クラスポイント減ったよクソったれ
以上
担任から体育祭の説明を聞き、体育館に集まったわけだが…
「というわけで、今年も体育祭が行われるのがマジ天アゲよね。もう
以上、校長の挨拶でした。それではみなさんわっぴー。」
…酷い挨拶だ。校長先生のテンションに他の教員がついていけてないぞ。まああんなあいさつなんてすぐに忘れよう。
今回は赤組と白組に分かれて待機していたのですぐに三年生の団長の挨拶が始まった。
「俺が赤組の団長となる藤巻だ。」
堀北生徒会長は出てこない。まあ生徒会をやっているからこういうところで休まないと身が持たないだろうからな…こういう時くらいは休んでくれ。
「まあ同じ組でありながらも最優秀賞を狙うライバルにもなるだろう…俺から言えるのはそう多くはないが…出せる力はすべて出して後腐れのないようにしてくれ。心にしこりを残すのはよくないからな。」
藤巻先輩の演説が続く。たしかに選手一人に贈られる最優秀賞を狙う以上隣にいる仲間さえも敵になるからな。
「特に一年生、君たちにとっては今回含めて三回も同じ体育祭があると思っているだろう。だけど全く同じ体育祭なんて存在しない。二年や三年になれば考えも見え方も変わってくるだろうし、もしかしたら競技も変わってしまうかもしれない。そして
ただ純粋に挑めるのは一年生の時しかないと思っている。だから一年生よ、後腐れのないよう体育祭を送ってくれ。」
ところどころで拍手が起こり始める。いいこと言うなぁ。
「最後にどうでもいいことだが…藤巻と海苔巻きが似ているなと思い始めた今日この頃だ。俺からは以上だ。」
「本当にどうでもいいことですね。」
最後で台無しだよ。あの締めはよろしくないでしょうよ、思わずツッコんでしまったよ。そして藤巻先輩は今ので俺に気づいたのか俺の方に近づいてきた。
「君が伝説の黒凪絢都だな?」
「えぇまあ俺が黒凪ですが…」
「そうか!!いや君とは一度話してみたかったんだよ。堀北もかなり気に入っているみたいだしな。」
「そうですか…」
久々に俺を伝説呼びする奴が来たな。もう俺のことに関しては学校サイトの掲示板でみんな知っているんだろうな。というか生徒会長が俺のお気に入りだと?そうかなぁ~、なんだかなし崩しのような形でただ手伝っていただけだしなぁ。
「そういえば君は変なあだ名があったな。なんだっただろうか…そう『座標のウシ』!!」
「『魔境のヌシ』だよ。ほとんどあってねえじゃねえか。」
音があっているのがなんか腹立つ…いやそのあだ名も知っているのかよ!!
「なあウシ君聞いてくれよ。」
「だれがウシ君だよ。あれですか?あなたがカエル君で俺たちはパペット〇ペットとでも言うつもりですか?」
「ちょっと何言ってるかわからない。」
「何で何言ってるかわからないんだよ。あんたが始めた
「そんなことよりも聞いてくれよ。」
「なんですか?」
「俺…体育祭が終わったらてるてる坊主作るんだ…」
「変なフラグを作らないでください。あとてるてる坊主はもう体育祭が始まる前に作ってください。」
生徒会長が天然ボケみたいなところがあるから藤巻先輩はツッコミの枠かと思ったらこの人もボケなのかよ…この学校、ボケに対してのツッコミが圧倒的に少なすぎるぞ。
「競技は同じ学年で協力、対戦するものだから後は同じ学年で作戦会議をしてくれ。」
そう言って藤巻先輩は三年生のところに戻っていった…あの人が最初になんの演説をしたのかもう忘れつつあるんだが。
まあ気を取り直して、Aクラスとの話し合いをするとしようか。
「よろしく頼むぞ黒凪」
「あぁ、よろしくな葛城。」
「黒凪…君が味方でいるのは心強く感じるな。」
「おおげさじゃないか?俺たちは最下位のDクラスだぜ?」
「それでもだ、誰も魔境には踏み入れられないからな。」
「魔境って言うんじゃねえよ。」
いろいろと言いたいがこちらのDクラスは性格の癖があまりにも強すぎるだけだぜ?別に身体能力等のスペックが人間離れしているわけじゃないからな?
まあ一部、人を超えた奴はいるかもしれないが…
「ところで素晴らしい提案があるのだが…」
「どうした葛城?」
「お前たちも兄や姉にならないか?」
「すげぇこと言ってるって自覚しています?」
鬼〇の猗〇座みたいなこと言ってるぞこいつ、真顔でなんちゅうこと聞いとるねん。
「黒凪、今のお前には足らないものがある。」
「いや、充実はしておりますが?」
「そう、妹という存在だ。」
「俺の声が届いているか?」
「日々の生活で何か癒しがあれば毎日、十全に実力が発揮できるとは思わないか?」
「俺の場合、愛里という恋人がいますんで…」
「そこで我らの可愛い妹の坂柳有栖だ。坂柳がいればどんなにつらいことがあっても彼女の笑顔で、彼女の声で明日への活力が湧くというものだ。」
「なあ頼むから話を聞いてくれませんかね。」
「今回は同じ赤組である以上、体育祭が終わるまでの限定的ではあるが、Dクラスのみんなも坂柳の兄や姉になっても構わない。無論こちらは歓迎するとも。」
「限定的とは言うが、それは君たちも卒業までの限定的な兄姉だからな。」
「どうだ?ただのお節介かもしれないがDクラスでも癒しというものが必要だろう?」
「なあ会話のドッジボールじゃなくて、キャッチボールをさせてくれ。」
「返事は、はいかYESかオッケー牧場で頼むぞ。」
「全部肯定だし、最後のはいらねえよ!!」
葛城がここまで坂柳を推してくるとは思わなかった。原作と比べると本当にひどい変化だ。
「ほう妹か、俺も参加する。」
「ほり……せいとか…………学院。」
「院をつけるためとはいえ違うものになったぞ。」
妹の話題ですっ飛んでくるな生徒会長。混ぜたら危険なものが会ってしまったような気がする。
「葛城と言ったな。君たちにも妹がいるみたいだが俺の妹である鈴音には敵わないだろう。」
「いいえ生徒会長、坂柳もなかなかの魅力を持ち合わせていますよ……なんならあなたの妹さん以上かと。」
「ほう…大きく出たな。」
「互いに張り合うなよ…」
なんなのこの状況、体育祭そっちのけで妹の話になったんだけど…俺この人らと同じ組かぁ……先行きが不安でしかねぇ。
「しかし葛城、君たちは妹がいるとはいえ他人ではないか?」
「そこツッコみますか生徒会長…」
「たしかにそうですが…生徒会長よく考えてみてください。友人であろうと夫婦であろうと、始まりはみな他人なのですよ。ならばこそ大切なものはなにか…それはその人を大切に思う愛なのですよ!!
愛があれば偽物だろうと本物だろうと関係ないのです。」
「なるほど…愛か…ふぅ俺の負けだな。」
「勝ち負けとかあったんですかそれ」
なんだかよくわからないが妹論争は終わったらしい…だけど葛城そこで『愛』なんて単語を出すんじゃない奴が来るぞ。
「愛の話だね。いつするんだい?僕も参加するよ。」
「平t……平等院。」
「だから別のものにするんじゃねえよ。」
案の定平田がやってきたよ。彼が愛を語ると長くなるぞ。
「というわけで絢都君。僕たちは愛を語りあうとするよ。」
「待て体育祭の話し合いはどうする?」
「大丈夫、絢都君なら愛で何とかできるはずだよ。」
「愛ってそんなに万能じゃねえぞ。」
「というわけだ藤巻、話し合いは任したぞ。」
「おう、行ってこい!」
「いや送り出すな!」
「坂柳、席を外す。」
「仕方ありませんねえお兄ちゃんは…」
「仕方ないで済ますな」
三人は壁際に行き愛を語り始めた…もう彼らは放っておこう。俺は椅子に座っている坂柳の元へ行った。
「あなたも苦労しているのですね。」
「お互い様じゃないかな。」
「いえいえあれでも葛城君はまだしっかりとしていますよ。」
「その言い草だと、やべえ奴もいるということになるぞ。」
「……空が青いですねぇ」
「誤魔化し方ヘタクソじゃねえか。」
坂柳も扱いに困る相手でもいるのだな……Aクラスは一枚岩なはずなんだけどな…この世界ならではの苦労があるようだ…
ふと俺は白組の方に目を向けた。そう言えばまだこの体育館から誰も出ていない。龍園はここだとちゃんと協力でもするのだろうか…
「だから俺がCクラスの王だと言っているだろうが。」
「うん、それはわかった…けど私は今Cクラスのお嬢様と話をしているんだから邪魔しないでね。」
「お嬢様って…おいひより何か言ってくれ。」
「そうですね…龍園さん。」
「なんだひより?」
「(‘・∀・`)ヘッ」
「なんだそのバカにした表情は…」
「バカにしたんですよ。それに気づけないとか龍園君はおバカなんですね。」
「そうなんだぁ王様はおバカなんだぁ。」
「ひより!!一之瀬!!てめぇらいい加減にしやがれ!!!」
なんだろう…勝てそう。俺あの白組なら勝てそうな気がする。というか結局Cクラスのリーダーは龍園なの椎名ひよりなの?どっちなんだろうな…
「マッタク、白組ハ大変デスネガソリンサン。」
「それを言うなら隣人だからな。あとお前は白組に戻れ!!!」
気がつくと俺の斜め後ろにアルベルトがいた。びっくりよりも先にツッコんだが…やれやれみたいな態度だけどお前も白組だからな。
「隣人サン、選手ノ交換シマセンカ?」
「しねえよ。そもそも交換なんてないぞ。」
「エエっ!?ナインデスカ?!」
「あってたまるかそんな制度。」
「隣人サント金田サンヲ交換シタカッタンデスケド…」
「そこ話の流れ的に龍園じゃねえのかよ!!」
「アノ人ハ戦エマスノデ。」
「ちゃんと現実を見てやがる…ともかくお前は早く白組に戻れ!」
「エェエェ、ソンナァ」
追い払う形になったがアルベルトを追い出した。とぼとぼと歩く背中に哀愁を漂わせるんじゃない。
しかし原作とは違う意味で白組は連携が取れていないなら何とか勝てそうだな。こちらは妹の一声で団結できるAクラスと各々が頑張るDクラス。盤石とはいえないがそれでもよい成績は残せそうな気がする。
勝ったな。この体育祭。
「ただいま絢都君。」
「おう、帰ったか洋介。どうだった?」
「うん、気の合う飲みともが見つかったよ。」
「おっさんか。」
平田に後ろから肩を組んだ葛城と生徒会長がこちらに来た。
「坂柳有栖もよい妹なのだな。」
「いえいえそちらの鈴音さんも魅力的ですよ。」
「みんな違って…」
「みんないいのです。」
「これも愛だね。」
「…おうそうだな。」
…ごめんやっぱ不安だわ。
白組をみてなんとか勝てそうな気はするが赤組をみて不安になる…そんな回でした。
今回の体育祭編は区切り方で結構な話数になりそうな気がしますね…
次回もお楽しみに。
他ヒロインというIFルート…見たいのは?
-
堀北鈴音
-
櫛田桔梗
-
軽井沢恵
-
長谷部波瑠加
-
椎名ひより
-
伊吹澪
-
一之瀬帆波
-
坂柳有栖
-
その他