月日は流れていく。
郁三の家出騒動は、解決とは言わないけれど一応の進展を見せた。ひとりの説得があって、郁三は完全な家出をやめた。
郁三の両親は、年末最後のライブに来る。郁三の目標である《バンドマン》──もっと言えば『《結束バンド》のギター&ボーカルとして大成する』こと。郁三が今生きている世界を知ってもらうのだ。
そんな空気を作ったのは、郁三のことを心配して、けれど久留代のように頭ごなしに否定することのないひとりだった。
ひとりは、まだ郁三の反応に寂しさを感じている。まだぎこちないものがある。けれどバンドを想う気持ちは同じだ。だから郁三もひとりも、想う所があったって、お互いの共通する目標のために頑張ることができる。伊達に《地獄の結束バンド》を味わってはないのだ。
でも、年末の前に《結束バンド》にはもう一つのライブがあった。
そのライブ日は今日、つまり十二月二十四日。クリスマス・イブ。星歌の誕生日。
聖夜に灯されるロックという灯! バンドマンも、恋人たちも、家族も、ぼっちだって、誰だって祝っていい! 楽しんで踊り狂いやがれ! そのライブの名は──
『結束バンド初企画ライブ! (兼STARRY店長の)生誕31年クリスマスライブ!』
ライブの準備前。貼られたフライヤーを見て、虹夏は今日のライブができることに何とも言えない感慨を覚えた。まるで教師が立派になった生徒を見るような。
しみじみしている虹夏の隣でリョウがぼそり。
「やっぱり、明らかに《結束バンド》が生誕31年みたいなタイトルだ」
「うるさいわい!」
軽く虹夏がリョウの頭を叩く。でもフライヤーのデザインを決めた張本人の虹夏なので、いつもとは違ってかなり軽い音だけ響くようなスパァンとした動きだった。
実際、リョウが言った通りの誤解によって興味を持った若いバンドマンが引いたりしていた。31年の超ベテランバンドなんてノリが合わないと。というか、そもそも超ベテランバンドが今更初めての自主企画ライブをやってどーする。
出演するバンドは、なんやかんやで集まった。
例えば《しじみ帝国》。STARRYのブッキングライブで何度か一緒になった、同じ男女混合バンド、なんだかんだで交流もある。
例えば。星歌がSTARRYを立ち上げる前に組んでたバンド。ドラムのリナをはじめとしたメンバーたちが、虹夏の声掛けに応じて快く引き受けてくれた。
それだけじゃない。ひとりの父親、後藤直樹が若い頃に組んでいたバンドも復活した。有言実行。実は今回一番出演バンド集めに貢献したのはひとりだったりする。
なんやかんやで問題も解決したので、虹夏のしなびたアホ毛も回復していた。
虹夏は今日を無事に迎え……迎えられそうなのでほっとしているけど、同時にちょっとため息をついた。
「何というか、ちょっと身内ネタが強くなった気も……」
「しゃーないでしょ。まだ私たち、そんなネームバリューないし」
「いっつも調子に乗ってる癖にこういう時だけまともなことを……」
「ほら、企画者兼リーダー兼進行役兼責任者でしょ」
「僕だけ役割多すぎない!?」
「事実でしょ」
今回、リョウは割と余裕の表情だ。《結束バンド》が発足して以降、恋愛だの作曲だので馬車馬のように働かされたリョウ。小さな復讐としては絶好の機会だった。
「あとさ、たしか郁三の従妹が来るんだって?」
「ああ、南海さんだっけ? 喜多くんから聞いたけど」
さすがにひとりと郁三の、伊地知家お泊りの翌日の顛末については聞いていた。年末のライブに喜多家の両親が来ることも含めて。
郁三が大学に進学するかどうかについては、リョウも虹夏も意見を持っていない。二人とも郁三がそう考えるくらい真剣なことは嬉しい。けれどそれと大学生活を捨てるかどうかは別で考えている。
虹夏は大学に進学するつもりでいるし、逆に進学するつもりがないらしいひとりのことも理解している。
なんにせよ、『バンドで大成する』という目標は長くて険しい。バンドメンバーだけが頑張ったって夢は叶えられない。親と話し合うことは必要だから、虹夏としても気合は入っている。
ふと、虹夏は思い至った。
「……そういえばさ」
「ん?」
「リョウはどうすんの?」
「え、何が」
「進路」
「……」
「なんでそっぽ向くの」
「……だって」
実は、リョウはまだ進路に悩んでたりする。
まだ進路に悩んでたりする。
「二回言わないでよ」
「言ってないよ」
「いや、どこかの誰かが」
「リョウ、そんなに電波だったっけ?」
「知らない」
なんて、よくわからない会話。
リョウはまだ進路を決めてない。大学受験するとは言ってない。それに、進学しないとも言ってない。
色々秘密主義がどうだの言っていたリョウ。実はリョウこそ、虹夏と両親以外の誰にもこのことを言っていなかった。
理由は、本当に悩んでいるから。
「たまに僕の勉強に付き合ってくれてたけどさ、それでもうバテバテだったじゃん」
「数式覚えるとベースの弾き方忘れる……」
「夏の旅行の前も、教習とかと重なって勉強して、それでおかしくなってたし」
「……まだ悩む」
というのが、リョウの思うところらしい。
「いやもう年末だよ? そろそろ決めないと、センター試験もあるし」
「……」
「別に大学志望じゃないだろうに、なんでそこまで」
「だって」
「え?」
「芳大、行きたいし」
「……え、僕と同じとこ?」
「……」
「……えっと」
ちょうど後ろを通りすぎたPAさんは思った。
この二人、いつまで
さらにPAさんの後ろから、ぞろぞろと人が現れた。
後藤直樹。そしてそのバンドメンバーたち。
「皆どうも~」
「あ、ぼっちちゃんのお父さん! 今日はよろしくお願いします!」
虹夏とリョウは一瞬でいつもの空気に戻った。リョウはせこせこと設営に戻って、虹夏は営業スマイルで直樹と対面。
「まさか本当に出てもらえるなんて……」
「虹夏くん共々、店長さんには娘がいつもお世話になってるんだ、一肌脱がないとね!」
なんだかんだ虹夏も直樹のことは慕っている。ギターヒーローの宅録の時に今でご飯を食べたのが懐かしい。一緒に苦い思い出も蘇ってくるけど。
と、世間話をしていると虹夏の後ろから郁三が現れた。
「お義父さん! お久しぶりです!」
「喜多くんじゃないか! 元気にしてたかい~!?」
親世代と高校生。意外と盛り上がる二人。そのまま郁三は直樹のバンドメンバーにもみくちゃにされた。
「ま、いっか。喜多くん楽しそうだし」
直樹たちの相手を郁三に任せて、虹夏はまた会場を見渡す。意外とちゃんと働いているリョウ。卒なく手伝ってくれるPAさんやSTARRYスタッフの人たち。ひとりは直樹のところに行けばいいのに、郁三やバンドメンバーの陽の気が怖いのか隅で大人しく作業をしていた。
「《しじみ帝国》も、リナさんたちも、ぼっちパパも来た。後は一組か。リハまでまだ時間あるし大丈夫かな……?」
とりあえず、始めることはできそうだ。
虹夏は息を吐いた。今度はほっとしてだ。
この自主企画ライブに当たっての問題は辛うじて解決した。虹夏と郁三が苦心したオリジナル作詞も、女子組の助けを借りて何とか90秒程度のボーカル曲が完成した。
クリスマスコスプレやお菓子配りの準備も万端。今回はファン1号2号や新宿FOLTの面々がいないのがちょっと寂しいけど、お客さんも来るはずだ。
初めての自主企画ライブ。主導した虹夏としては本当に安心した。
あとは、ライブそのものを成功させるだけ。
「あの~、すみませんっ」
後ろから声をかけられた。虹夏は振り返る。
目の前にいるのは、女の子。郁三と同じ赤い髪、整えられた肩まで届くウェーブに、特徴的なサイドテール。まつげが長くて、目はクリクリと大きい。しっとりとした唇がきらめいている。
クリスマスの時期に生える赤いカーディガン。紺色のチェック柄のプリーツスカート、ハイソックス。シンプルだけど黒色のリボンが映えるトートバッグ。
リョウやひとり、いつも関わる女子と比べると、どう考えても女の子してる女の子。
その子は、虹夏よりもほんの少し背が低くて、けれど活発でキラキラしていた。
「私、喜多郁三の従兄妹の、南海郁代です!」
────
クリスマスライブが始まった。
詳細不明だったバンドの一組目は《エレ&ネネ》、何を隠そう恵恋奈と猫々だった……!
どうやら、最初に出演バンド集めに苦労してた時にこっそりと協力を画策してたらしい。
リョウもこっそり演奏を指導していたみたいで、猫々がギター、恵恋奈がベース、リョウが打ち込んだドラムを引っさげて演奏してくれた。お世辞にも上手いとは言えなかったけど、頑張りが伝わってちょっとジーンと来てしまうリョウや虹夏がいた。あと、星歌も恥ずかしそうにしてた。
「大山さんも日向さんも頑張ってるね!」
「あっはい……そ、そうですね」
今日の《結束バンド》はトリを飾るので、しばらくは余裕綽々でライブを観られる。郁三とひとりは仲良く、後輩の演奏を楽しんでいた。
そして。
「ライブハウスって来るの初めてでドキドキしたけど、すごく楽しい~! もういっくん、どうして教えてくれなかったのー!?」
郁三の隣には郁代もいた。きゃぴきゃぴしている。
「いやごめんって。バンドに入った時も色々あって言いづらかったし。その後も忙しかったんだ」
「まったくもー……ま、でもいいわ! 後藤さんとも知り合えたし……ね! 後藤さん!」
「あ、ひゃわわわわ」
いつもより陽の気が強くて眩しいライブハウス。そんな様子の後輩たちを見る先輩たち。
「ずいぶんこのライブハウスも騒がしくなったなぁ」
「ライブハウスには似合わない……陽キャの巣窟になってしまう」
「それを言うなら喜多くんがいる時点でお察しだと思うんだけど」
虹夏はちらりとリョウを見る。
「リョウ、ずいぶん南海さんに懐かれてたじゃん」
「いつものことだし」
「借金まみれのぐーたらベーシストなのにさ。ちゃんとぼっちちゃんにお金返した?」
「……」
「だめだこりゃ」
やれやれと首を振る。女の子に人気なのはわかるけど、虹夏からすれば自堕落っぷりが目に余る。
《エレ&ネネ》の演奏が終わる。少し間をおいて《しじみ帝国》が出てきた。最近人気が出ているから、猫々たちが頑張って盛り上げた会場を順調に引き継いでくれるはずだ。重厚な音と振動が響き、光が溢れる。
「最近、虹夏優しいよね」
「別に? 変わったつもりもないけど」
「お金の話しても手が出ないし」
「ここ公共の場なんだけど?」
公共の場所だから暴力に走らないだけだ、とは言っておく。
「あ、そっか。可愛い女の子もいるし、好青年演じてるんだ」
「南海さん? そりゃ彼女、可愛いけど」
「私に嫉妬してるのか、虹夏」
その言葉に、むしろ虹夏はニヤニヤした。
「喜多くんの従妹だし、ちゃんと面倒見ないとって思ってるだけだって」
「その顔ウザイ」
「嫉妬はそっちでしょ。そんなに僕が面食いに見えるの? 喜多くんじゃないんだから」
「確かに虹夏の好みとは違うか……? ぼっちっぱいに比べたらアレだけど」
「リョウ、それはちょっと問題発言だよ……」
ライブを楽しみつつ、虹夏はちらりと、ひとりと郁代に目線を送った。
それとリョウを見返す。
虹夏からすれば、嫉妬なんてひとりの件で郁三に対してしっぱなしだった。慣れっことは言わないけど、色々あったし少しは耐性もついたつもりだ。どれだけ《結束バンド》の馬鹿ップルの馬鹿ップルっぷりを見せられてきたことか。
それに、リョウの件でどう嫉妬をすればいいのか。
虹夏はあっけらかんと言った。
「僕が嫉妬なんて、するわけないでしょ」
得意げな虹夏に、リョウもちょっとムッとして言い返した。
「私だって、嫉妬なんてするもんか」
────
《しじみ帝国》に続き、リナバンド、直樹バンドと身内ーズが続いていって、いよいよ《結束バンド》の番になる。
「じゃあ、僕らもそろそろ行かないとね」
「あっはい」
「頑張ってね! 後藤さん! いっくん!」
郁三とひとりに声をかける郁代。虹夏とリョウにも忘れない。
「伊地知先輩も、山田先輩も……ライブ、楽しみにしてます!」
「……うん!」
「ん」
スタジオに戻って、それぞれ着替える。いつもの結束バンドTシャツじゃない、クリスマス仕様だ。ひとりとリョウはサンタコス、虹夏はトナカイコス。郁三はなんとびっくり、頭だけフライドチキンコスプレ。実はひとりと郁三はお互いの着るものを選んだりしていた。ひとりは帽子も可愛いポンポンつきだ。
四人順番に舞台に上がる。まず虹夏が出てきてまずまずの盛り上がり。次にひとりとリョウが現れて、女子サンタに沸き上がった。そして郁三のフライドチキンでちょっと静かになった。
郁三がマイクを握る。
「メリークリスマース! 今日は、結束バンドサンタたちが皆に最高の歌のプレゼントを届けます!」
とはいえ郁三はバンドの顔だ。慣れてきたMCで会場をコントロールしていく。
「クリスマス、特別な日! もちろんいつもの曲も自信はあるけど……それだけじゃないから、今日は皆楽しんで!」
ここから一曲目……じゃない。すぐには始まらなかった。そんな四人に会場が少しだけどよめく。
そして郁三はリョウを見た。リョウも無表情だけど、郁三を見返して頷いた。
そして、二人は互いに近づき……そして、立ち位置を入れ替えた。
ざわつく会場。
ライブハウスに初めて来た郁代は、群衆の中で、一人でそれ様子を見ている。
(あれ……いっくんが歌うじゃないの?)
郁三がボーカルだという話は本人から聞いていたし、《グルーミーグッドバイ》のMVも見た。そんな郁三の姿や、ひとりや、先輩たちを生で見れることを楽しみにしていた。
今、どよめきに満ちた会場の中で、たった一つ知ってることも外れた郁代は、戸惑いながら舞台の上を見る。自然、両手が重なる。
その舞台の中心に立っているのは、メインボーカルの郁三でもなく、ギターが上手いというひとりでもない。
歌が始まる前、ほのかに頼りない照明だけが、青いリョウの髪を寂しく照らしていく。
薄くだけ開いていたリョウの瞳が、かすかに会場を見下げた。
始まる──
「一曲目。《カラカラ》」
突如、耳にうるさく響くドラム、かき鳴らされるギター。
光り輝くステージ。
興味のない人には『地味』なんて揶揄されるベースが、誰よりも主張していた。
ボルテージがいきなり最高潮に。《はむきたす》の頃からリョウを知っているファンもいる。《結束バンド》になってからリョウのことを知ったファンの女子も。
そして初めて知った人だっていて。
「…………」
目に映る全部が、光り輝く。
リョウの口がほんの少し、開く。マイクを通して広がるのは、どこまでも澄んだ歌声。
郁三が歌うものとは違う、儚い声。
サンタクロースをしていて可愛い雰囲気を出したって、リョウのクールな存在は崩れない。可愛いとカッコいいは両立する。
《カラカラ》の出だしはバッチリだ。虹夏は両腕をフルスロットルで動かして、器用に頭の中で安心した。
(まったく、本当に無茶するんだからリョウはさぁ……!)
《カラカラ》。ライブで演奏するのはこれが初めてだ。微かな緊張感はあるけど、それ以上に虹夏にとって辛いのは、この曲のドラムはバカ難しいってことだった。
まずもうイントロから激しい。もうめちゃくちゃ叩きまくらないといけない。それが終わっても常時フルブースト。もう絶対自分を苦しめるために作曲したんだってのがわかる。実際、リョウは練習でミスするたびに笑ってたし。
(僕への当てつけみたいなもんだし、当然なのかな)
今ならわかる。というか、わかってしまった。
半年前の自分の誕生日。そして告白。誕生日プレゼントというリョウが虹夏だけに伝えた《カラカラ》。
それだけあれば、いくら鈍感な自分だってわかる。それにもう、リョウの気持ちも知っている。
ストレスや言えない想いを抱える日々の中で、膨れ上がったリョウの想い。
そんなものを受けてしまったら。
(だから……この曲の演奏、落ち着いていられないんだよ……!)
盛り上がる会場に意識も向けず。いつもと違って後ろから誰かを見ることもせず。虹夏はただ、ただ、返事をするように必死に歌に食らいつく。
そんな演奏の必至さを、リョウはわかっていた。
(ああ、たぶん、虹夏も必死なんだ)
いつもとは違って、背中で虹夏を感じる。目線を合わせなくたってわかるんだ。
クリスマスライブ。また向こう見ずな虹夏が暴走した。難航した出演者集め。風の噂じゃひとりが頑張ったらしいし、自分だって猫々と恵恋奈を相手にした。
店長の昔のバンドはともかく、郁三はともかく。
(虹夏、結局そこまで考えてなかったでしょ)
だから、ちょっとは苦しんでよ。女の子をこんだけ苦しめたんだからさ。
だから、クリスマスだって、まるで観客なんて感じないくらいに。
(何度でも、歌ってあげる)
サビに入って、リョウの声が透き通って、それでも歌は、会場は、どこまでも熱を上げていく。
何度でも歌う。早く言わなきゃって思ったこの気持ち。歌でだけど、何度も言わなきゃって思うから。
(でも……)
直接言えないことだけは、許してほしい。
────
《カラカラ》が終わる。いきなりの、ファンたちが馴染み深いどの曲とも違うリョウの曲。
どよめきなんてとっくの昔に忘れて、興奮は止まらない。
黄色い声でリョウの名前が叫ばれる。それでも、リョウは無表情で、でもほんの少しだけ口元を緩めて、最後にベースをかき鳴らす。
そうして、リョウがいつもの位置へ戻って、郁三が中央へ。
「リョウ先輩の《カラカラ》! 俺も大好きですっ!」
黄色い声──と、男子からの怒号。「お前彼女の前で何尻尾振ってんだー!」と。めげずに郁三は続けた。
「って感じで、今日は俺が歌うだけじゃない! いや俺も歌うんだけどね! そんなサプライズが、皆へのプレゼントだよ!」
郁三は脇からそれる。それだけじゃない、マイクをドラムの虹夏のほうへ。
そこまで来れば、観客だってわかる。次は虹夏だ。
虹夏は誰の眼に見てもわかるように深呼吸をした。やっぱり、初めての試みだからだ。ちょっと緊張する。
でも、歌の順番を四人で決めて、その後に歌詞や曲名(仮)が完成した時、この順番になるのはある意味ちょっと良かったかもしれないって思った。
だって、リョウの曲のすぐ後なんだから。
虹夏は声を張り上げた。
「二曲目、行きます!」
リョウの虹夏への鬱憤と気持ちを伝えた《カラカラ》。それに対する虹夏の答えは──
「《なにが悪い》!」
タイトル解説
《かけがえのない詩》
歌:mihimaru GT
アニメ映画『映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』主題歌
今回はアニメ内容にはそこまで触れず、曲名をドストレートに採用しています。
とはいえ、映画ドラえもん……やはり子供の頃の映画は記憶に残るもので、ドラえもん、コナン、しんちゃん……とゴールデンタイムなどは思い出が深いですね。
《かけがえのない詩》は歌詞の方も、大切な人を想う誰かの曲なので、是非一度聴いてみてください……!