ギャグなよう実をどうぞ
第1話 プロローグにしては、衝撃的すぎる朝
いきなりだが皆に問いかけをしよう「並行世界」という言葉はご存じだろうか。ある世界から分岐して存在する別の世界のことを指す言葉である。「パラレルワールド」とも言う。
そして次の問いかけだが「ようこそ実力至上主義の教室へ」という作品をご存知だろうか。まあ簡単にいえば100%の進学、就職の恩恵をかけてクラスで競い合う学園生活の作品だ。
俺が何故この問いかけをしたかというと……俺がその「よう実」の世界に転生したからである。
転生する時に神様たる存在に言われたのである。
「君が転生するよう実の世界は、原作とは異なることが起こっている世界だからね。まあ言ってしまえばパラレルワールドだと思ってくれ君にとってはたくさんの驚きがあるだろうね。」
なんて言われたんだまあメタ的に言ってしまえば二次創作の原作改変といったところだろうか。
さてここで俺という存在の15年間と転生について軽く振り返ってみよう。
俺の名前は、
黒凪って名字、前世でも聞いたことないが俺自身気に入ってるのでよしとする。
そして転生の特典として与えられたのは、よう実のキャラクターを幼なじみとして選べるというもの。うーんこれだけってちょっとショボすぎやしませんかねぇ。
まぁ文句言っても仕方ないからね。選んだのは、佐倉愛里です。理由?好きだから。
そんなこんなで生まれた俺は、佐倉のお隣さんという形で幼稚園から小学校まで一緒に過ごしていた。
何か特別な事があったわけでは、ないが一緒にいて俺は、楽しかったし勢いあまってお嫁になってくださいと告白したこともある。少年らしい黒歴史であろう。
そして小学校を卒業して俺の引越しが決まった。
そう中学校は、一緒に通うことが出来なくなってしまった。
この場合俺は、誰を恨めばいいですか?
神様?運命?それとも父に転勤を命じた会社?
なんてことで中学時代は、よう実のキャラとも出会うことなく過ごしてました。
唯一の救いは、佐倉愛里との手紙のやり取りである。
定期的の送って送られて何通もやり取りをしていた。その時に、「雫」という芸名でアイドル活動を聞いた。この世界でもアイドルやるのね。
それとなく厄介なファンがいないかみたいな心配をしていたが問題は、本人は、大丈夫と言ってたので俺が出来ることは、ないだろう
時々手紙と共に雫としての撮った写真が一緒に入っていた。どれも宝物です。
そんなこんなで中学を過ごしたときに気になることができた。櫛田が起こした学級崩壊についてだ
原作だと中学3年の三学期くらいだっただろうか。そのタイミングで櫛田の暴露が原因で学級崩壊を起こしたはずだ。
そのきっかけになったブログとやらを親のパソコンを借りて検索してみたのだが一向に見つからない。
考えられる可能性は三つ
・俺の検索の仕方が悪かったこと
・原作以上に上手く隠したこと
・そもそもこの世界では書いてないということ
上二つであれば学級崩壊が起こっているだろうが書かれてなければ崩壊は起こり得ないわけだからもしかしたら櫛田はこの世界ではDクラスではない可能性も出てくる。
まぁ学級崩壊が起こってないならそれはそれでいいことだと思う。
そんなこんなで中学は、平和に過ごし高度育成高等学校の試験を受けて合格して、中学を卒業しましたとさ。
回想おわり。
そして時間は流れ、今日が高度育成高等学校の入学式の日である。俺は、歩きながら学園に向かっている。父が近くまで送ってくれたのだ。いやなんで近くなんだろうね正門前まで送ってくれてもよかったんじゃないかななんて思う。
歩きながら俺は、少し考える。
これからの学校生活の事とこの世界の事について。
神様たる存在が言う原作と異なることとは、どのようなことなのか?
学校内の行事や特別試験を指すのか他のキャラの性格や過去の出来事なのか、あるいは、その両方なのか。
まぁ学校内の出来事ならほとんど変わらないだろうから変化すればキャラのほうだろう。
キャラのほうなら佐倉と櫛田で変化してるのを知ってるから大なり小なりみんな変わってると見ていいだろうなぁ。
明るくなってる奴や暗くなってる奴など千差万別だろう。
やはり原作同様の、暗い過去はあるのだろうか。いくら作品という形で知っていたとしても同じ学校にいなければ軽井沢恵や平田洋介の友人のいじめ等を止めることなんてできないし、どうしようもないことばかりだな。
頭が痛くなってくる…
ふと自分の歩みが止まっていることに気づく思考の海に深く潜りすぎたのだろう。一度深呼吸して歩みを進める
考えを変えてみようどれだけ改変されていたとしてもこの世界に生きる人達にとっては此処こそが現実である以上こちらが原作と比較し、一喜一憂したところでどうしようもない。
それならば俺もこの世界に生きる1人の人間として出会う人達と向き合えばいいだけの話である。
そう考えるとそんなに身構えなくてもいい気がしてくる、どれほど考えても答えが出ないような問題なんて考えるだけ時間の無駄だならばその問題を忘れてしまおう。
とりあえず当面の目標は、退学にならないようにおもしろおかしく過ごすということにしておこう。
勉強は、しっかりすれば問題ないし特別試験でもある程度の活躍を残せば退学候補には、ならないだろう。
ある程度あの学校で過ごす方針が出来た。ならばこれ以上考えることもないだろう。
そうして俺は、歩みを速めるこの目で高度育成高等学校を見てみたくなったからだ。今日は、入学式だし作品で言うなら第1話にあたる部分だからそんな大それたイベントなんざ起こらないだろう
そう考えてた時期が俺にもありました。
さて舞台は、変わって高度育成高等学校の正門前まで来ましたがまだ学校には、入ってないです。それは、何故か?
正門前で口喧嘩をしてる親子がいるからですよ。
しかもしかもその親子が原作主人公の綾小路清隆とその父の綾小路篤臣と来たもんだどうしたものかねぇ。
そしてもう1人いる、執事のような服装をしている男性、おそらくあのひとが松雄さんなのだろうな。優しい顔をしてらっしゃるというか生きてるのですね。原作だと綾小路父に追い詰められた末の焼身自殺だったか。この世界では、ちゃんと生きていてほしいですね。綾小路父が上司…雇用主?である以上無理か。
さてここいらで彼らの親子喧嘩を聞いてみましょうか。
「……清隆、戻ってこい。」
「…断る」
「…清隆、戻ってこい。」
「断る」
「清隆、もd「断る」い…」
「旦那様、今日のところは、引き下がりましょう。」
「黙れ松雄。クビにするぞ」
「…申し訳ごさいません。」
…なんて喧嘩がかれこれ5分は、続いてるというね。聞いてる俺も暇だな。というかお前ら語彙力どこいったんだよ。
「清隆、お前は、あの施設で最高の記録をたたき出し続けている。あそこにいるほうがとても有意義でお前の為でもある。だから戻ってこい」
「あの部屋で学べることは、もうない。ならば外に出て世俗というものを学んでみようと思ったから戻る気はない。」
「旦那様、もう「お前は、黙っていろ松雄」…はい。」
おいおいおいおいおいおい
俺が聞いて大丈夫なのかこれ?ちゃっかりホワイトルームの話してませんかねぇ?
他の人が来てないとはいえこれ以上は、ヤバそうだから止めよう。ハッキリ言って綾小路父とは、関わりたくないけど仕方ない。
「あのーここで口喧嘩するのやめてもらっていいですかね?」
俺に気づいたのかようやく喧嘩をやめこちらをみる御三方。
「あーすまないな」
心がこもってない謝罪を原作主人公から受け取る。やる気の無さそうな目つきをしてるな
「ご迷惑をかけて申し訳ございません。」
1番心のこもった謝罪を松雄さんから受け取る。あなた1番関係ないような気がするんだけどなぁ。あなたは、別に謝罪してなくてもいいんですよ。
「なんだお前は」
お前は、謝れよ。だいたいこの状況の原因は、あんたでしょうが。
「いやいや、学校の正門前で喧嘩してる奴がいたら、誰であろうと邪魔だと思うでしょうが。」
今度は、俺と綾小路父との喧嘩が始まってしまった気がする。なんだこの状況。
「お前も俺の計画を邪魔するのか。」
「いや、あんたの計画とか知らねぇよ。こんなところで喧嘩すんなといってるだけだろうが。」
「清隆は、俺の最高傑作だ。俺の計画を邪魔をするなら子供であろうと容赦しない。」
「人の話聞いてます?」
モンスターペアレントここに極まれりといったところだろうか。
さてどうしたものかね。この状況を打破する方法が思いつかないぞ。というかなんで入学式初日にこいつがいるんだよ。
あれこれ考えてると綾小路父の後ろに忍び寄る松雄さんの姿が。やれるのか松雄!!時間稼ぎは、任せろ!!
「あんたの計画なんて知ったこっちゃないが子供の意思は、どうなるんだよ。」
「そんなものが必要か?」
「いや必要でしょうが。心も意思も感情もないんだったらそれは、人じゃなく人型のロボットだろうが。」
「それが邪魔になり判断を鈍ることにもなるなら最初から不要だとは、思わないか?」
「たとえ間違ったとしてもそこから修正すればいいし、そもそも人生なんてトライ&エラーで進んでいくものだろうよ。」
「平行線だな。俺のやり方であればミスも起こらないように教育する。それに徹底的な管理で予想外の事象なんぞ起こらん。」
「…そうは言うけど息子に逃げられるという予想外な出来事が起きてると思うんですが…」
「あぁ(怒)!?」
「いやあぁじゃねえよ!痛いところ突かれたからといって凄むんじゃねぇよ。それに、教育者なら息子の事は、いったん忘れて他の人らを教育すればいいんじゃないのか?」
「…清隆以外にカリキュラムをクリア出来た者はいない。他の連中は、総じて不合格と同義だ。」
「そういう子達を、合格のレベルまで導くのが教育者じゃないのか!?」
「そんな弱者に時間をかけることは、無駄だ。」
「ほーん、あんたって教育者としては、大したことないんじゃない?」
「なんだぁ貴様!!」
怖っわブチギレてますやん。指パキパキ鳴らしながら近づいて来てますし。この人原作からいろいろ弱体化してません?あまり登場しなかったから知らんけど
さぁ時間は稼ぎましたよ。松雄さん!
「旦那様、もうこの辺にしておきましょう!」
「なにをする松雄!?離せ!」
綾小路父を羽交い締めする松雄さん。意外と腕力あるんですね。
「坊っちゃん、そこの少年、早くお入りなさい。」
なんて関心してたら俺たちに学校に逃げるよう促す松雄さん。あんたは、立派な父親だよ。
「ありがとう松雄。あとは、任せた。」
なんて心がこもってるかどうか分からない感謝をして学校に走り去る綾小路清隆君。あいつ全力疾走してね?もう見えなくなったんだが
「さぁ君も早く行ってください。」
「ありがとうございます。松雄さん。」
深いお辞儀をして振り返ることもなく学園へと走る。
走りながら考えたことは、とりあえず卒業したら真っ先に松雄さんのところへ行ってお礼をしに行こう。
それまでなんとか生きていて欲しいな……上司というか雇用主を羽交い締め出来たんならなんとかなるような気がする。
そのうち上下関係が入れ替わっていたり…それはないか。
「遅かったな」
「おめぇが速いんだよ!」
あれから走り続けていたらなんと綾小路が待っていてくれていたみたいだ。いやこいつ俺も松雄さんも見捨てたレベルですぐ走ってたよな。
合流してから2人並んでゆっくりと歩く互いに沈黙のままだ。
「…さっき見たものは、忘れたほうがいいぞ」
「あんたのオヤッさんは、覚えていそうだがな」
「...まぁ、顔は覚えられただろうな。」
「うへぇ、面倒臭い奴に目をつけられたもんだな。」
綾小路父に目をつけられるとか嫌すぎる。なんでこうなったのだろうか…
「あっ、オレの名前は綾小路清隆だ。」
「このタイミングで自己紹介か、俺は、黒凪絢都だ」
「そうか…黒山羊か」
「ヤギじゃねえよ、ナギだわ間違えんじゃねえよ。」
「そうか…スマナイ。」
「心がこもってないように感じるが…まあいい、さっきの出来事は、忘れて青春を謳歌しようじゃないか。」
「そうだな…青春ってなんだ?」
「…ルールとモラルを守りながら友人とバカやる事…かな?」
「友人か…オレにも友人100人できるかな?」
「お前にゃ無理だ諦めろ。」
「そうか…」
なんだかんだで綾小路と会話が出来てる。この世界線でも友達とか欲しいと思ってるなら今のところは、綾小路自身に変わったところがないという感じだな。
いや穿った見方をすればこいつが変わるはずだった要素が全部父親の方に行ったとも考えられるな
「どうした?立ち止まって。」
「うん?あぁ、考え事をな。」
どうやら俺は、また足を止めていたようだ。綾小路に声をかけられて歩みを再開する。
歩きながらまた考える。この数分とも言える間に起こった出来事を振り返ってある一つの推測を立てた。
この世界は、いわゆる
これが答えであるならば、あの綾小路父の襲来も説明がつけられるだろうというかそれで納得するしかないだろう。
そもそも松雄さんが
しかし原作とは違う何かしらの変化があって松雄さんを生かす事を選んだか。…返り討ちにあったか。
しかしこうなってくると他の人達も性格の変化があると思っといたほうがいいのかもしれないな。もはや原作の知識なんて何の役にも立たないな。
…特別試験の内容ぐらいは役に立つよな?
どれだけ考えても答えなんてないようなものだし、もはやこの世界は、俺の知る「よう実」ではなくなってしまっている。これから起こるであろう読めない展開に不安を覚え自身の本音を空に1人呟いた
「どうしてこうなった…」
はじめまして田舎狩人と申します。
色んなよう実作品をみて自分も描いてみようと思った結果ギャグ時空なものが出来上がりました。
主要キャラが軒並みキャラ崩壊を起こします。
これを読んだ人が一人でも多くクスッと笑えますように。
他ヒロインというIFルート…見たいのは?
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堀北鈴音
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櫛田桔梗
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軽井沢恵
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長谷部波瑠加
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椎名ひより
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伊吹澪
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一之瀬帆波
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坂柳有栖
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その他