どうしてこうなった!?よう実!!   作:田舎狩人

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というわけで二学期です。
体育祭編はどれくらいボケをいれられるだろうか…

Aクラス 1205cpt 
Bクラス 1123cpt 
Cクラス 867cpt  
Dクラス 638cpt 


これが特別試験終了時のポイントですが…続きは本編で。


前回(番外編)のあらすじ
みんな苦労しているなぁ…

以上に


体育祭編(原作5巻)
第37話 さあ二学期の始まりです。


「おかしい」

 

 

 

夏休みが終わり9月に入り、俺は自身の端末を見て呟いた。

 

 

 

「少なくないか?」

 

 

それは今月に入ってきたプライベートポイントについてだ。どんなに計算しても4万ちょっとしか入って来てないのである。船上試験ではあれだったが、無人島試験では結構稼げたはずだ。それが丸々失ったような…それくらい少ない。

なにかあったか……いやペナルティになるようなことはなかった…はずだ。

 

それに今現在、各クラスのcptが確認できない状態も気になる…があれこれ考えても仕方ない、準備して学校に行くとしよう。

 

 

 

「今日も一波乱起こりそうだな。」

 

 

なんて俺のつぶやきは空へと消えた。

 

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

「大変、タイヘン、大変デスヨーーーー。」

 

 

 

通学路を一人歩いていると。後ろから山田アルベルトが走ってきた。やはり原作を知っている身からすると、こいつが日本語なの結構違和感あるな。

 

 

 

「おうどうしたアルベルト。」

 

「大変デタイヘンナ大変ナンデスヨ。」

 

「おうそうか、何が大変なのか全然わからないけどな。」

 

 

 

ただ相当慌てていることを見るともしかしたらアルベルトももらえるポイントが減っていたのだろうか…そうなるとポイントの減額は全クラスに起こった可能性もありそうな気がする。

 

 

 

「大変、タイヘン、大変…変態デヘンタイナ変態デ…変態ナンデスカ?」

 

「オッケー頭を差し出せ。一発シバいてやるよ。」

 

 

 

そんだけ大変を連呼してれば言うだろうなと思ったこと普通に言いやがったなこいつ…変態は他にいるだろうが、綾小路とか綾小路とか綾小路とか…

 

 

 

「おはよう黒凪…」

 

「あぁ、神崎かおはよう。」

 

「そうか、黒凪は変態だったのか…」

 

「……」

 

 

 

いきなり来た神崎に打たれたのだが…ならばこちらも反撃するとしよう。

 

 

 

「あーもしもし一之瀬?今神崎と合流して…」

 

「すまなかった黒凪!!俺もこういうノリをやってみたかったんだ!!!」

 

「冗談だよ。俺一之瀬の連絡先しらねえよ。」

 

「そうかよかった…いやすまなかった……」

 

「お、おう…」

 

 

 

一度限りの攻撃だったが上手く使えたようだ。ただこの冗談で彼の胃にダメージが行ってないか…いや多分ダメージ入っているなこれは。

 

 

 

「そういえば何か用件でもあったのか?」

 

「ソウデスヨ。神崎サンモ変態ナンデスカ?」

 

「黙ってろアルベルト。」

 

「そうだな…単刀直入に聞くが……今月のポイント少なくなかったか?」

 

「オヤ?ソチラモデスカ?」

 

「そちらも?てことはやはりBもCもポイントが減っていたという事か…」

 

「オヤ?黒凪サンモソウデシタカ。」

 

「なんだと?それでは三クラスとも、ポイントが減っていたということか?」

 

「みたいだな。」

 

 

 

どうも予想が確信に変わりつつあるな。これで全クラスが減っているという答えにリーチがかかったわけだが…この三クラスだけが減ったという可能性も捨てきれない。何があるだろうか…

 

この三クラスの共通点、それも夏休みだけで考えられるようなもの……もしかして生徒会に入ったことか?所属したことへの献上品的な意味で減ったのか……いや流石にない…と言い切れないような気がする。

 

この世界で『どうしてこうなった』なんてツッコむようなことばかりが起こっている以上有り得ないと言えない…

 

 

 

「その話を聞かせてもらっても構わないか?」

 

 

 

そんな思考の渦に入っているとAクラスの葛城がやってきた。この流れはまさか…

 

 

 

「おはよう葛城。もしかしてお前もポイントが減っていたくちかい?」

 

「ああ、そのようだ。」

 

 

 

先程のアホみたいな推理は見事に外れて最初に推測した可能性が正解だったわけだ。よかった。

 

 

 

「全クラスのポイントが減っているか…」

 

「コレハ事件デスネ。」

 

「いったいなにが起こっているのか…」

 

「まあ、先生からなにかしらの連絡はあるだろうからみんな行こうぜ。」

 

「そうだな…」

 

 

 

みんなもここで推理タイムに入りそうだったので俺がまとめる形をとり四人で向かうことにした。なかなか異色なメンバーだけど、原作ではありえないことだなと俺は思った。

 

 

 

───────────────────────

 

 

教室にたどり着いたわけだが、いつも以上の喧騒に溢れていた。やはりみんなポイントが少ないことに気づいていたんだな。

 

 

 

「絢都!」

 

「愛里。」

 

 

 

俺に気づいた愛里が少し安心した顔を浮かべて近づいてくる。

 

 

 

「私たちって無人島の試験で頑張ったよね?」

 

「そうだな二位とはいえ好成績を残せたはずだ。」

 

「そうだよね…それなのに夏休み前と変わらないようなポイントしか入ってなかったから…私たちは無人島に行ったという夢を見ていたのかな?」

 

「いやそれは…ないと思いたいが…」

 

 

 

否定したいが、現に無人島で得たはずのポイントは加算されてないから何もかもを疑いたくなる。

 

 

 

「先生が来たら説明くらいはしてくれるだろう。それにポイントが減っていたのは俺たちのクラスだけじゃないみたいだからな。」

 

「そうなの?」

 

「あぁ、何の偶然か各クラスの男子たちと登校することになって、そこで話していたんだよみんなしてポイントが減っていたということを。」

 

「そうなんだ…だけど何かあったのかな?」

 

 

俺の話に少しだけ安心した愛里だが、次なる疑問が出てくる、ポイント減少の原因だ。ポイント減少なんて基本的に特別試験での敗北か、この学校での問題行動であるだろう。この一学年だけが減少していることを考えると、俺たちは何かしらの違反行動を各クラスの奴らがしたことになるが…

 

 

 

「豪華客船で何かやってしまったのかな…」

 

「いや、みんなマナーを守って生活していたはずだ…ともかく先生が来るまでにみんなを落ち着けよう。今ここで誰かを疑って疑心暗鬼になるのは面倒だ。」

 

「うん、わかった。」

 

 

 

ひと段落つけた俺は、愛里や平田とクラスメイトを落ち着けて回った。

 

 

こういう時に便利だよな平田は。

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

朝のチャイムが鳴り、茶柱先生が教室に入ってきた。手には五月の時みたいに大きな紙を持っている。

 

 

 

「せ、先生。俺たち何かやっちゃったんですか?」

 

「池殿、そこは「俺また何かやっちゃいましたか?」と言うんでござるよ。」

 

 

今異世界転生のネタはいいだろ。というか似たような発言であるから問題ないだろ。

 

 

 

「まあまて池、君らの疑問には答えやるつもりだ…とりあえずこれを見てもらおう。」

 

 

 

そうして茶柱先生は持っていた紙を黒板に貼りだした。

 

 

 

「ハァっ!?」「なんで!?」「ウゾダドンドコドーン!」「マジか…」「私は美しい…」「これほんとなの…」「ちくわ大明神」「えっ!?」「なん…だと。」

 

 

 

その紙をみたクラスの反応は様々なものであった…いやなんかいろいろと混ざってたな。オンドゥルな奴もいたし、高円寺はいつも通りだし、なんかいたし…

 

まあそれも仕方ないだろうその紙には驚きの数字が書かれていたのだから…

 

 

 

 

 

 

 

Aクラス 1000cpt 

Bクラス 918cpt 

Cクラス 662cpt  

Dクラス 433cpt 

 

 

 

 

…Aクラスを標準として各クラス200近くクラスポイントが引かれたな。さて納得のいく説明を聞けるのだろうか…

 

 

 

「せ、先生どうして…」

 

「…」

 

「ねえ先生、なんとか言ってよ。」

 

「……そう…だな…」

 

 

 

みんなが阿鼻叫喚になりながらも先生に尋ねる。だが茶柱先生は黙したまま…いや言いよどんでいるというべきか…

 

 

 

「先生、何かしらのペナルティの結果なら俺たちは甘んじて受け入れるつもりです。ですが説明もなければ納得もできません。なので先生、話してくれませんか?」

 

「…そう……だな。言うしかないな。」

 

 

 

俺のちょっとした説得に観念したのか、ようやく話す決心がついたようだ。

 

 

 

「まず先に言っておくが、これは誰かが違反行動とかを起こしたわけじゃない。」

 

「じゃあ、なんで?」

 

「…だからだ。」

 

「えっ?なんと言いましたか?」

 

「だから…これはこの学校の運営費用の削減の一環として減らされたんだ!!」

 

 

 

 

「「「「「「「「はああああああああああああああああああああああ!!??!??!」」」」」」」

 

 

 

これほどまでに声が揃ったことはあるだろうか…いやないな…まあ叫びたくなるよな…

 

 

 

「いやなんですかそれ、俺たちの無人島での活躍なにもないようなものじゃないですか!?」

 

「それについては申し訳ないと思っている。だが国が運営している以上そういったお偉いさんの言う事を無視はできないからな。」

 

 

「何か補填とかそういうのはないんですか?」

 

「ない。まあ船上試験でのプライベートポイントがそれだと思ってくれ。」

 

 

「流石に愛がないと思いますが茶柱先生はどう考えているのですか?」

 

「それは…どういうことだ?」

 

「愛は愛ですよ!!」

 

「うん平田、お前の主張だけわけわからんぞ。」

 

 

 

まあ平田の愛理論は置いといて…そんな理由であれば納得なんてできるわけがない。かつてないほどに荒れているな…

 

 

「申し訳ないがこれは決定した以上覆ることはない。」

 

「えー。」

 

 

何人かはもうわめいてもしょうがないからなんとか呑み込もうしているがやはり怒り心頭ではある。

まだ何人か文句を垂れていると、茶柱先生は教卓を強くたたいてみんなを黙らせた。

 

 

 

「私だってなぁ抗議はしたぞ!!それなのにどうすることもできなかったんだ!!そして生徒たちの文句は私たち教師に行くんだ!!!私は板挟みの立ち位置にいるんだ!!!」

 

 

 

あまりの気迫にみんなが黙った。なんというか苦労しているんですね。

 

 

 

「泣くぞ!!!みっともなく泣き喚くぞ!!!!野々〇議員以上に泣き喚くぞ!!!!!涙の貯蔵は充分だからな!!!!!」

 

「すみません。俺がクラス代表して謝りますんで泣かないでください。」

 

 

 

この後俺と櫛田と愛里と平田で茶柱先をなだめていた。先程の気迫で泣き脅し宣言されたのでみんなはこれ以上文句を言ううことはなかった…

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

「すまない…取り乱した…」

 

「あぁ、こちらこそすみません。」

 

 

 

何とか落ち着きを取り戻した…朝からとても疲れたな…真っ先に文句を言っていた池もあの気迫に驚いたのか、泣き喚いて欲しくないのかわからないが、酷く冷静になって謝罪している。

 

他の人達もみんなもさっきと打って変わって、黙って先生の話を聞いている。みんなこれ以上茶柱先生を刺激しないように心掛けているような雰囲気である。

 

 

 

「さて、気分を切り替えていくとするか。」

 

「先生、良く言えますよねそんなセリフ。」

 

 

 

さっきまで泣き喚こうとした人とは思えない元気っぷりだ。まあこれ以上言っても仕方ないので流れに任せよう。

 

 

 

「さて夏休みが終わり次に何があるか…わかるな?」

 

 

「おうっバスケの季節だな!!」

 

「須藤よ、バスケに限定するな。せめてスポーツの秋であれ。」

 

 

 

なんだか須藤の発言で大喜利が始まってしまったような気がする。

 

 

 

「他に何があるかわかる奴はいるか?あぁ、黒凪よツッコミは任せたぞ。」

 

「先生からそんなこと任されるとは思いませんでしたよ…」

 

 

あぁもうこれ本格的な大喜利が始まるな…

 

 

 

「なるほど、中間テストね。」

 

「勤勉なのはいいことだが流石に早いな堀北よ。その前に何かあるだろうよ。」

 

 

「夏休みの次は冬休みかな。」

 

「休みたいのか佐藤さん。中間テストよりも後だぞそれ。」

 

 

「スポーツの秋、読書の秋、そして愛の秋だね。」

 

「愛の秋ってなんだ平田?愛は春夏秋冬あるの。」

 

 

「じゃあデートの秋?」

 

「じゃあで言うものではないんだよ愛里。デートも春夏秋冬やるものでしょうが。」

 

「えへへー」

 

 

「ふむ…」

 

「無理に言わなくていいぞ高円寺。」

 

「そうか…ふむ…私は美しい!!」

 

「あーはいはい美しいね。」

 

 

 

 

・・

・・・

 

 

 

 

「お疲れ様だな黒凪。」

 

「もう先生答え言いましょう。先に進みません。」

 

 

 

茶柱先生め…この大喜利を楽しんでいたな…まあそれでご機嫌になったのならそれでいいか…

 

 

「さて、次に行われるものは体育祭だ。それに向けて体育の授業が増えることになる。」

 

 

先生の発言に歓喜の声と、悲鳴が入り混じる。まあ運動できる奴とできない奴によって反応は別れるのは自然なことである。

 

 

 

「さて、今から配るのは体育祭での競技表だ。」

 

 

 

そう言ってプリントが配られた。

 

 

 

 

・全員参加種目

 

1.100メートル走

2.ハードル競争

3.棒倒し(男子限定)

4.玉入れ(女子限定)

5.男女別綱引き

6.障害物競走

7.二人三脚

8.騎馬戦

9.200メートル走

 

・推薦参加種目

借り物競争

四方綱引き

男女混合二人三脚

三学年合同1200メートルリレー

 

 

 

……うん、この種目たちは原作と同じようだ。そしてこの種目の多さを目の当たりにしてまた悲鳴が上がる。

 

 

 

 

「先生、これはあまりにも多くないですか?というかこれを一日で行えるのですか?」

 

「問題ない。他の学校ではあるような応援や組体操などはない、それに分単位、秒単位で競技が進んでいく。あくまでこの体育祭で求められるのは体力と運動神経だ。」

 

 

 

幸村の質問に淡々と答えていく。教師モードになると原作と同じくらいクールビューティーな先生になるんだけどな…

 

 

 

「茶柱先生、この全員参加の競技ですが、競技順はどうなるのですか?」

 

「それは君たち自身で決めて、体育祭が始まる前に競技順の表を私に提出してくれ。」

 

「もしも、ケガや体調不良などで参加できない場合はどうなるのです?」

 

「全員参加競技は、誰も代わることが出来ないので無得点となる。推薦競技の場合、10万pptで交代が可能となる。」

 

「わかりました。」

 

 

 

 

俺は一応原作で知っていることを質問した。ここも同じであることに安心する。ここだと櫛田の裏切りなんてないからただ純粋な勝負が出来そうな気がする。

 

 

 

「組み分けを説明する。学年共通で、AとDクラスが赤組、BとCクラスが白組となる。」

 

 

 

それから茶柱先生は今回の報酬となるクラスポイントの説明に入った。

 

 

 

 

・赤組対白組の勝負で負けた組のクラスは一律として-100cptとなる

 

・学年別の得点での結果

一位は+50cpt

二位は変動なし

三位は-50cpt

四位は-100cpt

となる。

 

 

…改めて思うと体育祭はあまり旨みがないな。しかもどのクラスもクラスポイントが減らされている以上おそらくどのクラスも全力でくるだろう。楽しみだと思う反面、勝つためのラフプレーが増えないか心配だな。

 

 

 

「では私からの説明は以上だ。君たちの端末に体育祭の説明、細かいルールが載っているので確認しておくように。次の時間は全学年の顔合わせとなる。みんな体育館に向かうように。」

 

 

 

話が終わり、茶柱先生は教室から退出する。そして小さな「キャッ!?」という悲鳴共に何かが倒れた音が聞こえる。最後の最後でポンコツが出たか…

 

さてはて、この世界の体育祭はどうなることやら…

 




あとがき「俺見えてるー?」

というわけで体育祭編が始まりました。
アンケートの結果ですが以外と好評のようで安心しましたし、数は少ないものの「 えっ?前回のあらすじとかあったの!?」という項目に入っていたのには笑いました。
番外編ですが…すみません。今坂柳編を執筆しているのでもう少しお待ちください。


それでは次回もお楽しみに。

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