リムルがイングラシアへと旅立った。
その間、俺は忙しかった。
例えば、ジーンと特訓をしたり。
エース「ハアッ!ふっ!」
ジーン「ふっ!でやっ!」
俺とジーンは、それぞれの銃でお互いに攻撃していく。
もちろん、当たらない様に回避するのだが。
ジーン「やるね、エース。」
エース「ジーンもな。」
俺たちはお互いを讃える。
そして、大同盟の仕事もやっていく。
エース「やっぱり大変だなぁ……………。」
朱菜「大丈夫ですか?」
真眼「俺たちも手伝うさ。」
ギロリ「ああ。」
もちろん、俺だけではなく、朱菜、真眼、ギロリさんも手伝ってくれる。
とはいえ、朱菜はスイーツなどを出してくれるというのが主だが。
あと、精霊の棲家の在処も探している。
とはいえ、情報があまり無いので、苦戦気味だが。
大同盟の仕事は、リムルと共同で作業をしていたから、あまり疲れなかったが、流石に疲れるな…………。
そんな日々を過ごしていると、スパイダーフォンに連絡が入る。
俺は、スパイダーフォンを取り、対応する。
エース「お、どうした、リムル?」
リムル『いやぁ。イングラシア王国に着いて、シズさんの生徒達と会ったんだけどさ………。』
リムルは語った。
イングラシア王国にある
神楽坂優樹もまた、シズさんの教え子らしい。
当初は、シズさんを勝手に魔物にした仲間として攻撃してきたが、何とか和解したらしい。
その際、日本の娯楽がどうなったのかを教えて、漫画をあげたらしい。
それを聞いて思ったのが…………。
エース「……………リムル。それって、能力の無駄遣いな上に、買収じゃないのか?」
リムル『バッカ!能力の有効な使い方だよ!買収に関しては…………黙秘させて貰う。』
おい。
仮にも
まあ、それはどうでも良い。
そして、神楽坂優樹が語ったのは、召喚者に関してだ。
シズさんが教えていた子供達。
その子達は、各国が召喚した子供らしい。
各国が勇者召喚で失敗したそうだ。
しかも、10歳未満は、例外なく5年以内で死に至るそうだ。
そうなる理由としては、10歳未満は、成長途中だ。
能力の獲得には、体に莫大なエネルギーを注がれるらしい。
そんな事を、成長途中の体に行うと、やがて行き場を無くした莫大なエネルギーが、その体を焼き尽くす。
それを聞いて、俺は召喚を行った各国に、憤りを感じた。
10歳未満なんて、まだ親に甘えたがりの頃だろう。
それなのに、無理矢理親から引き離され、命の危機に晒させる。
そんな事は、到底許される事ではない。
エース「そんな事…………到底許される事じゃないだろ…………!」
リムル『そうだな…………。』
俺は、何とか憤りを抑えた。
今は、この怒りを出す時ではない。
だが、その怒り自体は、すぐに霧散した。
何故なら、生徒たちの事を聞いたからだ。
そのシズさんが教えていた生徒達は、やんちゃな奴らばっかりだったからだ。
それぞれ、三崎剣也、関口良太、ゲイル・ギブスン、アリス・ロンド、クロエ・オベールというらしい。
その子達は、リムルを認めなかった為、リムルはその子達と戦い、勝ったそうだ。
エース「……………リムル。お前、少し大人気なくないか?」
リムル『し、しょうがねぇだろ!そうするしか無かったんだから!』
やれやれ。
まあ、何はともあれ、上手くやっているそうで良かった。
すると、リムルが聞いてくる。
リムル『それで、精霊の棲家に関する情報は何か見つかったか?』
エース「いや、まだ手掛かりが掴めてない。」
リムル『そっか……………。俺の方も探してみるよ。』
エース「分かった。」
そう。
まだ精霊の棲家に関する手掛かりが掴めてないのだ。
まあ、そう簡単に見つかる代物では無さそうだし。
そうして、リムルとの連絡を終えた。
それからしばらくして、俺たちは作業をしたりした。
テンペストにやってくる商人に、精霊の棲家の事を聞いたり、実際に捜索したりもした。
だが、商人も知らない人が多く、精霊の棲家の入り口がどういう物か知らないから、探すのも一苦労だ。
そんなこんなで、1ヶ月が経過した。
未だに、精霊の棲家に関する手がかりは見つかっていない。
リムルも、教師として上手くやれていると連絡が入っている。
どうにか、その子供達を救ってやりたいもんだが……………。
すると、スパイダーフォンに連絡が入る。
リムルだ。
エース「どうした、リムル?」
リムル『精霊の棲家の入り口の場所、見つかったぞ!』
エース「マジか!?」
リムル曰く、イングラシア王国の王都に、
その際に知り合った商人、ミョルマイルが、お礼として食事に誘い、取り引きをする事になったそうだ。
その時に、精霊の棲家の場所を知っている女性とも知り合い、精霊の棲家の場所を教えてくれた。
その位置は、辺境の国のウルグレイシア共和国の最北に位置するウルグ自然公園。
そこに、精霊の棲家の入り口があるらしい。
エース「マジか!それは大した収穫だ!」
リムル『ああ!だから、出来ればエースは、シズさんを連れて、そこに向かってくれないか?』
エース「分かった。仕事も粗方片付いた。シズさんにも教えて、そこに向かうから、後で合流する感じでいいか?」
リムル『ああ!』
俺は、通話を切って、シズさんに話しかける。
エース「シズさん。どうやら、リムルが精霊の棲家を見つけたみたいだ。」
シズ「本当!?」
エース「ああ。だから、これから、ウルグレイシア共和国の最北に位置する、ウルグ自然公園に向かうぞ。」
シズ「うん。」
こうして、俺とシズさんも、ウルグ自然公園へと向かう事にした。
すると。
ケケラ「おう、ギーツ。」
エース「ケケラ?何の用だ?」
ケケラ「これをタイクーンに届けてくれねぇか?」
エース「シノビレイズバックル?これをか?」
出かける直前に、ケケラが話しかけてきて、シノビレイズバックルを渡してきた。
俺がそう聞くと、ケケラが答える。
ケケラ「おう。タイクーンに渡しそびれたからな。」
エース「あ、ああ……………。」
まあ、ケケラって、理想の笑いを得る為には手段を選ばないけど、支援はするからな。
そうして、俺たちは出発した。
ちなみに、ギロリさん達に、ベロバの監視を頼んだ。
放っておくと、何をするか分からないからな。
その際、徒歩で行くのは辛いので、ブーストライカーに乗る事にした。
ただ、草原に関しては、それで爆走して、自然公園に入ってからは、流石に徒歩で行く事にした。
シズ「この先なのかな…………?」
エース「ああ。リムルのスパイダーフォンの反応は、近づいているな。」
そう。
念のために、リムルのスパイダーフォンの座標を確認する事が出来るのだ。
それを元に、俺とシズさんは、そこに向かう。
すると、リムルのスパイダーフォンの動きが止まった。
恐らく、目的地に着いたからだろう。
俺たちもすぐに向かうと、リムルと嵐牙、子供達の姿が見えた。
エース「リムル!」
リムル「お、やっと着いたか。」
エース「悪い。待たせたな。」
リムル「良いって、良いって。」
俺とリムルは、そう話す。
すると、生徒の1人が、シズさんを見て、驚愕の表情を浮かべる。
その子は、アリス・ロンドという生徒だった。
ちなみに、ガンデフォンで写真を送って貰ったので、生徒達の事は把握している。
アリス「シズ先生……………!?」
シズ「久しぶり。皆。」
ケンヤ「シズ先生!」
そう言って、子供達は、シズさんに駆け寄る。
良いシーンだな。
俺の存在感が薄くなるくらいには。
エース「なあ…………俺、存在感薄くなってないか?」
リムル「大丈夫だって。」
俺は、不安げにそう言う。
すると、子供達が、俺の方に来る。
エース「どうした?」
ゲイル「シズ先生を助けてくれて、ありがとうございます!」
ケンヤ「すっげぇな!」
アリス「まあ、やるんじゃない?」
そんな風に、子供達からお礼を言われる。
まあ、こんなのも、悪くないか。
そして、いよいよ精霊の棲家に入っていく事になった。
リムル「この奥に精霊の棲家があるんだな。」
エース「そうだな。」
リムル「覚悟は出来ているか?入ったら2度と戻れないかもしれない。」
子供達「ああ……………。」
あんまり、そういう不安を煽る様な事を言わない方が良いんじゃ…………。
すると、子供達は口を開く。
ケンヤ「も…………勿論だぜ!」
ゲイル「はい!」
リョウタ「大丈夫です。」
アリス「こ…………怖くなんてないんだからね!」
クロエ「はあ…………。」
リムル「え?」
すると、クロエという子が、リムルの腕を掴む。
そして、クロエは頷く。
リムル「うん。嵐牙、エース、シズさん。何かあったら、皆を頼む。」
嵐牙「主の生徒は、我が生徒も同じ。この命に懸けて、守り抜いて見せます。」
エース「ああ。裂牙も頼むぞ。」
裂牙「承知。」
シズ「リムルさんも、無理しないでね。」
リムル「うん。……………行くぞ。」
リムルはそう言って、扉を開こうとする。
ちなみに、裂牙も呼んでおいた。
だが、手を向けた途端、勝手に扉が開く。
俺たちは、中へと入っていく。
ケンヤ「…………ずっと一本道だな。」
アリス「何よ…………迷宮っていっても、大した事ないわね。」
リョウタ「で…………でも、なんか変な感じ…………。」
クロエ「ん…………。」
リムル「絶対に逸れるなよ。」
子供達「は………はい。」
子供達はそう言って、リムルはそう呼びかける。
確かに、一見すると、ただの一本道に見える。
だが、あちこちに方向感覚を狂わせる罠が仕掛けられている。
これは、人間の感覚だけでは、進む事も、戻る事も叶わないだろう。
科学者が、脳内マップを用意してくれて助かった。
すると。
???「フフフフ…………。」
エース「ん?」
突然、笑い声が聞こえてきて、俺たちは立ち止まり、周囲を見渡す。
笑い声は、脳内に直接聞こえてきている。
しかも、複数の。
ケンヤ「何だ?この声。どっから………!?」
ゲイル「頭に直接響いてるみたいだ。」
エース「リムル、これって…………。」
リムル「強力な念話…………いや、テレパシーか。」
シズ「皆、気をつけて。」
俺たちは、周囲を見渡し続ける。
すると。
???「つまらぬぞ、客人よ。もっと怖がれ。もっと怯えよ。」
クロエ「あ…………。」
アリス「ん…………。」
???「良いね、良いね。もっと怖がってくれないとつまらない。」
その声は、そう言う。
俺とリムル、シズさんは、その声に呼びかける。
リムル「ここに住んでる精霊さんかな?」
エース「俺たちは、上位精霊に用があるんだ。」
シズ「出来たら、邪魔しないで、案内して欲しいな。」
俺、リムル、シズさんの言葉に、その声は笑う。
???「アハハハハ…………!面白い事言うね。良いよ、良いよ。教えてあげる。」
リムル「おっ、案外あっさり。」
???「で、も、ね。その前に………。」
エース「その前に…………何だ?」
クロエ「あっ…………先生、エースさん、シズ先生。あれ…………。」
クロエはそう言って、前を指さす。
すると、光が出てきて、周囲を照らす。
俺たちは、目を守る。
すぐに光が弱まり、俺たちは前を見る。
すると、光の一本道が生まれていた。
リムル「どうやら、お誘いの様だな。」
エース「だな。行くしかないよな。」
シズ「そうね。皆、私たちから離れないでね。」
俺たちは、その光の道を進んでいく。
しばらく進むと、途中で道が途切れていた。
リムル「ん?行き止まりだぞ。」
エース「本当だ。」
???「慌てない、慌てない。
その声と共に、周囲に光が照らされ、部屋が出来る。
それを見て、子供達は周囲を見渡す。
???「フフフフ…………どう?凄いでしょ。」
ケンヤ「すっげ〜。」
エース「リムル、あれ。」
リムル「ん。」
ケンヤが感嘆の声を出す中、俺とリムルは前を見ていた。
そこには、ゴーレムが三体居た。
???「さあ。試練の時間だよ。」
その声がそう言うと、三体のゴーレムが動き出し、目を赤く光らせる。
それにしても、怪しい奴って、目が赤く光るよな。
リムル「おい。試練って、こいつらを倒せば良いのか?」
???「ピンポ〜ン。その通り。」
どうやら、試練は意外と簡単そうだな。
俺は、そう思いながら、腰にデザイアドライバーを装着する。
リムルとシズさんもだ。
すると、嵐牙が前に出る。
嵐牙「我が行きましょうか?」
リムル「いや。お前は、裂牙と一緒にこいつらを守っててくれ。俺に何かあったら、こいつらを連れて逃げろ。」
シズ「リムルさん。私も行って良い?」
リムル「シズさん?」
エース「俺も行こう。三体を1人で相手するのは辛いだろ?それに、ケケラからこれを受け取っといたぞ。」
嵐牙がそう聞くと、リムルはそう答える。
俺は、リムルにシノビレイズバックルを渡しておいた。
リムル「…………分かった。無理すんなよ。」
エース「分かってる。」
巨大化した嵐牙の足に、子供達が行く。
俺、リムル、シズさんは、前に出る。
???「おやおや〜?おやややや〜?三体を1人ずつでやるの?自信過剰は危ないよ。」
その声は、そんな感じに煽る。
まあ、放っておくか。
俺はすぐに、創始者に解析鑑定を頼む。
エース『創始者。解析鑑定。』
創始者『解。全身が魔鋼で作られた
エース『なるほど…………。』
まあ、レーザーブーストで行ってみるか。
ただ、あのゴーレムの魔素エネルギー量が凄まじいな。
あまり油断は出来ないな。
すると、三体のゴーレムが動き出し、俺たちに向かってパンチをする。
リムル「わっ!」
エース「下がるぞ!」
シズ「ええ!」
俺たちは、すぐに躱す。
そのパンチは、凄まじい威力で、殺す気満々な感じだった。
リムル「おいおい!殺しにかかってるじゃねぇか!どこが試練だよ!」
エース「落ち着け。」
シズ「確かに…………。」
???「その通り。油断してると死んじゃうよ。勝ってるっかな?勝ってるっかな?」
なんか、バカにされてるような…………。
俺たちは、パンチの第二波が来たので、すぐに躱す。
まあ良い。
変身するか。
俺は、レーザーレイズライザーとブーストマークIIレイズバックルを、リムルはシノビレイズバックルを、シズさんはビートレイズバックルとブーストレイズバックルを装填する。
『SET UP』
『SHINOBI SET』
『SET』
すると、俺の周囲には、バイクのマフラーから火が出る絵とBOOSTの文字が五つと青いサークルが、リムルの横には、紫の手裏剣の絵とSHINOBIの文字が、シズさんの横には、スピーカーの絵とBEATの文字とBOOSTの文字が浮かぶ。
俺たちは、叫んだ。
「「「変身!」」」
そう言って、変身する。
『DUAL ON』
『HYPER LINK』
『LASER BOOST』
『UNDER COVER ACTION SHINOBI』
『BEAT & BOOST』
『REDAY FIGHT』
俺はギーツ・レーザーブーストフォーム、リムルはタイクーン・シノビフォーム、シズさんはナーゴ・ビートブーストフォームに変身する。
俺たちは、身構える。
すると、リムルは聞こえてくる声に言う。
リムル「おい。今のうちに謝るなら、許してやる。だが、そうしないなら、こいつらを壊すけど、良いんだな?」
???「アハハハハ…………!面白い!良いよ。良いともさ。やってごらんよ。」
エース「後悔すんなよ。リムル、シズさん!行くぞ!」
シズ「うん。」
俺たちは、それぞれのゴーレムに向かって駆け出す。
ゴーレムは、パンチを繰り出すが、俺はレーザーブーストの重力操作でそれを受け止め、逆にレーザーレイズライザーで腕を破壊する。
シズさんも、パンチを躱して、ビートアックスで攻撃する。
リムルは、操糸妖縛陣を使って、ゴーレムの動きを止める。
???「なっ…………あたしの
リムル「お別れの挨拶を言っときな。」
エース「さあ、打ち上げと行くか!」
シズ「フッ!」
リムル「
リムルは黒炎獄を放ち、俺とシズさんは、必殺技を発動する。
『FINISH MODE』
『BOOST TIME』
すると、待機音が流れる。
俺とシズさんは、レイズバックルを操作する。
『LASER BOOST VICTORY』
『BEAT BOOST GRAND VICTORY』
「「ハァァァァ!」」
俺とシズさんのライダーキックを喰らったゴーレムは、爆発して四散する。
リムルの黒炎獄を喰らったゴーレムは、そのまま消滅する。
???「ウ…………嘘だ!そんな…………たった一撃で?」
その声は、驚いていた。
リムルの方には、何も残っておらず、俺とシズさんの方は、残骸が残っていた。
リムル「まっ、こんなもんだ。」
エース「ざっとこんなもんかな?」
シズ「お疲れ様、2人とも。」
俺とシズさんは、変身解除する。
すると、子供達がやって来る。
ケンヤ「リムル先生もシズ先生もエースさんもすっげ〜!」
クロエ「うん!うん!」
ゲイル「リムル先生も、エースさんも、シズ先生と同じくらい強いんだね!」
アリス「あのくらい当然よ!」
エース「アリス君?何で君が誇らしげなの?」
リョウタ「シズ先生が仮面ライダーになるなんて…………。」
シズ「私も、なれるなんて思わなかったよ。」
そんなふうに、和気藹々とした空気が流れる。
さてと。
リムル「さてと…………。」
子供達「ん?」
エース「そこに居るんだろ?ライダーキックを喰らいたくなかったら、さっさと出てこいよ。」
リムル「ああ。隠れている場所はお見通しなんだぜ。」
???「はい!はいはいはいはい…………!」
すると、空間が歪んで、黄色い光が現れる。
その光は、高速で移動したと思ったら、俺とリムルの前で止まった。
???「たった今、恥ずかしながら、呼ばれてやって参りました!」
それは、小さな妖精だった。
ゲイル「…………妖精?」
クロエ「可愛い。」
リムル「お前は?」
???「ジャジャ〜ン!我こそは偉大なるじゅ…………げっ!」
その妖精は、何かを言おうとしたが、舌を噛んだ。
クロエ「噛んだ。」
アリス「痛そうね。」
ゲイル「テレパシーばっかりで、久しぶりに喋ったんじゃない?」
エース「大丈夫か?」
???「らいじょうぶ。らいじょうぶ。」
俺はそう声をかけるが、大丈夫そうだった。
すると、その妖精は口を開く。
ラミリス「我こそは、偉大なる十大魔王が1人、迷宮妖精のラミリスである!」
ケンヤ「あ?」
リムル「魔王?」
エース「お前が?」
ラミリス「頭が高いぞ!跪くがい…………うぴよっ…………!」
最後の方が、変な風になったのは、リムルがチョップしたからだ。
ラミリス「な…………何すんのよさ!?」
リムル「チョップ?」
ラミリス「そうじゃなくて!」
エース「大体、何が魔王だよ。吐くならもう少しマシな嘘にしろ。」
リムル「エースの言う通りだぞ。お前みたいなガキが、魔王になれる訳が無いだろ?」
俺とリムルがそう言うと、ラミリスは周囲を飛び回る。
ラミリス「ガキ言うなや!ほんま失礼な奴ら!あたしが魔王以外の何だって言うのさ!」
「「…………アホの子?」」
ラミリス「誰がアホの子や!」
ゲイル「お馬鹿さん?」
ラミリス「そうそう。お馬鹿さんやで。………って、丁寧に言えば良いってもんやないわい!」
ゲイル、結構な毒を吐くね。
すると、リムルが唸りながら言う。
リムル「う〜ん。ミリムっていう魔王の友達がいるが、お前、そいつと比べようも無いほど弱そうだが?」
エース「右に同じく。」
ラミリス「ふんぬ!バ〜カ!バカバカバカバカバカ〜!あんたらはバカじゃ〜!ハァ、ハァ、ハァ…………。」
ラミリスは、そんな事を叫んだ事で、息を切らしていた。
すぐに復活したが。
ラミリス「…………あのね、あんたら。ミリムって、理不尽魔王って呼ばれてるの。何でも力で解決しちゃいま〜すって。そんな理不尽の権化と可憐なあたしを比べるなんて、失礼なんてもんじゃないよ〜!そこんとこちゃんと理解してくれないと困るわけ!困るわけ!こ〜ま〜る〜わけ〜!!」
ラミリスは俺たちの耳元でそう叫ぶ。
うるせぇな。
すると、ラミリスは呆れた表情で言ってくる。
ラミリス「あんた達もちょっとおかしいんじゃなくて?何なの?何であんな出鱈目な技使えんのよ?ふぅ〜!無茶しないで欲しい訳!あんた達、ほんとにミリムと知り合いなの?」
エース「つい最近、友達になった。」
ラミリス「ふ〜ん。」
俺の言葉にそう言うラミリス。
すると、何かに気付いたのか、声を大きくする。
ラミリス「ちょっと待って。あんた達、もしかして、ジュラの大森林で新しく盟主になったっていうスライムと白狐なんじゃ?」
リムル「そうだけど。」
エース「よく分かったな。」
ラミリス「ああっ………やっぱり!」
どうやら、魔王間でも、俺たちの事は知れ渡っているみたいだな。
という事は、こいつが魔王なのは間違いないという事か。
リムルと子供達が話しているのを見ながらそう考えていると。
ラミリス「ちょっと!あたしの事忘れてない!?」
リムル「悪い悪い。」
エース「それで…………何で俺たちの事を知ってるんだ?」
ラミリス「ミリムの奴がちょ〜久々にやって来て、マブダチが出来たって自慢しやがったの!鼻で笑ってやったのに、ほんとだったなんて!」
ミリムが来たという事は、やはり、ラミリスは魔王という事だな。
外見からしたら、そうは見えないが。
すると、ラミリスが俺たちを睨む。
ラミリス「あんた達、その疑いの眼差しは何?あたしが魔王だって信じなさいよね!」
疑ってたのがバレてたか。
こうして、ラミリスという魔王と出会い、話をする事になったのだった。
今回はここまでです。
今回は、精霊の棲家での話です。
シノビフォームも登場しました。
あまり活躍させる事は出来ませんでしたが。
次回は、子ども達が救われます。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
アンケートは、ヴィオレの眷属が多いですね。
その為、現状、ヴィオレの眷属が召喚される流れで考えています。
今後の流れとかでリクエストがあれば、受け付けています。
コリウスの夢やら、ファルムスの侵略などですね。
リムルの華麗な教師生活に相当する話は、ユーラザニアが来る前にやろうかなと思います。
エースが召喚する悪魔は、誰の眷属にするか
-
ヴィオレ
-
ブラン
-
ジョーヌ