Persona4 The StrikerS in MID-CHILDA (現在、凍結中…) 作:Neo-PSI
>・・・・・・。
>マーガレットによって色々と一波乱あったが、どうやら仲間の召喚に移る様だ。
屋上、ヘリポートの一角へ進むマーガレットに悠は従うように歩を進めていった。
少し進むとマーガレットは歩みを止めた。
それに合わせ悠も同じように止まった。
「何を、始めるんだろう?」
その場に物理的にも心理的にも置き去りになっているなのはは何が起こるのか、気絶しているシャーリーを抱えながら固唾を飲んで見守っている。
フェイト、フォワード陣も緊張した表情をしている。
残りの2人、シグナムとヴィータは万が一に備え待機状態のデバイスを持って身構えている。
そんな張り詰めた雰囲気の中、マーガレットが何もない空間に手をかざすと・・・。
>光と共にあの『扉』が突然現れた!
「な、何も無い所から扉が!?」
「あんな魔法見たこと無いよ!?」
「いや、そもそも魔力が感じられない・・・。今のは魔法じゃないのか!?」
後ろで驚きの声が上がっているがマーガレットはまるで気にしていない。
そして、扉に近づくと、取っ手を引いた。まるで向こう側に招き入れるように・・・
「では・・・。またの御利用をお待ちしております・・・。」
そう一言、悠に一礼し挨拶を告げると扉の向こう側から強烈な光が溢れ出てきた。
「くっ!」
「うわ!」
「な、何!?」
「ま、眩しい!」
悠、そしてなのは達もその眩い光に顔を歪める。
10秒ほど経過すると、次第にその光は弱まっていき、悠達が徐々に目を開けるとマーガレットの姿は既になかった。
「う、うう・・・。あ、あれ?あの女の人は?」
目の前から消えたマーガレットを探すように機動六課の面々は辺りを見渡している。
だが、マーガレットが消えた代わりに4つの影が悠の前にあった。
その影とは・・・
「ッ!?」
1つは茶髪の青年、もう1つは金髪の大男、更に1つ青みがかった黒髪の人物、そしてカラフルな色をした着ぐるみだった!
「皆ッ!」
だが、皆倒れ伏している。
大事ないか悠が駆け寄って確認すると、皆規則正しい呼吸をしている。どうやら気絶しているだけの様だ。
「う、うう・・・。」
「陽介!?」
4人の内、陽介の意識が逸早く覚醒した。
それを見て、慌てて悠が駆け寄る。
「大丈夫か、陽介?」
「悠、か?・・・ああ。大丈夫だ。何だったんだ?急にあの『扉』が光ったと思ったら・・・。」
>どうやら“あの世界”で起こった異変から、陽介達の体感時間は止まっていたようだ。
悠が新たな事実を発見していると・・・。
「・・・って、何だここ!?どうなってんだ!?」
周りを見渡して陽介が驚きの声を上げた。
まぁ、気付いたら見知らぬ場所に居たなんて状況になれば、驚くのは当然である。
「陽介、落ちつけ。詳しく説明する。」
「お、おう・・・。」
>落ち付かせるため、陽介に事情を説明した・・・。
>ここが自分達の知らない異世界である事、世界の危機を防いでくれと頼まれた事、全てを・・・。
>『言霊使い』の伝達力で分かりやすく伝えた!
「他にもあった異世界・・・。しかも、また世界の危機、か・・・。」
陽介は顔をしかめている。
やっと平和が訪れたかと思った矢先に、世界の危機が再び迫っているなんて信じられないのだろう。
「やっぱり、信じられないか?」
そう思って悠は陽介に尋ねると・・・
「いや・・・、お前は嘘をつく様な奴じゃないのを俺はよく知ってる。それにお前が信用できると思ってる奴からの話なら俺も信じられる。」
「陽介・・・!」
陽介はそう言うとニカッと明るい笑顔で返してくれた。
その顔には疑問と言う感情は全く見られない。
「まっ、頼まれた以上やるっきゃないだろ!何つったって世界の危機だしな!」
「ああ!」
心から信頼できる陽介の存在の大きさを改めて悠は感じるのであった。
そんな中・・・。
「あ、あの~悠君?その子は?」
話について行けず、置いてけぼりになっていたなのはが皆を代表しておずおずと、どこか緊張した声色で悠に尋ねてきた。
「ああ、大丈夫。俺の仲間です。心配いりません。」
「良かった!それなら安心だね。」
悠の知り合いなら敵意はないだろう、と考えたのか皆の警戒が解かれる。
「悠、あの人達は?」
今度は陽介から質問が飛んできた。あっちこっちへと忙しい限りだ。
「あの人達はこの世界を守護している時空管理局の人達。俺達の味方だ。」
「へぇ・・・。つまり警察みたいな組織か?」
「まぁ、間違ってはいないな。ああ、そうだ陽介・・・・」
>悠は陽介に“ある事”を告げた・・・。
「ま、マジか!?」
衝撃的なその内容に落ち着いて来ていた陽介がまた動揺する。
「ああ、大マジだ。それで、陽介にも試してみて欲しいんだ。」
「お、おう!」
自分の気を落ち着かせるため、そしてその内容を実行するため、陽介は気合を入れた声で己を鼓舞し、そして悠から少し離れた。
「何をするんだろう?」
「何だか、驚いてたみたいですけど・・・。」
話の内容を聞き取れなかったスバル、キャロはキョトンとして陽介を見つめていると・・・
陽介の足元に青白く光る魔方陣が、頭上に同じ様に光るタロットカードが現れた!
「え、ええ!?」
「う、嘘!?」
「ま、まさかあれは!?」
そして、陽介もあの言葉を叫んだ。
自らの分身を呼び出すあの言葉を・・・。
「『ペルソナ!!』」
その言葉と共に陽介は飛び上がりながらカードを後ろに向かって叩き砕いた。
すると、背後に青い炎が上がりそこから陽介の半身が姿を現した。
それは赤く突っ立った髪にゴーグルをかけており、青いボディスーツの様な物を身に纏っている。さらに赤いグローブと靴、体の周りに巨大な丸鋸の様なものが浮かんでいる。
「おお!ホントに出せんのか!」
これこそが陽介の心が生み出したモノ、そして陽介の分身である存在“スサノオ”だ。
「き、君もペルソナが使えるの!?」
「え?あ、ああ、はい。」
フェイトと陽介はお互い驚きながら受け答えをする。
フェイトは陽介がペルソナを使えた事に、陽介はフェイトの前のめりな質問に驚いてだ。
「落ち着いてください。ちゃんと皆さんにも説明しますので。」
「う、うん!」
「取り敢えず他の皆をどうにかしないと・・・。陽介、起こすのを手伝ってくれ。」
「おう!」
>残りの3人を起こして説明をしなければ・・・。