良い感じの能力を貰い転移したが 現地民の方が強い…… 作:勇気の遊技
よろしくお願いします。
1: 名無しの転移者
最近の転移者って何で訳アリしかいないんや。
おじさんは疲れるわ、話聞いたりしてるとホンマに。
2: 名無しの転移者
分かるわマジで、最近の奴らって家族失ってから転移したり孤独死してから来てたりする様な奴らばっかだからここ来ても大抵はすぐ病むんよね。
3: 名無しの転移者
うーん、でもまぁ仕方ないんじゃね? 転移前に神から話聞いたけど、もう何でも良いから転移させとけって上から言われてるらしいわ、本当に乙やで。
4: 名無しの転移者
それは初めて聞いたわ……上司関係があるんやな、神も。
5: 名無しの転移者
というか、最近転移者見たんやけど……なんか闇落ちしそう。
6: 名無しの転移者
闇落ち? 何でや。
7: 名無しの転移者
名前がな……キラキラネームなんや。
8: 名無しの転移者
あーね。ちなみにどんな名前よ?
9: 名無しの転移者
闇落田(ダークネスフォール)
10: 名無しの転移者
草ww
11:名無しの転移者
草に草を生やすな!
12:名無しの転移者
サーセンしたw
13: 古生物狂い
賑やかだねぇ、君たち。
14: 名無しの転移者
雷槍のラナさんだ!
15: 古生物狂い
いや、私は古生物を愛すただの槍使いだ!
間違えないでくれるかな?
16: 古生物狂い
……そんな事より君たち、ルイ第六王子について話があるんだが…….
何か知っているか? 少しでも情報が欲しい。
17: 名無しの転移者
ああ、ルイ王子の事か……すまんね、知らない。
18: 古生物狂い
第一次魔王連合軍と法皇国連合軍の戦いでルイ王子は何処かへ行ってしまった彼は今、どこにいるのかな?
19: 赤壁
案外、近くにいたりしてな。
冒険者になっていたりしてるのかも、しれん。
まぁ、可能性としては、有り得なくはないと思うぜ。
何せ、自分はルイ王子の護衛兵だったから、少しはあの人のことが分かるような気がするんだ。
20: 古生物狂い
まぁ……そうかもしれないな。
21: 古生物狂い
誰か来たみたいだから、少し席を立つよ。
まぁ、頑張れ。
22: 赤壁
言われなくとも頑張るさ、海原さんよ。
23: 古生物狂い
異世界へ没入するためにわざわざ名前を作ったんだ……ラナって言う名をね。
だから、あまり本名で言わないでくれよ?
レッドこと、赤城さん? ……それじゃあね。
24: 赤壁
こりゃぁ、まいったな……。
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掲示板から意識を戻して、ドアの方を見てみると……深夜であろう時間にも関わらず激しく音を立ててノックされている。
もしかしたら、転移者狩りの者もしくは……魔王軍に寝返ったものかもしれない。もし、目の前のノックをしている存在が魔王軍に寝返ったものならば……それは、アイツしかいない。
あいつしかいない。
「ちょっとー開けてくださぁいよ! ラナさぁん」
最悪だ、予想は的中してしまった。
アイツは、アイツは……ッ。
動こうとしても、動けない……気づいたら、体が痺れていたのだ。アイツ、ここの宿での食事に薬をっ!
「あっ! 痺れ薬盛ってたんだった。で、効果が今出てきたと……いっけねぇ、忘れてたよハハハハハッ!」
気持ち悪い声だけがドアの外で響く……。
が、移動できない……何とか【古生物】を召喚しようと魔力を捻ってみても……出来ない、魔力阻害の薬も入れたのか、アイツはっ!
「扉邪魔! 消えろぉ」
扉が蹴破られた。
アイツは私をみると私にとっては見るも不快な笑顔で……
「みぃっけた、僕に早く愛されてねぇ〜ラナさぁん! アハハハハ!」と、言われるのも嫌なことを今、目の前で言ってきた。
「誰が、お前なんかに愛されるか」
「あ? 立場分かってんのかよっ、てめぇはよぉ? ……でも、ラナさんだから、許してあげるよ。僕はラナさんのこと、ダァいすきだからね〜! アハハハハ!」
虫が私の体中を這う様な感覚がした……。抵抗しないと……!
「ラナさぁん、良い情報を教えてあげる。聞きたいよねぇ、だって────ルイ王子のことだからねぇ」
何だって……!
「おっ、気になったのぉ?」
「当たり前だろっ、クソ野郎!」
「きゃー! こわいよぉ。でも、タダでは教えないねぇ」
「……何が対価だ」
「分からないのぉ? しょうがないなぁ教えてあげるよぉ対価はええと、そうだねぇ……僕の女へとなることだよ。そうしたら、教えてあげる」
「どこまで腐ってるんだ、お前はっ!」
「……」
それから少しの間、何もアイツは言わなかった。
いきなり黙ったのが怖くなって……震えてしまった。
そうしたら、いきなりアイツはそんな私を見て興奮し出した。
「可愛い! 可愛いよラナさぁん! 好きだ。好きなんだ。もう抑えられないよ今ここで一夜───
「おい」
「あ?」
「 誰ダァテメェはよぉ、まさかラナさんの彼氏……なんだと。……殺す、殺す潰してやる、もいでやる。その面も何もかもをっ! 潰し────
「こっちは眠いんだよっ! 安眠を妨害する奴は……こっちも、許さん」
「やってやるよ……来い。ラナさぁん、今からこいつ殺してあなたのことキチンと番にしてあげますからね! 楽しみに待っててください!」
そのまま彼らはどこかへと行った。
「アルバート、だったか。勝ってくれ……頼む」
私はただ、祈ることしかできなかった。
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「ここならだぁれも、来ない。お前が助けを呼んでもな? 誰も来ないんだぜぇ。逃げるなら今のうちだよ?」
「お前に負ける未来はない」
僕には、この男がなぜここまで自信があるのか分からなかった。
夜の荒野は魔物も多く、元々魔王討伐の為に送られた転移者である僕から言わせてみても、とんでもなく危険。しかも、見たところ武器は持っていない……のに、何故こんなに自信があるのか、分からなかった。でも、勝って、僕の初恋の相手と添い遂げるんだ! それが、僕の勝利条件だからっ!
「死んで後悔しろよっ!」
僕は魔力を込めた足で、地面を踏み。そして、蹴る。
そうすればもの凄い勢いで相手の元へ詰め寄ることが出来る。素人ならば、これだけで何とかなる。
が、なるべく油断はせずにいく。油断して、ラナさんと添い遂げれ無かったら元も子もないしね。
『あなたは何も知りはしない』【黒霧】
黒い霧が、相手の周りから出る。
その霧に包まれたが最後、相手は僕を視認出来ない。これは、勝った!
黒い霧の中に入っていく。
アイツはどこにいるかな、真ん中だろうけど!
それじゃあね、馬鹿な奴!
魔法で作った巨大なハンマーを振り下ろす。
「飽きた」
その一言と共に、僕は吹っ飛び、霧は消え。
氷でできた剣を持つ‥‥アイツはっ!
「やっと気づいたんだな? まぁ、もう一回ぐらい自己紹介はしてやるよ。私は、ルイ・フロスト……そう、お前ら魔王軍が。殺すのを失敗した……法皇国の、第六王子さ」
「いい、手土産ができるなぁ、ラナさん喜ぶぞぉ」
「ああ、一応言っておくけども」
「お前、動いたら死ぬよ?」
何を言っているんだ、コイツは。早く殺して、ラナさんに会わないと! 足を一歩出したその時、僕の視界は横と縦に分かれた。見えたのは、飛んでいく手足。走馬灯は、危険を回避するために見るものらしいけど、今見ても意味ないなぁ。
「だから言ったのに……」
そんな……こ、えが、さい、ごに聞こ…………
「死んだか……帰って寝るか、と言うか。いつから見てたんだよ、センコさん」
「初めからです! 案外、派手にやるのね」
「サトウはどうした?」
「すーすー言って寝てますよ!」
「熟睡か、少し羨ましいよ」
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854: 名無しの転移者
裏切りの転移者、田中仁死んだん?
855: 古生物狂い
ああ、死んだ。
856: 古生物狂い
それと、大ニュースだ。
857: 赤壁
何なんだ?
858: 古生物狂い
ルイ王子が、見つかった。
今回の魔法解説。
【黒霧】
第三階位の魔法、あたりに黒い霧を発生させるために、相手は視認することが困難となる。