カルラの里に住んでから既に三十日が過ぎ、クロメは布団を被り、寝ようとしていた。
(……あったかいなあ)
今まで住んでいた帝都を出て辺境の森に囲まれた里に住む。
言うは容易いが、これまでずっと帝都を生活拠点としていたクロメにとってそこは物珍しいものばかりであるが楽園に等しかった。
姉と共に両親の元で暮らしていた時には与えられることがなかった温かい食事、自分を包んでくれる柔らかい布団、綺麗な服。そして、優しく接してくれる人たち。
クロメは今の自分を幸せだと断言できた。
だが、自分が幸せを感じると心にチクリと痛みが走る。その理由も分かっていた。
生き別れてしまった姉―――アカメのことだ。
温かい食事を一緒に食べることができたら、柔らかい布団で一緒に寝ることができたら、綺麗な服を一緒に着ることができたら、一体どれだけ幸せだろう。
「お姉ちゃん……会いたいよぉ……」
姉を強く思い、涙が枕を濡らす。
遠い帝都にいるだろう姉は夢では優しく笑ってくれていた。
クロメが今、住んでいる場所は、里の中で一番大きなお屋敷で自分を助けてくれた男の子の家だ。その屋敷に住む女の子の部屋で寝かせてもらっている。
布団の誘惑を振り払い、隣を見ると部屋の主のサキが枕を抱きしめながら笑っている。どうやらまだ夢の中のようで枕に頬をこすり付け、「えへへ~、コウマ様~」と寝言を喋っていた。はっきり言ってかなり不気味だ。
これでもまだマシな方で、一番すごい時は「うぇっへっへっ」と女の子がしてはいけない笑い方をしているのだ。怖くて布団に潜り込み二度寝をしてしまい、サキに起こされた。サキは、「おはよう、クロメちゃん。朝ごはんできたよ」と綺麗な笑みをしており、同一人物とは思えなかった。
この笑い方を起こす原因は知っている。サキはこの家の男の子、コウマに褒められると怖い笑い方をいつもするのだ。
窓から朝の光が差し込む中、上半身を起こして思いっきり伸びをする。
(慣れないなぁ……)
自分がサキより早く起きられるのは、朝食の匂いによる違和感だ。両親は自分たち姉妹に料理というものを作ってくれなかった。良くて屑野菜や残飯といえるもの、最悪何もなかった。
それ故、朝食の匂いがあるのは変だと思い、起きてしまっているのだ。
「よし、着替える」
眠気でぼやける頭を動かして、お気に入りの服に着替え、朝食の手伝いに向かった。
「あら、クロメちゃん。今日も手伝いに来てくれたの?」
柔らかい絹を連想させる声で言うマイにクロメは挨拶した。
「お、おはようございます」
「はい。おはよう」
クロメにとってマイは誰にでも優しく、厳しく叱る時には叱る尊敬すべき大人だ。この里では一番の医者であるらしく、自分以外にも尊敬している人は多い。
優しくされるということに慣れていなかった自分は彼女に強い警戒心を持っていたことがあり、彼女の優しさを理解した時には強く恥じた。
「けど、ごめんね。そろそろ出来るから手伝いの必要はないわ。代わりにサキちゃんを呼んできて頂戴」
「は、はい。けど、コウマは呼ばなくていいんですか?」
「ええ、その必要はないわ。だって―――」
バキャッ!!!
何かをへし折るような音が屋敷に大きく響く。
しかし、クロメは驚かない。もうすでに何度か経験しているのだ。
「親方様が起こしにいったもの」
この家で一番起きるのが遅いのはコウマだ。サキは朝食が用意された時には起きている。
本人が言うには、「訓練の疲れが大きいから、その分多く睡眠を体が求めてしまっているんだ。俺は悪くないぞ!」とのことだ。
そんな言い訳が父親であるタイガに通用するはずがなく、どうしても起きない場合は、当たったら死んでしまうような攻撃をし、襲い掛かることで起こしている。
笑顔で言うマイにクロメは頷き、先ほどの音で目覚めただろうサキに朝食ができたことを伝えにいく。
これが、クロメの朝だ。
ゴリゴリと何かをすり潰す音が居間に響く。
「クロメちゃん、その紫の花入れて」
「ん」
乾燥した紫の花をすり鉢の中に入れ、それをサキがすり潰していく。花を粉になり、別の粉に混ざっていく。
朝食をとった後は基本、手伝いをするのがクロメの日課だ。
同年代の子供も里にいるが関わりは少ない。
例え、遊ぶことが出来ても子供たちとクロメの身体能力は離れており、子供たちにとっても慣れていることがクロメにとっては危険であることもある。
元々人付き合いが得意な性格ではないし、進んで誰かの傍に近寄ろうとする性格でもない。自分が好きなことはとことん追求し行動を起こすクロメだが、反面判らないものや近づき辛いモノに対してはとことん興味ない。
そんなわけで、クロメはマイの手伝いをしている。
「よし。仕上げ!」
サキが液体を鉢の中に注いでいく。
鉢の粉と液体が混ざることで疲労回復薬に―――ならなかった。
液体が混ざり透明になるはずが、いかにも「やぁ、毒です!」と自己紹介している色になる。
「あ、あれ?な、何でこんな色に……!?」
「……サキ、やっぱり無理だよ。疲れを癒す薬だからって健康に良い材料をただ粉にしてかき混ぜるなんて」
「い、いえっ!大丈夫です!副作用のない安全なものしか入れてないので大丈夫です!」
「大丈夫って……私、サキが工夫を入れて成功したもの一つも見たことないけど」
「こっ、これも経験です。多くの経験をすることで技術は磨かれるもの……です」
「薬より毒物を作る技術が上がってると思うよ……」
「うぐっ……!」
「サキは作り方が分かっているものを作るのは上手いけど、自分なりの工夫を入れると変なものになるよね」
「うぐぐっ……!」
「で、これどうするの?」
心なしか悪臭を漂わせ始めている『それ』をサキに押し付ける。
サキの視線が毒のような液体に注がれ―――
「捨てましょう」
即座に決断を下した。
昼が始まった頃、コウマを探しに屋敷の裏の森へ行く。
タイガやマイは里の外に出ることがあるので、昼食を三人で食べることになるのは、珍しいことではない。
(あっ、いたいた)
座を組み、鍛錬を行っているコウマがいた。
前は、屋敷の道場で同じようなことをしていたが、新しい段階に入ったため場所を移動したという話だ。
視線を感じたのかコウマがこちらに振り向く。
「クロメか……何か用か?」
「もうお昼だから知らせに来たよ」
「えっ……もうそんな時間?」
どうやら鍛錬に熱中し過ぎたため時間の経過を忘れていたようだ。
「また『心眼』の修行?」
「おう、これが本当に奥が深くてな。これを開発したご先祖様は本当に尊敬できるわ」
先祖の偉業を話すコウマは嬉しそうに笑う。
この一か月、コウマが訓練している『心眼』はクロメからすれば驚くべき技だ。
『心眼』の凄さを知るため、道場でコウマの後ろに出した指の数を当てるという遊びを行ったが全て当てられてしまった。引っかけとして握り拳を出したり、ワキワキと指を動かして見たが、全て当てられてしまった。
「私に見せたので十分凄いのにまだ鍛錬するの?」
「あー、道場みたいな物が少なくて広いところならはっきりと感知できるんだが……こんな木みたいな生命があると鈍るんだ」
コウマは周りに立っている立派な樹木を指していく。
「つまり、どんな場所でも『心眼』を使えるようにする鍛錬なの?」
「その通り。じゃ、屋敷に戻るか……」
「あ、お昼はこっちに持ってくるってサキが言ってからいいよ」
「ん、そうか。ならもう少し鍛錬を……」
「……そんなに鍛錬ばっかするから朝起きれなくなるって分からないかなぁ」
「うぐっ!」
クロメのツッコミにコウマは反論することはできなかった。
すると、がうっ、と吠え声が聞こえた。
複数の存在が駆け寄ってくる。そちらを見ると、巨大な包みを口に咥えた黒い巨大なオオカミが三頭とその上にサキが乗っていた。
「コウマ様~、クロメちゃ~ん。お昼持ってきましたよ~」
「今日はおにぎりか……うん、美味い!」
おにぎりを手に、コウマが歓声をあげる。クロメも弁当箱いっぱいのおにぎりの一つを口に運ぶ。
(やった!から揚げだ!)
おにぎりの具が『当たり』であったことに喜ぶ。
一つ目を平らげ、両手で二つを素早く確保し、口にする。
「おお、いい喰いっぷりだなぁ」
「クロメちゃん、おにぎりはまだ沢山あるから大丈夫ですよー」
クロメの早食いが面白かったのか二人が笑い、それにつられて笑う。
雲のない青空の下、笑って食事をする―――そんな普通の幸せが、少し前まで、想像もできなかった。
誰が見てもその光景は穏やかで優しいものに見えるだろう。クロメもこの時間を楽しみたかったが、ある存在のせいで少し落ち着けなかった。
金剛餓狼の三頭が咥えていた包みの中身の肉に音を鳴らしながら、食らいついている。
この里に住んでからも、この三頭―――キバ、コウ、トツは近づき辛い。
コウマたちはいい子たちだよ、噛みついたりしないというがそう簡単に慣れるようなものではない。
その姿は目にしただけで自分が絶対捕食者に狙われた単なる獲物でしかないと考えてしまう恐ろしさがある。
クロメも最初は自分が食われると感じてしまう威圧感と圧倒的な在り方にただ脅え、気絶してしまった。
キバたちにそういう意識が無いとしても、初見で驚かずに真正面から見れる強者はそうそう居ないだろう。
「ヴォフッ!」
キバたちが近づいてくるので、思わずコウマの背に隠れる。
持ってきた肉は残っておらず、三頭がお座りして待機して、コウマたちが持っているおにぎりに視線が注がれていた。
「なんだお前たち、おこぼれが欲しいのか?」
『ウォン!』
「仕方がないな。……クロメ、こいつらに渡してやってくれないか?」
「えっ!?」
「……食べ物を渡すことは昔からの親交を深める行為だ。キバたちと仲良くなる機会だぞ」
小さな声でコウマが伝えてくる。
「で、でもぉ……」
「大丈夫、大丈夫だから……頑張ってくれ!」
「わぁっ!?」
コウマが叫ぶと同時にクロメの天地が逆転し、コウマの後ろにいたはずが前に出ていた。
肩に掴まれた感触があったので、自分が背負い投げによって前に出されたことを理解した。
「コ、コウマっ!……っ!!」
思わず後ろを振り向くが、コウマの姿はなくその隣にいたサキの姿もなかった。
「うぁぁぁ、に、逃げられた……頑張れって、どうしたらいいか判んないよぉ」
『キバたちと仲良くなる機会だぞ』というが、コウマたちはいない。今、キバたちが咬み付かない保障も無い。
「う、うぅぅ~~」
「ルルルルルル……」
「ひぃっ」
そこにいるだけで―――いや、見えなくとも近づいてくるだけで強烈な存在感をかもし出している三頭が近づいてくる。
三匹のジ~~~と見つめる自分にぶつけられる無言と視線。二つが重なり合うことで生まれる緊張がクロメに襲い掛かる。
(こっ、これは機会なんだ!……大丈夫、咬み付かない。でもっ、最悪の場合……どうしよう、どうしよう!)
頭の中で必死に前向きに考えたり、後ろ向きに考えながら、クロメはそっと手に持ったおにぎりを前に出した。
「ど、どうぞ……」
『………………』
差し出されるおにぎりに三対の視線が移ると動きを見せた。
クロメを中心としてグルグルと円を描き、徐々に輪を縮めるように移動する。
動物は確実に獲物を仕留めるために役割分担を行うことがある。獲物を追い込み疲弊させる役と追い込まれた獲物に止めを指す役、この二つが協力することで獲物を仕留める確率は跳ね上がる。例として群れを成すオオカミが行う。
教えられた、とてつもなく不吉な言葉がクロメの中を通り抜け、体が硬直していくのが判る。
「う、う……」
泣きが入りそうになる頃、ようやくキバ、コウ、トツの輪は手を伸ばせば届くぐらいに縮まった。
正面のキバがその巨体で作り出す影にクロメは覆われた。
そして―――三匹は同時に動いた。
「フン、フン……」
「フガ、フガ……」
「フス、フス……」
鼻を擦り付けるように髪、背中、脇、お腹と容赦なくクロメの身体を嗅いでいく。
三方向からの体毛が服ごしに身体をくすぐる。だが笑い出せば何が起こるか判らないので必死に我慢する
ピクピクと身体を震わせながら、伸ばしたままの片手にはおにぎり、目は泣きの形を作り、口は笑みの形という奇妙な姿になっていた。
そして、ようやく三匹の接触が終わると―――
パクッ。
「え?」
手に持っていたおにぎりがキバによって食べられ、モシャッモシャッと音が鳴らし、最後にゴックンと飲み込んだ。
「ウォフ~~」
と満足気な息を吐くキバ。
「お、美味しかった?」
尋ねるとキバはゴロンと寝転がり、腹を見せる体勢をとって、『ウォン』と答えた。
「よ、よかったぁ~~」
安心感で身体の力が抜けるが、背後をツンツンとつつかれる。
『クゥ~ン』
残ったコウとトツが甘えるような声を出し、お座りをして自分たちも欲しいと語っていた。
「待ってて!今あげるから!」
クロメは笑った。触れ合う喜びを胸に感じて笑う。
甘えるキバたちと笑うクロメをコウマとサキも木の上から笑みを浮かべながら見ていた。
キバたちと親交を深めた後―――
コウマたちと一緒にキバたちを撫でたり、背に乗って里のあらゆる場所を疾走した。
力強い四肢が生み出す人の足では不可能な速さは癖になりそうだった。
とにかく遊んだ。そして、遊び疲れ、陽気も手伝ったことで強烈な眠気が襲い掛かってきた。
キバたちを布団兼枕代わりにして寝た。
しばらく、気持ちよく眠っていると割り込んできた感触に意識が覚める。
頭を撫でられる感触。心地よさを感じて、再び意識を落としそうになるがコウマとサキの話が耳に届いた。
「……コウマ様、貴方にはあきれます」
すぐ近くからひんやりとした声があり、自分の頭を撫でているのはサキだと気付く。
「へぇ、なんでだ?」
「隠れて鍛錬をしていることです。ここの所ずっとではありませんか……最近は大人たちと混じって危険種退治に行っているそうですね?」
「……強くなりたいからな」
「強くなりたいっ!?過度な鍛錬は身体を壊すという言葉をお忘れですかっ!ご無理をなさらないでくださいと、あれほど……」
「静かにしろ。クロメが起きちまう」
コウマが起こさないように注意するが、サキの声で目が覚めてしまった。サキの声は一緒に暮らしている間、聞いたこともないほどの思いが込められていた。
「っ……何故ですか?どうしてそこまで強くなろうと……」
「クロメの姉のことだ」
「えっ」
(お姉ちゃん!?)
コウマの口から姉のことが出てきたことに驚く。
「父さんが情報網を使ってジフノラ樹海にいた兵士からの情報だ。あそこにいた部隊は二手に分かれて、生き残った多くの子供は帝都に。その中から七人の子供が将軍に連れられて、どこかにいったらしい。その七人にクロメの姉、アカメらしき女の子がいた」
「本当ですか!?」
(やった!)
「ああ、だが兵士は帝都に行ったみたいだから、将軍の居場所は知らないみたいだ」
「そうですか……」
二人の声に落胆の色が強く表れる。クロメも姉との早い再開ができないことに悲しむ。
「ここからが重要だ。その将軍―――ゴズキってやつなんだが羅刹四鬼の一人だ」
「羅刹四鬼!?皇拳寺最強の!」
(ゴズキ……もしかして……あの時の?)
脳裏に自分たち集められた子供たちを実験動物のような目で見る二人の内、刀を持っていた男が浮かぶ。
「その羅刹四鬼の一人がアカメを連れていった。つまりは……」
「直々に鍛えることでより優秀な暗殺者に育てる」
「その通りだ。……クロメとの約束はかなり難しくなった」
痛いほどの沈黙が三人にのしかかる。
アカメを救うためには羅刹四鬼の一人と戦わねばならず、暗殺者として育ったアカメとも戦うかもしれない。だから―――
「だから、強くなろうとしているんだ。約束を果たすために……!」
「貴方は……本当にそれでいいんですか?約束のためだけに?相手は―――」
「舐めるなよサキ!相手は帝国の将軍で羅刹四鬼!強いことは間違いなし!ならば、より強く、より強く!強くなって―――戦うだけだ!」
頭に乗せられていた手が離れ、サキの嗚咽が聞こえる。
コウマの力強い言葉が響き、クロメの胸を打った。
打たれた胸が震え、クロメはただ、ただ泣いた。
そして―――ある決意をした。
夜、クロメ屋敷の一室で待っていた。
胸に秘めた決意をいうために。
「クロメ、どうしたんだ?」
「夕食を食べたらいきなり部屋に来てなんて。何かありましたか?」
コウマとサキが心配そうな顔をして入ってくる。
迷いは一瞬。クロメは表情を引き締めて、真剣な声で言った。
「私に、戦い方を教えて」
「駄目です!」
サキの口から強い言葉が出た。衝動的に言ったためか、サキは慌てて口元を手で覆う。
「……クロメ。一緒に戦いたいってどういうことだ?」
確認の意味を込めてコウマが問い掛ける。
「言った通りの意味。私も一緒に戦う。だから、修行をつけて」
クロメが遊びで言っているのではないという事は痛いほど理解できた。
「だがな……」
コウマが口籠る。クロメの決意はそれほど固く覆すことなど出来ないと心のどこかで理解していた。
「っ……勝手なことを……。自分が何をいっているのか、分かってますか!?」
「うん、判ってる」
声を張り上げたサキに対して、返ってきたのはクロメからの辛辣とも言える返答であった。その声に迷いはなく、答えは覆せない。
「コウマ、サキ、聞いて。私ね、帝都いた頃、親とお姉ちゃんと暮らしながら……こんな日がいつまで続くのか、よく思ったよ。神様のことを恨んだこともあるよ。」
コウマとサキの手をギュッと握る。
「そんな中、この里の暮らしは本当に幸福だった。けど、お姉ちゃんが危ない中、私はこのままでいいのかなって考えてたの」
その時、クロメの瞳に宿った輝きにコウマとサキは見入った。
「コウマの戦うって言葉を聞いて、よくわかったんだ。お姉ちゃんを助けるには私も戦わないといけないって。辛い道になることはわかってる。それでも私は決めたんだ。だから……」
「私も一緒に戦わせて」
なんか最後クロメが主人公っぽいことを言ってますね……(汗)
ここから時間が飛びます。
そろそろコウマの帝具も出したいなぁ……。