Persona4 The StrikerS in MID-CHILDA (現在、凍結中…)   作:Neo-PSI

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第20話『知らせ』

>・・・・・・・・。

 

 

「昼休み」――――→「夜」

 

 

 

 

 

>機動六課、宿舎・・・・・。

 

 

「フゥ・・・、今日も終わったな・・・。」

 

 

悠は今、割り当てられた機動六課宿舎のベッドで、本を読みながら横になっている。

 

今日、民間協力者として登録されたわけだが、管理局の仕事をする事はできないため実際やる事が無かったのだ。

 

 

しかし、只ダラダラとしているのは勿体無いと悠は思い、朝と夕方にスバル達と共に基本的なランニングなどの訓練に参加したいとなのはに申し出た。

 

 

なのはは教える人が増えると、その申し出を快く許可してくれ、今日の夕方から訓練を受ける事になった。

 

その他の時間は、ミッドチルダと言う世界を知るために、書物を借りて勉強をする事にした。

 

 

今日も1日、色々な事があった。

 

 

早朝から、部隊長室での取り調べ。そして協力関係の締結。

医務室での身体検査。

訓練場でのスバル達と顔合わせ。そして朝の訓練、シグナムとの戦い。

皆との昼食。

夕方の訓練。

 

 

「駆け足ではあったが、取り敢えず一安心だな・・・。ふぁ~・・・。」

 

 

少々疲労が溜まったのか、悠の口から欠伸が漏れた。

 

 

 

>今日は色々な事があって疲れた・・・・。

 

>今日はもう寝よう・・・・・。

 

 

 

 

>・・・・・・・・・・。

 

 

 

眠りに落ちた悠はふと眼をさまし、目を開けた。

あれほど疲れていた筈なのにどういう事か、眠気など一切感じなかった。

 

その事に対し違和感を感じていた悠の目に写った景色は宿舎の天井ではなかった・・・。

 

見えてきたのは・・・。

 

 

「ようこそ我が『ベルベットルーム』へ・・・。」

 

 

「ッ!?イゴール!?」

 

 

>『ベルベットルーム』、そしてこの部屋の主「イゴール」だった!

 

イゴールの姿を見て悠の顔は驚愕の色に変わる。

 

 

「フフフ・・・。何を驚かれているのですかな?」

 

 

イゴールは愉快そうに悠に視線と言葉を投げかける。

 

 

「・・・てっきり、“この世界”では現れないと思っていたからな。それで呼んだ理由は?何かあったのか?」

 

 

今まで、イゴールが現れるのは大方決まって何か異変が起こる時だ。

それによって、悠は緊張感を持ってイゴールに質問を投げかける。

 

 

「御心配召されるな。今回、貴方様を御呼び立ていたしましたのは、単にお知らせをと思っての事に御座います・・・。」

 

 

イゴールがやんわりと悠の考えを否定し、呼び出した理由を口にした。

しかし、その答えがまた悠に疑問を生みだす・・・。

 

 

「・・・知らせ?もしかして!?」

 

「はい。貴方様の御仲間を何人か、御送りする準備が整いました。」

 

 

>ミッドチルダに来る直前に言われた仲間との合流が整ったらしい・・・。

 

 

「そうか・・・。思ったよりも早かったな・・・。苦労をかけるな、イゴール。」

 

「いえいえ、お気になさらず・・・。」

 

「しかし探すとなると、かなり手間取りそうだな・・・。」

 

 

仲間を送ってくれるのは有り難いが、1つの世界と言うものは、とてつもなく大きいのだ。

それは悠が今いる世界、ミッドチルダも例外ではない。

以前にも言ったが悠には辺りをサーチする様な能力は無い・・・。

探すだけでかなりの労力を使いそうだが・・・。

 

「その点は御心配には及びません。御送りします場所に私が“目印”を置いておきます。」

 

「“目印”?まぁ、あれば確かにいいが・・・。どんなモノなんだ?」

 

 

イゴールが対応策を考えていたようで悠はホッとする。だが、その方法に悠は引っかかりを感じ、さらに追及する。

 

 

「フフフ・・・、貴方様ならば必ず分かるものです・・・。」

 

「そ、そうか・・・・・。」

 

 

>イゴールは何やら楽しそうに笑っている・・・・・。

 

 

「ああ、それともう一点・・・。」

 

「?」

 

 

イゴールが一言断りを入れると、部屋の雰囲気に緊張感が戻ってくる。

 

 

「あの時の戦い・・・。本気で戦われませんでしたな?」

 

 

『あの時』とは、シグナムとの模擬戦の事だ。あの時悠はシグナムに対しての攻撃は『イザナギ』の蹴りのみしか行っていなかった。

 

 

「・・・気づいていたか。」

 

「ペルソナの攻撃を、生身の人間に対して揮って良いものか・・・。果たしてどうなのか・・・。」

 

「・・・ああ。」

 

 

ガジェット・ドローン、そして『これまで戦ってきた相手』とは違い相手は生身の人間だ。『イザナギ』の斬撃など喰らわせたら、もしかするとショッキングな事になりかねない。

 

その可能性を考えてしまえば、全力で戦える筈もない。

だが・・・。

 

 

「それにつきましては問題ありません。以前にも申し上げたようにペルソナ能力とは心を御する力・・・。貴方様の心一つで肉体に傷つけないようにすることも可能となるのです。」

 

 

意外に、あっさりと答えがイゴールから返って来た。

 

 

「何!?そうなのか!?」

 

「はい。ですがその為に、以前よりもペルソナ能力のコントロールに負担がかかるかと・・・。」

 

「いや・・・、それが分かっただけで十分だ・・・。」

 

 

心に残っていた疑問・しこりが、また1つ解消された。これで今度からは思いっきり戦う事が出来るだろう。

 

 

「御役に立てた様で何よりで御座います・・・。」

 

 

こうして話を一通り終えると・・・・・。

 

 

「それでは、再び見えます時まで・・・ごきげんよう。」

 

 

悠の見える景色が白くフェードアウトして行く・・・。

 

 

>・・・・・。

 

>近々仲間の内の何人かが、ミッドチルダに来るようだ・・・・・。

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