Persona4 The StrikerS in MID-CHILDA (現在、凍結中…)   作:Neo-PSI

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誕生日記念一挙投稿2話目!!


第17話『烈火』

>・・・・・。

 

 

 

>10体のガジェットを相手とした訓練で、その全てを撃破した悠。そしてなのは達の下へ向かおうとしたその時・・・。

 

 

 

「イヤ!まだ終わらんぞ!!」

 

 

 

>背後から念話ではない本物の声が響き渡った!

 

 

 

驚いて後ろを振り返った悠の背後に浮いていたのは・・・・・。

 

 

 

「シグナムさん!?」

 

 

 

部隊長室で別れたライトニング部隊副隊長「シグナム」だった!

突然の乱入に流石のなのは達も慌てている。

 

 

 

「ちょ、ちょっと!?シグナムさん、何してるの!? 悠君の訓練は今終わった所だよ!?」

 

「実戦では、乱入者が現れる可能性もあるだろう!」

 

「ええぇ!?」

 

「さあ、鳴上。私と戦え!私はお前の力に興味がある!」

 

「ちょ、ちょっとシグナム!?」

 

 

 

冷静な人かと思っていたが、今ではもう見る影もない。完全に興奮状態になっており、なのは、フェイトの制止も全く聞こえていない。スバル達は普段の冷静沈着なシグナムしか知らないためか、ハイテンションになっている姿に目を白黒させている。

 

 

 

そんな中・・・・・。

 

 

 

「シグナムさんの言う事も一理ありますね。やりましょう!」

「ちょっと、悠!?」

 

 

 

慌てているなのは達を置き去りに、悠がシグナムの考えに納得してしまった。

 

 

 

「中々話が分かるではないか!では・・・、行くぞ!!」

 

 

 

その返答にシグナムも心底満足そうな笑顔を見せ、『イザナギ』へ突っ込んでいく。

 

 

「『イザナギ!!』」

 

 

 

それを迎え撃つべく悠も『イザナギ』へと指示を出す。

 

急接近した2つの影、『イザナギ』とシグナムの互いの得物が正面から衝突する。

 

 

〈ガキィィィィン!!〉

 

 

その衝撃に辺りでは軽い突風が起こる。

これから双方の力がいかに強いかが伺える。

 

だが、この鍔迫り合いは長くは続かないようだ。その証拠にシグナムの顔は険しいものとなっている。

 

 

(くっ!何というパワーだ・・・。押し返される!!)

 

 

 

流石は副隊長、たった一回剣が交わっただけでシグナムは『イザナギ』のポテンシャルを把握した。

 

 

「『イザナギ!!』」

 

 

悠が再び叫ぶと、『イザナギ』がシグナムの剣をはじき、そのまま右後ろ回し蹴りを放つ。

 

だが、押し返される事を予期していたシグナムはこれをヒラリと回避し、次の攻撃に入るため態勢を整える。

 

 

 

 

 

(ならば・・・、スピードで勝負だ!!)

 

「『レヴァンティン!!』」

 

【シュランゲフォルム!!】

 

 

 

シグナムが合図するとシグナムの持つ剣の峰付近がスライドし、そこから蒸気と薬莢が排出され・・・

 

 

「!?」

 

 

シグナムの愛剣『レヴァンティン』が蛇腹剣へと姿を変えていく!

 

 

 

「状況に応じてフォルムを変えられるのか!」

 

「ハァァァァ!!」

 

 

悠が思わぬ戦況の変化を分析していると・・・

 

シグナムは蛇腹剣と化した『レヴァンティン』をまるで鞭の如く巧みに操り、『イザナギ』の周りを取り囲んだ!

 

 

 

「ッ!?『イザナギ!!』[ラクカジャ!!]」

 

 

 

防御力を上げるスキル[ラクカジャ]を使用し、攻撃を捌くべく防御に回る『イザナギ』。

 

右、左、上、下、後ろ・・・。

あらゆる方向からの攻撃が何度も見舞われるが、何とか防いでいるが・・・。

 

 

 

〈ガキィン!ギィン!ガキィィン!〉

 

 

だが、『イザナギ』の得物は巨大な大太刀の為、小回りが利かず、次第に捌き切れなくなってきた。

 

 

「くそ、まずい!!」

 

『イザナギ』が防戦一方となった事で悠は窮地に追い込まれ、次第に焦りが見え始めた。

 

その隙をシグナムが見逃すはずもなかった。

 

 

「そこだぁ!!」

 

 

はじき返した瞬間を狙われ、下からの斬り上げが遂に『イザナギ』を捉えた。

 

 

 

「ぐう!!」

 

 

シグナムの素早い縦横無尽な攻撃を喰らい、『イザナギ』、悠がダメージを受けのけ反る。

 

 

 

実際攻撃を受けたのは『イザナギ』だが、『ペルソナ』は使用者の半身であるため、ダメージは使用者にも伝わってくるのだ。事前に身を護るスキルを使ったとは言え、このダメージは中々強烈だった。

 

 

 

【シュベルトフォルム!!】

 

「こんなものではあるまい、お前の力は! 『レヴァンティン!!』カートリッジロード!!」

 

【エクスプロージョン!!】

 

 

『レヴァンティン』を基の形態に戻ると、再び薬莢が排出され、今度は刀身が炎を纏った。

 

 

 

(スピード、そして炎・・・。この2つをどうにかしなければ・・・。)

 

 

シグナムの能力に対応しなければ、このままでは一方的にやられる。

 

悠はこの状況を打開する策を練り・・・・・。

そして1つの方法に行き着いた。

 

 

 

「・・・・・・・・。」

 

 

態勢を整えた悠は『イザナギ』に向かって右手をかざした。

そして・・・

 

 

「む!?」

 

「「「「「「「!?」」」」」」」

 

 

対峙しているシグナム。そして観戦している7人が驚き、目を見開く。

 

一体何をしたかと言うと・・・。

 

 

「え!?」

 

「『イザナギ』を戻した!?」

 

 

 

そう、悠が『イザナギ』を消滅させたのだ。

 

 

 

「どうした!もう負けを認めるのか!?」

 

 

 

楽しくなってきた所で、水を差すような悠の行いに、シグナムは若干怒りを覚える。

 

 

 

 

>一方、スバル達は・・・。

 

 

「降参、ですか・・・。」

 

「そりゃ、いきなり副隊長と戦ったんだもん。無理ないよ。」

 

「ええ。それに、あれだけ副隊長の攻撃を捌いただけでも十分すごいですよ。」

 

 

 

降参と言う結果に終わったものの、3人は悠の持つ能力に対して評価していた。

 

 

 

「いや、待った。」

 

「「「え?」」」

 

 

ティアナは気付いた様だが、3人は気付いていなかった・・・。

 

 

「悠君・・・。笑って、る?」

 

「何か、あるの?」

 

「悠・・・・?」

 

 

悠の目は未だ死んでおらず、口元が笑みを作っていたのを!

 

 

 

「『ペルソナ・・・チェンジ!!』」

 

「「「「「「「!?」」」」」」」

 

 

 

悠が力強く叫ぶと『イザナギ』が消えた所から、再びカードが現れた!

 

 

 

「『スルト!!』」

 

 

〈パキィィィィィン!!〉

 

 

そして悠が握り潰す仕種をすると、新たに出現したカードは独りでに砕け、青白い炎を上げた。

 

 

 

炎が収まっていくと、そこには『イザナギ』ではない、“黒い肌をし、一振りの剣を携えた怪人”『スルト』が現れた!

 

 

>・・・・・・・。

 

 

>モニターでそれを見ていたメンバーたちは・・・。

 

 

 

「な、何ですか、あれ!?」

 

「あれも“ペルソナ”!?」

 

「でも、確か“ペルソナ”ってもう1人の自分だって・・・。」

 

「悠君、“ペルソナ”を2つ持ってるの!?」

 

 

悠の新たなる力を見た7人は目を白黒させて、『スルト』を見ている。

 

 

 

>一方、シグナムは・・・。

 

 

 

「フ、フフフ・・・。ハハハハハ!!面白い!!行くぞ!!」

 

 

予想の斜め上をいく行動に益々楽しくなってきたのか、嬉しそうな顔をしている。そして、シグナムは『スルト』へと突撃して行く。

 

 

「[紫電・・・・一閃!!]」

 

 

「『スルト!!』」

 

 

 

『スルト』がその手に持つ剣“レーヴァテイン”と炎を纏ったシグナムの『レヴァンティン』がぶつかり合う!

 

だが・・・

 

 

「何!?」

 

 

ぶつかり合った瞬間に『レヴァンティン』に異変が起こった。

纏っていた炎が一瞬でかき消えてしまったのだ!

 

 

「クゥッ!」

 

 

突然の異変に剣に込める力が緩んでしまい、シグナムは『スルト』に押し返されてしまう。

 

 

「私の炎が消えた!?どう言う事だ!?」

 

「こいつの能力です。今俺が出した“ペルソナ『スルト』”は、炎を跳ね返す特性があります。」

 

「なっ!?」

 

 

まさかそんな特性を持った“ペルソナ”があるとは思わなかったのか、シグナムは驚愕している。

 

 

 

 

 

「炎は効かんと言う事か・・・。だが・・・、まだだ!」

 

 

 

自分のアドバンテージを1つ潰されたが、彼女の闘志は未だに消えていない。

再び、『スルト』へと攻撃しようと構える。

 

 

 

>・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

>シグナムの乱入に始まった、この戦いの決着がもうそこまで迫っていた・・・。

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