ガノンドロフに転生したがハイラル王国がまだ建国される前だったんだが 作:力の勇者ガノンドロフ?
ラウルを鍛えるためハイラル城とゲルドを行き来を繰り返していたら各部族の奴らもハイラル城に来るようになった(何故かリト、ゾーラ、ゴロンは帰順した)、ハイラル城でゾナウ族の1人の女性に出会った。
「……」
「どうかしましたか?」
「俺はガノンドロフ、お名前を聞いても」
「私はラウルの姉ミネルと申します、毎回ラウルを傷だらけにしているようで」
「それは仕方がない、確かにゾナウの力は素晴らしいがそれに頼り切りで自力が足りん、もしあの力が通じない敵が現れたのなら頼れるのは己の自力だ、まあ仲間に頼るのもありだが己が弱ければその仲間の足手纏いにしかならん」
「ふふ、そんな事を言う貴方のおかげでラウルも友と呼べる者たちができたのは喜ばしいこと、ガノンドロフ貴方には感謝しなければなりません」
「俺は何もしていない、アイツらがラウルに惹かれていっただけだ」
現状の彼らを見る限り俺がいなくてもあの和気あいあいの雰囲気になっていたに違いない。
「ラウルの魅力もあったでしょう、ですがラウルは王となると決めてからラウルなりに王として頑張ってきました、ソニアも王妃としてとてもよくラウルを支えてくれてます」
ミネルは何処か切なそうな顔で続ける。
「まだハイラル王国は建国したばかりです、ラウルも王としての重圧や苦悩も沢山あるでしょう、彼らは族長であったり女王であったりと上に立つものとしての悩みや苦悩を共有できる存在です、貴方もですよガノンドロフ」
「ふん」
「ミネル様それにガノンドロフもこんな所でどうしたのですか?」
ゼルダが駆け足でミネルの元に駆け寄る、その後ろをテラコもついていく、俺はテラコに凄く警戒されてるがしゃーないよな。
「ラウルとソニアの娘か」
「確かにゼルダは2人に似てますからね」
「ミネル様!笑わないでください!ガノンドロフも私がラウル様とソニア様の娘なんてお二人に失礼です」
「ラウルとソニアなら逆に喜んでくれると思いますよ」
ぷんぷんと怒っているゼルダに対してミネルはクスッと笑いながら答える、まあ確かにあの2人なら確かに喜んで娘扱いするだろう。
「ミネル様、ソニア様とラウル様からのお茶会の誘いだったのですが……」
「いいでしょう、参加しますよ」
ミネルの答えにゼルダは嬉しそうにミネルを連れていく、そんな2人と1機を見ていると右腕から僅かに瘴気が溢れ出るのを右手を爪を食い込ませ血が出るほど握り締め無理やり抑え込む。
「フッ簡単に俺の身体を奪えると思うな、俺の愛するこのハイラルの大地はお前に簡単にはやらん」
ソニア主催のお茶会でゼルダは少し上の空になってティーカップを落とし、それをソニアがモドレコで元の位置に戻す。
「大丈夫?上の空だったけれど?」
「すみません、どうすれば元の時代に帰れるか考えてました」
「焦ってはいけませんよゼルダ、時の力はソニアも中々身に付けられず苦戦してましたから」
「ミネル様には良くお世話になってましたね、でもそうねぇコツはその物の記憶を引き出してあげるイメージかしら」
「物の記憶……」
「力の使い方ならソニアが、帰る方法ならば私たちが必ず見つけ出してあげます」
「ソニア様、ゼルダの悩みはそれだけではないですよ、この時代のためにできることも考えたい……どう?」
「どうして……!」
ゼルダが驚愕してるなかラウルは笑い始める。
「ソニアに隠し事をするのは難しいからな」
「大丈夫よゼルダ、この時代には格部族の族長やガノンドロフ様もいる、だから自分の時代を大切にしていいのよ?
貴女には時の力だけでなく強く神聖な破魔の力も秘めている、それは元の時代を守るために使わなくては」
「ソニア様……でも怖いのです、皆様がリンクや英傑のみんなの様に信頼できるのはわかってるのです、でもガノンドロフ……あの方だけは」
「ガノンドロフか、ゼルダは何故そこまでガノンドロフを警戒する?私はガノンドロフを警戒するほどではないと思うが」
「以前言っていたガノンという厄災が関係してるのね」
「……はい、リンクや英傑のみんな、ハイラルに住まう者、未来から来てくれたら者全員でようやく倒せた厄災でした……もしガノンドロフが関係あるならばと考えてしまうのです」
ゼルダは裾を握り答える、ミネルは少し考える素振りをする。
「直接聞いてみましょう、案外ガノンドロフならば答えてくれるかもしれませんよ」
「なら全てではなくゼルダが見た未来という形で話して聞いてみるのはどうかしら?」
「ふむ、ゼルダはそれでもいいか?」
「わかりました、皆様がおっしゃるならば」
このお茶会から数日もしないうちにガノンドロフはラウルに呼ばれることとなる。