原作主人公の父親襲来。
以上
なんだかんだ綾小路と雑談しながら歩いていると人だかりが見えてくるおそらくクラス表があるのだろう。
「どうやらクラス表があるみたいだな。俺が見に行こうか?」
「いやオレも見に行こう。」
「そうか。人波にさらわれるなよ?」
「わかった。なぎ倒していけばいいんだな?」
「やっぱお前はそこで待ってろ。」
一抹の不安を覚えたので綾小路は、置いて行くことにした。人をかき分けて進みながら思ったことは、
なんだかんだ
これがこの世界ならではの綾小路清隆なのか、それとも原作でも俺みたいなキャラがいたらあいつも変わったのだろうか…
なんて考えていたらようやくクラス表が見える位置にこれたので確認する。
まず綾小路清隆は、Dクラスであった。ここはさすがに変わらないかと安心してDクラスのところ見る。およそ原作で知ってる名前が並ぶ、その中に発見した。
「黒凪絢都」と「佐倉愛里」の2人の名前を。
見つけた瞬間ガッツポーズをしたい衝動を抑えて綾小路のところに戻る。これで佐倉愛里と3年間は一緒であることは確定したわけだからそれだけでこの学校に来た意味がある。
なんならAクラスの特典なんていらないまである。…言い過ぎだろうか。
「見つけたぜ。俺もお前もDクラスだ。」
「そうかじゃあ教室に行くか。」
「そうだな。」
そう言って教室へ歩く。横を見ると綾小路は、考え事をしてるのか先程よりも歩みが遅くなっている。置いていこうか考えたがさすがにかわいそうなのでやめた。
「どしたよ?」
「いやなんでクラス分けが数字ではなくアルファベットなのだろうと思ってな。」
おっこいつはこの学園の秘密を気づいたか?とりあえずテキトーなこと言って濁しとくか
「…まぁそのへんは、理事長とか上層部が決めたんじゃないかな。」
「そうか…クラス分けのアルファベットには何かしらの意味があるとは思わないか?」
「と、言いますと?」
「各クラスについているアルファベットは何かの略語というか
「…なるほど。」
あっ発想が変な方向に飛んで行ったな。まぁ面白そうだし聞いてみるか。
「じゃあどんな意味が込められていると思うんだ?」
「そうだな……まずAは…
「なるほどな。まあ日本では優秀とか1番という使われ方をしているから納得はできるな…じゃあBは?」
「Bはそうだな…
「なるほどな、CとかDと比べるとよりよいと理にかなっているな。じゃあCは?」
「Cは、
「なにを交換するつもりなんだよ。…じゃあDは?」
「Dは、
「それは日本語なんよ。今まで英語で揃えていたんだから統一しろよ。」
「そうか…
「俺らは学校に葬られるのか?」
「毎月一人ずつ消えていくんだろうな。」
「卒業の頃にはクラス4人とか怖すぎるわ。アホなこと言ってないで早く行くぞ。」
「そうだな。」
…一応気になったから聞いてみるか
「なあ綾小路。お前は何かこの学校の秘密とか気づいたか?」
「さあな。クラス分けが何かしらの評価で割り振られているとかシラナイナー。」
「そうか…」
多分こいつ知っているな。父親から聞いたのだろうか…この世界線なら若干ありえそうなんだよな。
「しかしカメラが多すぎるな、まるで日々の行動を逐一評価してるような…そんな気がするとは思わないか?黒凪。」
「そうかもな…」
ガッツリ知ってんじゃねえか!!
どこで知ったんだよそれ。あれかお前の親父がこことホワイトルームを比較して説明してたとかあるのか。
…ありそうなんだよなぁ。ギャグ時空と考えるだけで全て納得出来てしまうね。
「なあ黒凪、カメラ1台1台に中指を立てようと思うがどうだろう?」
「なんで初日からペナルティくらうような行動を思いつくんだよ。やめておけ。それは悪ノリという奴であって青春じゃない。」
「そうか青春じゃないか…じゃあやめておこう。」
こいつ青春という言葉にチョロくね?たとえ危険なことであってもこれが青春だなんて言ったことは全部実行しそうな恐ろしさがあるな。こいつが真っ当な青春を送れるかは、周りのやつら次第といったところだろう。(この学校で真っ当な青春って送れるのだろうか…)
綾小路と漫才じみたやり取りをしていたらようやく教室についた。この学校に来てから数分くらいしか経ってないはずなのにもう1日くらい経ったんじゃないかというくらい精神的疲労がある。
「ようやく教室についたな。」
「席はどこだろうな。」
「机にネームプレートがあるみたいだから自分の名前を探せばいいんじゃないか?」
「そうだな。」
そう言って探した結果、
綾小路は、1番左端(窓側)の最後列で俺が綾小路の前の席であった。
「席も近いしこれからも仲良く出来そうだな。」
「そうだな。まあよろしく頼む綾小路。」
「あぁよろしく頼む。」
「しかしなんだか朝から疲れたな。」
「どうしてそんなに疲れているんだ?」
「そりゃあ校門前の出来事のせいだな。」
「…何かあったか?」
「いや忘れてんじゃねぇよ。会っただろうがお前の親父さんの襲来が。」
「ああ、
「お前にとっては既知だろがい。」
そんな冗談?を言い合っていたら綾小路の右隣にある女子が座った。そう原作において綾小路の隠れ蓑になる存在、
「俺は綾小路清隆だ。よろしく頼む。」
「…私は、堀北鈴音…よろしく。」
「えっ…」
「どうした?黒凪?」
「あっいやすまない俺は黒凪絢都だ。よろしく頼む。」
「えぇ、よろしく。」
どういう事だあの堀北が挨拶を返して自己紹介もしただと…俺だいぶ失礼なことを考えているな。これもギャグ時空における変化だとすれば社交性が上がっているからこれはプラスなのではないだろうか。
「…っ!」
「?」
そんなことを考えていると堀北は、苦々しい顔で一点を見ていた。その方向を見るとそこにいたのは、楽しそうに近くの女子と話していた堀北鈴音と同じ中学校の同級生の
「知り合い?」
「えっ!?…えぇ。同じ中学校だったはずよ。クラスは一緒になったことはないから確証はないけど。」
「そうか…」
なんだかよく分からないが堀北は、櫛田のことを嫌ってるというか拒絶しているみたいな感じだな。
俺たちの視線に気付いたのか櫛田がこちらを見るそしてこちらに笑顔を向けて手を振ってきたので一応会釈をする俺と綾小路、そして少し視線をずらして堀北のことを見ると更に笑顔になりウィンクをする櫛田。
「…っ!!」
何かを感じとったのか顔を逸らす堀北。
…この世界線の堀北と櫛田の関係が今ひとつ分からないな。見たところ櫛田は、堀北を嫌ってるというような感じがしないし、逆に堀北が櫛田を拒絶してるというか、恐怖している…ような気がする。
まぁ気がするだけだから正解かどうかなんて分からないこれから知っていけばいいだろう。
なんて考えていたら女の子が俺にハグしてきた。思考を止めてその子を見ると、昔から見慣れたピンク髪の女の子。俺の幼馴染の佐倉愛里だった。うーんいろいろと柔らかいです。
「絢都、会いたかった。」
「久しぶりだな愛里。俺も会いたかったよ。」
なんてやり取りをしてると周りから歓声があがる、お前らえぇーとかキャーとかうるさいぞ。
「絢都、昔よりもかっこよくなったね。」
「そうか?あまり変わった自覚がないが、愛里こそ前よりも可愛くて綺麗になったな。」
「えへへ〜」
「あー…知り合いか?」
この空気感に耐えられなくなったのか先程俺が堀北に投げた質問を今度は綾小路が俺に投げかけてくる。
もうちょっと浸らせろよ。
「あぁ。中学では離れ離れになってしまったんだが生まれた頃から家が隣の幼馴染だったんだ。」
「そうなのか。」
「そして将来の旦那さんなの。」
「そうか…えっ?」
「えっ?」
「えっ?」
綾小路、俺、愛里の順番でえっと驚く。
俺自身は愛里を想っていたが愛里も想っていてくれていたのか…
そんなことを考えていると愛里は、悲しい表情を浮かべていた。
「覚えていないの?あの時、絢都からプロポーズしてくれたのに…」
「い、いや覚えているさ。というか愛里の方こそ覚えていてくれてたんだな。俺はてっきり、俺の一方通行な想いだと思っていて…」
「そんなことないよ!意地悪して来た男子から守ってくれた時から少しずつ惹かれていってた…みたいな。」
「愛里…」
「絢都…」
互いに想いあっていたことに気づいて2人の頬が赤みを帯びていく。
そこまで想われていたとは、嬉しい限りだ。この学校に入ってからどこかしらのタイミングで告白をと考えていたわけだが、もしかして今言っても問題ないのでは?
俺は、愛里の肩に手を置き目を真っ直ぐと見つめる。
「愛里…俺と付k「喜んで♪」早いよ、最後まで言わせてくれ。」
「えへへーなんだか嬉しくなっちゃって…絢都。」
「なんだ?」
「私からも一つ聞かせて…私でいいの?」
「あなたがいいんです。」
「絢都。」
「愛里。」
互いに気持ちが舞い上がり力強く抱擁する。ただ俺は、ここが教室であることを忘れていた。
『えーーーーーーーーーーーーーーーーー』
『きゃーーーーーーーーーーーーーーーー』
もはや周りも興奮冷めやらぬ状況である。
「あーおめでとうでいいのか?」
「…おう。」
お前めちゃくちゃ冷静じゃねえか綾小路よ。隣に見てみろよ口元を手で抑えて目がかっぴらいているぞ。
「えっえーとおめでとうでいいのよね?…ご祝儀は、いくら必要なのかしら?」
「それはまだ早いよ堀北さんよ。てか冷静そうな顔してるがめちゃくちゃ慌てているじゃねえか。」
「絢都…プロポーズはまだなの?」
「だからそれはまだ早いよ愛里…数年後にまた俺から言わせてくれ。」
「うん!待ってるね!」
もはや2人の世界に入ってるような俺と愛里である。
少し冷静になって周りの声を聴いてみる。
「なんだよあいつ羨ましすぎんだろ。」
「俺も彼女欲しい…」
うーんまあ頑張れ。応援くらいはするさ。
「こういう時って赤飯なんだっけ?」
「いやクラッカーとか紙吹雪とかで祝うんじゃないのか?」
「じゃあ赤飯と紙吹雪を炊けばいいんだな!」
うん落ち着け。食えるもんが食えなくなるわ。
「なあ、入学式が終わったら藁でも買いに行かね?」
「あぁ。金づちと釘も必要だな。」
祝いじゃなく呪う気かお前ら。人形じゃなくて藁から買って作るところから考えるとなかなかに恨みが強い呪詛でもできそうだな。
「ふむ、耳障りな騒がしさだが私も祝福しようじゃないか。それはそれとして、私は今日も美しい!!」
…今のは高円寺だな。唯我独尊というか自由っぷりは、この世界でも変わらずらしいな。
…あんなにナルシストっぽかったか?
男連中は祝福と羨望と憎悪と3通りくらいに分かれているが女子達はどうだろうか。
「なんというかあの男子カッコイイよね。」
「ねー!私も『あなたがいいんです』とかいわれてみたーい!」
うん。あまり言わないで貰えると助かるな。案外振り返ると少し恥ずかしいものだから。
まぁあなた方にもそういう人が現れることを祈っておきます。
「なんかスゴイものを見ちゃったね。」
「これは伝説になるよ絶対。」
伝説になるんかこれ?この学校的に退学者0で卒業とかなら伝説になりそうだけど。まあ俺が卒業するまでは色々と言われそうだけどな。
「ねぇねぇ。あの2人のやりとりって聞こえた?」
「うん。あの2人中学で離れ離れになって今日再会したんだって。」
「昔から互いに想いあっててそれが今日実ったってこと?」
「なんかロマンティックねー。」
…ロマンティックなのかな?まあ女子にとって話題にしやすい恋バナがここで爆誕したからしばらくは話題になるんだろうな…
女子達は祝福と羨望が半々で助かったよ。こっちも呪いとか入ってたらどうしようかと…
「なるほど。彼は大きな愛を持っているんだね。」
…今の誰だ?原作クラスに愛がどうのこうのなんて言う奴はいなかったはずだ。
気になった俺は愛里と抱擁しながら目線だけ動かす。そして発言のヌシと目があう。
相手は俺に手を振っていたが、俺は思考停止しそうだった。
いや嘘だよな?過去に何があったらお前がそんなこと言うようになるんだよ。この世界線でもお前はマトモであって欲しいと思っていたが、お前も大きく変わってしまったというのか。
なあ…
いったい何がどうしてそうなった!?
《
あとがきっぽいもの
どうも田舎狩人です。
第1話投稿してたくさんの方にみて貰ったり感想を頂いたり、なんというか書き続けられる理由というが分かったような気がします。
さていろいろと変化が見えてきたクラスメイト達。
黒凪君は、原作とのギャップで頭痛が痛くなりそうだ
次回もお楽しみに
他ヒロインというIFルート…見たいのは?
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堀北鈴音
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櫛田桔梗
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軽井沢恵
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長谷部波瑠加
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椎名ひより
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伊吹澪
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一之瀬帆波
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坂柳有栖
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その他