転生したら白狐だった件   作:仮面大佐

10 / 80
第8話 大鬼族の襲来

 エレン達が、俺たちの村から去った後、俺たちは、村の開発を着々と進めていた。

 カイジン達が、衣類、住居、道具作成を進めて、リグルド達、ゴブリン・ロードによって、村の統治を行う流れが出来上がっていた。

 その間、俺たちは、一つの天幕へと入っていった。

 誰も通さない様に頼んである。

 リムルは、シズさんの仮面を取り出す。

 イフリートの暴走の際に、ヒビが入っていたが、修復出来たらしい。

 

エース「シズさんの仮面、直ったんだな。」

リムル「ああ。シズさん、直ったぜ。」

シズ「うん、ありがとうね。………それと、お願いがあるんだけど………。」

リムル「お願い?」

シズ「その仮面、リムルさんが受け取ってくれないかな?」

 

 シズさんは、リムルに対して、そう言ったのだ。

 リムルは、シズさんに聞く。

 

リムル「………それって、シズさんの大事な物なんじゃ………。」

シズ「今の私には、必要ない物だから。リムルさんに受け取って欲しいんだ。」

エース「…………受け取ってやれ、リムル。」

リムル「ああ。受け取るよ。」

 

 リムルは、シズさんから、仮面を受け取る。

 その後、俺たちは、ヴェルドラが居た洞窟へと向かう事にした。

 向かう途中、リグルドが話しかけてくる。

 報告をしに来たのだ。

 

リグルド「報告は以上です。」

リムル「ああ。ありがとさん。」

エース「報告ご苦労。」

リグルド「ああ、それと。」

「「ん?」」

リグルド「………リムル様は、今日もご食事の必要がないのでありますか?」

リムル「ああ。どうせ、スライムの体じゃあ、味なんてしない………。」

エース「おい。今、人間の姿を得ただろ?」

リムル「あっ!リグルド!」

リグルド「はっ。」

リムル「今日から、俺も一緒に飯を食うよ!」

リグルド「なんと!では、今日は宴会ですな!」

エース「ああ。頼む。」

リグルド「はっ!」

 

 そう言って、リグルドは去っていく。

 そう、リムルは、スライムの姿では味がしないので、これまで食事には参加しなかったのだ。

 ちなみに、俺は、味を感じる事は出来たが、流石にリムルが不憫なので、俺も食事をしていない。

 とはいえ、リムルが居ないところで食べてはいるが。

 俺たちは、今日の夕飯の事を考えながら街の外へと向かうと、リグル達がいた。

 

リムル「よう、リグル。」

リグル「リムル様!エース様!シズ殿!」

エース「食料調達、ご苦労様。」

リグル「ありがとうございます。これから、森へ向かう所です。」

エース「今夜は宴会だ。美味しそうな獲物を頼む。」

ゴブタ「今日は、リムル様達も食べるっすか?」

リムル「おうよ!なんせ、この体には味覚があるからな!」

ゴブタ「いっぱい食べたら、おっぱいも育つっすかね?」

 

 ゴブタがそんなセクハラ発言をすると、リムルに思いっきり蹴られる。

 まあ、自業自得だし。

 すると、シズさんがゴブタに近寄る。

 

シズ「ゴブタ君。そういうのは言っちゃダメなんだよ。ね?」

ゴブタ「は、はいっす………………。」

 

 シズさんがそう言うと、黒笑を浮かべ、ゴブタは引き攣った表情で答える。

 それを見たリグルは、すぐに頭を下げる。

 

リグル「すいません!ゴブタには、きっちり教育させるので!では、特上の牛鹿をご用意しましょう。」

エース(牛鹿………牛と鹿が合体した様な動物の事か?)

リムル「おう、頼むな。」

リグル「お任せ下さい!最近は、森の奥から移動してくる魔獣が多いので、獲物は豊富なんです。」

エース「………何かあったのか?」

リグル「いえ。環境の変化によって、魔獣の移動がありますからね。大した事は無いと思うのですが。」

 

 そういう魔獣の移動がある場合は、何か強い存在に追われて、移動するという場合があるからな。

 つまり、何か強い存在が居ると警戒した方が良さそうだ。

 すると、リムルの影から、嵐牙が現れる。

 恐らく、思念伝達で、嵐牙を呼んだのだろう。

 

嵐牙「お呼びですか?我が主。」

リムル「嵐牙。リグル達と森に同行してくれ。」

エース「何も無いとは思いたいが、念の為に、俺からも頼む。」

嵐牙「心得ました。お任せ下さい。遠慮はいらぬ。我を連れてゆけ、リグル殿。」

 

 そう言う嵐牙。

 かっこいいのだが、尻尾をブンブンと振っていると、ただの犬にしか見えない。

 あと、裂牙も呼んでおいた。

 俺たちは、リグル達を見送って、ヴェルドラの洞窟へと向かう。

 封印の洞窟に到着して、俺たちは、リムルの方を見ていた。

 

シズ「ここが、ヴェルドラが封印されていた洞窟……………。」

リムル「それで、何するんだよ?」

エース「ちょっと、確かめたい事があってな。リムル、少し分身体を作ってくれないか?」

リムル「おう。」

 

 そう言って、リムルは分身体を作った。

 やっぱり、シズさんに似てるよな。

 

リムル「それで、どうするんだよ?」

エース「何。少しな。」

 

 俺はそう言いながら、念じる。

 すると、俺の姿が変わる。

 

エース「こんな感じかな。」

リムル「え!?俺やシズさんにそっくりだ!」

シズ「本当だ………………。」

エース「成功かな。」

 

 俺はそう言って、近くの水たまりを覗く。

 見た目は、リムルの姿をコピーして、少し男寄りにした物だ。

 とはいえ、中性的なのには変わりないが。

 赤いメッシュが入った真っ白な長髪と白い肌に金色の瞳という姿だった。

 これはこれでありだな。

 それを見ていたリムルとシズさんは。

 

リムル「なんでだろう……………。少し儚げな感じがするよな。」

シズ「うん………………。雪の精霊だと思っちゃいそうだよね………………。」

エース「そうか?」

 

 そんなもんか?

 その後、リムルのスキルの確認をしたりした。

 その際。

 

エース「そうだ。二人には、これを渡しておくよ。」

 

 俺はそう言って、ミッションボックスを取り出す。

 

リムル「これは?」

シズ「開けて良いの?」

エース「ああ。」

 

 それを見て、二人はそう聞くので、俺はそう答える。

 開けると中には、デザイアドライバーとIDコアが入っていた。

 リムルはタイクーン、シズさんはナーゴという感じだ。

 

リムル「デザイアドライバー!?」

シズ「でも……………真ん中に填める物が違う……………。」

エース「リムルのはタイクーン、シズさんのはナーゴっていう仮面ライダーに変身する為の物さ。」

リムル「良いのか?」

エース「ああ。」

 

 やっぱり、二人にも渡しておくべきかなと思ったからな。

 その後、二人に仮面ライダーへの変身の方法などを教えた。

 その際、リムルにはニンジャとフィーバースロット、シズさんにはビートとフィーバースロットを渡した。

 すると、リムルは何かを取り出す。

 

リムル「じゃあ、これもレイズバックルなのか?」

エース「ん?」

 

 そう言って、レイズバックルを出して来た。

 創始者曰く、リムルの力に反応して生まれたスライムレイズバックルだそうだ。

 しばらくして、休憩がてら、シズさんに聞く。

 

リムル「なあ、シズさん。」

シズ「どうしたの?」

リムル「実は、2人の事は、占いで知ったんだけど、その時に、5人の子供が居たんだけど、何なんだ?」

 

 リムルの質問に対して、シズさんは表情を暗くして答える。

 

シズ「…………その子達は、国によって召喚されたんだけど、不完全な状態で召喚されたから、大量の魔素で死んじゃう。だから、私たちは、あの子達を助けたいの。」

 

 そう語った。

 シズさん曰く、不完全な状態で召喚された十歳未満の子どもは、数年もしない内に大量の魔素によって死んでしまうらしい。

 それを、国は召喚したのにも関わらず、捨てたのだ。

 それは、到底許される行為ではない。

 だが、救う手段は、シズさんが知っていた。

 というより、シズさんこそが、その証拠なのだ。

 上位精霊と同化させれば、死を免れる事が出来るらしい。

 ただ、シズさんが上手く行かなかった理由としては。

 

シズ「私とイフリートは、馬が合わなかったんだと思う。イフリートは、魔王レオンへの忠誠心が強かったから。」

 

 と、語っていた。

 シズさんは、魔王の一人、レオン・クロムウェルを憎んでいたらしく、イフリートとの不一致が、寿命が縮まった結果になってしまったのだろう。

 俺としては、その子達を助けたいと思う。

 突然異世界に召喚され、捨てられたのは、余りにも不憫だ。

 だが、魔王か……………。

 そう簡単には会えないよな。

 そう思っていると。

 

嵐牙『リムル様!』

裂牙『エース様!』

エース『嵐牙!?裂牙!?思念伝達か!』

創始者『個体名嵐牙からの思念伝達。声音から、救援要請と推測。』

エース『嫌な予感が的中したか!救援に向かうぞ!』

創始者『了。』

 

 嵐牙達からの思念伝達を聞いて、俺とリムルは立ち上がる。

 ちなみに、俺も思念伝達を習得していた。

 

リムル「シズさん!行くぞ!」

シズ「どうしたの?」

エース「嵐牙達が襲われているんだ!助けに行こう!」

シズ「ええ!」

リムル「エース!一応、これをつけとけ!」

 

 リムルはそう言って、俺にシズさんの仮面を投げ渡す。

 

エース「この仮面は?」

リムル「複製品だ!一応、お前も妖気(オーラ)を抑えとけ!」

エース「分かった!」

 

 俺は仮面を付け、嵐牙達の元へと向かって行く。

 すると、ゴブタが転がってくる。

 

エース「ゴブタ!大丈夫か!?」

ゴブタ「斬られたっす!超痛いっす!!」

リムル「落ち着け。傷は浅い。」

 

 周囲には、警備班が倒れており、その先には、二人の人物が。

 人間では無い事は確かで、見た所、角が生えている。

 

エース「なんだ、お前ら?」

ゴブタ「あっ!リムル様とエース様じゃないですか!心配で来てくれたんすね!ていうか、エース様は姿が変わったっすか?」

リムル「そうだな。元気そうだし、回復薬はいらないな。」

ゴブタ「冗談っす!欲しいっす!」

エース「素直にそう言えば良いのに。」

 

 俺はそう呟いて、ゴブタに回復薬をぶっかける。

 ゴブタが回復される中、嵐牙と裂牙は、大槌を持った者と2本の刀を持った者と交戦していた。

 嵐牙と裂牙がその二人に向かおうとした瞬間、地面から炎が立ち上り、嵐牙は怯む。

 木々の間に、桃色の髪の人物がいて、その指先から炎が出ていた事から、あの炎は、その人物による物だと思う。

 

リムル「嵐牙!」

エース「裂牙!」

 

 俺とリムルは嵐牙達を呼ぶと、嵐牙達はすぐに戻ってきた。

 

嵐牙「主達よ!申し訳ありません。我が居ながら、この様な………!」

裂牙「申し訳ありません。」

 

 すると、武器をぶつけ合う音が聞こえてきて、そちらを向くと、リグルが、紫色の髪の人物と黒寄りの紫色の髪の人物と交戦していた。

 だが、リグルが劣勢になっていた。

 

リムル「戻れ、リグル!」

 

 リグルは、リムルの呼びかけにすぐに応じて、こちらに戻る。

 見た所、重傷ではないな。

 

リグル「リ、リムル様、エース様!申し訳ありません………!」

リムル「安心しろ。あとは俺たちに任せて、ゆっくり休め。」

リグル「ありがとうございます………。」

エース「嵐牙、裂牙。倒れている者たちは、どうしたんだ?」

嵐牙「はっ。魔法によって眠らされています。」

裂牙「あの桃色の髪の仕業です。」

 

 嵐牙が視線を向ける先には、襲撃者達が全員揃っていた。

 数は七人。

 その内、武器を持っているのは六人で、桃色の髪の人物は、魔法による支援の役割だろう。

 多分、全員が強い。

 これは、変身する事も考慮に入れるか。

 というか、あの桃色の髪の人物は、ドワルゴンで見た運命の人と似ていた。

 まさか、こんな所で出会うとはな。

 すると、リグルが口を開く。

 

リグル「面目ありません。まさか、大鬼族(オーガ)に出くわすとは………。」

エース「大鬼族(オーガ)か………。」

 

 やはり、人間では無いな。

 それも、大鬼族(オーガ)

 だとすると、かなり厄介な事になりそうだな。

 まあ、まずは対話から。

 

リムル「おい、お前ら。事情は知らないが、うちの者が失礼したな。」

エース「話し合いに応じる気はないか?」

 

 俺たちの問いかけに、大鬼族(オーガ)達は黙っていた。

 実力差は明白。

 だが、ゴブタとリグルの二人は致命傷ではないし、他の連中も眠らされている。

 何か、理由があるのか?

 すると、リーダー格の大鬼族(オーガ)が口を開く。

 

大鬼族「正体を現せ!邪悪な魔人どもめ!」

「「は?」」

 

 そのリーダー格の言葉に、俺たちは首を傾げる。

 

リムル「お、おいおい!ちょっと待て!俺たちが何だって!?」

エース「どういう意味だ!?」

シズ「え………………?」

大鬼族「魔物を使役するなど、普通の人間に出来る芸当ではあるまい。見た目を偽り、妖気(オーラ)を抑えている様だが、甘いわ!」

大鬼族「正体を現せい!」

大鬼族「黒幕が直々に出向いてくれるとは、好都合な物。」

 

 えぇぇぇ………。

 大鬼族(オーガ)の恨みを買った覚えはないぞ!?

 ていうか、まあ、見た目を偽ってるのは、合ってるなぁ………。

 人間としての姿だけでなく、狐や仮面ライダーギーツとしての姿もあるしな。

 

エース「ちょっと待て………。」

大鬼族「ふん。答えを聞くまでも無い。貴様らの正体は、仮面が物語っている。」

「「仮面?」」

 

 仮面って、俺たちが持ってるこれの事か?

 ちょっと待った。

 それを聞いたシズさんが叫ぶ。

 

シズ「ちょっと待って!2人の仮面は、私たちが預けた物と複製品よ!」

大鬼族「同胞の無念。その億分の一でも、貴様らの首で贖ってもらおう!邪悪なる豚どもの仲間め!」

 

 不味いな………戦る気満々だよ。

 ていうか、同胞の無念に邪悪なる豚どもの仲間?

 やっぱり、何か訳ありみたいだな。

 そう思いながら、デザイアドライバーを取り出す。

 リムルとシズさんも、デザイアドライバーを取り出す。

 嵐牙と裂牙が話しかける。

 

嵐牙「どういたしますか?」

リムル「どうって………。お前達はあの桃色を相手しろ。」

嵐牙「はっ!」

エース「殺すなよ。殺したら、更に連中の憎しみが湧きそうだ。」

裂牙「はっ………。」

リムル「残りは、俺達でどうにかするよ。」

エース「シズさん、いけるか?」

シズ「うん。」

嵐牙「しかし、たった3人で、六体の大鬼族(オーガ)を相手に………。」

エース「問題ないさ。」

裂牙「それでこそ、主達です!」

 

 俺はそう言って、デザイアドライバーを腰に装着して、マグナムレイズバックルを装填する。

 リムルとシズさんも、デザイアドライバーを腰に装着して、それぞれのレイズバックルを装填する。

 

SET

 

 すると、俺の横には、白色のシリンダーと英語でMAGNUMという文字が、リムルの横には、緑の手裏剣の絵とNINJAの文字が、シズさんの横には、スピーカーとBEATの文字が現れる。

 俺たちは変身ポーズを取り、叫ぶ。

 

「「「変身!」」」

 

 俺たちは、それぞれのレイズバックルを操作する。

 

MAGNUM

NINJA

BEAT

REDAY FIGHT

 

 俺はギーツ・マグナムフォーム、リムルはタイクーン・ニンジャフォーム、シズさんはナーゴ・ビートフォームに変身する。

 

大鬼族「す、姿を変えたところで何も変わらん!」

 

 リーダー格はそう言って、俺達に迫り、刀を振り下ろすが、俺たちはすぐに躱す。

 リムルがリーダー格、シズさんがあの爺さんの方に向かう中、俺は残りの大鬼族と相対していた。

 

大鬼族「ほう。たった一人で我らと戦おうとするとはな。」

大鬼族「舐められた物だな。」

エース「御託は良いから、さっさと来い。」

 

 青髪と黒寄りの紫色の髪の大鬼族がそう言う中、俺はそう言う。

 大鬼族達が向かってくる中、俺はマグナムシューターとアーマードガンを駆使して戦う。

 青髪と紫髪の大鬼族が向かってくると、俺はアーマードガンで牽制しつつ、近くに落ちてた岩を拾い、放り投げ、マグナムシューターで銃撃し、地面にも銃撃する。

 

大鬼族「目眩しか!?」

大鬼族「おのれ……………!」

エース「悪く思うなよ。」

 

 その二人の大鬼族に、ゼロ距離で武器に向かって銃撃して、吹っ飛ばす。

 すると、黒髪の大鬼族が俺に近づき、俺を木に向かって抑えつける。

 

エース「おっ!?」

大鬼族「ぬぅぅ!!」

 

 俺は木に抑えつけられ、大槌で攻撃される。

 そんな中、俺はデザイアドライバーのリボルブアンロックを押して、ドライバーのロックを外して、半回転させる。

 

REVOLVE ON

 

 そして、フィーバースロットレイズバックルをレイズバックルが装填されていない方に装填する。

 

SET FEVER

 

 音が流れて、黒髪の大鬼族が戸惑う中、俺はフィーバースロットレイズバックルのレバーを倒す。

 スロットが回転して、俺は『???』の部分に止まる。

 それと同時に、リボルブオンが実行され、黒髪の大鬼族が下がる中、俺はギーツ・アームドドリルマグナムになる。

 

エース「ドリルか。」

大鬼族「……………。」

大鬼族「ふんっ!」

 

 俺が姿が変わったのを見て、黒寄りの紫色の髪の大鬼族は黙って見る中、黒色の髪の大鬼族は大槌を振り下ろしてくる。

 俺は、レイズドリルでその大槌を貫き、ボレーキックを叩き込む。

 それを食らって、黒色の髪の大鬼族は、脳震盪を起こしたのか、気絶した。

 

エース「………………さて。あとはアンタだけだな。」

大鬼族「凄まじいな……………。だが、その動きは見抜いたわ!」

エース「へぇ……………やってみろよ。」

 

 黒寄りの紫色の髪の大鬼族がそう言う中、俺はレイズドリルを持って、攻撃する。

 だが、そいつは攻撃を見抜いたと言うのが正しいと言わんがばかりに、攻撃を躱して、俺に攻撃してくる。

 

エース「マジか……………。」

大鬼族「言ったはずだ。見抜いたと。貴様の運命は、ここまでの様だな。」

エース「まだ勝負は終わっていない。諦めない奴こそが……………!」

 

 俺はそう言って、フィーバースロットレイズバックルのレバーを倒す。

 スロットが回転して、しばらく回ると、スロットの絵柄が、『MAGNUM』の文字に止まる。

 

MAGNUM

 

エース「運を引き寄せるんだ。」

大鬼族「何?」

 

 すると、変身が開始される。

 

HIT FEVER MAGNUM

 

 俺は、ギーツ・フィーバーマグナムフォームに変身する。

 首元に、フィーバークロステールが追加される。

 

エース「さあ、ハイライトだ。」

 

 俺はそう言って、二丁のマグナムシューター40Xを構える。

 

大鬼族「むぅ…………!」

エース「行くぜ。」

 

 黒寄りの紫色の髪の大鬼族が身構える中、俺はマグナムシューター40Xで、その大鬼族に攻撃していく。

 途中、両足のアーマードガンを展開して、ブレイクダンスを踊るかのようにして、攻撃していく。

 

大鬼族「何っ!?」

エース「ふっ。」

 

 俺は攻撃を続けていく。

 一方、リムルとシズさんは、それぞれの相手と戦っていた。

 

リムル「ハアッ!ふっ!」

大鬼族「でやっ!はっ!」

シズ「はっ!ふっ!」

大鬼族「ぬぅ……………!」

 

 それぞれの武器がぶつかり合う中、リムルとシズさんは、フィーバースロットを取り出し、デザイアドライバーのリボルブアンロックを押して、ドライバーのロックを外して、半回転させる。

 

REVOLVE ON

 

 そして、フィーバースロットレイズバックルをレイズバックルが装填されていない方に装填する。

 

SET FEVER

 

 待機音が流れる中、二人は操作する。

 すると、二人とも『???』の部分に止まる。

 リムルはタイクーン・アームドウォーターニンジャに、シズさんはナーゴ・アームドプロペラビートになる。

 

リムル「俺はウォーターかよ!?」

シズ「私はプロペラか……………。」

大鬼族「姿が変わった?」

大鬼族「だが、所詮はその程度!我らを侮った事、冥府で後悔するが良い!」

 

 姿が変わったが、そこまで変わっていないのを見て、リーダー格はそう叫ぶ。

 だが、リムルもシズさんも、それぞれの武装を駆使して戦う。

 そして、もう一度レバーを倒す。

 しばらく回ると、止まる。

 

NINJA

 

リムル「来たか!」

 

BEAT

 

シズ「あっ…………!」

 

 下半身と同じバックルの物が止まり、変身を開始する。

 

HIT FEVER BEAT

HIT FEVER NINJA

 

 シズさんは、ナーゴ・フィーバービートフォームに、リムルは、タイクーン・フィーバーニンジャフォームに変身する。

 シズさんの場合は、フィーバークロスバングルが、リムルの場合は、フィーバークロスバンテージが追加される。

 

シズ「行こう!リムルさん!」

リムル「おうよ!」

 

 シズさんはビートアックスを、リムルはニンジャデュアラーを持って、二人に攻撃していく。

 フィーバーフォームになった事で、大鬼族達も苦戦していた。

 そんな中、俺はマグナムレイズバックルを操作する。

 

HYPER MAGNUM VICTORY

 

 俺は、二丁のマグナムシューターのバレットチャージャーを引く。

 

BULLET CHARGE

 

エース「ハアッ!」

大鬼族「ぬぅぅぅっ!!」

 

 俺は、マグナムシューターから銃撃を行い、その大鬼族を吹っ飛ばす。

 吹っ飛ばした先には、リーダーたちが居た。

 

大鬼族「なっ……………!?」

大鬼族「いつの間に……………!?」

エース「ふぅ……………。」

 

 それを見た大鬼族のリーダーと爺さんが驚く中、俺は一息吐く。

 それを見ていたリグル達は。

 

リグル「おお!」

ゴブタ「流石っす!」

大鬼族「あんなに簡単に………。」

 

 リグルとゴブタは、歓声を上げ、桃色の髪の大鬼族は、驚いていた。

 俺は、リムル達と合流して、残りの二人の方を見る。

 

エース「どうする?」

リムル「まだやるか?」

シズ「こっちの話を聞いて欲しいの。」

 

 そう言うと、リーダーは顔を歪める。

 ビビっている様だな。

 そのまま逃げてくれ。

 すると、あの爺さんがリーダーに話しかける。

 

大鬼族「若。姫を連れてお逃げください。ここはワシが………。」

大鬼族「黙れ、爺。………凄まじいな。悲しいが、我らでは、貴様らには遠く及ばぬようだ。だが、俺には、次期頭領として育てられた誇りがある!無念に散った同胞の無念を晴らさずして、何が頭領か!叶わぬまでも、一矢報いてくれるわ!」

大鬼族「若………。それでは、ワシもお供致しましょうぞ!」

大鬼族「私もお供します。」

 

 やばい、逆効果になったか。

 まあ、事情は分からないが、恐らく、何者かに故郷を襲われ、同胞を虐殺されたのだろう。

 どうしたもんか………。

 すると、嵐牙と裂牙と交戦していた筈の桃色の髪の大鬼族が、リーダーの前に来る。

 

大鬼族「お待ち下さい、お兄様!この方達は、敵では無いかもしれません!」

大鬼族「そこを退け!」

大鬼族「いいえ!」

大鬼族「………何故だ!?里を襲った奴と同じく、仮面をつけた魔人では無いか!お前もそう言っただろう!?」

大鬼族「はい………ですが、冷静になって考えて見てください!これだけの力を持つ魔人様達が、姑息な手段を用いて、豚どもに我らの里を襲撃させたのは、不自然です!それこそ、たった3人で我らを皆殺しに出来るでしょうから!確かに、この3人は異質ではありますが、里を襲った者達とは、無関係なのではないでしょうか?」

 

 どうやら、気付いてくれたみたいだな。

 あと、もう一押しってところか。

 

リムル「少しは、人の話を聞く気になったか?」

エース「みたいだな。」

 

 それを見て、俺とリムルはそう呟く。

 そして、俺とリムルとシズさんは変身解除する。

 リーダーは、訝しげな声を出す。

 

大鬼族「何者なんだ、お前達は?」

リムル「俺?俺はただのスライムさ。」

エース「そして、俺は白狐さ。」

大鬼族「スライムに白狐?」

リムル「そう。スライムのリムルに。」

エース「白狐のエースだ。」

 

 俺とリムルはそう言って、人間としての擬態を解く。

 

大鬼族「ほ、本当に………!?」

シズ「本当よ。リムルさんが持ってる仮面は、私が託した物で、エース君が持ってるのは、その複製品。何なら、2人の仮面が、あなた達の里を襲った者と同じ物か、確かめても良いわ。」

大鬼族「ああ………。」

 

 大鬼族は、俺たちから仮面を受け取って、それを検分する。

 

大鬼族「似ている気はするが………。」

大鬼族「これには、抗魔の力が備わっている様です。」

大鬼族「しかし、あの時の魔人は、妖気(オーラ)を隠してはおらなんだ。」

大鬼族「では………。」

 

 誤解だと気付いたリーダーは、俺たちの前に跪く。

 

大鬼族「申し訳ない。どうやら、追い詰められて、勘違いをした様だ。どうか、謝罪を受け入れて欲しい。」

リムル「うむ。苦しゅうない。」

エース「大丈夫だ。まあ、立ち話もなんだ。一先ず、村に戻るとしよう。君たちも来てくれ。」

 

 俺の言葉を聞いたリーダーは、驚いた表情を浮かべる。

 

大鬼族「良いのか?」

リムル「色々と事情を聞きたいしな。」

大鬼族「………そちらの仲間を、傷つけてしまったが………。」

エース「そりゃあ、俺らも、そちらの仲間を傷つけてしまったからな。お互い様さ。それに、死人が出なかったから、良しとしよう。」

リムル「それに、今日は、俺たちの村で宴会をやるんだ!」

シズ「人数が多い方が良いでしょう?」

 

 俺は、大鬼族の動けなくなった面子に回復薬を使う。

 ちなみに、爺さんは、ゴブタに謝ったが、ゴブタは爺さんに恐怖していた。

 そして、理由も分からず戦いになってしまったが、何とか終結した。

 俺たちは、村へと戻っていく。




今回はここまでです。
エースにとって、運命の人との出会いです。
そして、フィーバーフォームの初陣です。
リムルがタイクーン、シズさんがナーゴとなりました。
シズさんのナーゴ・ファンタジーフォームは、祢音みたいな透過能力はありませんが、炎の幻影を見せる能力にしようかなと思っています。
次回は、ガビルが出てくる所までをやろうかなと思っています。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
エースと朱菜は、魔王に進化した後に、くっつけようと思います。
大鬼族のオリキャラの男性は、エースの秘書兼護衛になります。
アンケートは、豚頭族戦までやろうと思います。
ちなみに、紅丸達も変身させる予定です。

転スラ日記のエピソードを本編に入れるかどうか

  • 入れる
  • 入れない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。