退路がない配信者   作:冬の終わり

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ゲーム画面を流しながら実況する様子を伝えるのが難しすぎるので区切りが悪いですがそれでも良かったら読んで下さい。割と大変なので違う作品を書く気がするので投稿は遅くなると思うので区切り良く読みたいなら次回が投稿されたら読んで下さい。


モチーフは青鬼ですがちょっとしか知らないのでオリジナル感が大分出てます。


ホラゲー実況 鬼の館

「今日は罰ゲームありでホラゲーをやっていくんですが、やっていくゲームは前回オススメされた3つをやっていきます。初めは鬼の館からやっていきたいと思います。」

 

 

「ねえ、本当に行くの?やめておいた方が良いんじゃない?」

「ビビってんのかよ。大丈夫だって。所詮都市伝説だって。」

「で、でも、何人も行方不明だって言うし。」

「それこそ有り得ないよ。でかいと言っても所詮館だよ。こんな所で行方不明が出るなんて非科学的だよ。君もそう思うだろ海斗?」

「えっ、そ、そう思うけど本当に入ってもいいのかなぁ…………」

「大丈夫だってもしだめそうだったらすぐに出ればいいって。じゃ入ろうぜ」

「怖いしわざわざ夜に行く必要ないじゃん」

「肝試しなんだから夜に行かなきゃダメじゃん。そんなに言うなら優美の事は俺が守ってやるって!!まあいざとなれば海斗も慎司も守ってくれるから安心しな!」

「う、うん。ありがとう大樹君。」

「じゃ、今度こそ行こうか。」

 

所々汚れているがまるで誰かが生活しているかの様に部屋綺麗なようだ。高級な壺などがあるわけでもなくいたって普通な家の様に見える。その中でも大きな柱時計だけが大事なものの様に目立っている。

 

「別になんか違った所なんて全然ないじゃん。」

「やっぱり所詮都市伝説だったんだよ。」

「とりあえず1周しようぜ。」

 


「なんもなかったね。」

「ほら大丈夫だったろ。」

「もう12時になるしそろそろ帰った方がいいかもね。」

「そうだな。じゃあ、帰るか。」

 

ゴーーーーン

 

何かが鳴ったと同時に突然全ての光が消える。

 

「な、何が起きたの!?だ、大樹君早くライトつけてよ!!」

「分かってるけど点かないんだよ!!」

 

突然辺りが明るくなり周りの景色が明らかになる。物の間取り、大きな柱時計など先ほどまで居た部屋の様に見えるが明らかに異質で先ほどまでは絶対になかった物が目に飛び込んでくる。

 

「こ、これは血?」

「しかもただの血だまりなんじゃなくて辺りに血が飛び散ってるから単に刺されただけじゃないと思うよ。…………まるで何かに食べられたみたいだ。この館は何かがおかしいよ。こんな不気味な所はとっとと出た方が良いよ。」

「そ、そうだな。優美に海斗もいるよな?早くこんな所出ようぜ。」

「う、うん。」

「そ、そうだね。」

 

急いで扉に駆け寄る4人。しかし扉はビクともしない。

 

「な、なんで開かないの!?やっぱりこんな所来るんじゃなかったんだよ!!」

「あっ、おい優美どこ行くんだよ!ちょっと追いかけてくる!!」

「だ、大樹待てよ!海斗追いかけるぞ。」

「わ、分かった。」

 

 

「みんな何処?それに此処は?さっきまでは無かったよね?」

 

『というわけで皆とはぐれた所からスタートみたいですね』

『恐らく扉の鍵なり見つけるか脱出場所を見つければクリアだと思うんですけど、取り敢えずは皆を探すとしますか。』

 

「さっき見て回った館と配置は同じだけど壁なんかに飛び散ってるのは…………血?」

 

いやーーーーーー!!!

 

「今のは…………優美ちゃんの!?」

 

「こっちだ。…………この中みたい。優美ちゃん大丈b、おぇ。」

 

僅かに空いた扉から人の足とそれを伝って流れる血が見える。そして何かが貪り食らっている音が漏れ出てくる。

 

「に、逃げなきゃ。」

 

駆ける、駆ける。玄関まで逃げて来られたみたいだ。

 

「はっ、はっ…………やっぱり都市伝説じゃなかったんだ。大樹君たちは大丈夫かな?」

 

『多分さっきのでストーリーが進んだので鬼が来ると思うので逃げ道なんかを探しながら他2人も探して行きますか。』

 

館の構造は中庭がありそこを囲うように存在しており廊下は1周できるようになっている。中庭への入り口は玄関のちょうど反対にのみに存在しており2階建ての構造だ。2階には中庭側のみベランダがあり2階への階段は玄関にしか存在していない。

 

「この部屋もさっきの部屋も最初に見た時とほとんど変わってないみたい。それにベットの下やタンスには隠れられそう。確か最初に厨房と2部屋入れなかったからどうにかしてそこに入る方法も考えなくちゃ。」

 

 

「ここは浴室だったはず。前見たときは何も無かったんだよね。でも広かったししっかり見たわけじゃないからもしかしたら何かあるかも。」

 

10人程度が入れそうな大きな浴室が1つとシャワーが3つある。浴槽の近くには桶が3つ重なっている。

桶をひっくり返すと子供部屋と書かれた鍵が見つかった。

 

「子供部屋!確か1階の角にあったはず。」

 

『子供部屋の鍵見つけましたけどまだ誰も見つけてないので後回しにしますか。それにまだ鬼を1度も見つけてないので鍵使ったら現れる気がしますね。』

 

「浴室からここまでの部屋全部見たけど結局何も見つからなかったな。」

 

『到着しちゃったので子供部屋行きますか。そろそろ鬼が来ると思うので驚かないようにしますか。まあ流石に来ると思ってりゃ余裕ででしょ。』

 

この部屋は他の部屋と違って中から鍵がかけられる様だ。また中は散らかっており床には何かが書かれたスケッチブックが落ちている。

 

「これは……黒色の鬼?それに優し気な表情だ。他に見といた方がいいものは…………これくらいかな。」

 

そこから3部屋ほど探索した後、最初に見て回った時には無かったはずの小さな机の上に乾いた血が付いた紙と寝室と書かれた鍵を発見した。紙には[上2右3 下3左15 上5右23]と書かれていた。

 

「何の事だろう?多分寝室の事なんだろう。」

 

ガサガサ

 

「ひっ!」

 

辺りを見渡しても隠れられそうな場所はない。

 

『おっ!やっと鬼が出てきそうですね。恐らく待ってたら危ないと思うので行きますか!』

 

扉を出ると左手に得体の知れない黒いものが何かを引き摺っているのが見えた。足音を立てない様に素早く立ち去ろうとするが「あっ!」突如足が滑り声が漏れてしまう。視界の端で黒色の中に爛々と光る黄色が映った。恐らく……………………目だ。そう認識した直後黒色が追いかけてくる。

 

「やばい!逃げなきゃ!!」

 

そう言いながら走り出す直前に床に赤色が見えた。先ほどの感触からして恐らく誰かの血で足を滑らせたのだろう。

 

走る  走る    走る

 

それでも黒色の方が速く徐々に距離は縮まっていく。

 

『さっき子供部屋だけは鍵が内側から掛けられるってあったので取り敢えずはそこに逃げ込みます!!』

 

もう少しという所でギリギリ子供部屋に駆け込み鍵をかけられた。

 

ガチャガチャガチャガチャ

 

「はっ、はっ、流石に大丈夫だよね!?」

 

少し経ち息が整う頃には音はしなくなっていった。

 

『ここからが本番って感じでひりついてきましたね。割と逃げる余裕があったんで出待ちとかされない限りは余裕そうですね~。まっ、視聴者の皆さんは悲鳴を期待しているかも知んないですが残念でしたね!!』

 

フラグ乙

絶対悲鳴上げるわ

 

『いやー、流石に余裕ですわ。』

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