転生?憑依?したら鹿目家の長男になってた 番外編   作:餡 子太郎

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どうもです。

最近、推しの子の二次創作を読みまくってたらふと思いついてしまったので、番外編として投稿します。


超人気アイドルを助けたら目をつけられた

 

『皆んな〜!今日は来てくれてありがと〜!』

 

『『『ウォォォォォォォォォォ!!』』』

 

〜〜〜♪ 〜〜〜♪

 

 

 

蓮子「........ふへ」

 

龍騎「お前なぁ........、同じ動画何回も見てるとか飽きないのか?」

 

蓮子「だってだってだって!!今超話題の超人気アイドル、B小町所属の星野アイを間近で見れるんだよ!?テンション上がらない訳ないじゃん!!」

 

メリー「だからって電車の中で変な顔しないの。変質者だと思われるわよ?」

 

蓮子「うっ........、すみません........」

 

先程から変な顔しながらニヤニヤとスマホの動画を見てる蓮子を、俺とメリーで注意すると、蓮子はシュン、と俯いてしまった。さて、俺達はというと、先程蓮子が言っていたB小町というアイドルグループのドームライブを見に行く為に、電車に乗って向かっていた。

 

事の始まりはメリーが原因だった。どうやらメリーのご両親の友人からB小町のチケットを貰ったのだが、メリーのご両親はアイドルやら芸能界やらはあんまり興味が無かったらしいので、娘のメリーに渡した事がきっかけである。その事を聞いた俺と蓮子だが、蓮子は密かに星野アイ推しだったらしく、行く気満々だったのだが、俺とメリーも芸能界に関しては興味が無かったので行く気にはならなかった。最初はまどかやさやか達に渡そうとは思ったが、まどかとさやかは上条のバイオリンの復帰コンサートと重なってしまい、マミは受験が控えているので当然無理。ほむらも佐倉も興味無かったのでパス。結果的に俺とメリーは付き添いとして行く事になってしまったのだ。しかもご丁寧にチケットは三枚ときた........。なので、祝日の金曜と休日の土日を使って、ちょっとした東京旅行をしようとなった。

 

と、まぁ経緯は話したのだが、問題は........。

 

龍騎「ってか、ライブ一日前なのに東京で二泊するって本気なの?」

 

そう、何故かライブ前日に東京へ移動して、一泊したらライブ。そしてもう一泊して帰る。という珍スケジュールが完成してしまった。

 

蓮子「別にいいじゃん、東京で一泊してみたかったんだから」

 

メリー「全く........、一番安いホテル見つかったのはいいけど、会場まで結構な距離よ?」

 

蓮子「其処はほら、龍騎が運んでくれるよ。お姫様抱っこで」

 

龍騎「じゃあお前だけベビーカーな」

 

蓮子「なんで!?」

 

まぁ都外の学生なら一度は憧れるからな、気持ちは分からん事はない。メリーも呆れ顔や溜め息は吐いてるものの、満更でもない様子だった。

 

それから俺達は到着駅に降りて、予約してあったホテルをチェックインした後に、部屋に荷物置いて外へぶらつくのだが......。

 

龍騎「........おい」

 

蓮子「何?」

 

龍騎「なんで一緒の部屋なんだ。普通別々だろ」

 

メリー「仕方ないじゃない、ツインベット一室しか無かったんだから」

 

おい此処はビジネスホテルだよね?いつからラ◯ホになったの?あ、俺ソファーで寝ればいいのか。それならオッケーだ。と、フラグがへし折られそうな戯言を思い浮かべながら俺達はホテルを出る。

 

 

 

〜ドームライブ会場〜

 

蓮子「ほぇ〜、明日此処でライブするんだね〜」

 

龍騎「間近で見るとやっぱりデカく感じるな」

 

メリー「しかもその中に何万人の人が入るんでしょ?私あんまり騒がしいのは好きじゃないんだけど...」

 

俺達は明日ドームライブが行われるであろう会場へ下見に来ていた。俺達三人は初めてのライブなので、明日迷子になって時間内に会場に入れませんでした、なんてのは笑えないので下見にやってきていたのだ。と言っても、此処からホテルまで電車使う事になるなんてな...。もっと安くて近いホテルは無かったんかい。

 

蓮子「よし、覚えた!そんじゃ東京探索と行きますか!」

 

龍騎「今のうちにまどか達のお土産でも買っておくか」

 

メリー「それもそうね、一杯買ってあげようね」

 

そうして俺達は、新宿やら秋葉原やら行って、まどか達へのお土産を買いに行っては食べ歩きをしながら今日一日を満喫していた。

 

 

 

〜翌日〜

 

ピピピッ ピピピッ

 

俺は携帯のアラーム音で目が覚めると、時刻を確認したら朝の四時だった。なんでこんな時間に目覚ましを........。

 

蓮子「ふぁ〜........、おはよ龍騎........」

 

龍騎「おう........。なぁ、流石に早過ぎじゃないか?」

 

蓮子「何言ってんの!?アイちゃんのグッズを買いに行く為にも早く出ないといけないの!」

 

朝から騒ぐなよ、滅茶苦茶元気じゃねぇか........。ってか俺なんでベットで寝てんだ?確か俺、座椅子で寝てた筈だけど........。しかも川の字で真ん中ときた........。

 

絶対こいつ等だ........。まぁ皆んな寝巻きを着て寝ているみたいなので、そっちの方はやってないだけでよしとするか。いや、ほんとはお巡りさん案件なんだけどね?

 

メリー「........んも、何よ朝から騒いで........」

 

蓮子「おはよメリー、ほら!さっさとシャワー浴びて出掛けるよ!じゃないとグッズ販売の列に並べなくなっちゃうから!」

 

龍騎「そんな早くに行かないとダメなのか?」

 

蓮子「皆んなアイちゃん目当てで来てるからね、それにグッズなんて現地で買う人は二人が思ってる以上に多いから尚更なの。だから朝早くから会場に着いて、十一時過ぎにグッズ販売開始までスタンバってるの」

 

マジか........、じゃあそろそろ出ないとマズいよな。

 

龍騎「俺、コンビニでコーヒーとパン買ってくるから、今のうちにシャワー浴びてこい」

 

蓮子「あ、私菓子パンと牛乳で!」

 

メリー「私はおにぎりとお茶、種類はおまかせで」

 

あいよ、と適当に返事をして、俺はホテルの近くにあるコンビニに向かって朝食と飲み物を買って戻ってくる。そして、帰ってきた頃には二人ともシャワーを浴び終わっており、三人で朝食を食べてからドーム会場へと向かう。

 

蓮子「あぁ〜、もう少しでアイちゃんに会えるんだ〜!ワクワクしちゃう!」

 

メリー「朝から元気ね........。少し分けて欲しいぐらいだわ」

 

龍騎「俺はまだしも、メリーはまだ寝てる時間帯か?」

 

メリー「そうね。6、7時には起きてるから、いつもより早いのよ」

 

蓮子「全くダメだねーメリーは」

 

龍騎・メリー「「寝坊助常習犯に言われたくねぇ(ないわ)よ」」

 

蓮子「ぐっ........」

 

悔しがる蓮子に少し微笑むメリー。そして、そんなやりとりに和む俺、いつもの秘封倶楽部って感じがして、気がついたら眠気が吹っ飛んでいた。まぁ、こいつ等がこうして笑っていられるなら別にいいか........。

 

と思っていた矢先........。

 

「........................」ブツブツ

 

龍騎「?」

 

隣からフードを深く被り、白い花束を持った黒ずくめの男が横切った。なんだ此奴?さっきからブツブツと呟いていてるし、俺達が居る事に気付いていないみたいだ。

 

え?何?不審者?どっからどう見ても不審者にしか見えないよね?

 

マジもんの不審者だったらどうしよう...。警察呼ぶ?でもなぁ、こういう面倒事に限って巻き込まれるのが俺って、俺の古事記伝に載ってある。うん、だって俺が居るといっっっっっっっっつも面倒事になるもん。俺って何処ぞの探偵主人公かな?挙句の果てには”死神”って呼ばれちゃうのかな?

 

「許さねぇ...、あの女...。ファンを裏切りやがって......、殺してやる......、殺してやる......!」ブツブツ

 

龍騎「」

 

不審者の男が呟いている言葉が偶々耳に入ると、滅茶苦茶物騒な事を呟いていた。あー、これアレですね。完全にストーカーですれこれ、ファンだのオンドゥルルラギッタンディスカ!?って言ってる時点で警察沙汰である。

 

......どないしましょ?

 

メリー「........何、あの人」

 

蓮子「?どうしたの?」

 

どうやらメリーも不気味に思ったのか、不審者の男に気がつくと、蓮子が質問と同時にメリーは不審者の男に指を指す。そして、その男はあるマンションの入り口へと入っていった。うん、あ艦これ。

 

龍騎「蓮子、メリー、警察に通報してくれ。不審人物がマンションに入って行ったって」

 

蓮子「別にいいけど........、龍騎は?」

 

龍騎「あの不審者を拘束する、ちょっとあいつの目を見てみたら、憎しみと怒り、そして殺意が込められていた。一歩遅れれば殺人が起きかねない。できるだけ時間を稼ぐ、急いでくれ」

 

メリー「わ、分かったわ........。でも、無茶しないでね?」

 

蓮子「怪我一つでもしたら、見滝原に帰るからね!」

 

龍騎「あいよ、んじゃ頼んだ」

 

二人に警察に通報を任せて、俺は不審者の男の後を追っていく。幸い、奴はゆっくりと歩いているので見失わないで済んだ。そして、男がエスカレーターで乗って、ボタンを押す寸前に俺もエスカレーターに乗り、不審者の男と同じ階へと上っていく。

 

さて、奴はどのタイミングで仕掛けてくるのやら........。すると、エスカレーターが止まり、先に不審者の男が降りると、俺も続いており、スマホのカメラ機能を動画モードにして、奴を動きを撮影する。そして、その男が一つの部屋の前に止まり、インターホンを押そうとする時に、ポケットからナイフを取り出して、その手でインターホンを押した。

 

はい、もう確定です。対戦ありがとうごさいました。

 

俺はカメラを向けたまま、不審者の男に近づくと、インターホンの鳴った部屋から、若い女性が顔を出した。

 

不審者「ドームライブ、開催おめでとうございます。双子のお子さん。元気そうですね」

 

「!?」

 

不審者「お前が........、お前がファン........!」

 

龍騎「おっと、其処までだぜ旦那ぁ?」

 

「「!?」」

 

龍騎「ふっ、偶々通りかかったらガチの不審者、おまけに殺人にまで手を掛けるなんて、さ」

 

不審者「て、てめぇ!一体何者だ!?」

 

龍騎「あ、申し遅れました!私、ハッピーエンドを愛し、バットエンドをぶっ壊す、シリアス撲滅委員会会長、名無乃 権兵衛《ななしの ごんべえ》です。またの名を『悲劇を砕く喜劇』です」

 

ちなみに、最初は名無乃 九兵衛と名乗ろうとしたけど、アイツ嫌いなので没にした。くたばれインキュベーター。

 

不審者「なんだその適当な名前は!?」

 

龍騎「文句あるなら両親に言って?それよりもさ、よく分からんが朝っぱらからそういうのやめよ?親御さん悲しむよ?『母さん、そんな子に育てた覚えはありません!』って言われるのがオチだよ?ってか君もさ、そんなドア全開で開けるとか警戒心なさ過ぎでしょ?せめてチェーンするとかしなよ。ってかなんか見覚えが........、ん?その星の形したカラコンに『星野』って書かれてる........。あ、もしかして星野アイ?成る程ね、完全に理解したわ。ならストーカーに遭うのも頷けるわ。ってかその目ってカラコンじゃないの?え?ガチの眼球?へぇ〜、珍しい遺伝子の持ち主なこって」

 

不審者「雑に止めるなぁ!言葉の途中で興味を他に移すなぁ!テメェ何なんだよ本当に!」

 

龍騎「そう怒んなよ旦那、血圧上がっちゃうよ?心配しなくても、ちゃんと構ってあげるから」

 

不審者「ふざけてるとテメェから殺すぞ!このクソガキ!」

 

ほら、やっぱり構って欲しいんじゃん。やれやれ、これだからいい歳した大人はカマチョなんだから。そしたら不審者の男が持ってたナイフを突き刺して来たので、俺は取り敢えずナイフを避けて、デコピンする。そしたら不審者の男が1、2m程吹っ飛び、持っていた花束とナイフを落とす。俺はナイフを摘むように手に取って、ベキッと折る。よし、これで奴の武器は無くなったな、予備があるのか知らんけど。

 

不審者「テメェ........!ぜってぇぶっ殺す!」

 

龍騎「はいはい、悪役の手下が言ってそうなテンプレ発言ご馳走様。ほら立てよド三流、俺とお前との格の違いってやつを見せてやる」

 

そう言って左手で親指以外の指を曲げて煽る。そしたら不審者の男が走り出して拳を作って殴ってくると、俺は左手で拳を受け止めて、すぐに背負い投げをかまし、プロレス技で不審者の男を拘束する。

 

龍騎「怒りによる冷静じゃない判断と、碌に鍛えてない奴が俺に勝てる訳ないだろ?常識的に考えろよ」

 

まぁ俺は非常識なんですけどね(重要)

 

不審者「く、くそ........」

 

アイ「す、凄い........」

 

龍騎「ほら、少しは喋れるように拘束したんだ。一から十まで喋って貰おうか?」

 

不審者「........こいつは、この女はファンを裏切った!ファンを騙し、裏切り、裏では双子のガキを作って、だから俺が報いを受けさせるんだ!」

 

龍騎「........」←まるでゴミを見るような目

 

ヤバイ、芸能界に興味ないから言ってる意味が分からんのだが........。こいつ薬物ガンキマってない?

 

不審者「だから、俺がファンの代表としてアイがガキを産む手伝いをした産婦人科医とアイに報いを......」

 

おい、こいつちゃっかり産婦人科医殺してるじゃねぇか(憤怒)

ってか何でその産婦人科医を殺した?まさか星野アイを産むのを手伝いした産婦人科医を口封じの為に...?

 

って、何探偵みたいに推理してんだ。

 

龍騎「いや、裏切ったとか騙したとかって、それはお前の妄言だろ?そんな事思ってるのはお前だけであって、他のファンはそんな事思ってる奴は居ないんじゃない?知らんけど。お前の単独行動でやってるのか、誰かしらに吹き込まれたのかは知らんが、お前がやってるのは殺人と犯罪だ。ってかお前が星野アイから裏切られたのなら、お前は星野アイのファン全員を裏切った事になるよ?」

 

不審者「!?」

 

え?こいつそんな事を気がつかなかったの?やっぱりガンキマってんじゃん。

 

龍騎「それにその報いをファン全員が望んだ事なのか?お前に殺してくれと本当に頼んだのか?単なるお前の逆恨みだろ?知らんけど」

 

不審者「テメェ........!テメェェェェェェェ!!」

 

龍騎「おいおい騒ぐなよ?いきなりヤンデレになるなって。ってかお前、本当に星野アイを本気でファンやってんなら、最後まで推しを信じてやれよ。推しの幸せはファンの幸せって言うだろ?知らんけど。それでいいじゃん、幸せならOKです!って事で」

 

不審者「認めない!俺は絶対に認めないぞぉ!!」

 

はぁ........、もうやだこのクソ野郎........。そしたらパトカーのサイレンが大きくなってる事に気がついた。おっ、どうやら警察が来たみたいだな。

 

龍騎「お巡りさん来たし、もう観念したら?どの道お前は警察行きだよ」

 

不審者「クソッ、クソッ、クソォォォォォ!!」

 

警察「動くな!無駄な抵抗はやめろ!」

 

龍騎「君は完全に包囲(拘束)されている!大人しく観念しなさい!(裏声)」

 

警察「なんで君が言うんだ!?」

 

龍騎「言ってみたかっただけです!」

 

それから不審者の男は警察に捕まり、俺達も事情聴取する事に。そしたら苺プロというアイドル関係の社長と奥さんのミヤコさんが現れて、今回の事を説明したらもの凄く感謝された。

 

壱護「苺プロ社長の斎藤だ、うちのアイが助かった。ありがとう」

 

ミヤコ「私からも、本当にありがとう。貴方達は命の恩人よ」

 

秘封倶楽部「「「い、いえ...」」」

 

アイ「私からもお礼を言わせて。もし貴方が居なかったら、私死んでた。今日のドームライブにも参加できなかった」

 

双子兄「僕からもお礼を言わせてください。アイを救ってくれてありがとう」

 

双子妹「私からも!ママを助けてくれてありがとう!」

 

お、おう...。こうやってお礼言われるとなんかむず痒いな...。

 

龍騎「......ん?今日のライブやるの?」

 

アイ「うん!やるよ!」

 

龍騎「延期とか中止するとかではなく?」

 

アイ「しないよ、今日やるの!」

 

龍騎「悪い事は言わん、今日はやめておけって。さっき殺されかけたのにどんな神経してんの?」

 

アイ「大丈夫、こう見えて丈夫だから!」

 

違うそうじゃない、精神的な意味で言ってんの。ってか本気でやろうとしてるの?メンタル強過ぎない?

 

アイ「それに...、君にはちゃんとお礼したいし」

 

龍騎「......なら、今日のライブを成功でなく、大成功させてみせる事。俺達三人は人生初めてのライブなんだ。だから、俺達を楽しませてみせろ。それが俺達へのお礼って事で」

 

俺がお礼の内容を提案したら、なんか皆んなポカーンと口を開いたまま固まってしまった。え、俺変な事言った?

 

アイ「...ふふふ.....、あははははは!」

 

なんか笑われた...。

 

アイ「君、面白い事言うね。言われなくても、そのつもり!大成功にするからね」

 

龍騎「アッハイ」

 

星野アイってこんな自信家だったっけ?と思っていたら、俺の携帯に着信が入った。相手は...、母さん?

 

龍騎「あ、ちょっと失礼...。しもしもシナモンロール?」

 

詢子『おいバカ息子、また面倒事に巻き込まれたな?』

 

龍騎「朝っぱらからいきなりバカ息子と呼ばれる事した記憶がございません」

 

詢子『さっき警察から電話がきて、あんたが事件に巻き込まれたって聞いたんだけど、その辺じっくりと聞かせて貰おうじゃないか』

 

龍騎「うわーい、何時になく口調が喧嘩腰だぞ~?俺帰ってきたら吊るし上げられるのかな~?」

 

詢子『あとまどかにも伝えておくから』

 

龍騎「やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!まどかは関係ないだろうが!!」

 

詢子『じゃ、明日無事に帰ってくる事。逃げられると思うなよ?」

 

龍騎「ちょっと!?今の発言怖いんだけど!?え、マジでまどかにチクるの!?マジもマジのオーマジオウなの!?...って切られた...」

 

悪い皆んな、俺死んだわ。

 

壱護「なら、俺からもお礼と言ってはなんだが、これを君達にあげよう」

 

そう言って渡されたのは分厚い封筒だった。俺は受け取って恐る恐る中身を確認すると、我ら日本人が愛する偉大な諭吉様が一杯あった。それを見た俺と蓮子は、まるでガ〇スの仮面のようなリアクションをとるが、メリーはリアクションは薄かったものの、驚いた様子だった。そんな反応に星野アイは笑っていた。

 

龍騎・蓮子「「うううううけとれませせせせせせせせせせせせ」」

 

思考と口調がバグった。

 

壱護「しかしそうはいかない。君も見ただろう?アイの子供達を」

 

メリー「......口止め料って事ですね」

 

成る程、口封じって訳か。道理で多いと思ったんだ。まあ俺はアイドル興味ないし、言うつもりもないんだけど。......この金どうする?仮にひったくりに遭ったらひったくり犯を拳で殴り殺せる自信しかないぞ?

 

アイ「あ、そういえば自己紹介がまだだったね!」

 

今更過ぎない?ってか皆んな知ってるからね?

 

アイ「改めまして、私は星野アイ!アクア、ルビー、ご挨拶」

 

アクア「星野愛久愛海《アクアマリン》です。アクアって呼んで下さい」

 

ルビー「私はルビー!星野瑠美衣と言います!」

 

なんちゅうキラキラネームつけてんだこのバカ親(アイドルママ)は、いじめ案件待ったなしじゃねぇか。

 

蓮子「アクアくんとルビーちゃんだね、私は宇佐見蓮子!よろしくね!」

 

メリー「マエリベリー・ハーンです、気楽にメリーって呼んでね」

 

龍騎「俺は........、名無乃権兵衛。ハッピーエンドを愛し、バットエンドをぶっ壊す、シリアス撲滅委員会会長で、またの名を『悲劇を砕く喜劇』と呼ばれた男だ」

 

「「「「「うん、ダウト」」」」」

 

まぁそうですよねー、そうなりますよね流石にー。いくら赤ん坊でも分かっちゃうよねー。

 

龍騎「........越前康介、あだ名は一杯あって紹介しきれないから適当に呼んでくれ」

 

アイ「へぇ〜、例えば?」

 

龍騎「ん?まずデスクリムゾンだろ?次にデスクリ、コンバット、コンバット越前、エースコンバット、エースコンバット越前、焼きビーフン、越前製菓、クソゲー、クソゲー超魔王、デス様、超魔王、帝王、クソゲー界の征夷大将軍、このやろう!、くっそお!、やりやがったな!、上からくるぞ!気をつけろ!、なんだこの階段はぁ!、せっかくだから、俺はこの赤の扉を選ぶぜ!とか........」

 

アイ「キリがない!本当に一杯あるんだね!」

 

アクア「だんだんとあだ名じゃなくなってるし........」

 

おぉ、あの天下の星野アイも引いてるわ。まぁわざと偽名使ってるんだけどね、連絡先交換しよっ、とかそう言うのはお断りである。

 

龍騎「ってかライブの準備しなくていいの?」

 

壱護「おっと、こうしちゃいられねぇ。俺達は此処で失礼する」

 

ミヤコ「ドームでまた会いましょうね」

 

アイ「またね皆んな!」

 

そう言ってアイドル組は車に乗って、その場から去って行くと、俺達もライブグッズ購入する為にドームへと向かった。

 

 

そして...........。

 

アイ「皆んなー!アイだよー!今日は来てくれてありがとうー!!」

 

「「「「ウォォォォォォォォォォォォォ!!」」」

 

蓮子「きゃーーー!!アイちゃーーん!!さっきぶりーー!!」

 

メリー「す、凄い迫力........、それに蒸し暑い........」

 

龍騎「だ、ダメだ........。全然着いていけねぇ........」

 

滅茶苦茶楽しんでる蓮子とは反比例に、俺とメリーは予想以上の迫力に圧倒されて、聞いた事のない音楽のリズムに合わせるのが精一杯だった。でも、アイが見せる笑顔は観客を虜にしてしまいそうな笑顔で、俺もその笑顔に虜にされそうだった。

 

そうこうしている内に、ライブはあっという間に終わった。その後、握手会やらサイン会やら行われたが、俺とメリーは参加せず、全部蓮子に押し付けた。蓮子が帰ってくると、朝より全身からキラキラと輝いて見えたのは、疲れによる幻覚だろう。そして俺達はビジネスホテルに戻り、最後の一泊して地元である見滝原へと帰還した。

 

そして、帰宅したと同時に俺は、オカンとまどかに説教された。

 

 

 

〜翌日〜

 

蓮子「はぁ〜〜〜、昨日は最っ高だったね!!」

 

メリー「それとは反対に疲れたんだけどね........」

 

龍騎「俺なんて母さんとまどかに説教されたよ」

 

ドームライブの翌日、俺達が学校で昨日の事を振り返っていた。昨日は本当に疲れた........。星野アイは殺されかけるわ、ドームライブで神経使うわ、ホテルに戻ったら蓮子とメリーが誘惑してくるわ、帰ったら帰ったで、オカンとまどかに説教されるわ........。ある意味忘れにくい日になってしまった。

 

そして俺は誓った、もう二度とライブなんて行かない、と........。

 

ピーンポーンパーンポーン

 

『一年A組、鹿目龍騎くん。至急、校長室へお越しください』

 

おっ?今の放送は校長先生の声だったぞ?俺何かやらかした?

 

蓮子「?何かしたの?」

 

龍騎「もしかして退学か?」

 

メリー「そんな冗談は言わないの」

 

蓮子「もしかしたら昨日の一件に関してだったりして!」

 

龍騎「おいやめろ、冗談が通じない」

 

蓮子がそう言ってくると、何故かその予感か当たりそうで行く気が失せてしまう。でも至急来いとの事なので、重い足を引きずりながら校長室へと向かう。そして校長室の前に着くと、俺は一呼吸して、扉にノックする。そういえば、校長室なんて初めて入るな........。

 

龍騎「失礼し........」ガチャ

 

校長「あぁ、鹿目くん。待ってたよ」

 

龍騎「ました〜........」バタンッ

 

俺は扉を開けて入ろうとしたら、校長室には校長先生と、昨日会った斉藤社長の顔が見えたので、俺はゆっくりと扉を閉めた。

 

........んん〜?遂に俺の目は取り返しのつかなくなってしまったか?

 

なんか居たぞ?昨日出会ったチンピラみたいな社長が居たぞ?え、なんでこの学校に?どうしたらそうなるんだよ、俺もう帰りたいんだけど!?教室じゃなくて家に帰りたいんだけど!?なんなら一層、退学したいよ!

 

いや、あれは絶対に嘘だ。いくら社長でもこんな平日に、しかもこんな朝っぱらから学校に来るなんてあり得ない。忙しい筈なのに来るなんて何考えてんの?何処ぞのラブコメ動画だよ。

 

よし、もう一度入って見よう。そして居たら逃げよう。そう思った俺はもう一度扉にノックして、校長室へと入る。

 

龍騎「失礼しま........」ガチャ

 

壱護「やぁ越前くん、昨日ぶりだな」

 

龍騎「あ、間違えました〜」バタンッ

 

.......................................................................居たな。

 

居たああああああああああああああああ!!?

 

居た居た!あれ絶対本物だよ!?本物の斉藤社長だよ!?ってかその隣にはミヤコさん居たし!ついでに言っちゃうとアクアとルビー抱えてたし!なんならルビーはクスクスと笑ってたし!!まさかとは思うが、アイまで来てるって事はないよな!?いくら大人気アイドルでもそんな余裕はある筈が........、やりかねない!?もういいかな!?もう帰っていいよね!?もう無理です!耐えられません!なので教室に帰ろう!

 

「何してるの?」

 

龍騎「へ?」

 

横から声を掛けられたので、振り向いたらハンカチで手を拭いて歩いてきた星野アイだった。

 

アイ「?」

 

龍騎「................あの、どうしてうちの学校に?」

 

アイ「君に会いに来たんだよ、昨日のお礼を兼ねてね?」

 

龍騎「アイだけに?」

 

アイ「あ、上手い!ナイスギャグ!」

 

ちっとも嬉しくねぇよ。

 

龍騎「で、何しに来たの?仕事はないの?暇なの?」

 

アイ「そんな寂しい事言わなくていいじゃん、さっきも言ったけど、君へのお礼をしたくてきたの」

 

龍騎「いや、昨日のライ大成功だったじゃん」

 

アイ「でも君と隣に居た外国人の娘はライブの迫力に圧倒されて楽しめなかったでしょ?」

 

バレテーラ、見てたのかよ........。

 

壱護「おいクソアイドル!いつまで時間を掛けさせる気だ!」

 

そしたら校長室から怒ってる様子の斉藤社長が姿を見せてきた。ひぇ、怖ぇ...。見た目がチンピラなだけあって恐怖度が高ぇな。まぁ昨日説教された時のオカンとまどか程じゃないのであんまり怖くない。

 

アイ「あ、佐藤さん!」

 

壱護「斉藤だって言ってるだろ!」

 

龍騎「........あの、斉藤社長。なんで今日に限ってこの学校に来たんですか?」

 

壱護「ん?あぁ、実はアイがどうしても君に会いたいって我儘言うから、此処に連れてきたんだ」

 

龍騎「おいちょっと待てや、なんで此処だと分かった?」

 

アイ「実は別れる時にこっそり蓮子ちゃんと連絡先交換しちゃった♪」

 

龍騎「蓮子ぉぉぉぉぉぉ!!

 

気のせいか俺の髪の毛か金髪に変色し、神々しいオーラを放ってる感じがした。

 

龍騎「........それで?俺に会いに来た理由はなんだ?俺は別にお礼が欲しくてやった訳じゃないからな?まさか本当にその理由だったら教室に帰るぞ」

 

アイ「う〜ん、私は君にもう一度会いたいってだけなんだよね。あとは佐藤さんが用があるみたいだけど」

 

龍騎「斉藤社長が?」

 

................やばい、嫌な予感しかしないぞ?

 

壱護「勝手に話しを進めるな!ったく........。まず君の本当の名前を聞きたい」

 

龍騎「鹿目龍騎です。鹿に目と書いてかなめ、龍騎は龍騎士のりゅうきです」

 

壱護「では鹿目龍騎くん、単刀直入に言う........。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

芸能界に興味はないか?」←営業スマイル

 

龍騎「えぇ、全く」←人生一番のスマイル

 

「「「「即答!?」」」」」

 

だって、目立ちたくないんだもん。

 

アイ「えぇ〜!?なんでそんなに即答なの〜?」

 

龍騎「逆になんで俺をスカウトしようとした?ってか俺は普通に目立ちたくないし、大勢の人間達の前に立ちたくないし、テレビとかで使うであろうカメラに映りたくもない。ってか、俺みたいな地味でやる気のない陰キャをスカウトしたら会社潰れますよ?」

 

校長「鹿目くんは自己評価が低いみたいですね...。しかし、君の評判は結構良いと聞いているのですが...」

 

龍騎「それは多分気のせいですよ」

 

校長「そうですか........、以外と女子生徒に人気があると聞いていたんですが........」

 

おい発信元は誰だ、毎度毎度男子生徒に妬みと殺意を向けられるのも発信元の所為だな?一体誰だよクソッタレ。

 

ミヤコ「でも、君は地味とかやる気のないと言ってますが、結構顔は整ってますし、ストーカー男を撃退する時の顔が凄かったってアイが言ってましたよ」

 

アイ「うんうん!すっごくカッコよかった!」

 

余計な事言ってんじゃねぇよクソアイドル。

 

龍騎「...貴方達が何を言おうが、俺は芸能界には入りませんよ。俺は俺の人生があります。それに貴方達は俺をスカウトしただけであって、最終的に決めるのは俺です。まぁ俺がまだ未成年って事もあって、俺個人で決められませんし、親を通して貰わないといけませんからね。仮に親がOK出ても、俺はありませんけどね」

 

至極当然の返事に校長先生も固まった。そりゃそうだ、スカウトというのはあくまで勧誘、芸能界に入れ!と強制的ではない。最終的には俺が決める事だ、誰も決定権なんてない。

 

アクア「で、本音は?」

 

龍騎「愛しの妹との時間が減っちゃうダルォ!?」

 

「「「「「シスコンだったーーー!?」」」」」

 

うるせぇ!俺は見滝原のお兄ちゃんだぞ!何がなんて言おうと、俺は絶対にやらんぞ!

 

龍騎「俺は引かぬ!媚びぬ!省みぬ!」

 

アクア「何処の世紀末の聖帝だよ」

 

なんで赤ん坊が知ってんだよ。

 

龍騎「......という事なので、スカウトするんだったら、まず親を通してからにしてください。まぁOK出しても俺の意思は変わりませんが。あ、校長先生、くれぐれも俺の住所とか家の電話番号とか、プライバシーに関する事は絶対に教えないで下さいよ?したら即退学するので」

 

校長「さ、流石に個人情報の公開はしませんが...。退学は流石に大げさなのでは?」

 

龍騎「やる時はやる、これが俺の唯一誇れるモットーなので」ドヤッ

 

ドヤ顔で言ってやったら皆んな『何故胸を張って言えるんだ...』と言いたそうな顔をしているが、事実なので気にしない。

 

壱護「......分かった、君の意見を尊重して引く事にしよう。よし、帰るぞ」

 

アイ「えぇ~!?もう帰るの~?」

 

ようやく分かってくれたのか、斎藤社長が諦めて帰ろうとすると、アイが駄々こねる。いやお前二十歳だろ、いい年して子供ぶるなよ。

 

壱護「......最後に一つ、我々はまだ君を諦めた訳じゃない。かと言って、あまりにもしつこいと警察に通報されるのは御免だからな。気が変わった時でも連絡してもいいし、見学しに来てもいい。いつでも歓迎する」

 

龍騎「......何故其処まで俺を高く評価するんですか?其処までして貰う理由がありません」

 

アイ「じゃあ、私がなんでアイドルやってると思う?」

 

龍騎「さぁな...。俺は悟り妖怪でもエスパーでも無いから分からん」

 

アイ「私ね、子供の頃、色々あって誰にも愛情注がれなかったんだ。だから愛すって事がいまいち分からないんだ。アイドルを始めたのは社長のスカウトもあったけど、愛ってどういうのものなのか確かめる為にやっているんだ」

 

龍騎「でもお前は今、愛する事を知ったんじゃないか?ライブしては沢山のファンに囲まれたり、アクアくんやルビーちゃん、斎藤社長やミヤコさん。沢山の人間がアイを必要としてくれるし、支えようとしている。アイの言う、愛すって事を知りたい為にお前はアイドルという仕事に打ち込んだ。その結果、一部を除いてだが、お前に会いに行く為に来ている人間達が沢山増えただろ?それは、お前の事を愛してるからこそ、お前に会いに行くんだ。愛してるだけじゃない、これから先の活躍にも期待してるし、応援してるし、何よりも...、お前を支えたいからこそ、アイを愛し続けられるんだと思う。アイにとって、アクアくんとルビーちゃんの事どう思ってる?」

 

アイ「え......。そりゃ、守りたいし、大切にしたいって思ってる」

 

龍騎「それだけで充分だ。愛すっていうのは相手を大切にしたいっていう事、俺だって妹の事を愛してるから大切にしたいって思うし、甘やかしちまう時だってある。それと同じさ、アイは既に愛すって事を知っているんだよ」

 

.....今気づいたけど、話し脱線してね?最初は俺への評価の話しから、いきなりアイの過去の話しとお悩み相談になってるんだけど?

 

龍騎「あー、話しを纏めると...。俺はアイと違って、これと言った目標がないって事。そんな奴が芸能界に入ったら迷惑をかけるだろうし、なによりやる気がないから追い出させるのが目に見えている。それだったら最初からやらない方がいい。さっきも言いましたが、貴方達がいくら高く評価したところで、俺の意思は変わりません。俺には俺の人生があります、なら死ぬまで貫き通してみせますよ。例え大批判を食らってもね...」

 

そういって俺は校長室から出ようと、扉のドアノブに手を掛ける。

 

龍騎「それでは、俺は此処で失礼します。いい加減授業に出ないといけないので」

 

そう言って逃げるように校長室から退出して、教室へと歩くと、徐々に歩くペースを上げていく。

 

やった、やったやったやった!ようやく抜け出せた!滅茶苦茶重苦しい空気からやっと脱出できた!よし、昼休みは蓮子に問いただしてやる。と意気込んだのはいいものの...。

 

龍騎「......一時間目、体育だった」

 

・体操着は教室の中

・防犯の為、教室の鍵は閉まっている

・一時限目の終了まであとわずか

 

そして俺は授業が終わるまで、教室の前で三角座りしたままスタンバってた。

 

 

 

 

 

〜そして放課後〜

 

龍騎「つ、疲れた........」

 

星野アイ含む苺プロ一同の訪問+スカウトに今日一日の体力、神経がごっそり減り、ストレスがデットヒートマッハで白髪になりそう...。昼休みに蓮子を怒鳴りつけて、放課後にはバイトがあって、帰る時はすっかり暗くなってしまった。早く帰って寝よう........。そう思ってた時だった、急に俺の携帯に着信が入った。相手は........、まどか?

 

龍騎「どったのーせんせー」

 

まどか『お兄ちゃん?今家に向かってる?』

 

龍騎「え?なんで?」

 

まどか『お願い!早く帰ってきて!』

 

龍騎「え?待って?そんなに緊急事態な出来事なの?母さんが過労で病院に運ばれた?」

 

まどか『そのぐらい一大事なの!』

 

ふむふむ、成る程........。つまりそういう事か........。

 

龍騎「俺に...、任せとけェェェェェェェェェェェェ!!」

 

俺は電話を切って全速力で家に帰る。走って走って走りまくる、まどかのあのテンパってる感じ、ただ事ではない!

 

まどかに近寄るクズは俺の敵ィィィィィィ!!

 

例え相手が誰であろうが跡形もなく消滅してやる!!緊急事態なら全力でクズを排除して、二度と悪さ出来ないように徹底的にトラウマを刻みつけてくれる!!まるでウ◯娘を凌ぐ程のスピードで自宅へ帰宅する。俺、オリンピック出たら金メダル間違いなしだと思う。

 

龍騎「まどかああああああああ!!」

 

まどか「うひゃ!?お、お兄ちゃん!?」

 

俺は家に入って叫ぶと、まどかが玄関で尻餅を着いてしまった。

 

龍騎「まどか!敵は何処だ!?」

 

まどか「敵!?敵って何!?」

 

龍騎「緊急事態なんだろ!?空き巣か!?強盗か!?殺人か!?安心しろ!家族に害を与えた奴は、この俺が血祭りにしてやる!いや、血祭りしたら我が家が汚れてしまう、だったら俺の部屋に連れて死よりも恐ろしい恐怖を与えてやらぁ!!」

 

そう言って俺はリビングの扉を勢いよく開けると........。

 

さやか「あ、お兄さんお帰りなさい!」

 

さやかが居て、

 

知久「お帰り龍騎、お疲れ様」

 

タツヤ「にーに!にーに!」

 

タツヤを抱っこした親父が居て、

 

詢子「お、ようやく役者が揃ったね」

 

珍しく早めに帰宅してる母さんが居て、

 

苺プロ一同「「「「「お邪魔してまーす」」」」」」

 

龍騎「」

 

今朝会った人達が居た............。

 

龍騎「........これどう言う意味だ」

 

アイ「まぁまぁ、取り敢えず座りなよ〜」

 

龍騎「誤魔化してんじゃねぇよ!!何しに来た!?」

 

さやか「何って、お兄さんをスカウトしに来たんだよ!昨日のライブの朝にアイちゃんを助けたんだってね!蓮子さんから聞いたよ!」

 

龍騎「蓮子ぉぉぉぉぉぉ!!(二回目)

 

あいつ隠す気ないだろ!?プライバシーもクソもないな!ってかなんでうちに来たの!?

 

龍騎「母さん!これどういう事!?」

 

詢子「さやかちゃんがまどかと一緒に帰ったら、偶々アイってアイドルを見かけて、サイン貰ったらまどかがあんたの妹だと知ったらうちに押しかけてきた」

 

龍騎「なんだその行動力の塊は!?」

 

アイ「私は欲張りだからね~」

 

龍騎「そういう事聞いてんじゃねぇよ!」

 

知久「まぁまぁ、取り敢えず席に座って。ご飯にしよう」

 

「「「「「「うわーい!」」」」」」

 

何和んでんの!?いつの間にそんな仲良くなったの!?これが超人気アイドルの力!?星野アイ、恐ろしい子!!

 

まどか「お兄ちゃん!芸能界に入るってほんとなの!?」

 

龍騎「いや、俺は芸能界には........」

 

アイ「そうだよ、私と一緒にお仕事するもんね!」

 

龍騎「勝手に話しを捏造してんじゃねぇよ!!入らないって言ってるだろ!!」

 

さやか「えー!?絶対お兄さんやった方が良いって!スカウトされるとか羨ましい事ないって」

 

龍騎「ならお前か仁美がやればいいだろ」

 

さやか「分かってないな〜、それじゃあお兄さんがスカウトされた意味が無いじゃんか。それにお兄さん知らないの?中学の時、先輩後輩問わず人気あって、裏でファンクラブ作られた程だよ?」

 

龍騎「初耳なんだが!?」

 

まどか「それで、芸能界に入るの?」

 

龍騎「ってか母さんはどうなのさ........?」

 

詢子「いいんじゃない?好きなようにやれば」

 

知久「僕も特に言う事はないかな?それに折角のスカウトじゃないか、一度ぐらい人生の勉強として受けてみてもいいんじゃないかい?」

 

まどか「そうだよ!ダメ元でやってみようよ!」

 

さやか「私も賛成かな〜、そしたらさやかちゃんがファン1号になってあげる!」

 

タツヤ「にーに!にーに!」

 

アクア「...タツヤくんも賛成だって言ってる」

 

嘘つけ!!ってかお前、なんでタツヤより喋れるんだよ!?お前タツヤより年下だろ!?なんだ?天才の遺伝子受け継いでるから言葉もすぐに分かるってか?一回解剖してこいよこの野郎!!

 

※タツヤ 5歳 アクア、ルビー 4歳

 

ルビー「私もさんせー!」

 

壱護「これでご両親だけでなく、兄妹の許可も取れたな」

 

ミヤコ「なんだか楽しくなりそうですね」

 

アイ「ほら、大人しく私達と契約して、芸能界デビューしよ?」

 

龍騎「だぁぁぁぁぁぁぁ!!どいつもこいつも人の話しを聞けって!!

 

 

 

 

俺は芸能界なんぞ、絶対に入らないからなぁぁぁぁぁぁ!!

 

おわり




Q、カミキヒカルに関する事を知ってしまったら?

A、カミキヒカル強制終了(社会的にも、肉体的にも、精神的にも)

理由:即行で悪・即・斬するから。

推しの子キャラですが、もしかしたら『巴マミの平凡な日常編』にゲストで出すかもです。

続き読みたいか

  • 頼む!出来れば原作よりに!
  • 頼む!ギャグに染めてくれ!
  • 思い出の中でじっとしていてくれ
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