転生?憑依?したら鹿目家の長男になってた 番外編 作:餡 子太郎
明けましておめでとう御座います。
2024年度、一発目はこの推しの子の続き思いついたので投稿します。
星野アイの殺人未遂から約半年、俺は高校ニ年生となり、妹のまどかとその友人達も三年生へと進級した。あれからアイ達との連絡は取り合ってないものの、彼女が出演する番組は(半強制的に)拝見している。
その間、神浜市のウワサやらマギウスの翼やら、色々な事があったけど、ぼちぼちだが調査は順調だ。神浜に来てから忙しさを増えてアイの出演する番組は毎回見逃してる。まぁ昔からテレビとかはあんまり見ないからね、仕方ないね。
そんなある日、季節は夏頃........。
龍騎「あぁ〜........、暑っ........」
放課後になり、俺は一人で街を歩いていた。今週がテスト期間という事もあり、秘封倶楽部の活動は中止、まどか達はテスト勉強に励んでいた。ちなみにテスト期間中は午前授業で終わりなので直ぐに帰れる。テスト範囲内の勉強内容は終わってるので、午後からは各自の自己責任で勉強しろとの事。ただでさえ見滝原高校は偏差値は其処等辺の高校とは違い、まぁまぁ高いので、下手したら赤点取る可能性があるので気が引けないのだ。
さやかはまぁ、赤点取るって未来が見えてる為、蓮子とメリーに任せる。なんで俺も教えないのかって?察してくれ、ただでさえ殺気丸出しの嫉妬心を抑えられてない男子共の視線がキツいのだ。約三年間受け続けても、流石にエグい。去年まではクラスの奴等で済んだが、今年からは三学年の男子共が俺への殺意が丸出しである。俺が何したっていうんだパトラッシュ........。
さて........。話しは戻すが、俺は今は図書館へと向かっている。勿論、テスト勉強する為だ。幾ら前世の記憶があるとはいえ、流石の俺でも天才的な頭脳は待ち合わせていない。さらに言うと、蓮子やまどか達と一緒に居る環境に気まずくて集中出来ないのが本音である。時々廊下で覗き見してくる男子生徒等に殺意を剥き出ししてくるので、落ち着いて勉強出来ない時があるので、一層の事、俺が居なくなれば平和になるのでは?と思って今日図書館に向かっている。
最初は蓮子達も着いてくると言っていたが、流石に周りの視線が痛過ぎる為、申し訳ないが断った。少なくとも俺が殺意を向けられるのは女性陣の原因の一つでもあるからね、これ以上は俺を虐めないでくれ。主に俺の胃を。
龍騎「さて、今日は何の教科を...」
「......あれ?もしかして」
くっそ聞き覚えのある声がしたので、急いで図書館に行こう。
「やっぽ〜、久しぶりだね!」
あ、これ心当たりあるわ。そう思った俺は走り出す。
「あ、待ってよ!」
そしたら後方から女性一人が追いかけてきた。冗談じゃない...!それから女性との追いかけっこが始まった。
〜数分後〜
龍騎「お前.......、しつこいぞ」
「君だって中々止まってくれないじゃん」
龍騎「それにしても、お前体力お化けだな」
「お揃いなのは嬉しいけど、君にだけは言われたくないかな〜」
龍騎「それはお互い様だろうに...、ってか俺を追いかけて良かったのか?星野アイさんよ」
俺がそう言うと、女性は掛けていた茶色のサングラスを外すと、両目の瞳の奥に星を宿した、アイドルの星野アイだった。
龍騎「おたくが此処に来たって事は、見滝原での撮影か?ほほ〜う、遂に見滝原も有名都市の仲間入りですか〜」
アイ「正確には隣町での撮影だったんだけどね、撮影途中で強盗に入っちゃったから中止になっちゃった♪」
龍騎「は?それ大丈夫だったのか?」
アイ「うん、スタッフさん達が取り押さえて警察に引き渡したから怪我人も居なかったよ。もしかして心配してくれた?」
龍騎「おう心配した心配した」
もし見滝原に来て強盗なんてしたら血祭りにあげてたからな、さっさと捕まってくれて良かった(地元狂信者)
アイ「そっか、それより......。亀目くんはどうして此処に?」
龍騎「鹿目な?なんで鹿から亀にグレードダウンしてるの?グレードアップしたって言ったら寿命が伸びた所と甲羅が追加されただけじゃねぇか」
あ、でも鹿より龍の方が強いしカッコいいや。
龍騎「んでさっきの返事だけど、うちの高校はテスト期間中だから勉強しに行く訳」
アイ「そうだったんだ、私高校行ってないから分かんないや」
龍騎「行ってもお前の場合は赤点取るだろ」
アイ「それどう言う意味?」
龍騎「お前、勉強嫌いそうな顔してるし、俺の高校はそれなりに頭の良い所だから着いてこれないだろ?それにアイドルやってれば、忙しくて勉強に着いてこれませんって言い訳出来るからな。それも狙いの一つだろ?」
アイ「うっ......、それ言われちゃうと何も言えないなぁ...」
あはは、と苦笑するアイ。勝った。何にだ?ってかこいつがバカなのは雰囲気ですぐに捉えられる。恐らく蓮子より学力は低いだろうな。
龍騎「んじゃ、俺は君の大っ嫌いなお勉強しないといけないので、お前も早く仕事終わったならアクアくんとルビーちゃんの出迎えぐらいしたらどうだ?いつも仕事終わるの夜なんだろ?どうせ明日からまた仕事で遅くなるんだから、今日ぐらい一緒に居てやれよ」
アイ「アクアとルビーの事、覚えてくれてたんだ」
逆にあんなキラキラネームを忘れられる訳ないだろ。
龍騎「まぁな、んじゃお疲れさん」
そう言って俺は軽く手を振って、図書館へと向かう。
〜図書館〜
図書館は勤勉学生において、最高の勉強スペースである。まずクーラーが設置してあり、夏の季節に冷房の風が心地良く、勉強してる時の集中力が格段に上がる。逆に冬だと暖房の暖かさで眠気が増すのでオススメしない。次に自販機がある事だ、飲食は禁止されてるが、室外又は狭い飲食スペースが存在する為、水分補給の欠かせない夏にはもってこいだ。しかも、俺が座ってる席がその飲食スペースに近い為、ベストプレイスと化している。最後は何と言っても、私語の禁止だ。何処の図書館も私語は厳禁、騒いだら一発退場だ。ギャーギャー騒ぐ校内と、時に自分に甘さが出てしまう自分の部屋では集中力が切れてしまう。なので図書館が勤勉学生においては聖地なのだ。今時の学生が図書館を利用する事は近年減っており、他に来るとなると、暇を弄んでる高齢者ぐらいだ。
龍騎「なのになんでお前も居るんだよ」
アイ「一人で何言ってるの?」
そう...、完全に場違い女が俺の目の前に居るのだ。その名は星野アイ、子持ちのアイドルだ。
なんで此処に居るんだ...、俺言ったよね?今日ぐらい早く帰って双子と一緒に居てやれよって。こいつ読解力欠けてるんじゃないのか?あ、元からか。
アイ「今すっごい失礼な事思ってなかった?」
龍騎「そう思うんならカウンセリングを受ける事をオススメするよ、勿論医者にな」
なんで分かるの?女の勘働きすぎじゃない?ポーカーフェイスしてたよね?
龍騎「......真面目な話し、何しに来た?」
アイ「私、生まれてから図書館に行った事が無かったんだよね。だからどんなのか気になってね」
龍騎「東京でも探せばあるだろ?」
アイ「私、一応芸能人じゃん?興味あっても行ける時間が無いし、別のものに興味出ちゃったら更に行く機会が無くなっちゃうし」
嘘だな、と咄嗟に思ってしまった。此奴は俺と初めて会った時から興味を持ち、そして今日偶然にも再開して、俺の行きたい場所に着いていけば、何かしら面白いものでも見つかるだろう...。って思ってるんだろう。だがそれはお生憎様、私語厳禁ゾーンである図書館に置いてあるのは本か検索用のパソコンしかない。さて、この空間でアイがどのくらい耐えられるか試してみよう。
龍騎「......はぁ、まぁ来ちまったもんはしょうがない。俺は勉強するから、せめて静かにする事だけは守ってくれよ?」
アイ「流石の私でもそれぐらいは分かってるよ、でも意外だな~。君なら今すぐ帰れって言うと思ったのに」
龍騎「俺は図書館の人間じゃないし、そんな決定権はない。かと言ってあまり長く滞在するなよ?お前一応有名人なんだから、マスゴミ共にリークされたらお互い苦労するし、子供が居るなら一秒でも長く居てやれ」
アイ「......ふぅ~ん」
なんだよふぅ~んって、それになんだその意味深な顔は。やめろ、『君、面白いね。益々興味が湧いてきちゃった』みたいな顔をするな、お願いだから。五百円あげるから。
まぁ、気にしても仕方ないので、俺は教科書とノート、テスト当日で提出に必要なプリントを広げて、シャーペンを走らせる。ちなみにやってるのは数学である。えーと、この式は......。
龍騎「....................」カキカキ
アイ「.....................」ジー
龍騎「....................」カキカキ
アイ「.....................」ジー
龍騎「..........あのさ」
アイ「何?」
龍騎「そんなガン見しないで貰える?視線が気になってやりづらい」
アイ「お気になさらず〜」
龍騎「うん、まず君は人の話しを聞こうか」
俺言ったよね?視線が気になってやりづらいって。一回耳鼻科行ってこいよ、今ならまだ病院開いてるだろ。
龍騎「......暇なら本探して読めば?」
アイ「え〜?眠たくならない?」
龍騎「数少ないが、多少漫画が置いてある。流石にギャグ漫画とかジャンプ系は置いてないが、恋愛漫画とかサスペンス漫画とかならあるだろ。それ読んでちったあ勉強しろ」
アイ「ぶぅ〜...、このままだと寝ちゃいそうだしね〜」
そう言って席を立って、本を探しに行ってしまったアイ。俺は彼女を見送りながら、再びシャーペンを走らせる。
アイ「.........................」
アイが席を立って数分後、アイは一冊の本を持って席に座り、持ってきた本を開いて読書を開始した。俺は気になってアイが持ってきた本の表紙を見てみると、明らかに恋愛漫画のようなイラストが描いてあったものだ。
今になっても愛を求めてるのか......、そう思った俺はプリントに目を向けた。俺がカキカキとペンを走らせ、アイが本をペラペラとページを捲る音が響く。しかしアイの奴、結構読むな。すぐに飽きて別の本に切り替えると思ってたんだが、がっつりハマってるな。元アイドルがプライベートでこんなに集中してるとは、ある意味激レアかもしれない。
数学のプリントを書き終えた俺は、次は世界史の勉強しようと準備すると、アイも一巻を読み終えたのか、本を閉じて席を立ち、二巻目の漫画を持ってきた。
なんだよ、眠くなるどころかガッツリハマってるじゃんか。
そう思いながら俺は世界史に手をつけようと思った時、とある事に頭がよぎる。
そういやコイツ、帰る時どうすんの?車?電車?
.........まぁ、何とかなるだろ。最悪バイクで送っていけばいいだけだし。そういや俺ってもう来年は十八だよな?誕生日迎えたら普通車の免許でも取って、原付じゃないバイクで運転出来るようになりたいなぁ...。
勉強を始めて三時間が経過し、日も落ちてきたのでそろそろ帰宅しようと帰る準備をしてる中、アイは未だに漫画を読み続けていた。
龍騎「俺もう帰るぞ」
アイ「.........」
.........完全に自分の世界に入ってやっしゃる。何を聞いてもダメそうなので、俺は鞄を持って図書館を出ようとすると、後ろでアイは慌てた様子で席を立ち、漫画を元の場所へ戻しに行くが、俺はそんな事を無視して図書館の外へ出た。そしたら背後からアイに声を掛けられた。
アイ「も〜う!先に行くなんて酷いな〜」
龍騎「いや、待つ理由か無いんだが...。つーか俺とアンタは恋人関係じゃないじゃんか」
アイ「その言い方はないんじゃない?」
龍騎「お前は俺にどうしろと......」
こいつ本当に何考えてるのか分かったもんじゃない...。
アイ「あ、そうだ!はいこれ!」
突然何かを思い出したのか、アイは鞄からチケットらしき紙を渡してきた。
龍騎「何だこれ?ライブチケットか?」
アイ「うん、来週やるんだ」
龍騎「へー、ちなみに何処?日本武道館?」
アイ「ううん、前にやったドーム会場」
ほっほーう、つまり東京ですか。絶対に行かねーぞ俺は。
龍騎「ってか何で三枚も?」
アイ「うん!蓮子ちゃんと........、メリーちゃんだっけ?その子達の分!」
龍騎「それは有難いけど、何故俺達に?」
アイ「私ね........、来週のライブを最後にアイドル辞めるんだ」
龍騎「へぇー」
あの、返事しましたよ?
アイ「......?それ以外言う事ないの?」
龍騎「え?何?止めて欲しかったの?」
アイ「もう少しリアクションとって欲しかったなー」
龍騎「別に良いだろ、お前の人生なんだからお前が決めろよ。他人に縋るな」
アイ「いいの?もう二度と私のアイドル姿が見れないんだよ?」
龍騎「もう一度言うが、お前の人生なんだからお前自身で決めろ。辞めるんだったら辞めるでよし、続けるんだったら続けるでよし。お前だって良い大人なんだから、そのぐらい自分で考えろ。この後の人生もな」
そう言って俺は立ち去ろうとすると、後ろからボソボソと何かを呟いているアイ。
アイ「この後の人生......、か....。
私、貴方のお嫁さんになるって言ったら?」
龍騎「ウェェェェェェェェェェェェェェェェ!?なんだそれ!?」
まさかの言葉に俺は30秒だけ固まった。そして先程の驚愕、こいつ一体何考えてんだ!?
アイ「何って、さっきの言葉通りだよ?」
龍騎「おまっ、正気か!?」
アイ「こんな事、言うのは貴方だけだよ?」
龍騎「それ絶対さっき読んだ漫画から引っ張ってきた台詞だろ!?つーか何で俺!?もっと他に居るだろ!其処等辺のイケメン芸能人とか俳優やら!」
アイ「前はそう思ってたよ?芸能人と恋をしてみようかなって。でもね、君だけは違うの。一年前に私殺されかけた時に、見ず知らずの私を貴方は助けてくれた。例え貴方が私に興味が無くても、私は興味が湧いた。何故か分かる?」
龍騎「知らんな、お前が助かったのはガチの偶然。偶々お前が運が回ってきただけだ」
アイ「私だって女の子だよ?自分から恋する時だってあるよ。でも今回が初めてだったけどね」
龍騎「?それおかしくないか?お前子供産んでおいて、恋した事がないってどう言う事だ?お前の旦那はどうしたんだよ?」
アイ「最初から付き合ってないよ?あの人も私と同じ人だと思ってたんだけど、結局同じじゃなかったから別れた。その後に妊娠しんたんだけどね」
龍騎「................」
アイ「だからね、あの人とは最初から愛し合って無かった........?カカシくん?」
龍騎「おい、そいつの名前を教えろ」
アイ「え?」
龍騎「だから、アクアとルビーの親父の名前を教えろ。無責任に女を孕ませた挙句、妊娠させたとも知らずにトンズラしやがって...!気に入らねぇな、その男........!」
先程のアイの言葉を聞いて俺は静かな怒りが湧いてくる。何だそのクズ男は...、俺だったら自分の臓器を売り捌いてでも責任持って子供育てるっての」
アイ「........っ」
龍騎「取り敢えず、そいつ名前を知ったらまずはぶん殴る。そしてありとあらゆる情報を手に入れて、社会的にも、肉体的にも、精神的にも終わらせて........っ!」
一人で考え事をしていると、背後から視線を感じた。振り向くとその視線は一瞬にして消えた...、というより隠れたと言ってもいい。
まさか........、パパラッチか?俺はもう一度向きを戻して少ししてから先程感じた視線を向けると、さっきと同じ視線を感じた。間違いない........、俺が星野アイと一緒に居るのがバレたな...。
龍騎「おい、こっちだ!」
アイ「えっ、ちょ!」
俺はアイの手を引っ張って路地裏へと進む。
アイ「ねぇ、急にどうしたの?」
龍騎「マスゴミだ、恐らく俺達は目をつけられた」
アイ「え?」
龍騎「お前、確か色々隠してるって聞いたけど、恐らく奴等はお前の知らない所をスクープして大儲けする気だ」
アイ「だから私を助けたの?」
龍騎「お前の為じゃない。見ての通りお前の目の前に居るのは高校生、つまり未成年者だ。下手したらお前は未成年者を連れ回してるってレッテル貼られるし、もしその高校生が俺だと知られたらこっちの将来も危うい。だからどっちみち、お互い良い結果にならないって事だ」
アイ「でもどうするの?捕まえるの?」
龍騎「あぁ、その方が手っ取り早いしな。それに、此処は見滝原だ、俺はこの街の全体を知ってるから、どうするかはもう決まった」
そう言って俺はアイを引っ張って、狭い路地裏の奥へと進んでいく。すると、背後から俺とアイとは別の足音が聞こえる。よしよし、どうやら付いてきてるようだな。追いかけてくるって事は俺とアイを目撃したって事で、写真には収めていない。そして俺達が逃げた事で、『アイには愛人が居た!?』とスクープ目的で追いかけて来てるのだろう。だが残念だな、見滝原は俺の庭と言っても良い程だ、だからこの街の道や建物の配置等、既に頭に叩き込んでいる。見滝原のお兄ちゃん舐めんなよ。
そして俺とアイは狭い通路に進み続けると、その先は行き止まりだった。
アイ「ねぇ、行き止まりだよ?」
龍騎「いや、此処で良い」
アイ「何する気?」
龍騎「お前は其処の電柱に隠れてろ、良いか?絶対に出てくるなよ?」
そう言って俺はアイを近くにある一本の電柱に身を潜めるよう指示を出すと、アイは言われた通りに電柱に張り付くように隠れた。
そして、徐々に背後から足音が近づいてくる。マスゴミらしき人物が顔を出してくると、俺と目が合った途端にそいつは衰え始めた。
龍騎「よぉ、俺に何か御用かな?」
マスゴミ「なっ........」
するとマスゴミは何かしら危険を察知したのか、この場から逃げようとすると、俺はマスゴミを頭を捕まえてブロック塀に叩きつけるかのように押し付ける。
龍騎「貴様、記者か?狙いは俺と相方だろ?」
マスゴミ「こ、此処に星野アイが居たのを........、偶然見つけて........。そして誰か一緒に居たから、もしかしてと思って........」
龍騎「やはりな........。この場を引き取ってこの事を白紙に戻すか、貴様の息を引き取って人生を白紙に戻すか、二つに一つ........」ギロッ
マスゴミ「ひぃ!?」
龍騎「さぁどうする?こう見えて気が短いから早くしな」
マスゴミ「わ、分かった!今日の事は忘れる!記事も一切しない!」
龍騎「信じても良いんだな?俺って疑い深いけど」
マスゴミ「や、約束する!」
龍騎「男に二言はないな?」
マスゴミ「勿論だ!!」
龍騎「........ならさっさと消えろ、気が変わらないうちに」
そう言って俺はマスゴミを解放すると、マスゴミは慌てて俺から逃げ出して、何処かへ行ってしまった。少し脅しみたいだったけど、公表されて今後の人生に支障が出てしまったらたまったもんじゃない。だからこうしてO☆HA☆NA☆SHI☆する必要があったんですね。
龍騎「........もう良いぞ、出て来ても」
すると、電柱からひょこっと頭を出すアイ。そして、マスゴミが居なくなった事を確認すると俺の方に近づいてくる。
アイ「もう終わった?」
龍騎「あぁ、何とか。かと言って他のマスゴミが居ないとは限らない。駅まで送ってやる、電車に乗ってどっかの東京の駅に着いたらミヤコさんに車で送って貰え。後は自分でなんとかしろ」
アイ「........」
龍騎「........なんだよ、黙り込んで」
アイ「ううん、なんだかんだ言って優しいんだなって」
龍騎「........馬鹿な事言ってないで、さっさと行くぞ」
アイ「はーい♪」
アイが訳の分からない事を言って来て呆れる俺。ほんとどっちが年上なんだか........、まぁ俺の方が精神年齢的に上なんだけどね。それから俺はアイを駅まで送って行き、改札口まで見送る事にした。
そして俺も帰宅したら、帰りが遅いとオカンとまどかに怒られた。
〜アイside〜
アイ「........って事があってね〜」
ミヤコ「全く貴女って子は........」
鹿目くんに駅まで送って貰った私は、東京の駅まで電車乗り、ミヤコさんに頼んで迎えに来て貰って、無事に帰宅する事が出来た。まぁミヤコさんには叱られたけど。そして今は今日あった事をミヤコさん達に報告すると、ミヤコさんは頭を抱えて始めた。
今日はお昼の番組のロケで見滝原にやって来たのは良いものの、まさかの撮影中に強盗が入って来て、撮影は中止になってしまった。強盗犯は無事に捕まったけど、警察の事情聴取やらでとても撮影が続けられる状況じゃ無かった。だから撮影は後日撮り直しという事で、今日のお仕事は予定より早く終わってしまった。折角だからアクアとルビー達にお土産を買って帰ろうとしたら、一年前に私を助けてくれた男の子と再開した。
そして、図書館の事とか私がアイドルを引退する事とかマスコミの事とかあって今に至る。
アクア「........本当にマスコミの事大丈夫なの?」
アクアがマスコミの事に心配して声を掛けてくる。
アイ「大丈夫!全部鹿目くんがやってくれたから!殆ど脅しにしか聞こえなかったけど」
アクア「本当に大丈夫なのか?」
う〜ん、はっきり言って私にも分かんない!ただ........、あの時の目つき、カッコよかったなぁ...。
ミヤコ「アイ、ちゃんとお礼言った?」
アイ「言ったよ?もう一回言った方が良いかな?」
ミヤコ「念の為にね、連絡先持ってる?」
アイ「うん!最初に鹿目くん家に行った時に教えて貰ったから!」
そう、初めて鹿目くん家に行った時に、気が変わって芸能界入りするなら私にも声を掛けても良いとの事で連絡先を交換しておいた。私は携帯を取り出して、鹿目くんに電話を掛ける。
すると、鹿目くんが電話に出た。
アイ「あ、もしも........」
龍騎『只今、電話に出る事が出来ません。恐れ入りますが、改めてお電話を頂けますよう、お願い致します』
予想外の第一声に私は咄嗟に口を押さえた。その場に居た皆んなも聞こえたのか、口を押さえたり、頬を膨らませて笑いを堪えていた。
アイ「も、もしもし....」←必死に笑いを堪えている
龍騎『お電話ありがとうございます。こちら株式会社磯野、担当のサザエでございまーす♪』
遂にその場に居た皆んなの腹筋がノックアウトされた。
〜アイside out〜
いきなりアイから着信が来た途端は何かの間違いかと思った。確か初めて家に押しかけて来た時に半ば強引に連絡先を交換したのは良いものの、途中からお互い忙しかったのか、連絡のやり取りはしてなかったけど、珍しくアイの方から連絡してくるとは........。恐らく今日の事だろう、なら適当に対応するか。
そう思った俺は電話に出て、
龍騎「只今、電話に出る事が出来ません。恐れ入りますが、改めてお電話を頂けますよう、お願い致します」
と嘘をかました。そしたら何か笑いを堪えてる声が聞こえる。もしかしたら、そっちはスピーカーモードにしてるのか?だったらとことんやってやる(暗黒微笑)
アイ『も、もしもし........』
龍騎「お電話ありがとうございます。こちら株式会社磯野、担当のサザエでございまーす♪(激似ボイス)」
そしたらなんか笑いが爆発した。取り敢えずざまぁみろ。
ルビー『し、しぬ........。わらいじぬ........』
龍騎「おーい、大丈夫?取り敢えず深呼吸しよっか。はい吸ってー⤴︎、また吸ってー⤴︎、もういっちょ吸ってー⤵︎」
アクア『死ぬわ........、吐かないと死ぬわ........』
声からしてアクアくんだろう、君も笑い死にされそうなのによく言うわ。
龍騎「まぁおふざけは此処までにして........、んで?要件は?」
アイ『あー、うん........。今日の事、お礼を言いたくて』
龍騎「さっき駅で受け取ったぞ?まさかミヤコさんが念の為にもう一回言っとけ、って言われたのか?」
アイ『よく分かったね、もしかしてエスパー?』
龍騎「アホ、んな訳ねーだろ」
何となくミヤコさんに言われたんだろうと思っていたけど、本当に当たっていたとは........。あっ、そうだ(唐突)
龍騎「お前、確か次のライブでアイドル引退するって言ってたけど、いつ公表すんだ?」
アイ『ライブの日の最後に、会場に居る皆んなに言った後に公表するよ。それがどうしたの?』
龍騎「いや、俺は別にお前が引退しようがしまいがどうでも良いんだけどさ。いつ公表すんのか知りたくてな」
アイ『やっぱり冷たいなぁ〜、亀目くんは』
龍騎「絶対零度並に冷たくて悪うござんしたね、それとお前名前覚える気ある?亀目だのカカシだの言っていてさ、ツッコむのが一々面倒くさいんだよ、大体なんだよカカシくんってさ、写◯眼宿ってる訳じゃないんだぞ?」
アイ『写◯眼?何それ?』
龍騎「あ、もういいです。知らないんじゃ知らなくて良いです」
なんかこいつとやり取りしてると、蓮子を相手してる時より面倒くさくなってくるな........。仕方ない、明日も学校あるし、こっちから仕掛けて何となく終わらせよう。
龍騎「はぁ........。お前次から俺の事『りゅーくん』って呼べ」
アイ『えっ』
龍騎「昔(前世)知り合いに呼ばれてた俺のあだ名だ。それを呼ばせてやるから、もう名前間違わないで貰える?ちなみに誰もそれ呼ばれてないからお前が初めてだぞ」
アイ『りゅーくん........、初めて........』
おっと?なんかちょっと変な誤解してませんかこのアイドル?
龍騎「という訳で、俺の言葉はさっき受け取ったからもう要らん。そしてお前に俺のあだ名を言って良い権限を与えた。それでチャラって事で。んじゃ俺もう寝るぞ、明日も学校だから。そんじゃお疲れ」
それから俺は電話を切って、ベットの上に投げ捨てると、テスト勉強に取り掛かった。その後、携帯が電池切れ起こしてる事に気が付かずに、充電して再度電源を入れたら鬼のようにアイからの連絡があった事に恐怖したのは知る由もなかった。
〜一方その頃〜
カラスの子「え、何こいつ........。こんなの知らない........、どう修正するか........」
アルまど様「変に関わらない方が良いよ?あ、これあの人のプロフィールね」
カラスの子「........何このイレギュラー、怖っ...」
アルまど様「ねっ?下手に干渉すると、ほんと酷い目に遭うよ?」
カラスの子「もうやだおうちかえる........」
続き読みたいか
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頼む!出来れば原作よりに!
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頼む!ギャグに染めてくれ!
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思い出の中でじっとしていてくれ