Persona4 The StrikerS in MID-CHILDA (現在、凍結中…)   作:Neo-PSI

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第24話『皇帝と運命』

>・・・・・・。

 

 

>機動六課、医務室・・・。

 

 

 

現在この場には陽介、機動六課の主要メンバーが集まっており、先程まで行われていた陽介の身体検査の結果が出た所だ。。

 

 

「ど、どうっすか?俺の体?」

 

 

シャマルと陽介は普通の診察の様に対面して座っているが、陽介の背後に六課メンバーが取り囲むように控えている。若干息苦しい・・・。

 

 

「大丈夫、体に異常は見られなかったわ。」

 

「そうっすか!フゥ~、よかったぁ~!」

 

 

 

ちなみに屋上で他の3人を起こそうとしたが意識がはっきりせず、取り敢えず医務室に運ぶ事にし、今は悠が付き添っている。

 

 

「シャマル、彼にリンカーコアはあるんか?」

 

「いえ、彼にも見当たらなかったわ。」

 

「さよか~、う~ん・・・。」

 

 

悠の他にもいた“ペルソナ使い”と言う事で、皆陽介に興味津々な様だ。

 

力を持った者に何か共通点があるのか?本当に魔法とは関係のない力なのか?等々、好奇心が絶えない様だ。

 

 

「あの・・・、リンカーコアってなんですか?」

 

「ああ、えっと・・・。皆が起きたら説明するから・・・。だ、大丈夫だから・・・。」

 

「はぁ・・・。」

 

 

何の事なのか分からない陽介は、少し不安に襲われている。

そして、彼を何とかフェイトが安心させようとしている。

そんな中、雰囲気の中・・・。

 

 

「陽介、“2人”が目を覚ましたぞ。」

 

「お、おお!そうか!よかった!」

 

 

奥の部屋への出入り口から悠が顔を出して朗報を知らせてきた。

 

他のメンバーが目を覚ました事に陽介は色んな意味で安心したようだ。

純粋な心配と、圧迫感のある空間に道連れが出来たことにホッと息を吐いている。

 

すると、医務室のベッドが設置された部屋から“2人”の人物が少しふらつきながらやってきて、六課メンバーに体を向けた。

 

 

 

「改めて紹介します。俺の仲間の・・・。」

 

「初めまして、「白鐘 直斗」と言います。よろしくお願いします。」

 

 

物腰柔らかな声で直斗が自己紹介すると・・・。

 

 

(ふぁ~、しっかりした子だね~、フェイトちゃん)

 

(うん。でも、何だか可愛らしい感じがするね。)

 

(・・・なんでやろか。何か惹かれるモノが・・・。)

 

 

 

>無難に挨拶した直斗の印象はかなりいい様だ・・・。

 

 

これまで多くの大人を相手にしていたため、こういったものには慣れっこな直斗は、しっかり者と見られたようだ。

 

まぁ、この時点で彼女達は1つ勘違いをしているのだが・・・。

 

そして・・・。

 

 

「えっと・・・、ども。「巽 完二」ッス。色々と迷惑かけたみたいで・・・、スンマセンした・・・。」

 

 

 

完二も直斗の様に取り敢えず挨拶をするのだが・・・。

 

 

(す、凄い大きな人・・・。)

 

(こ、怖いです・・・。この人・・・。)

 

(ちょ、ちょっと、キャロ!?)

 

 

如何せん直斗と違う意味で、外見のインパクトがでか過ぎた。

 

女性が大半の機動六課には完二ほどの長身の者はおらず、今この場で一番長身のシグナムでも167cmしかなく、対する完二は183cmだ。

 

長身と言う点では悠や陽介も背は高いが、完二の場合は“金髪・鋭い眼つき・額の傷”、という部分が更なる悪い印象を与えてしまっていた。

 

それによって只でさえ人見知りのキャロは怯えてフェイトの背中に隠れてしまい、エリオはその大きさに固まってしまっている。

 

 

 

>最年少の2人は完二に対して少し怖がっている様だ・・・・。

 

 

だが、幸いなのが、皆が悪い印象を受けなかった事だ。

 

 

(ほう・・・、中々良い面構えだ。それに、礼儀もしっかりとしている・・・。)

 

(意外と素直な奴みたいだな・・・。)

 

 

これまで幾つもの修羅場を潜り抜けてきたシグナムは強面な顔にも動じず、そして完二の律儀な性格を逸早く見抜き、好印象を持ってくれたのだ。

 

同じ様にヴィータも全く完二には動じず、同じように完二に好印象を持ったようだ。

 

 

 

「んじゃまぁ、改めて。俺は「花村 陽介」だ。よろしくな! 」

 

 

最後に色々なごたごたで混乱していたので、陽介も改めて挨拶をする。

 

悠と最初にあった時の様に人懐っこい笑顔で挨拶する陽介。

この社交的な挨拶のおかげか、怖がっていたキャロの恐怖心は和らげられたようだ。

 

 

「俺がある程度事情を説明しましたが、分からない事はまだまだ多いです。いざと言う時はよろしくお願いします。」

 

「うん!」

 

「分かったよ。」

 

「任しとき!」

 

「ああ。」

 

「おう!」

 

 

 

改めて悠となのは達隊長陣が挨拶を交わした。

だが、まだフォワード陣は戸惑っている様で、目を白黒させている。

 

 

「そうだ。スバル、ティアナ。2人に頼みがあるんだ。」

 

「ひゃ、ひゃい!」

 

「な、何ですか?」

 

 

何かを思い出したように悠はスバルとティアナに話し掛ける。

頭がこんがらがっていた2人は驚いて強張った声で返答する。

 

 

「完二、直斗と仲良くしてやってくれ。同世代だし。」

 

「え・・・。」

 

「ティアナ、確か16歳だったよな?」

 

「は、はい。そうですけど・・・。」

 

「直斗は、・・・3か月前に17になったんだよな?」

 

「はい、そうです。」

 

「「え!?」」

 

 

どうやら身長で直斗が年下だと思っていたようだ。

なのは達もそこまでの年齢とは思ってはいなかったようだ。声には出ていないが目が驚きで見開かれている。

 

 

「そ、そんなに驚く事ですか?」

 

「え?あ、ああ、ゴメン・・・。」

 

 

そんなに驚かれるとは思っていなかったようで直斗自身も驚いてしまっている。

 

・・・しかし、直斗の年齢に驚いている彼女達に、更なる驚愕が襲う。

 

 

「完二は今16歳だったよな?」

 

「はい、そうっス。」

 

「「「「「ええええ!?」」」」」

 

 

完二の方も身長で年齢を判断していたようで、スバルとティアナは驚きの声を上げる。

直斗の場合よりも衝撃が大きかったのか、なのは、フェイト、はやても驚きの声を上げた。

 

 

「わ、私と、お、同い年!?う、嘘でしょ!?」

 

「な、何だよ、ワリいかよ!?」

 

 

ティアナの方は素直に信じられないのか、疑いの混じった目で完二を見上げている。

若干、年齢に関してトラウマのある完二はそれに喰ってかかっている。

 

 

「私と年変わらないのに、お父さんより大きいんだ!すっご~い!」

 

「お、おう・・・。そ、そうか・・・?」

 

 

対するスバルはあっさりその事実を受け入れ、完二の背の高さとのギャップに楽しそうに笑っている。

完二も怖がらず自分に接してくれるスバルに対して悪い気はしていないようだ。

 

 

「フッ・・・。」

 

「まぁ、仲良くは・・・、なれそうだな。」

 

「にゃははは、そうだね。」

 

 

 

>そんなやり取りを、なのは達と悠と陽介は微笑ましく感じ優しく見守っている・・・。

 

 

 

>機動六課の皆との絆が、また少し深まった気がした・・・。

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