どうしてこうなった!?よう実!!   作:田舎狩人

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アンケートの優勢は原作キャラを連れてくるということで、まあどのキャラでも宇宙ネコは必至ですね。


前回のあらすじ

無人島についたー
以上



第24話 始まった無人島生活 一日目

一通りの説明が終わり他のクラスが動き始めている中、俺たちはどうしようかと考えていた時、茶柱先生の背後から星之宮先生が近づいてきていた。

 

 

「サーエーちゃん。」

 

「ひゃん!?知恵…いきなり驚かすな。」

 

 

星之宮先生は茶柱先生にに抱きつく形で驚かした。というか随分可愛らしい声を出すんですね…これ以上は考えるのはやめよう愛里に怒られそうだ。

 

 

 

「あっヤッホーDクラスのみんなあ、今日も爆ぜてる?」

 

「最悪の挨拶じゃねえか。」

 

 

 

リア充クラスに嫉妬してんのかこの人は。今の挨拶で好感度だだ下がりだよ。

 

 

「ねえねえ、黒凪君。」

 

「なんですか?星之宮先生。」

 

「爆ぜない?」

 

「爆ぜるか。」

 

 

もうめんどくさいよこの人。誰かこの人を連れて行ってくれませんかね。そして誰かこの人を嫁にもらってくれませんかねぇ。これですべて解決すると思うんですよ。

 

 

 

「知恵、早く自分のところへ帰れ。」

 

「えー、ちょっとくらいいいじゃん。」

 

「早く帰らないとこちらから職務放棄として報告するぞ。」

 

「ちぇー。」

 

 

 

そう言って星之宮先生は帰っていった。もう来ないでほしい。

 

 

 

「絢都。」

 

「愛里か。」

 

 

星之宮先生で疲弊してた中、愛里がこちらに近づいてきた。あぁ癒される。

 

 

 

「とんでもないことになったね。」

 

「まあそうだな。」

 

「でも楽しみだね♪無人島デート。」

 

「前回の話聞いてたか?」

 

 

特別試験って真島先生が言ってたでしょうが、まあそれはそれとして、空いた時間にでもデートをするとしましょうね。

 

 

「ふふふ、面白くなって来たねぇブラックボーイにアイドルガール。」

 

「今度は高円寺か。」

 

 

高円寺までも俺の元にやってきた。なにやらこいつもテンションが高ぶっているみたいだ。

 

 

 

「高円寺、話は聞いていたよな?」

 

「もちろんだとも、楽しみじゃないか一週間のジャングルツアー。」

 

「オッケー耳鼻科行ってこい。」

 

 

 

なんでちょっと曲解されているんだよお前ら。だれか医者を呼んできてくれませんかね…というかここに病院を建てろ。

 

 

「そう言えば先生、その、ここでの生活でお風呂とか、お手洗いとかどうするんですか?」

 

 

俺らがそんなバカなやり取りにしてる間に一人の女子が質問をした。

 

 

「入浴は不可能だと思え。シャワーなら、ポイントで購入するしかないし、トイレも購入しなければこれでやってもらうことになる。」

 

 

そう言って茶柱先生は、段ボール製の簡易トイレを取り出した。すると大半の女子は顔を引きつらせた。まあ嫌だよね。俺も普通に嫌だなとは思う。災害時などのどうしようもない時ならともかくほかに選択肢がある時は、別の方を選びたくなるものだ。

 

 

「そ、それでするんですか?」

 

「購入しなかったら、一週間これだ。」

 

「い、嫌よ。ねえ黒凪君。トイレとかシャワーくらいは買うよね?」

 

「そりゃあもちろん購入はするとも。」

 

「そうよね…よかった。」

 

 

女子の確認に即座に購入の意を示す。大半の女子は安堵の表情になった。清潔感って必要だよね。

 

 

 

「とりあえずトイレとシャワーだけ購入して、あとは節約でいんじゃね?」

 

「なに言っているのよ池、それで誰かが窮屈な思いして、リタイアしたらどうするのよ?」

 

「だけどよ篠原、俺たちは他クラスに結構な差をつけられているから、こういう時に差を縮めないとヤバイだろ。」

 

「でも、別の特別試験だってあると思うから、そこまで限界ギリギリまでやる必要はないはずよ!」

 

「こんな大きくポイントが動く試験が何度もあると思うか?だったら今頑張らないでいつ頑張るだよ。」

 

「なによ、自分の方が正しいと思っているわけ?」

 

「なんだよ篠原の言い分が正解というわけでもないだろ。」

 

「はいはい、喧嘩終了です。池も篠原さんヒートアップしすぎだよ。」

 

 

池の言葉に篠原が反応して喧嘩が発生してしまった。原作よりかマシだとは言え、どちらの言い分も理解はできるところはある。

篠原さんの言う通り、我慢してリタイアを出してしまえば本末転倒だし、池の言う通りポイントが大きく変動するのが今回限りであるのならば、ここで意地見せないとDクラスが昇格できないかもしれない。

 

だからといって仲間割れのように喧嘩するのはよろしくない。

 

 

 

「とりあえずどこか、水場か、休息できそうなスポットを探すとしよう。道すがらでも、到着してからでも何を購入するかを考えるのは遅くないだろう。」

 

「そうだね、黒凪君の言う通りだよ。言い争いになるのは仕方ない。僕たちは愛を試されているんだよ!」

 

「愛以外も試されているけどな。」

 

 

平田は、俺の発言に賛同してくれたわけだが、こんな環境でも君は相変わらずで安心したよ。

 

 

「よっしゃ、じゃあ俺はこの荷物を持ってどっかさがしてみるぜ。寛治、春樹手伝え。」

 

「うぇ!?俺も運ぶのかよ。」

 

「当たり前だろ。こう…言うじゃねえか。働かざる者は…食あたりを起こすって。」

 

 

ちがうなぁ須藤君。働かざるもの食うべからずが正解だけどね。やる気をそぎ落としそうなのでツッコむのはやめておこう。

 

 

「じゃあな黒凪。先行って探しているぜ。そしてまたバスケやろうぜ。」

 

「うん、探索はわかった。まあ、カタログにバスケットボールなんてなかったけどな。」

 

 

そう言って須藤は池と山内を連れてテントなどの学校から与えられた支給品をもって、森の中へと入っていった。

俺たちも後に続きますかね。さてカタログで何を買うかまとめておかねばな。

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

そんなこんなで川という水源があるところに到着した。占用するための機械もあるし、ここで一週間過ごすことになるだろう。

 

 

「これとこれと…あとはこれと、一旦こんなものでいいだろう。」

 

 

そんな中俺は、平田や櫛田などの代表格と話し合い、購入するものを決めていた。トイレにシャワーに、テントや調理器具など改めて考えるとかなり買うことになるな。

 

 

「うん、今はこんなものだね、それでも結構安く済んだね。」

 

「おそらく、調理器具やトイレなど必要不可欠なものはかなり低く値段設定されてるんだね。今買ったものだけでもまだ100ポイントを超えて無いよ。」

 

「そうだな…じゃあ須藤。このメモを持って茶柱先生に注文してくれ、あとその間にキーカードのリーダーも決めるから茶柱先生にはこちらに出向くよう伝えてくれ。」

 

「おう、任せろ。運動は俺、知略は黒凪に任せるぜ。」

 

「ああ、できる限りの知恵を持って好成績を残すとしよう。」

 

 

そう言って須藤を送り出す。さてそろそろリーダーを決めないとな。

 

 

 

「さて…リーダーは誰にすべきか…」

 

「うーん、難しよね。私だったり平田君だったり、黒凪君だったり、いろいろと他のクラスにも名前が知れ渡っているからね。」

 

「言動が尖り過ぎて知名度はやばいけどな。」

 

 

掲示板じゃやべえ判定されている俺らだからな。ただヤバイと思われているのは先輩のほうが多いけど、同年代も同じ感想なのかな…

 

 

「名前があまり知られていない生徒にやってもらうのか、あえて僕らみたいなリーダー格と認識される人がやるか…黒凪君はどう考えているんだい?」

 

「そうだな…前半と後半、或いは最終日前くらいにリーダーを変えるとというのがいいかも知れない。」

 

 

平田の提案に俺は原作でも使われた戦法を提案してみた。みんなは少し驚いた表情をしていた。

 

 

 

「ねえ、それって可能なの?交換って無理じゃなかった?」

 

「交代はないな。だけどリーダーが何かしらの理由でリタイアしたのなら交代せざるをえないだろう。」

 

「そっか…でもリタイアするってことは-30ポイントになるよね?」

 

「でもリーダーを当てられて-50ポイントになるよりはマシだ。」

 

「そっかぁ…」

 

 

軽井沢がこちらの作戦に疑問をぶつけてくるが、ポイントのマイナス具合で納得してもらう。何事も多少の損失だったり、リスクがあるものだからな。

 

 

「でも、リタイアする理由ってどうするの?体調が元気そうだと問題なしって言われて、リタイアをキャンセルされない?」

 

「そうだな…」

 

 

軽井沢のさらなる疑問に少し思考する。確かに原作だと、堀北が風邪をひいてそれが悪化したから、それが了承された部分がある。とすれば…あえて理由を作るとかかな。

 

 

「…例えば俺がリーダーをやったとして、交代前に体のどこかにけがを作るとかかな?手頃な石を見つけて足にぶつけたらなんとか…」

 

「絢都?」「「「黒凪君?」」」

 

「…まあ、とれる戦術の一つだ。探せば他にいくらでもあるだろうさ。」

 

 

極論というか暴論ではある発言を聞いて、愛里、平田、櫛田、軽井沢がとんでもない形相でこちらを見てくる。あまりの圧に冗談というわけにもいかなくなった。ちょっと怖い。

 

 

「あの、愛里どうして抱きついてくるんだ?」

 

「今、絢都を放っておいたらそれを実行しそうな気がしたから…私は離さない。」

 

「よし、そのまま愛の抱擁をしておくんだ佐倉さん!黒凪君は、今暑さでやられたのかもしれない。」

 

 

圧がなくなったと思えば今度は愛里からの抱擁だ。そして平田よ、俺が暑さでやられているなら抱擁はどうなの?愛はまだそんなに万能じゃねえぞ。いつかそんな時代がきたらいいけどな。

 

 

 

「ねえ、それなら一つ提案があるんだけど。」

 

「どうした?堀北?」

 

「前半のリーダーを私がやっていいかしら?その…実は少し夏風邪をひいてしまって、今回の試験あまり役に立てそうにないわ。」

 

 

ここでも風邪をひいていたのか…なら本人の希望通りにリーダーをやってもらうことにしよう。

 

 

「そうか、なら前半のリーダーは、堀北に任せた。体調がきつくなったタイミングでリタイアしてくれて構いからな。」

 

「ええ、だけどできる限り頑張るわ。」

 

「まあ、無茶をしない程度にな。後半のリーダーは…まあ追々考えるとしよう。」

 

 

とりあえず今決めるべきことは決まったな。とりあえず茶柱先生が来るまでは待機かな。

 

 

「じゃあ、堀北さんの面倒は私がみるね♪」

 

「えっ?櫛田さん…その必要はないわ。それに移してしまうのは申し訳ないわ。」

 

「気にしなくていいんだよ。むしろ移してくれてもいいんだよ?」

 

「こ、怖いわ櫛田さん。」

 

「大丈夫だよ。私が付きっきりで看病してあげるね。というわけで黒凪君、私は堀北の面倒みるね。」

 

「ああ、一人で厳しくなったら他の子にも助けてもらえよ。」

 

「うんわかった。」

 

 

そう言って櫛田は、堀北の元へ行った。堀北よ、強く生きろ。

まだ少し時間があったので仲間うちの不和を取り除く為に俺は池のところに行った。

 

 

「なあ池。」

 

「うおっなんだよ黒凪、見せつけているのか!」

 

「いやそういうつもりじゃないんだが…篠原に謝るなら今のうちじゃないか?」

 

「いや、それは…そうかも…知れないけど…」

 

 

俺の言葉に煮え切らない反応になる。先程の喧嘩で言い過ぎたと思っているのかもしれないが、自分のプライドのせいで自ら謝罪に行くことに躊躇っているということろか。

 

 

「少しでも言い過ぎたとか、そういう後悔があるなら早めに行動してその憂いを断つべきだと思うが。」

 

「そうだよ。そして二人で愛を理解していけばいいんだよ。」

 

「急に出てくんな平田。」

 

「あーわかったよ。」

 

 

 

俺と平田の言葉に観念したのか池は篠原のところに向かった。

 

 

「あー、篠原。さっきは言い過ぎたっていうか…まあ、ごめん。」

 

「あっ…私もその…ごめん。」

 

 

これで二人の喧嘩は終わったわけだが、平田よ、俺の横で腕を組みながら無言で頷くんじゃねえ。お前は保護者か。

 

 

「じゃあ、これで。」

 

「待って池。」

 

 

その場から去ろうとしていた池の服の袖を掴んで止める篠原。何かあるのか?というか篠原の顔が赤くなっているような…

 

 

「な、なんだよしのは…」

 

 

チュッ

 

 

「えっ?」

 

「はっ?」「わーお。」「なるほど。」

 

 

 

状況を説明しよう。池が篠原の方に振り向くと篠原が池にキスをした…えっなんで?理解が追いつかない池、俺も驚いているし、愛里も驚いている。ただ平田のなるほどとはなんだ。

 

 

「ママから教わったの…男の子と喧嘩した時の仲直りの仕方はこうだって…は、始めてだったんだから////」

 

「ちょっ篠原さん!?待って!?」

 

 

顔を真っ赤にしてこの場を去る篠原、それを追いかける軽井沢、崩れ落ちる池、そして訪れる静寂…なんなんだこの状況は。

 

 

 

「俺たちは何を見たんだ…」

 

「愛だよ!!黒凪君、新しい愛だよ!!」

 

「うん、ちょっと黙ろっか平田。」

 

「うん!!」

 

 

 

お前が興奮してどうする。ウキウキするんじゃないよ。俺は池の安否確認をする。いやまあ死んでないけどな。

 

 

 

「大丈夫か池?」

 

「あっああ…なあ黒凪。」

 

「どうした?」

 

「本音をぶつけ合える相手っていいな///」

 

「…そうだな。」

 

 

 

あーこれは恋に落ちましたね。とりあえず茶柱先生が来る前でよかったかも知れないな。まさか無人島試験で新たな恋愛が発生するとか誰も想像できなかっただろうな。

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

時間は流れあの後やってきた茶柱先生にリーダーが堀北であることを伝え、届いた設備や道具を確認したのちに少数で探索をすることにした。俺のメンツか?それはこうだ。

 

 

 

「無人島デートもなかなか面白いね絢都♪」

 

「フーハッハッハッハッハ。贋作とはいえなかなかにいいジャングルじゃないか。」

 

「堀北とデートしたかったなあ…」

 

 

愛里と高円寺と綾小路である。愛里も高円寺もはしゃいでいるなか、綾小路だけテンションがダウンしてる。まあ堀北が風邪ですし、仕方ないことだ。

 

 

 

「とりあえず高円寺、好きに動いてもいいが、食料くらいは集めろよ。」

 

「ノープロブレム!私は完璧だからね。フーハッハッハ。では、レディたちに新鮮な果実でもお届けしよう。」

 

 

 

そう言って木から木へと乗り移っていく。ほんとに卓越した身体能力を持っているね彼。意気消沈している

綾小路もできるかな…

 

 

「黒凪。」

 

「なんだよ綾小路。」

 

「おんぶ。」

 

「嫌だよ。」

 

 

なんでこいつは歩く気力もなくなっているんだよ。意気消沈しすぎだろ。

 

 

 

「オレも堀北とデートがしたかったな。」

 

「それはしょうがないだろ。風邪をひいてしまったんだから。」

 

オレのせいなのだろうか。

 

 

なんか言ったな。オレのせいとは?何かまたやらかしたのか。

 

 

 

「なあ綾小路、お前またやらかしたのか?」

 

「オレがやらかしたの前提なのか…」

 

「心当たりないのか?」

 

「……あるけど。」

 

 

 

あるんかい。また変態的要求したのかねこいつは。

 

 

「それで?結局なにをしたんだよ。」

 

「……水着を見たくて土下座して了承を得た。」

 

「そうか…それでプールで遊び過ぎて体が冷えたとかそういうことか?」

 

「いや、水着はその場で着替えてもらった。」

 

「はっ?」

 

「いや、生着替えを見たわけではない。その、あれだ。堀北のいる部屋に行きそこで頼み込んでその部屋で堀北の水着姿を拝んだということだ。」

 

「お前女子の泊まっている部屋に行ったのかよ…他の女子はいなかったのか?」

 

「ああ、いなかったから土下座もできたし、水着姿を拝むことができた。」

 

 

 

そう言って拳に力が入っている綾小路をみる。なんとかこのエピソードで元気を取り戻したようだ。よかったな。ただこれが原因というわけではないだろうとは思う。

 

 

 

「まあ、堀北は生徒会のこともやっているし、お前を真人間しようとまだ頑張っているし、無理が祟ったんだろう…もうちょっと真面目になれ綾小路よ。」

 

「そうだよ。堀北さんに無理をさせたらだめだよ。」

 

「お、おう。」

 

 

俺と愛里の叱責にまた少し元気がなくなる綾小路、これで彼がマトモになることは…ないな。

 

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

 

「洞窟か…」

 

「何かあるのかな?」

 

「宝とかありそうだな。」

 

 

 

歩き続けて俺たちは、洞窟に到着した。まあここを目指していたわけではないが、辿り着いた以上、他のクラスがいないか確認はしておこう。

 

 

 

「む。黒凪か。」

 

「葛城か。」

 

 

洞窟の中に一歩踏み入れようとしたところ中から葛城を先頭に数名の男子が出てきた。

 

 

 

「探索してここまで来たが、もう占有されてしまったか。」

 

「そうだ。この洞窟は俺たちAクラスの寝床になった以上、お引き取り願おうか。」

 

「そうだな…愛里、綾小路、帰ろうか。」

 

「うん。」

 

「ああ。」

 

 

このひと時のやり取りでリーダーが誰かを調べたかったが、どうやら不可能なようなので諦めて帰ることにする。原作とは違う奴がリーダーの可能性があるから、リーダー当てはやめとくべきか…まあ、まだこれから時間もあるわけだし、なんとか…なるかな?

 

 

「黒凪。」

 

「うん、どうした?葛城?」

 

「今このクラスは、最大戦力で世界一可愛い妹がいないが…お兄ちゃんやお姉ちゃんの実力を侮るなよ。」

 

「……お、おう。」

 

 

 

その決意表明は必要だったか?そんなことを考えながら俺たちは洞窟を後に探索をするのであった。

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

時間は流れて探索はまだ続く、せめて何かしらの成果がないとなとすこしばかり焦る。食料でも占有スポットでも宝箱でも見つかればいいんだがな…

 

 

「何か食料でも見つかればいいんだがな…」

 

「木の実がなっているけどどれが食べれるかわからないよね。」

 

「そうだな…一応少量だけでも持って帰るか。」

 

 

愛里と俺で木の実を回収する。これが食べれる奴だったら、今日の食事に回すポイントが多少浮くのだが…

 

 

 

「……うん?綾小路どこ行った?」

 

「…あれ?帰ったのかな。」

 

 

回収に夢中になっていたのか辺りを見渡しても綾小路の姿が確認出来なかった。えっほんとに帰ったの?拠点に戻っただけならまだいいが、まさか船にリタイアしに行ってないよな?

 

 

 

「ここにいたか、探したぞ。」

 

 

 

そうこうしていたら綾小路がやってきた。なんか俺らが迷ったみたいな言いぐさだが、おそらくきみが勝手に行動したんだと思いたい。

 

 

 

「もう、綾小路君、勝手に行動したらだめだ…よ」

 

「うん?愛里どうし「きゃああ」うお!?」

 

 

 

愛里が綾小路に近づきながら注意していたが何かを見て悲鳴をあげ俺に抱きついてきた。何があった?

 

 

 

「佐倉、そこまでビックリされるとちょっとショックなんだが…」

 

「いったい何があったと…綾小路…一応確認するが、その手に掴んでいる蛇はなんだ?」

 

 

 

愛里が驚いた理由、それは綾小路が掴んでいるの数匹の蛇だった。

 

 

 

「何って…食料だが?」

 

「…食えるのか?」

 

「…大丈夫だろう……多分。」

 

 

 

多分とかぬかしやがったぞこいつ。ホントに食えるのだろうか?アニメだと龍園が丸焼きにして食っていたとはいえいけるか…

 

 

「…内臓を取り除いて、しっかりと焼けばいけるか…」

 

「絢都?」

 

「いけそうかじゃあこれは黒凪の晩御飯だな。」

 

「まて、お前食わないのか?」

 

「いやだが。」

 

「じゃあなんで捕まえたんだよ…」

 

 

 

俺はこいつがわからないよ。誰か食べるかもしれないとかあやふやな予測で捕まえたというのか。

…まあ美味しかったら俺が独り占めできると前向きに考えておこう。

 

 

 

「そろそろ俺たちも拠点に戻ろうか。」

 

「うん。」

 

「そうだな。」

 

 

 

そう言って俺たちは拠点に帰ることにした。高円寺も先に帰っているだろう。俺と愛里の回収した木の実が食べられるといいんだがな…

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

「やあブラックボーイ、ちょうどいいところに帰って来たね。」

 

「あっ黒凪君、お帰り。」

 

 

拠点に帰って来るや否や高円寺と平田からの挨拶があった。ちょうどいいところというのは、何かあったのだろうか。

 

 

「おう、ただいま。どうした?」

 

「高円寺君が宝箱?を見つけたみたいなんだ。」

 

「なんか今疑問符がなかったか?」

 

 

 

宝箱を見つけたとしたら幸先は良い方に感じるが、何か問題でもあるのだろうか。

 

 

 

「これなんだよ見てくれたまえブラックボーイ。」

 

「おうどれどれ…」

 

 

そう言って高円寺は俺に実物を見せてくれた。材質は竹といったところか、それを編み込んで形づくり『箱』というよりかは『かご』という形である。そしてそれをあけられないようにするために鎖が巻かれて南京錠をつけて鍵なしで開けられないようにしてある。

 

言いたいことはいろいろとあるが…これは宝箱というより…

 

 

 

「つづらじゃねえか!!」

 

「そうだねぇ…しかし植物と金属の組み合わせはあまり美しくないねぇ。」

 

「見つけた君がそれを言うのか…だがこれも宝箱の一つなのだろうな。」

 

「ふむ、では最終日に開けるのはこれでいいかな?」

 

「まあ、これ以外に宝箱が見つからなかったらな。とりあえずどこかに保管して…」

 

「おーい黒凪。」

 

「あん?」

 

 

高円寺から鎖つきのつづらを受け取りどこに置こうか思案していたら須藤が元気そうにやってきた手に箱を持ちながら。

 

 

 

「これを向こうのほうで見つけたんだが、これって宝箱なのか?」

 

「まあ、それも宝箱なんだろうな。」

 

 

須藤の持ってきた箱もゲームに出てくるような宝箱ではない。模様のあるカラフルな木箱だ。

 

 

「でもよ、これ鍵とかついてないのに開かねえんだよな。なんでなんだ?」

 

「須藤はこれを知らんのか?」

 

「知らねえ。」

 

「これは、おそらくだが…寄木細工の秘密箱というやつだろう。」

 

「秘密箱?」

 

「特定の手順を踏まなければ開けることができない箱だ。鍵がついてないのは開け方を知らない人に触られても、開けることができないから問題ないと判断されたのだろうな。」

 

「ほおそうなんだな…開けられそうか?」

 

「……この形だと70通りの仕掛けを解かないといけないだろうし、そもそも勝手に開けたらペナルティとかになったら嫌だし、このままにしとくべきだな。」

 

「そうか。じゃあこれは適当においておくぜ。」

 

「おう。」

 

 

 

しかし、高円寺といい須藤といい、なんで斜め上の宝箱をとってくるのだろうか……それともマトモな宝箱なんてあるのだろうか…

 

俺はそんなことを考えながら今日の晩御飯の準備を始めた。

 

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

「よし、そろそろ焼けただろうか。」

 

 

 

日が落ちそうになっている最中クラスのみんなは、高円寺や他の人たちが集めた野菜や木の実などのを食べる為に調理している。そんな中俺は一人距離を置いて、蛇を焼いていた。愛里も離れてしまってすこしばかりさみしさがある。

 

 

 

「味付けは…塩でいいか…いただきます。」

 

 

塩を少しかけて、口にする。

…なんというか微妙な味わいだ。塩のおかげで問題なく食べられているような気がする。クラスと同じ拠点にいるけど、わいわいしてるみんなと違って俺は一人…孤独のグル〇が脳内で出てくる。

 

 

 

「おい黒凪!なに一人で肉食っているんだ!!」

 

 

 

そんな声に食事の手を止め振り返ると山内がこちらを指をさしていた。面倒なことに見つかってしまったな。

 

 

 

「黒凪君それって独り占め?」「それってずるくない?」「ちくわ大明神。」

 

「みんな落ち着いて…黒凪君。何か理由があるのかい?」

 

 

マトモな食事ができないからこそ出てくる女子たちの不満を平田が落ち着かせて俺に問いかけてくる。理由ねぇ…食材があれだからなあ…あとなんかいたな。

 

 

「…これがなんの肉かを言えばみんな食欲がなくなると思うんだがな。」

 

「それはわからないぜ黒凪。俺は昔からこういうキャンプとかやったことあるからどんなものでも大丈夫だと思うぜ。」

 

「そうよ、いくらクラスリーダーとはいえ流石に独占は反感を買うのよ。」

 

 

俺の言葉に池と篠原が反論してくる。君ら今日一日で仲良くなったな。

 

しかしここまでくるとさっさと言ってしまった方がいいのかもしれない。

 

 

 

「はあ、わかったよ…じゃあ聞くけど蛇肉食いたい奴いる?」

 

 

俺の言葉にみんなの動きが止まる。

 

 

「えっと、黒凪君。もう一度云ってもらっていいかな?」

 

「聞こえなかったか?蛇肉が欲しいかと聞いたんだが?」

 

 

再度きいた俺の言葉にみんなが近くの者と話し合う。

 

 

「あーそれは…ごめん今日野菜の気分なの。」

 

「そういうのはやっぱりリーダーが食べるべきかなって。」

 

「そうそう、いつも頑張っている黒凪君が好きに食べたらいいと思うなあ。」

 

 

まあ結果はわかりきっていたが予想通りの反応が女子から返ってくる。まあ蛇を率先して食べたいなんて思う奴はいないだろうな。

 

 

「須藤いるか?」

 

「えっ?いや別にいい。俺そんな腹減ってねえし。」

 

「そうかあ…山内は?」

 

「えっ?あーそういや俺蛇アレルギーなの思い出したから。」

 

「そうか…無人島と相性最悪だな…平田は?」

 

「ごめん、流石に遠慮していいかな?君のその愛に気付けなかった僕を許してほしい。」

 

「愛というか気遣いだと思うが…他の奴らはどうだ?」

 

「いやいらない。」「遠慮する。」「俺ももう満腹だし…」

 

 

男子からも遠慮されたもんだ…まあわかりきっていたけどな。

 

 

 

「ならば私が一つもらおうではないか。」

 

 

誰もいないと思ったら高円寺がこのタイミングで名乗り上げた。何故?

 

 

 

「タンパク質が欲しいのだよ、ブラックボーイ。」

 

「そうか…味付けは塩しかねえぞ。」

 

「構いとも…うーん美味しくないねぇ。」

 

「わかりきったこというんじゃねえ。」

 

 

高円寺と二人で焼いた蛇にかぶりつく…これも青春かな…いや尖り過ぎてるだろこんな青春は。

そんなことを考え無心になりかけているとどこかから茂みが動いた音が聞こえる。こんな時間に誰かがきている。時計を確認しても夜の点呼の時間にはまだ早い。少しばかり警戒する俺と高円寺。

 

 

 

「龍園の突撃隣の晩御飯!!」

 

「お帰りくださいませこの野郎。」

 

 

なんか来たんだが?思わず反射で帰れなんて言ってしまったよ。

 

 

 

「クククッそんな寂しいことをいうんじゃねえよ黒凪。俺とお前の仲だろう?」

 

「お前と仲良くなった覚えはないんだがな…」

 

 

帰りそうにないんだが?さて、どうしたものか…

 

その時俺に天啓が降りたような気がした。高円寺の方を見ると俺の思惑を理解したのか、ニヤリと笑いながらうなずいた。ところで高円寺、俺の心読んでる?

 

 

「まあいいさ、お前にも飯をやるよ。」

 

「クククッありがたいねえ。何をくれるんだ。」

 

「ほい蛇肉。」

 

「はっ?」

 

「有難くいただくものだよドラゴンボーイ。」

 

 

俺が蛇肉を差し出し、高円寺が龍園を逃がさないように肩を押さえている。完璧な布陣だ。

 

 

「おい離せっ…おい平田リーダー様がご乱心だぞ。」

 

「黒凪君…僕は猛烈に感動しているよ!!例えクラス間の競争だとしても同じところで食事をし合えるなんて…これもまた大きな愛なんだね!!」

 

「そうだともこれも愛なのさラブボーイ。」

 

 

龍園は平田に助けを求めるも平田の独自の理論にその願い叶わず。そして軽くノルな高円寺。

 

 

 

「くそが!!こんな魔境に来るんじゃなかった!!」

 

「魔境いうんじゃねえ!!」

 

 

 

そうして俺は龍園の口に蛇肉をツッコんだ。無理矢理食べさせて点呼の時間になる前に帰したのだった。

こうして俺たちは無人島生活の一日目を問題なく終えるのであった。

 

 

 

…いや問題はないけどいろいろとあったな…

 

 

どうしてこうなった?




あとがきはこちらになります。

なんか一万文字いきましたどうも作者です。
あとがきが書くことが特にないので現在のクラスポイント貼っときます。

Aクラス 1090cpt
Bクラス 888cpt
Cクラス 717cpt
Dクラス 405cpt

書いとかないと、過去を読み返したりしないといけないから書きました。


ちょっとした裏話ですが、櫛田桔梗がこんな性格にした理由が…櫛田に怯える堀北を書きたかったからになるんですよね。それで考えたけっか首輪趣味な櫛田が執筆初期段階で完成しました。


次回もお楽しみに。

他ヒロインというIFルート…見たいのは?

  • 堀北鈴音
  • 櫛田桔梗
  • 軽井沢恵
  • 長谷部波瑠加
  • 椎名ひより
  • 伊吹澪
  • 一之瀬帆波
  • 坂柳有栖
  • その他
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