転生先はオリジナルだった!?   作:浅墓

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二十一話 トラブルバスター活動記録2

 

 

 

昼休み竜也と昼ごはんを食べていたときだった。

「おい、佐田と夏角。お前らにお客さんだぞ」

一人の男子生徒が教室のドアを指す。

「おう、ありがとよ。で···ああ、アリスか」

篠原もいるし部活関係だろう。

「もしかして···敵でも来たのか?」

竜也ぇ···

真実を知らない竜也はこのトラブルバスター部を能力者を倒すだけの部活だと思ってやがる···

「いや···普通に前の猫探しとかみたいなのだろ?」

「そうだったな、表向きは問題解決屋だからな。」

「さっさと来なさいよ」

篠原さん、ごもっともです。

 

 

 

 

屋上にきた俺は呼びつけた篠原の話を聞いていた。

「実はここ最近、女子生徒がストーカー被害が多く出てるの」

それは突然に俺らに言われたわけだが

「それじゃあ、そいつを倒して―――」

「あれ?それ警察の仕事じゃね?」

周りは黙ってしまって少しの間だけ固まってしまう。

「···っは!?夕斗なに言ってるの?私たちはトラブルバスターで問題を解決するのがこの部活の目的よ!例え問題になったとしても私の権力で···」

「そうだぜ!俺の能力でぶっ飛ばすほうが早いぜ!」

アリスと竜也の二人が常識というものを捨ててしまっているため頼りにならない。

というかどういう暴論だ。

「でも夕斗、もしかしたら組織の過撃派の連中だとしたら大惨事よ」

「そうよ!組織の連中が···」

「悪の組織からみんなを守るんだ!」

いまさっき思い出したかのように主張しだした。

「アリスと竜也忘れてたろ···。篠原のいう通り危険かもしれない、放課後下校するみんな混じってストーカーを探そう」

「ええ、夕斗はほんとに頭の回転が速くて助かるわ。放課後チームに別れて捜索するわよ!」

「「「了解よ!」だ!」」

アリスと竜也、元気がいいな。

俺も頑張らないとな。

 

 

 

 

 

チーム分けは放課後に行われ篠原&竜也、夕斗&アリスということになった。

まあ正直竜也にバレないようにするためにはアリスか篠原じゃないといけない。

俺なんかしたらボロがでる。

「じゃあ始めるわよ!」

篠原の号令によって俺とアリスは南側に向かった。

 

 

 

「それじゃあ夏角君。行くわよ」

「了解!」

北へ向かう

 

 

南側は生徒が住んでいる住宅地がおおく北側は駅があり登校してくる生徒が多い。

というわけで俺とアリスは南側に来たわけだが····

 

「見張るだけと暇よね~」

「どっか座る場所ないか?立ったままだと疲れるぞ」

公園で休みながら見張りを続行。

 

「もう何時間経った?」

「まだ30分だアリス···」

アリスが3分に一回聞いてくるようになって30分経ったわけだがなにもなし。

「おいアリス、あそこの自動販売機、アイスが売っているぞ」

「本当!?····サイフ持ってないわよ!バカー!!」

「だと思った····。しょうがないから買ってやるよ」

「ありがとー!···って急に頭撫でないでよ!心の準備ってものが―――」

「なに味がいい?」

「抹茶!」

「お前ホントにアメリカ人か?」

 

 

ベンチで一休み

「ねえ夕斗?」

「なんだ?」

下校時間はそれぞれ別だが帰宅部の奴らは帰った時間帯でクラブをしている奴らはあと二時間ぐらい待たないと下校しないだろう。そのためか人通りが少なくなっていた。

「夕斗ってさ·····」

横目で少し見たが顔が赤くなってるように見えた。

 

 

 

「好きな人って····いるわけ?」

 

 

少し怒っているように見えるようなその仕草は恥ずかしがってようにも見えた。

急な質問に俺は言葉がでてこなかった。

「ねえどうなの!?」

「俺は―――」

 

 

 

 

俺が言おうとしたとき

後ろから声をかけてきた人が遮った。

 

「あれ?佐田君じゃないか!?」

「あ、天野田さん!?」

「え?天野田さん!?」

 

 

 

「えーと、俺は天野田夜切。よろしくアリスちゃん」

「子供扱いするなー!!」

「まあそれは置いといて···、天野田さんはどうしてここに?いつもの公園じゃないですけど」

そう、天野田夜切の家(屋根 ブルーシート、その他 段ボール)のある公園は東側にあるためここからは遠い。

なぜ天野田さんがここにいるのか···?

 

 

「ああ···それね。警察官の方々が保護しにきて、逃げてきたんだ」

「はああああああああああああ!?」

「捕まるの嫌だからね···って帰るなら早く帰ったほうがいいよ」

「警察から逃げるとかありえ―――え?帰ったほうがいいってどういうことですか?」

あまりの衝撃発言によって動くのを止めかけた頭をもう一度動かし始める。

「ここ最近ここら辺に変質者出るって話が出てるんだ。俺も"見たけど"危ないかもしれない」

「見た!?」

「うん危険な感じだったよ」

「どんなやつなの!?」

「うん、黒いスーツに黒いサングラス···いや描いたほうが早いや」

そう言うと天野田さんは紙と鉛筆をポケットから取り出すと素早い手さばきで絵を描いていく。

3分後には完成した絵が俺の手に収まっていた。

「···こんなやつがいるんですかねえ?」

黒いスーツに黒いサングラス、ごついおっさん。歳は30超えているだろうか?

「みるからに怪しいからねえ。あとこの人はただ者じゃないね。見切り方が尋常じゃない」

「はあ···?」

「····」

そういえばアリスが黙ったままだ

「どうしたアリス?」

「見たことが···?いや何でもないよ!」

その時アリスのスマホが鳴る。

「香織?えっ!?出たの!」

すぐさまスマホを仕舞うと

「香織の北側で出たそうよ!夕斗行くわよ!」

「おう!」

「?。気をつけてねー?」

天野田さんに見送ってもらい北側に急いだ。

 

 

 

 

 

 

 

side 夏角竜也

 

 

オッス!忘れてないか?俺だ竜也だ。

今日は部長の篠原と一緒に行動中だ。

「もう一時間も歩いてるのにいませんね?」

「そう簡単に出ないわよ。でもそろそろ休みましょ」

「そうしましょうかね」

冬戸駅前公園で休むことになった。

そうして30分ぐらい休んでいた頃

「わざわざおごってもらって悪いわね」

「いえいえ、このドーナツ美味しいですよ」

「ならもらおうかしら」

「そう言えば人通りが少なくなってきましたね」

「ええ時間帯的に帰宅部の人たちの大半は帰ったみたいね」

「あれ?でもまだ帰ってない人たちもいますね?」

俺がみたのは今から帰ると思われる女子生徒だった。

「そうみたいね。あれは生徒会の人たちね、今生徒会の仕事が終わったのかしら」

そう言えば朝の朝会でも前に立っているのを何回か見たことがある。

だが、その女子生徒よりも目立つものが俺の目が一瞬だけ捉えた。

黒いスーツに黒いサングラス

「!?」

俺は体が勝手に動いていた。

「ちょっ!竜也君!?ドーナツは!?」

俺は見失わないように走り続けた。

 

 

 

 

 

「····」

「そこのお前!?何してる!?」

「···」

だんまり···か。

でも黙ってるということはまだ組織の仲間の可能性があるな。

「お前がここ最近騒がせてるストーカー野郎だな!?」

「っ!?」

一瞬だけ表情が変わった。動揺したか?

「!!」

ストーカーは俺を倒そうとしてきた。

「な!?はや――」

後ろに回り込んだストーカーは俺の首に手刀が降り下ろされ―――

 

 

 

なかった

 

「おいおい、いい度胸だ!」

能力発動した俺は一気に決着をつることににした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 篠原香織

 

 

もう!何で急にいなくなるかな~!

あのあとドーナツを全て食べた(満足した)私は飛び出した夏角を探していた。

時間で言うと五分ぐらいだろうか。とにかく探していると

「がはっ!?」

「この声は!?」

人通りが少ない通りで二人の人影が見えた。

その内一人は

「こいつ強い···」

「夏角君···!?」

物陰からみていた私はアリスたちに連絡する。

「香織?どうしたの?」

「夏角君が襲われてるわ!多分ストーカー···いえ組織の過撃派の仲間で間違いないわ!」

「分かった!夕斗···!」

私はスマホを仕舞うと夏角の前にでた

「夏角君大丈夫!?」

「すまねえ···五分経っちまった」

どうやら時間切れで負けたようだ。

「私はそう簡単にやられないわよ!」

「···」

黙ってままでとても不気味だ。

あの黒いサングラスの目はただ者でないものを感じさせた。

転移して時間を稼ごう。夕斗たちを待とう

 

 

こうして8分後夕斗がやって来た

 

 

 

 

 

 

side 佐田夕斗

 

 

魔法:強化”29 成功

 

「ぅぅぅぅぅぅうううおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!」

まさに陸上部顔負けの俊足でアリスを背負って走っていた。

「早い早いー!もっと早くー!」

魔法:強化”79 失敗

「無理ですわ」

 

 

 

絶賛走行中

 

 

 

 

「着いたぞ!」

冬戸駅前公園についたがそこには誰もいなかった。

「って誰もいねえじゃん!?」

「····あっちよ!夕斗」

アリスの言われるまま俺は足を進めた。

 

 

 

 

「逃がさないわよ!」

「!!」

篠原が変な男····ストーカーの絵のやつとそっくりなやつを追っていた。

「夕斗···!?」

「竜也!?どうした!?」

壁にもたれ掛かる体勢の竜也がいた。

「あいつ····あのストーカーただ者じゃないぞ」

「やっぱりストーカーだったか!」

「夕斗!加勢してちょうだい!私一人じゃあ倒せないわ!」

篠原が切羽詰まっているみたいだ。

「任せろ!竜也の分は倍に返してやる!」

 

 

 

 

 

 

だが、

「―――――あーーーーーーっっ!"加藤"なにしてんのよ!?」

アリスの叫びが通りで響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え?このおっさんアリスの父さんの部下なのか?」

「そうよ!加藤どうしてストーカーしてるのよ!?」

「申し訳ございません。旦那様がアリスお嬢様の心配で私を···」

加藤(ストーカー)がことの原因を話始めた。

「旦那様が学校で上手く友達つくれてるかどうか、仲良くできてるか、部活は入っているか、日本人マジ鬼畜(きち)じゃないか···。というわけで日本語を話せる私めが派遣されたのです」

「最後の日本人マジ鬼畜って言うのは偏見すぎだろ!?」

「そこでお嬢様の友達になるうる者たちに全員にマークして···それで最後のターゲットの調査を···」

「それがストーカー紛いで通報されかけてるんですけど!?」

元気になった竜也が突っ込んでいる。

「私は旦那様に仕えるものですが···日本語を話せるから雇われただけで····。追跡や戦闘は得意でないのです。その点そこの男子生徒殿は若くしてとてもお強いです。あともう二分戦えていたらこの加藤負けていました」

「···で、結局なんで竜也を襲ったんだ?」

「それは···竜也殿に追跡がバレてしまったので気絶させようと···」

「ホントに加藤は弱いわね!」

「申し訳ございません。お嬢様」

アリスの業界の強さの基準と言い常識がわからん。

 

 

 

 

 

「では改めまして、加藤紀之<かとう のりゆき>と申します。この度は大変申し訳ございませんでした」

「はあ、パパに根回ししてもらわないと···。ゴメンね!身内が迷惑かけちゃって···」

「いいえ、最悪の事態にならなくて良かったわ」

「俺はボコられ損だけどな···」

竜也が何か言ってるがスルーされる。

「じゃあ帰ろうか?」

「ええ、解散してちょうだい」

 

 

 

こうして今日のトラブルバスターの活動を終えた。

 

 

 

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