前回のあらすじ
生徒会長になりました。
以上
「というわけで生徒会長になった黒凪だ。改めてよろしく頼む。」
生徒会室にてピコピコハンマーを持ちながら挨拶をしているどうも黒凪です。新たなる生徒会のメンバーに挨拶をしていた。二年生の人たちから反感でもあるのかと思ったが、歓迎の雰囲気である。原作よりは南雲の支配はないという事かな…まあそれだけ一人の女性にご執心なわけだからな。
「俺たちが何を出来るかわからねえけどまあ頑張っていきましょうか。」
軽い挨拶を終えて拍手がおこる。次に副会長の挨拶だ。
「副会長の桐山です。先輩として会長を支えられるように頑張ります。」
短い挨拶の後に拍手がおこる。俺も一応拍手はしておこう…ただ俺の表情は冷ややかなものだっただろう。
なんだろうなぁ……なんか釈然としないんだよなぁ…
「会長。何か?」
俺の視線に気づいたのか、桐山がこちらを見てきた。何か言っとかないとな…
「君が頑張って俺の宣伝をしてくれていたことはいいんだけどさ…ポスターに書かれた紹介文に関しては後で理由を聞かせてくれるかな?」
「…はい。」
とりあえず自分の中で引っかかっていることを出しておいた。なんだよ『伝説(いわくつき)のピコピコハンマーに選ばれた男』って…もうちょっと何かなかっただろうか…いやないかもしれないな。
「そしてもう一名紹介しておこうと思う。」
気を取り直して新たなメンバーを紹介する。合図を送って中に入って来てもらった。
「初めまして。生徒会長秘書の佐倉愛里です。よろしくお願いします。」
そう愛里の紹介である。生徒会長になるにあたって桐山先輩が示してきた報酬をしっかりと現実にしたのだ。そういう権利とか枠組みとかを先生と交渉したけど特に問題にはならなかったしポイントも要求されなかった。
肩書としては一生徒会役員ではあるが役職自体は生徒会の中で決めたらいいとのことだったのでただ愛里を生徒会に入れたようなものであった。
みな普通に拍手をしていたが南雲雅だけは「その手があったか!?」と言わんばかりの表情をしていた。
「今日は顔合わせだけだからここいらで解散とします。では…解散!!」
俺の号令によりみんなが帰っていく。そんな中帰ろうとする副会長を引き留めた。
「桐山副会長。ご説明をしていただけますね?」
「はい…」
俺と愛里と桐山は三人残ることとなった。その時俺が持っていたピコピコハンマーが禍々しいオーラを放っていたような気がするが…まあ気のせいだろ…
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「これはいったいどういうことだ?」
次の日、俺は教室で端末とにらめっこをしていた。別にcptやpptが減ったというわけではない。むしろ増えているのである。
俺たちのクラスは体育祭の結果により50cptが減ることになって383cptになったはずだ。それなのに今朝確認してみると。
Dクラス 433cpt
となっていた……これはいったいどういうことだ?
いろいろと思考してみようか……クラスで何かの変化があったとしたら俺が生徒会長になったということ、その特別報酬とでも言うのだろうか…ただこれは否である。思考ついでに先代の生徒会長である堀北学に確認をとってみたが「そんな報酬はなかった。」と返されたのである。
では次に…夏休みの時や今日に至るまでのどこかで部活で優秀な成績を残したという可能性。これはまあない話ではない。スポーツに限らず芸術の方でも優秀な評価をされたらポイントには反映されるはずだ…
ありえるとするなら芸術の方だろう…夏休みでのスポーツ大会の報酬なら夏休み明けから反映されるべきだろうからな。
まあもうすぐくる茶柱先生に話を聞けばいいだけの話なんだろうしな。
「なあ黒凪…聞いているのか?」
思考を止めると横に綾小路が立っていた。考え事のし過ぎで何も聞いてなかったな。
「あー聞いてるぞ。ミツバチの目は5つあるって話だろ?」
「そんなこと誰もいtt…えっそうなのか?」
適当に言ったことだが違ったようだ。というかホワイトルームではこういう雑学は教えられなかったのだろうか…あるいはこいつが忘れているのか…まあどっちでもいいや。
そうしてチャイムがなり茶柱先生がやってきた。チラッと靴を見たが靴紐がスニーカーを履いている。もう彼女はヒールをはくことはないだろうな。
「えー靴ひもがひとりでに切れるようになった茶柱だ。」
「それはお祓いに行くべきだろうよ。」
もうそこまで来たらドジでは済まされないんよ。自分の為に行ってくれ。
「というのは冗談だ。」
「冗談かよ。よかったという気持ちの方が強いよ。」
本当に良かったよ……改めて振り返るとこの人のドジは普通におかしいよな?ヒールってそんなに折れるものかね?靴ひもってちぎれるものかね?
…よし考えるべきではないな。
「さて…何か聞きたいことでもあるのか?黒凪。」
「あなたエスパーでしたっけ?」
「残念だが私は伊東ではない。茶柱だ。」
「わかってるよ。というかあんたがエスパーときいて真っ先に思い浮かぶのそれかよ。」
あの人カバンに入っている印象しかないんだけどな…そんなことはどうでもいいんだよ。
「では一つ質問なのですが…俺たちのクラスポイントは間違っていませんか?」
「いや間違いはないぞ。」
「体育祭の結果により50cpt減らされたと思うのですが…」
「あぁそして体育祭の報酬によって50cpt増えたのだ。」
「キャッチボールできてるようでできていない気がするな…」
とりあえずプラマイゼロになったことだけはわかった。しかし体育祭の何の要因で増えたのか…これがわからない。
「なんで増えたんです?」
「それはお前のおかげだと言っておくぞ黒凪。」
「俺のおかげ…?」
おかげとはいったい…いやまて…まさか…
「ツッコミ席の仕事ですか?」
「そうだ。ツッコミ席をやり通したものには毎年50cpt贈呈されている。」
「なんということでしょう……」
衝撃的な事実。つまり卒業までの三年間これをやり通すだけで150cptは確定で稼げるという…だから俺の前のツッコミ席を担当していたOBは一年からやり通していたのか…まあそうであるかはわからないし、それでも俺は来年に入ってくるやつをツッコミ席に据えようと思うけどな。
「さて疑問は解消されたか?」
「えぇ…まあプラマイゼロになっただけマシだと思いますよ。」
「それならいい…さて……私が何を言おうとしていたか知っているか黒凪よ?」
「知るわけないでしょう。俺はエスパーじゃないんですから。」
「あぁわかっている。お前は伊東ではなく黒凪だからな。」
「もうそのネタはいいんだよ!!」
そこで天丼するんじゃないよ…
「あぁ思い出した。明日中間テストだからしっかりと復習するように。」
「最後の最後でマトモな教師感を漂わせるなよ…」
朝からボケが多い一日だな…ほぼ毎日そうだろうって?
…はい、そうです。
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「というわけで明日、教師陣から特別試験の説明がされますのでそれまでは黙っておくように。そしてテスト作りのことで各クラスにノートパソコンとかを貸す場合は必ず書面に日付と名前とクラスを記入してもらうように。まだ試験勉強中ならともかく試験終了後でも返されない場合は盗難と処理されるとのことだから必ず返してもらうようにな。」
時間は流れて数日後の放課後、生徒会室にて明日に説明される試験『ペーパーシャッフル』における生徒会の役回りを説明していた。
みんながみんなパソコンを持っているわけではないのでそれを生徒会からという形でレンタルする体制を整えた。
テストを作るという現役高校生がやったこともないことをするためのアシストになればいいだろう。
「さてなにか疑問はあるか?」
「はい。解散後にクラスに共有するのはありですか?」
「なしに決まってんだろ。教師陣が説明するまで沈黙を貫くというのを聞いてなかったか?椎名さん。」
今日も自由な椎名節が炸裂する生徒会…なんだか椎名さんがハジケリストになってしまった気がするな。
「では疑問はなさそうなので今日は解散とします。鍵は俺が返しておきますので皆さんは忘れ物が無きようにお願いします。」
みんなが帰る準備を始め、一人また一人とこの場から去りこの生徒会室には俺と愛里だけとなった。
「お疲れ絢都。」
「あぁ…疲れもそうだがやはり面倒くささがあるな。」
「でも生徒会長として板についてきたんじゃないかな?」
「昨日の今日だぜ?まだはやいだろうよ。」
夕焼けが差し込む生徒会室で二人でコーヒーを飲む。自分の部屋と過ごし方が同じだがまあ場所が違えば感じ取るものが違うというか……それはそれこれはこれみたいなものである。
「椎名さん…大丈夫だよね。」
「まああいつは大丈夫だろ。自由に振る舞っているけど本以外であれば線引きはちゃんとしているはずだ。」
本になったらまあ…読んだり吸ったりの彼女だがそれ以外はマトモだろう…マトモだよな?
「愛里…勉強頑張ろうな?」
「……今日の夕焼け綺麗だね。」
「露骨に話を逸らすんじゃない…そうだな俺からのノルマを達成できなかったら…しばらくのデートはなしかな。」
「えっ?」
俺の発言に固まってしまった愛里をよそに俺は帰る準備を始める。一応愛里のカバンも持って生徒会室から出ようとする。
「待って絢都。私デートできないと死んじゃうかも。」
「大丈夫大丈夫。そんな奇病は未だ発見されてないから。」
「ほら一緒に過ごす時間が減ったら絢都だって寂しいよね?」
「生徒会の忙しさが紛らわしてくれるかもな。」
「ねえ絢都ぉ。」
「うん言いたいことはあるかもしれないがそろそろ自分の脚で歩いてくれないかな?」
愛里は現在俺の腹部に腕を回してしがみついている状態だった。しかもその場にとどめんと力の限り自分の方へ引っ張っている…歩きづらい。
ただ愛里の豊満なものが背中に当たっていたり、いい匂いもしているので自分から解除することはしなかった。
俺はそんな状態のまま職員室に鍵を返しに行き、自分の寮へ帰った。いろんな奴が見ていたけど……気にしないことにする。
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「君たちがちゃんと成長してくれていることに感動して涙が出てきたな。」
「ならばせめて教卓に目薬置くのやめましょ?嘘泣きってバレますから。」
次の日になり中間テストが返された。無論誰も赤点を取ることはなかった。まあ一学期と比べたら全員学力は上がっているから特に気にしていなかったけどな…いや綾小路がふざけてなかったことには安心したかな。
「さて、中間テストも終わりを告げた君たちには酷なことだが、次のテスト…そして次の特別試験について説明しなければならない。」
「げぇマジっすか冗談キツイですってチャー先。」
「…綾小路、せめて感情を言葉に持たせてみろ。まあ説明に入らせてもらう。」
無機質な棒読みの綾小路をスルーして俺たちにプリントを配り、説明していく。
『特別試験 ペーパーシャッフルについて』
・本試験は期末試験の八教科を使うものである。
・テスト問題は自クラスで作るものである。(試験までに作れなかった場合学校が用意した問題となる。)
・自クラスが作ったテストを他クラスへ渡し、他クラスから貰ったテストを解答し、その合計点数を競うものである。
・テストの交換はどのクラスでも構わないが被った場合は抽選となる。
・合計点数が高いクラスは+100cpt低いクラス-100cptとなる
・ペーパーシャッフルではクラス内でペアを組む。
・ペアには各教科毎、合計点数にノルマがある。ノルマの点数に到達出来なければペアで退学となる。
・各教科のノルマはペア合計で60点以上である。
・合計点数のノルマはペア合計で700点以上である
・ペアは明日行われる小テストの点数で決まるものである。
こんな感じであった。
まとめると自分たちでテスト作ってペアと乗り切りましょうという感じだな。
「さて何か質問はあるか?」
「なあ茶柱先生、明日のテストって難しいのか?」
先陣を切ったのは須藤だった。まあ彼はバスケバカであるからそこは心配なのだろうな。
「安心してくれ須藤。小テストは中学三年の復習だと思ってくれ。」
「お、おう?」
あ、ダメそうな気がするな…まあともかく次は誰が質問をするのか…誰もしないなら俺が原作でされた質問をするけど。
「ペアの決め方ってどうなるんですか?点数でどう決めるんですか?」
「そこまでは教えられないな池。それはまた時間を取るからみなで話し合ってくれ。」
「テスト問題はどうやって作るのですか?」
「過去問などを使って好きに作ってくれ。生徒会に申請をすればパソコンを借りられるだろう。そしてそのパソコンにはデータとして残っているはずだ。」
「もしテストを作れなかったら?」
「書いてある通り、我々が用意した問題文となる…ただしその問題文はとても簡単に解けるものだから合計点数を競うにおいては相当不利になるだろう。」
「愛はテストに含まれますか?」
「そんな教科はない!!」
最後の質問はさておきだいたい質問は出きったであろう。茶柱先生がまとめに入った。
「さて、今回の試験もそうだが初めてのことだらけだろうがそれでも各々が出来ることややるべきことを定めてやっていくしかない。幸いこのクラスにはちゃんとリーダーがいる。彼を中心としみなで今回も乗り切ってくれ。」
リーダーの件で俺の方を向いたのはともかく、なんとまあ教師らしいことを言ってますね。あぁ教師だったな。
「ではあとは好きなだけ話し合え。」
そう言って教室を出て行った。外から「きゃっ!」という声とこけた音が聞こえなければ完ぺきだったんだけどなぁ…まあこれがうちの先生ですね。
まあここから自由時間ですし、俺が教卓に立ちますかね…
さてはて今回の試験ではどんなことが起こるのやら…
あとがきを消す方法。
そんなものはないです新しいアンケートを見て二位と三位がそうなったかと感じた作者です。
他クラスルートが見たいということなのかなぁ…
一応他ヒロインのIFルートは番外編として書いていこうと思っています。
現在の執筆の仕方としては…
本編…できる限り毎日、少しでも執筆するように心掛けています。
原作キャラの輸入…書くこと思いついたら
他ヒロインIF…ほぼ手つかず
みたいな感じですのでとりあえず10日に一話本編を投稿出来たらなと…
次回もお楽しみに。
他ヒロインというIFルート…見たいのは?
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