Persona4 The StrikerS in MID-CHILDA (現在、凍結中…) 作:Neo-PSI
>・・・・・。
「それじゃ、今回の任務はスターズとライトニング、そしてロングアーチの3チームに別れて行こう。」
「「「「はい!」」」」
>クマの中身が原因で発生したはやての混乱も収まり、海鳴市市街に向かう事となった・・・。
「悠君達もそれぞれのチームに別れてね?」
「はい、分かりました。」
何か、ここまで持ってくるまでにすずかの暴走そしてはやての混乱といった様々なアクシデントによって異様なまでに無駄な時間を食っているように思える。
まぁ、それはさて置き・・・。
「さてと・・・。」
「ん~、どう別れたもんかねぇ・・・。」
>どの様な組み合わせにしようか・・・。
「では、僕はロングアーチの皆さんと行きます。調べたい事もありますので。」
どの様に別れるか悠と陽介が考えを巡らせる前に、直斗から1つの案が挙がった。
「ん?調べたい事?・・・ああ、例の件についてか?」
そう・・・今の悠達には“任務協力”以外にも、“2つの謎を調べる”という重大な問題があるのだ。
1つ目は異変解決までは戻れないとイゴールから言われたにもかかわらず“地球”に来れた事。
2つ目に、これまで様々な調査依頼をこなしてきた直斗でさえも知らない、現在自分達がいる都市“海鳴市”。
これらの謎は到底見過ごす事は出来ない、何か大きな意味がある様な気がしてならない。
「ええ、頃合いを見て図書館等に行って調べてみようと思います。さほど時間も掛からないでしょうし・・・。」
「うん・・・、そうすれば後は2人ずつに別れてちょうど良いな・・・。」
「ん~、確かにあんまし大勢で調べても、かえって時間食っちまうかもなぁ。」
初めて訪れる地で別れて調べると言う事には時間をロスする可能性も大いにある。
だが、1人で情報収集する方が情報を整理する手間がかからない等、メリットも多々ある。それにこの町の協力者であるアリサ、すずか両名に話を聞くと言う万が一の保険もある。
「よし・・・、じゃあ頼めるか?直斗。」
「はい。任せて下さい」
>調査能力に長けた直斗にこの件は一任する事にし、残りは悠・陽介・完二・クマの4人となった。
だがここで思わぬ“待った”をかけた者がいた。
それは・・・
「それならクマもナオちゃんと一緒に行く~♪」
案の定メンバーの中でもトップクラスのトラブルメーカーで先程までの混乱の原因、クマであった。
「おいクマ公、話聞いてたのか?“調査は直斗に任せる”って今決まったろうが!」
「ナオちゃん1人で行かせるのは危ないよ!ここはやっぱクマがボディーガードを・・・。」
何時もの如く、我が道を行くクマに眉間のしわを寄せて溜息交じりに何とか抑えようとする完二。
しかし当のクマは尤もらしい事を言ってあっさりとそれを躱す。まぁ、実際の所は女の子好きの考えで直斗とペアになろうという魂胆だが・・・。
「アホか、八神さん達がいるから必要ねぇだろうが!それにおまえが一緒に行ったら余計時間かかるに決まってだろうが!」
「ああ〜・・・、そりゃ言えてるっスね。」
だが、クマの魂胆などお見通しの陽介がそれをアッサリ封殺。更に追い討ちをかける。
完二はその追い討ちが余程簡単に想像できたのか、ハハハッとその場面を想像して笑っているが、笑われている当人としては当たり前だが良い気分はしない。
「ムッキー!!ヨースケとカンジが行っても同じでしょ〜が!!」
「「な!?」」
「・・・んだとコラァ!!」
「こんのクマ公!テメェ、ケンカ売ってんのか!?」
故に、2人にムカッときたクマの売り言葉が火種となり、ちょっとした口喧嘩が始まってしまった。
「ああ、ちょっとちょっと・・・。」
「3人共ダメだよ喧嘩は・・・。」
状況を見かねたなのはとフェイトが何とか落ち着かせようと間に入って宥めるが、完全にヒートアップした3人の耳には入っていない様子。
「あああ・・・、全然聞こえてないよ。どうしよう、なのは。」
こういった場面に慣れていないのか、フェイトはアタフタとしてなのはへと視線を投げかける。だが対するなのはも同じの様だ。
「ゆ、悠君。何とか3人を止め・・・。」
そこでなのはは、彼らを纏めていたリーダーである悠に助けを求めようと視線を向けたのだが・・・。
「あ、あれ?悠君?」
喧嘩が始まる直前まで彼らの傍らにいた筈の悠が何時の間にか居なくなっていた。一体どこに行ったのか辺りを見渡して見ると・・・。
「って!?ちょっと!?」
悠は直斗を連れ、はやてに事情を説明。“任務が一段落したら図書館等、調べ物ができる場所に連れて行ってやってくれないか”、と交渉をしていた。
「お願いできますか?」
「うん、任しとき。私子供の頃、よく図書館に行っとったから場所はしっかり分かるで。」
「良かった。では宜しくお願いします。」
「OK、任されました♪」
特に問題なくはやてとの交渉も終わり、これで直斗が調査を行うための準備が整った。
「じゃあ・・・、直斗。頑張って。」
「はい!」
心地よい直斗からの返事の後、直斗ははやて・シグナム・ヴィータ・シャマルと共にロストロギア探知のための準備に取り掛かるため、その場を後にした。
>直斗の調査で何か有益な情報が得られるだろうか・・・。
>今は調査結果を待つしかない・・・。
「悠!お願いだから3人を止めてよ!」
直斗の小さくなっていく背を見ていた悠の背後からSOSが発せられ、現実へと引き戻される。
「・・・・・ですよね。」
>何だかまた時間がかかりそうだ・・・。
実際そう思ったからこそ、直斗の調査の件についてはやてに頼みに行ったのは本人だけの秘密だ。
「皆、少し落ち付け。」
まぁ、そうは言いつつもちゃんと3人を落ち着かせなければと思っている辺り、やはり悠は真面目なのであった。
>兎に角、今は3人を止めなくては・・・。
「クマ。直斗が心配なのも分かるがなのはさん達はどうする気だ?俺達は本来なのはさん達の手伝いで来たんだぞ?」
「あ!そうだ!そうでした!」
「完二。直斗の調査能力は俺達の中でもトップだ。俺が行っても役に立たない位にな。」
「そ、そんな事ないッスよ!先輩は俺よりずっと頭良いし、調査能力だって直斗とタメ張れるぐらいあるじゃねぇッスか!」
「フッ・・・、ありがとう。そう言って貰えるのは嬉しい。だけど今回は俺が行ってもあまり変わらないだろう。直斗1人で十分過ぎるくらいだ。だから完二にクマ、俺達はなのはさん達の手伝いをしっかりこなそう。」
「了解ッス!」
「イエッサー!!」
「あ~っと悠、悪ぃな・・・。興奮しちまって・・・。」
「嫌、気にすることはない。」
「ホント、ゴメンな・・・。」
>『言霊使い』の伝達力で喧嘩を鎮圧する事に成功した!
「ス、スゴ・・・。」
「アッサリ静めた・・・。」
「なのはさん達でも止まらなかった喧嘩を・・・。」
「ものの数分で・・・。」
その悠の手際の良さにフォワード陣・・・
「な、何か手慣れてるね?悠。」
「そうですか?何時もこんな感じでしたけど・・・。」
「悠君って何かすごい大物になりそうだね・・・。」
そして、教導官、執務官両名も呆然としていた・・・。