俺たちは、精霊の棲家へと向かい、そこで、精霊女王にして魔王であるラミリスと出会ったのだった。
彼女の協力のもと、子供達に精霊を宿らせる事に成功して、体内の魔素を安定させる事に成功した。
これでめでたしめでたし…………。
ラミリス「ちょっとアンタら!何か忘れてやいませんか!?」
ラミリスはそう叫ぶ。
子供達に精霊を宿らせた後、俺たちは帰ろうとした時に、ラミリスにそう言われた。
リムル「何か?」
エース「何だ?」
ラミリス「ほら!約束のあれよ、あれ!アンタ達が壊した
俺たちが壊した…………?
一瞬首を傾げそうになったが、思い出した。
そうだ、
それを思い出した俺とリムルは、ほぼ同じタイミングに言う。
「「あっ。」」
ラミリス「あっ!ってまさか、アンタ達、本当に!?」
リムル「嫌だなあ、ラミリス君!ちゃんと覚えていたとも!」
エース「そうだ!忘れてなんかないぞ!」
俺とリムルはそう言うが、心中は。
リムル(忘れてた!!)
エース(そういや、そんな約束してたな!)
俺は、(多分リムルも。)そんな事を忘れていたのだ。
というより、クロエの事が気になったりと、そんな約束を忘れてしまう様な出来事があったんだから、しょうがないだろ。
ちなみに、精霊の守護像のパーツに関しては、回収してある。
ベスターと相談する為だ。
一応、原理に関しては聞いてあるので、これを使えば、少し考えていたことも再現できるかもしれない。
リムル「ちょっと待ってくれよ…………。」
エース「ゴーレムね…………。」
リムル「ええっと確か、こんな形だったような…………。」
エース「こんな形だったかな…………。」
ラミリス「ああ……………!」
リムル「ほい!」
エース「ほれ!」
ラミリス「これじゃな〜い!!」
そう言って、俺とリムルが出したのは、リムルはマクロスFのヴァルキリー、俺は鎧武・スイカアームズとゼロワン・ブレイキングマンモスだ。
ちなみに、スイカアームズとブレイキングマンモスのサイズは、鎧武のフィギュアであるアームズチェンジシリーズとDXブレイキングマンモス&ブレイキングマンモスプログライズキーのセットで当時発売した物とほぼ同じだ。
そういえば、ギーツって、そういう巨大ロボ枠が居なかったんだな。
ケンヤ「うっひゃ〜!かっけぇ!」
ゲイル「おお…………!」
リムル「何で?ゴーレムだろ?」
エース「これもある意味ではゴーレムだと思うんだけどね…………。」
まあ、スイカアームズとブレイキングマンモスは、ある意味でゴーレムと言える存在だろう。
だって、スイカアームズは自律稼働が出来るタイプもある訳だし。
ラミリス「ああ…………いや…………その三つはかっこいいけど…………そうじゃなくて!アンタ達が精霊の守護像を壊したから、あたしの守りが居なくなったのよ!ちゃんとあたしを守れる様な物を作ってくれるまで、絶対にここから出してあげないんだからね!」
リムル「ああ、大丈夫!俺、空間移動を覚えたから、脱出出来そうだわ!」
エース「ちなみに、俺も。」
ラミリス「ああ、待って!待ってよ!何とかしてよ!!」
俺とリムルが、そんな非情な事を言うと、ラミリスは泣きついてくる。
ちなみに、俺とリムルが作った物は、子供達に渡している。
シズさんも、興味深そうに見る。
リムル「ああ…………。」
エース「とはいえ、精霊の守護像みたいな巨大なサイズの物を再現するのは、少し難しいぞ?」
ラミリス「大きくなくても!あたしを守れる様な強い奴なら、何でも良いんだよ〜!」
リムル「となると…………。」
エース「そうだな…………。」
俺たちは、考えた末に、ゴーレムのパーツを取り出す。
両方とも、俺とリムルの魔素と魔鋼で作り出した物だ。
ただ、リムルの場合、口から吐き出すという形になっていたのだが。
それを見ていたラミリスは。
ラミリス「あ、アンタ達…………それを一体どこから出したのよ…………?って、もう良いわ…………。」
ラミリスは、どこか呆れた雰囲気を見せながら言う。
すると、今度は子供達が口を開く。
ゲイル「リムル先生!エースさん!僕たちも研究したいです!」
アリス「私も!」
クロエ「こういうのが出来るのかな………?」
ケンヤ「リムル先生!エース!俺を最初に乗せてくれよ!」
ショウタ「僕も乗りたい………!」
ラミリス「ダメ〜!私のゴーレムなんだから!」
子供達「ええ〜!?」
子供達の発言に、ラミリスはそんな大人気ない事を言って、ブーイングを食らう。
その後、シズさんが何とか宥めて、子供達は、嵐牙を枕にして、寝ていた。
エース「ありがとうな、シズさん。」
シズ「大丈夫だよ。慣れてるから。」
そうこうしているうちに、ゴーレムの本体を組み上げる事に成功した。
リムル「よし!完成だ!」
エース「さてと。ラミリス、シズさん。少し離れててくれ。」
俺の言葉に、ラミリスとシズさんは下がる。
俺とリムルは、悪魔の召喚を行う。
俺とリムルの前に、魔法陣が二つ出現する。
リムル「来い!
エース「出てこい!
俺とリムルは、そう叫ぶ。
すると、悪魔が召喚されていく。
リムルの前には、黒い服を着て、黒い翼を持つ悪魔が、俺の前には、紫の服を着て、紫の翼を持って、紫の瞳の悪魔が現れる。
「「「おお…………!」」」
シズ「あの黒い悪魔…………以前、会ったのに似てる様な……………。」
シズさんが何か言う中、俺とリムルは人間態となる。
すると、二体の悪魔が跪く。
悪魔1「お呼びでございますか?マスター。」
悪魔2「ご用件をお願いします。」
リムル「君たちに、この妖精の守護者となってもらいたい。」
エース「この妖精はラミリス。こんなんだが、一応は魔王だ。」
ラミリス「こんなんって…………!?」
リムル「期間は100年。代価は俺の魔素と魔鋼で作った依代のゴーレムだ。契約期間を過ぎても、この体は好きに使ってもらって構わない。」
エース「俺の方も、リムルとほぼ同じで、期間は100年。代価は俺の魔素と魔鋼で作った依代のゴーレムだ。契約期間を過ぎても、この体は好きに使って良いぞ。」
俺とリムルがそう言うと、二体の悪魔は言う。
悪魔1「素晴らしい…………。」
悪魔2「願ってもないです。」
リムル「よし。じゃあ、俺が呼んだ奴は、ベレッタの名を授ける。」
エース「俺が呼んだ奴は、マッドの名を授ける。」
俺とリムルが、その二体の悪魔に名付けをすると、その二体が光る。
やっべぇ、久しぶりに名付けするから、魔素を吸い取られる事、すっかり忘れてたな。
ちなみに、マッドという名前の由来は、風貌が闇医者っぽいからそれから取った。
すると、近くの柱に置いてあったゴーレムが、二体の悪魔と融合する。
光が収まると、悪魔が二体居た。
ラミリス「おお…………!」
ラミリスはそんな声を出す。
リムルが召喚したベレッタの方は、仮面を着けていたが、俺が召喚したマッドの方は、白衣を着た医者みたいな風貌になっていた。
ベレッタ「我は
マッド「私も同じく
ベレッタ「ラミリス様の守護者として、頂戴した命令を遂行する者です。」
マッド「これから、よろしくお願いします。ラミリス様。」
ラミリス「お、おう!お任せするよ、頼んだわね!頑張って…………威厳を保ってくれよ…………。」
ベレッタとマッドはそう言う。
マッドに関しては、顔は出ているが、まあ、大丈夫だろう。
俺たちは、精霊の棲家の外に出た。
それにしても、色々あったよな。
この世界の故郷であるテンペストでは、皆は上手くやってるのかな?
懐かしく感じるよ。
一方、別の場所では。
???「ちょっと良いかしら?」
肩にもつかない短めの紫の髪をサイドテールにしている少女が水晶を見ていると、更に2人ほど入ってくる。
片方は白髪に赤い瞳の女性だった。
もう片方は、金髪に青い瞳の女性だった。
???「あ?いきなり何の用?」
???「何の用………じゃないわよ!」
???「そうね。私たちも目をつけていたのに、どういう事かしら?」
???「ボクだって、まさか眷属に先を越されるなんて思ってなかったさ!」
???「次に召喚されるのは私だ!」
???「いや、私よ。」
???「何を言ってるのさ?ボクに決まってるじゃん。」
そんな風に、三人の女性が言い争う。
そんな風になっている事に、エースは気付く事はなかった。
今回はここまでです。
救われるラミリスの話です。
その為、短めです。
マッドとベレッタの召喚経緯を明かしました。
そして、その裏側で争う3人組。
果たして、何者なのか。
この話が終わるという事は、あの惨劇へのカウントダウンが迫っているという事。
エースも、覚悟を決める時が近いです。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
コリウスの夢も、やっていこうと思います。
今後の展開でリクエストがあれば、活動報告にて承っています。