濃い休日を過ごしたあとの昼休みだった
弁当を食べ終えた俺は篠原に呼ばれ屋上に行くと
そこにはアリスが待っていた
シートを敷いて弁当を食べていたみたいだ
「なんだよ急に」
「ねえ夕斗、部活を作らない?」
篠原の意味不明の言葉に首を傾げる
「どういうことだ?」
「この町は今ちょっとした危険地帯になりつつあるわ」
「なんでだ?」
「言ったでしょ?」
「いや···話が見えん」
「はあ、じゃあ順を追ってもう一回確認しましょ」
前の週 土曜日 夜おそく
缶工場
「その組織っていうのは一体何なんだ?」
俺、アリス、ここにいる俺ら二人は組織のことを篠原から聞かされた
「組織は能力をもっている人たちの集団で仲間意識がとても強く、好戦的な輩多いがことが特色よ」
「能力者!?」
「これも魔術同様この世の中の秘密裏になっているわ」
「まあ確かに、能力者としてテレビや新聞に載ってないほうがおかしい」
「だけどね能力者の中でも派閥があるの」
「もしかして!組織同士で意見が別れてる···とか!?」
「さすがアリスね。その通りで組織の内部で意見が割れてるの。今回襲ってきたのは好戦的な輩が多い過撃派の輩で間違いないわ」
「もうひとつの派閥って言うのは?」
「正義派、主に魔術師としか戦うことを考えてないわ」
「結局同じじゃね?」
「いえ、過撃派は正義派と全く違うところがあるわ」
「過撃派は一般人も襲ってるとか?」
アリスが言ってみた
「それもあるわ。正義派は魔術師だけ。自分は市民、国民の見方だって」
「それもあるってどういうことだ?」
「それはね仲間が仲間を"洗脳"するの」
「「せ、洗脳!?」」
「まあ見てなさい」
そう言うと篠原は倒れた男を蹴る
「起きなさい」
「おっおい!起こしていいのか!?」
「見てなさいって言ったでしょ?」
「う·····う~ん········知らない天井だ····」
起きた男は何か最初の印象と違った
「ここはどこだ?」
「さあ?あなたがここで倒れていたのよ?」
「そうなのか?···まあ帰るわ!ありがとよ!」
そう言うと何もなかったように帰っていった
「あんな風に何時もは温厚な人でも洗脳して過撃派にしてるのよ」
「そんなバカな···!?」
「あの人ってどっち派だったの?」
「彼は一般人じゃないかしら?」
「いやでも普通に能力使っていたぞ!?」
「洗脳されるとね···能力も一緒にてに入るのよ」
「そんな····。あり得るのか!?」
「あと過撃派の奴らは洗脳された同士の仲間意識が高く、一人負けたら仲間の仇をとりにくるわ」
「じゃあ」
「ええ、この町に集まってくるわ。洗脳された過撃派の連中が」
「「···」」
「今日はもう帰りましょ?」
「そうだな帰ろう」
「香織は大丈夫?」
「···ええ大丈夫よ。じゃあ帰りましょうか」
現在 屋上 昼休み
「ってことを言ったわね?」
「すまん日曜あって忘れてたわ」
「夕斗は本当バカなんだから···」
篠原がわざとらしくコホンと咳払いをした
「というわけで話を直球に言うと過撃派が集まってくるから部活動という名目で過撃派の奴等を撃退するのよ!!」
「というわけで私と香織と夕斗でクラブを結成するにはいろいろ問題があるの!」
「問題?」
嫌な予感がバリバリする
「顧問の先生と生徒会長の了解がいるわ、雑用兵夕斗!この問題を任せたわ!」
「無理があるだろっっっ!!」
だが思いの外あっさりと顧問と学校側の了解が降りた
あとは生徒会長の了解のみで····
「失礼しま」
「入りなさい!!」
···早いです雪先輩
「放課後まで残ってるなんて珍しいわね。今日はどうしたの?」
「今日は許可をもらいにきました」
「許可?何の許可かしら?」
「部活創作の許可····です」
「創作···ですって!?どうしてよ!?部活するなら剣道部に···」
「夏休み三日泊まりに行くでいいですか?」
「いいわ、部活動頑張りなさい」
なんで急にテンション変わるんだよ!?
いきなり真剣モード!?
こうして
放課後 屋上
「許可が降りたぞ~!」
「会長の許可が降りるとは思わなかったわ」
「ええ、意外ね。夕斗何かしたかしら?」
「いや、してないが?」
「じゃあ···今日から結成よ!」
「俺たち!!」
「「私たち!!」」
「「「トラブルバスター!!」」」
表向きは風紀や学校周辺を守り、地域の行事に参加するというもので
裏向きは能力者過撃派を撃退する
それを俺たちトラブルバスターになった
部長 篠原香織
副部長 アリス·バードニング
部員 佐田夕斗
の構成になる
「頑張っていくわよ!」
「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」
屋上に俺たちの声が響く
「先生に根を回しておいて楽だったわ!」
「さすがアリスの父さんね」
「自慢のパパだもの!」
秘密裏にアリスの父親が関与していたことを佐田は知らない····
すいません短いです。