Persona4 The StrikerS in MID-CHILDA (現在、凍結中…)   作:Neo-PSI

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第25話『笑撃』

>・・・・・・。

 

 

>取り敢えずの自己紹介も済んだ・・・。

 

 

「さて、目覚めて早速だけど、2人にも簡単な診察を受けてもらうわね?」

 

「う、うっす!!」

 

「ん~?な~んだ完二~?緊張してんのか~?」

 

「う、うるせぇなぁ!」

 

 

 

特別捜査隊の面々も民間協力者として登録するために完二と直斗が診察を受ける事が決まった。

 

強張った表情の完二を陽介がからかっており、陽介はニヤニヤと笑っている。

 

 

「・・・・・・。」

 

 

だが、直斗の表情がどこか戸惑っているように見える。

 

 

 

「・・・、スンマセン。1人ずつ受けたいんスけど、良いッスか?」

 

 

 

からかわれて顔を赤くしていた完二は直斗の表情を見ると真剣そうな表情に代え、シャマルに1人ずつ受ける事を懇願した。

 

 

 

「え?ええ、別に良いけど・・・。」

 

「スンマセン・・・。」

 

若干困惑したが、拒否する理由のないシャマルはこれを了承した。

 

 

「巽君・・・。」

 

 

早速診察を始めるために完二と共に部屋を移動していき、直斗1人がポツンと残された。

 

 

 

「・・・どうしたのかな?」

 

「もしかして、アイツら仲悪いのか?」

 

 

 

完二の突然の行動になのはとヴィータは首を捻っている。

他の六課メンバーも同様だ。ちなみに、はやては現在必要書類の準備をしに退出している。

 

 

 

「大丈夫ですよ。あの2人は仲が良いですから。」

 

「でも、何だか余所余所しいと言うか・・・。」

 

 

体の芯から優しさで満ち溢れているなのはとしては、まだ会って間もないにも拘らず、完二と直斗が心配なようだ。

 

 

「照れてるんスよ、お互い・・・。」

 

「照れてる?ど、どうして?」

 

「いやぁ、まぁ、何つうか・・・。」

 

 

 

何とか説明しようと悠、そして陽介がなのはに説明しようとしたが、自分達で勝手に言っていいものか迷ってしまい言い淀んでしまった。だが、これが良くなかった・・・。

 

 

 

(ハッ!ま、まさか、あの2人ってそういう・・・。)

 

(ふぇぇぇぇ!?う、嘘だよね?フェイトちゃん!?)

 

 

 

どうやら悠達が言い淀んだ事で、両部隊長が何やらあらぬ方向へと誤解してしまった様だ。

 

別にそういった趣味があるわけではない。断じてない。無いとったら無い。

 

知識としてあるだけなのだ。念話で色々と雑談しているが・・・。

 

 

 

 

>・・・・・・・・・。

 

 

>2人の診察が終わった・・・・。

 

>必要書類を作り終え、はやても合流している。

 

 

 

「え、ええっと・・・、ふ、2人共結果が出たわ・・・・。」

 

 

診察が終わってから何やらシャマルの様子がおかしい。

直斗も頬を赤くして、俯いている。

 

 

「ど、どないしたんや?なんか異常でもあったんか?」

 

「気になるだろ、早く教えろよ。」

 

「え、えっと~・・・・。」

 

 

その様子にはやてとヴィータが不安気に質問するが、シャマルは口が回らないようで、中々話そうとしない。

 

 

「シャマル、しっかりしろ。検査結果は?」

 

「え、ええ。」

 

 

『ヴォルケンリッター』のリーダーである、シグナムが一喝し、何とかシャマルは落ち着きを取り戻したようだ。

 

 

 

「まず、2人共リンカーコアは無し。そして、完二君は(・)体に異常はなし。」

 

 

その検査結果に取り敢えず全員ホッと胸をなでおろすが、ヴィータがある事に気付いた。

 

 

 

「ん?ちょっと待った、シャマル。今、“は”つったか?」

 

「まさか・・・、直斗君の方には何か異常があったんですか!?」

 

 

不安を感じるその言い回しに、なのはが詰め寄る。

ホッとしたのも束の間、部屋の中が緊張感に包まれる。

 

 

「そ、そうじゃなくてね・・・。ええっと・・・・。」

 

 

一言否定の言葉を入れたかと思ったら何故かシャマルははやてが作ってきた必要書類を手に取った。書類に目を通すとシャマルは、“やっぱり”と言いたげな表情をしている。

 

 

 

「シャマル先生?どうして部隊長が作ってこられた書類を見ているんですか?」

 

「検査結果には関係ないのでは・・・。」

 

 

緊張感に耐え切れなくなったエリオとキャロが質問すると・・・。

 

 

「それが・・・、凄く関係があるのよ・・・。」

 

「「「「「「??」」」」」」

 

 

 

>曖昧な返答に一同が首を傾げると、シャマルが書類をはやてに向けた。

 

 

 

「あ、あの~、はやてちゃん?書類、作り直してくる必要があるみたい・・・。」

 

「へ?どっか間違うてた?」

 

「ええっと、ここの欄・・・。」

 

 

 

シャマルが指をさして示したのは・・・。

 

身分証明の、『性別』の欄だった・・・・。

 

 

 

「え?ど、どう言う事?」

 

 

何が何やら分からなくなったはやては混乱しながらシャマルに説明を要求している。

 

 

「白鐘 直斗“君”じゃなくて・・・、白鐘 直斗“さん”だったの・・・。」

 

「「「「「「「へ?」」」」」」」

 

 

 

 

悠達以外のメンバー、六課の面々が一斉に固まり・・・・

次の瞬間、悲鳴のような大絶叫が響き渡った!

 

 

 

「「「うええぇぇぇぇぇ!!??」」」

 

 

 

そのあまりの大音量に陽介・完二・直斗、そして以前にも経験していた悠も一瞬ふらついてしまった。

気のせいだろうか、建物が揺れた様な気もする。

 

 

 

「お、女の子だったの!?」

 

「てっきり男性だとばかり・・・・。」

 

「何で男装なんてしてたんですか?」

 

「え、ええっと、あの・・・、ちょ、ちょっと事情がありまして・・・。」

 

 

 

直斗が女であった事が余程衝撃だったのか、スバル・キャロ・エリオが直斗に質問攻めしており、直斗はアタフタと対応に追われている。

 

 

(異性同士なら、照れてもおかしくないよね・・・。)

 

(う、うん・・・。私達、何て事考えてたんだろう・・・。)

 

((ううううう・・・。))

 

 

表立って言えない内容を想像していた、なのはとフェイトは顔を赤くして黙り込んでしまい・・・

 

 

「うんうん、俺らも知った時は驚いたもんだよ・・・。」

 

「ああ、何だか随分昔の事の様だ・・・。」

 

「な、何で黄昏てんスか先輩ら・・・。」

 

 

そのリアクションを見て、陽介と悠が何故か遠い目をし、完二が戸惑っている中・・・。

 

 

 

「・・・ちょっと失礼!」

 

「え?ひゃっ!?」

 

「「「ちょっ!?」」」

 

「「ちょっと、はやて(ちゃん)!?」」

 

 

完二をはじめとした六課と特別捜査隊、両陣営の男衆がはやての突然の行動に目を見開いた。はやてが実際に触って確認しようと、直斗の胸にタッチしたのだ。

 

今まで顔を赤くしていたなのはとフェイトもはやての奇天烈な行動に漸く元に戻れた様だ。

 

 

「むむ~~・・・。」

 

「う、うう・・・・・。」

 

 

かる~く胸をまさぐっていくが、直斗は顔を赤くして必死に羞恥心をこらえている。

 

余談だがその光景を真正面から見てしまった完二は終始鼻を押さえ、横を向いていたそうな・・・。

 

 

暫く経つと、はやての顔がどんどん険しくなっていき、終いには地べたに膝と手を付き、がっくりと倒れてしまった。

 

 

「は、はやてちゃん!?どうしたの?」

 

 

何事かと心配になり、なのはが駆け寄ると・・・

 

 

「・・・わ、私よりあるかもしれへん・・・。」

 

 

自分と背格好が似ていて、しかも年下なのに負けた。これは相当精神的にダメージが大きかったようだ。

 

 

「え!?嘘!?ちょ、ちょっとごめん!!」

 

「ひゃあ!?や、やめてくださぁい!!」

 

 

>信じられない内容だったのか、なのはまで直斗の胸を触り始めた・・・。

 

 

>男子、特に完二とエリオとしては反応に困るやり取りが数分続いた・・・。

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