示板以外で聞くことになるとはな。思わず茶柱先生を略して呼んじまったよ。

 

 

 

「ふふ、いいではないか黒凪。このクラスらしいだろ。」

 

「らしいですけれども…他になかったのですか?」

 

「ない。まあ君はヌシらしく頑張れ。期待しているぞ。」

 

 

この人あの掲示板を知っているな。くそ、何かの機会に反撃が出来たらいいのだが。

 

 

 

「では、これにて試験を開始とする!」

 

 

 

真島先生の号令によりこの学年の最初の特別試験が始まる。各々が動きだそうとする中、俺はこのへんちくりんなルールに疲弊し、空を見上げて呟いた。

 

 

 

 

 

「どうしてこうなった。」




あとがきは添えるだけ…

というわけでとうとうこの作品にも来ました特別試験。
謎のルールが二つ追加されたわけですが…ぶっちゃけチーム名に関しては魔境ネタを擦りたかったから追加しました。

無人島試験ですが明確にこのクラスは何ポイントとか決めているのは今のところCクラスだけです。
あとはどうしようか…書きながら考えます。

次回もお楽しみに。

他ヒロインというIFルート…見たいのは?

  • 堀北鈴音
  • 櫛田桔梗
  • 軽井沢恵
  • 長谷部波瑠加
  • 椎名ひより
  • 伊吹澪
  • 一之瀬帆波
  • 坂柳有栖
  • その他
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