とある転生の能力殺し   作:饅頭(こし餡)

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2話 能力の凄さ

 

「暑ぃ」

 

白い長袖のYシャツに黒い制服の長ズボンの姿の俺。

7月上旬学園都市の暑さに絶賛嫌気がさしている。

現在俺は、学園都市の第七学区という場所を探検している。

銀行に向かうついでにこの学園都市を見て回ろうと考えて携帯のマップを頼りにウロウロしていた。

俺のいる学区はさっきも言ったが第七学区という場所。

他にも色々な学区はあるらしいが、それはまた別の機会に。

 

 

「にしても、ホントに学生の数多いのな」

 

 

この数分で歩いているだけで何人かの学生とすれ違う。

確か説明では総人口230万人、そのうち約8割が学生だったか?

だけどこの第七学区の中心にいるとは思うけど学生をあまり見かけない。

 

 

「ああ、そうか平日だからか」

 

 

携帯を見ると今日は平日。

ということは、さっきまで俺がすれ違ったのは登校途中ということだ。

ん?俺がここにいていいのであろうか?

確かあの神様は学校を用意したとか何とか…

 

うん、まあ自分の学校がどこにあるかわからない以上行きようがないな!

だからサボっても誰も文句は言わないだろう。

きっとそうだ。

 

 

「ん?」

 

 

自分の心に言い訳を並べて納得していると不意に後ポケットから何かが落ちる。

落としたのは小さいメモ帳みたいな物。

何か、嫌な予感はするがそれを恐る恐るとり中を開くと予想通りの文字と写真があった。

 

 

【第七学区、桜花中学2年不動仁】

 

 

写真に映ったボサボサの髪でめんどくさそうな顔の俺。

生前どこかで撮った写真であろうが、もっとマシなのがあっただろう!?

よりによってこんな写真を選びやがって、あの神とことん性根が腐ってやがる。

ご丁寧に学校の場所まで記載されてるし…

 

でもまあ転生初日だし、俺はサボる!

これに限る、誰に何と言われようとこれだけは曲げねえ。

それにサボっても誰かに迷惑かけるわけじゃねえ。

 

 

「上手いもの食いに行くか」

 

 

暫く歩いていると目の前に銀行を見つける。

幸い金の心配はないからいくらかおろして先ほど見つけたファミレスで色々食おう。

俺は早足で銀行の中に入っていく。

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

俺は今この銀行に入ったのを正直後悔している。

何故かって?

 

銀行に入って金を下ろす機械の前に何人か並んでた。

別に、並んで待つ事はいい。

だが機械のトラブルせいなのか中々列が動くことはない。

その事もいい、待っていればどうせいつか順番は回ってくる。

問題は俺の後にいる女だ。

最初は、普通に並んでいたのだが順番が回ってこない事にイライラしてるのか後からの圧と足踏み。

 

 

(怖えぇ、てかどんな奴だよ)

 

 

チラッと後を見ると茶髪のボブカットでどこかの制服を着ている女。

こいつもサボりなのか?

 

そう考えていたら不意にそいつと目があった。

咄嗟に目線を前に戻し関わらないようにする。

この手の奴は関わると最後、永遠に関わりを持ちそうだ。

でも、このまま待っても無理そうだしな。

近くにあったコンビニの方が早いか…移動しよう。

 

 

「全員動くんじゃねぇ!!」

 

 

突然の大声からのどこから出てきたかわからない炎が俺の横を通りすぎ壁に焦げめができあがる。

一瞬何が起きたかわからなかったが嫌でも理解した。

 

強盗だ。

咄嗟に振り返ると出口を塞ぐように四人の覆面を被った男達。

先頭に立っていた男は、袋だけ持っていて後の男達の手には拳銃。

周りは叫び声を上げてパニック状態…それを黙らせるように男の1人が銃を上に向けて発砲。

 

 

「騒ぐんじゃねえ!全員腹這いになれ!さっさとしねえか!!」

 

 

そう叫ぶと周りの連中は腹這いになる。

俺は事の重大さに気づいてはいるが、先ほどの炎が誰がやったのか気になって仕方なかった。

こんな時に何考えてんだと思うかもしれない、それでもやはり気になる。

そして、もう1つ気づいたことがある。

先程まで俺の後でイライラしていた女が腹這いにならず俺と一緒に犯人の方を見ていた。

 

 

「おい、テメェ等何してるさっさと腹這いにならねえか!」

 

 

袋を持った男が俺とその女に叫ぶ。

多分だが、こいつが先程炎を出した張本人だろう。

そんな男の声にビビる事なく女は言い返す。

 

 

「何でアタシがアンタ等の命令を聞かなきゃなんないのよ」

 

 

「んだとこのクソガキ」

 

 

女の言葉が癪にさわったのか男は女の胸ぐらを掴む。

女は無言で男を見上げて数秒黙ったまま。

数秒の間が続くと女の方が何故か驚いた顔をしていた。

 

 

「嘘!?何で?」

 

 

などと驚いた声を出しながら自分の手を見ていた。

そんな、様子を胸ぐらを掴んでいた男はにぃっと気味が悪い笑みを浮かべ女を持ち上げる。

それを見ていた他の犯人達も汚い声を上げて笑っていた。

 

 

「威勢がいいのは最初までかよ。ってかその制服常盤台だな」

 

 

「ぐっ」

 

 

「お嬢様は口の聞き方がなってねえなぁ!」

 

 

男が持ち上げた女を片手で殴ろうとしていた。

その瞬間、俺は体が咄嗟に動いていた。

俺は男の手を掴み横腹に蹴りを入れて女から引き離す。

吹き飛ばされた男は横に倒れて腹を押さえ俺を睨む。

周りの犯人達も笑っていた声が消えた。

 

 

「悪ぃ、見てて不愉快だったから蹴っちまった」

 

 

「テメェ…!」

 

 

「大体無抵抗の女殴って恥ずかしいと思わないのか?たかだか、小言1つで…」

 

 

「燃えやがれクソガキ!!」

 

 

手を俺に向けてくる能力持ちの男。

咄嗟の事で何の身構えることなく男を睨むことしかでき

なかった。

助けた女も俺に何か叫んでいたがよく聞き取れない。

 

 

やべ、俺死んだ。

 

 

 

 

 

 

 

「な、何!?何で炎が出ねぇ!?」

 

 

何も起きなかった。。

男は何が起きたのか分からず自分の手を見て叫ぶ。

あれ?助かった?

 

ってそんな事言ってる場合じゃねぇ!

その隙を無駄にしたくない俺は男の近くまで走りそのまま顎に蹴りを入れ気絶させる。

 

 

「て、テメェ!!」

 

 

男が気絶したのを見てキレた男達は俺に銃を向ける。

あ、やべ。今度こそおわ…

 

 

…!!!

 

 

今度は銃を向けていた連中に雷が襲い全員全滅する。

多分死んではいない…だろ、少し真っ黒に見えのは気のせいだ。

雷は俺の後から放たれた、そして俺の後からビリビリっという音出ていた。

後を振り向くと先程胸ぐらを掴まれていた女が立っていた、しかし俺が振り返るとビリビリという音は消えていた。

 

あれ?今こいつが俺を助けてくれたんじゃないの?

頭に?マークを浮かべて女を見ると女は女でまた驚いた顔をして俺を見ていた。

 

 

「アンタ、一体何したのよ!?」

 

 

それは驚いた声と怒りを混じらせた声であった。

これが学園都市level5第3位超電磁砲との出会いである。





本キャラ初登場回と主人公の能力をちょろっと出しました。

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