Persona4 The StrikerS in MID-CHILDA (現在、凍結中…) 作:Neo-PSI
>・・・・・・。
>悠の年齢による騒動が、漸く一段落しスバル達の訓練の為に場所を移動した。
悠は現在なのは達と共に機動六課の敷地内の海岸線に面した訓練場にやって来ていた。海面上に銀色の六角形の足場で形成された浮き島が見え、その上に構造ビルがそびえ立っている。何でもあのビル群は実際に建っているわけではなく、実態のあるホログラムの様な物なのだそうだ。
>この空間でスバル達が訓練を行っている・・・。
訓練相手はビルと同じように作られたガジェットだ。
悠はというと、なのはとフェイト、そしてシャーリーと共に訓練内容を見学中である。
そんな中、スバルは手甲型の、ティアナは2丁拳銃、エリオは槍、キャロはフリードとグローブ状のデバイスを用いてガジェットと戦っている。
戦闘スタイルから見てスバルとエリオが前衛、ティアナが中衛、キャロが後衛である様だ。
まだ何処かぎこちない動きだが、確実に目標のガジェットを破壊して行く。
「はい!それじゃあ、今朝の訓練はここまで。皆、お疲れ様。」
「「「「お、お疲れさまでした・・・・。」」」」
訓練の終わった皆の顔は見るからに疲れきっており、よたよたとふらついた足取りで移動を開始する。
「朝から、中々ハードな訓練ですね。」
「実際に戦う相手は徹底的に熟知しておかないと、いざと言う時対応できないからね。」
「成程・・・。確かにその通りですね。」
訓練の目的、内容を教導官のなのはと悠が語り合っていると・・・。
「そうだ。悠もちょっと訓練受けて見る?」
「え?」
フェイトから訓練を受けてみないか誘われた。
さて、どうしようか・・・。
「あ、いいね!悠君の戦い方も見たいし!」
「私も興味あるな、悠の戦い方!」
なのはとシャーリーは若干目を輝かせながら悠を見ている。
訓練を受ける事は悠としても悪い事ではない。ガジェットとの戦闘経験を得ておいた方が確かに後々役に立つだろう。
「そうですね、戦う相手を知るのは確かに重要ですし・・・。お願いできますか?」
「うん!」
「それじゃあ、悠。所定の位置についてね。」
「ああ。」
>機動六課の訓練を受ける事になった・・・・・。
>・・・・・・・。
《「悠君、そろそろ始めるよ。準備してね?」》
悠は訓練を受けるために、指定された位置についた。
ちなみに、今悠となのはは、本来会話できないほど離れた場所にいるのだが、これはこの世界の魔法の1つ“念話”というもので会話が行われている。この“念話”は離れた相手等に対して念じるだけで会話ができ、戦闘時には無線として重宝されているそうだ。
「鳴上さんってどんな戦いするんだろう?」
「気になりますね・・・。」
「でも、1人で大丈夫でしょうか?」
「そうね・・・。」
先程訓練が終わった4人はなのは達の下に集まっており、悠の実力について色々推測し合っている。
「なのはさん。あの人は一体、何者なんですか?さっきから魔力が感じられないんですが・・・。」
「ああ、悠君は魔法を使えないんだよ。検査したら“リンカーコア”無いって。」
「ええ!?」
悠に対して他の3人とは違い、一歩引いた所から見ているティアナは悠の素性をなのはに聞いてみる事にしたのだが、まさか魔法を使えないとは思っていなかったようで、悠と出会ってから初めて動揺の顔を見せた。
「リ、リンカーコアが無い!?」
「じゃ、じゃあどうやって戦うんですか!?」
「危ないですよ!?中止した方が・・・。」
「無謀すぎます!!」
悠の身を案じ3人が心配そうな声を上げる。確かに、魔法を使えない人間がガジェットに勝てるとは普通思わないだろう。その証拠に流石のティアナも焦っている。
「まさか・・・、生身で戦うんですか!?」
「そんなわけあるか!!」
魔法と挌闘技を組み合わせたバトルスタイルを取るスバルは若干興味深そうにしていたが・・・。
「皆、大丈夫。心配ないよ。」
「ですが・・・。」
「フェイトさん・・・。」
悠の力を既に見ているフェイトが4人を落ち着かせる。
しかし、それでも心配なのかライトニング分隊の2人、エリオとキャロは心配そうにモニターに映った悠を見ている。
「大丈夫かな、悠・・・。」
シャーリーは、昨日のなのはの通信から悠がガジェットに対抗できる事を聞いてはいたし、その力に確かに興味もある。だが、やっぱり彼女も心配なのか若干不安そうにしている。
「シャーリー、シミュレーションの設定をお願い。」
「は、はい!」
そんな彼女の意識もなのはからの声で現実へと引き戻された。
「10体ぐらいが丁度いいかな?なのは。」
「うん、そうだね。」
「「「「ええ!?10体!?」」」」
>その訓練内容に落ち着いてきたスバル達は再び驚愕する事になった・・・。
>・・・・・・・・。
「さて・・・・・。」
そんな風に心配されているとは露知らず、悠は『ペルソナ』を発動させる準備に入った。
天に向かって手をかざすと何時もの様に、悠の頭上と足元から青白く光るカードと魔方陣が出現する。
「「「「「!?」」」」」
遠くからモニターで見ている5人はその現象に目を見開く。
「『ペルソナ!!』」
〈パキィィィン!!〉
悠がカードを握りつぶすと、その背後に“ペルソナ『イザナギ』”が青白い炎と共に現れた。
「な、何あれ!?」
「しょ、召喚魔法!?」
「リンカーコアはない筈じゃ・・・。」
悠の発動した力『ペルソナ』にスバル・キャロ・エリオの3人は驚愕の声を上げた。
ティアナはと言うと、3人の様に驚愕の声は出さなかったが口をポカンと開け、悠の背後に現れた存在を凝視している。
「いや、魔力反応は確かに・・・ない・・・。」
シャーリーも顔を驚きで染めている。そして驚愕しながらも技術者からの視点で悠の力を興味深そうに分析している。
「と言う事は、あれは魔法じゃない・・・?」
「そう、あれが悠君の力『ペルソナ』だよ。いやぁ、ホントに不思議な力だよ。」
「「「「「『ペルソナ』・・・・・・。」」」」」
魔法と言う万能とも言える能力の使い手たちにも『ペルソナ』と言う能力は衝撃を受けるようで、『ペルソナ』を初めて見た5人も隊長陣と同様のリアクションをしていた。
だが・・・・・・。
「それで今悠が出したのが『イザナギ』って言う“ペルソナ”なんだって。」
少し違う所があった・・・・・。
「『イザナギ』・・・・。」
「なんだか・・・・。」
そう、スバルとエリオだ。
2人は一言ずつ、言葉を発したかと思ったら2人とも体を震わせ、まったく同時に同じ言葉を叫んだ。
「「カッコイイ!!!」」
>・・・・・・・。