三獣士から、ミリムによる獣王国の滅亡を聞いた俺たちは、テンペストの丘で考えていた。
ちなみに、嵐牙と裂牙も居る。
リムル「さて、これからどうしたものかなぁ…………。」
エース「やるべき事が重なりすぎているからな。」
俺とリムルはそう話す。
クレイマンに坂口日向、西方聖教会。
やるべき事が多すぎる。
すると、嵐牙と裂牙が反応する。
「「んっ!」」
リムル「どうした?」
2人の反応にリムルがそう聞くと、俺たちの前に二人組が現れる。
俺たちが召喚した悪魔だ。
ノワール「お目覚めになられたようでなによりで我が君。」
ヴィオレ「おはよう主様。」
2人はそう話しかける。
原初の悪魔である
リムル「えっ?……ああ。」
エース「ああ。おはよう。」
ノワール「無事に魔王へと成られました事、心よりお祝い申し上げます。」
ヴィオレ「僕からもおめでとう。」
エース「それはありがとうな。」
リムルが首を傾げる中、
猫を被っているという事か?
すると、リムルが口を開く。
リムル「え〜と……誰だっけお前?」
エース「え?」
リムルはそんな風に言う。
自分で呼んでおいて?
俺が驚いてリムルを見る中、
ノワール「ごっ、ご冗談を…………悪魔の私が
ヴィオレ「ぷっ!ふふふ。冗談じゃないんじゃないかな?」
やめてやれって。
流石に可哀想なので、フォローしておくか。
エース「この悪魔は、お前がファルムス王国の兵士の亡骸を使って召喚しただろ。」
ノワール「おお……………!!」
俺がそう言うと、
すると、リムルが再び爆弾を投下する。
リムル「あ〜そうか!まだ居たんだ!」
ノワール「くっ……………まっ、まだ……………。」
リムルがそう言うと、
悪魔を泣かすとか………………。
リムル「聞いたよ!色々と手伝ってもらったって!助かったよ!」
ノワール「あっ……………いいえ、とんでもございません。つきましては………………。」
リムルがそう言うと、
すると、リムルがトドメの一撃を放った。
リムル「長々と引き止めてしまって悪かったね。もう帰って良いよ!」
ノワール「えっ!?帰って………………!?」
リムル「うん!」
ヴィオレ「あっははははははは!!」
リムルがそう言うと、
それを見た
悪魔より悪魔してんな。
俺はリムルに話しかける。
エース「お前………………上げて落とすとか、鬼か悪魔か?」
リムル「えっ?」
エース「見ろ。あの悪魔、泣きそうになってんぞ。」
俺がそう言うと、リムルは首を傾げるので、そう言う。
実際、
それを見たリムルは、話しかける。
リムル「えっ!?あれ?もしかして、報酬が足りなかった!?」
ノワール「いえ、そうではございません。先だってお願いしておりました通り、配下の末席に加えて頂きたいのです………………!」
リムル「は、配下!?」
エース「言ってたぞ。」
リムルがそんな風に聞くと、
すると、
ヴィオレ「僕も配下に入れて欲しいんだけど、覚えてくれてる?」
エース「ああ。…………コリウス王国以来か。」
ヴィオレ「そうだね。また会えるなんて嬉しいよ。」
まさか、また会う事になるとはな。
俺は思念伝達で
エース『……………配下になりたいのなら構わないが、配下になったのなら、これまで通りに自由な生活は出来ないぞ?』
ヴィオレ『……………うん。僕は構わないよ。マスターは私が配下になっても良いの?』
エース『構わないさ。原初の悪魔であるお前が力になってくれるのなら心強い。俺は決めてるんだ。俺の理想の世界を邪魔するのなら、誰であろうと容赦なく潰すってな。』
俺はそう聞くと、
俺がそう言うと、
すると、リムルが話しかけてくる。
リムル『なあ、この悪魔って俺が召喚したのか?』
エース『そうだぞ。』
リムル『でもさぁ……………どう見ても
エース『そりゃあ、あの2人は原初の悪魔だからな。』
リムル『えっ!?』
リムルがそう聞いてくるので、俺はそう言う。
さらっと俺がそう言うと、リムルは
リムル『マジかよ!?何でそんな奴らが俺たちの配下になりたいって……………。』
エース『まあ、本人達が望んでいるんだから大丈夫だろ。』
リムル『まあ、それなら……………。』
リムルが不安げにそう言うが、俺はそう言う。
エース「それで、ヴィオレは何が欲しいんだ?報酬なしはちょっとあれだからな。」
ヴィオレ「流石は主様。実は一つだけ欲しいものがあるんだ。それは………僕にピッタリの依代なんだ。」
エース「依代?」
俺は
改めて確認すると、俺の魔素で作られた仮初の体ってとこか。
エース「それはどういう事なんだ?」
ヴィオレ「それはね、僕が
エース「ゲーム?」
ヴィオレ「そう。誰が一番早く、自分と完璧に合致する最高の依代を手に入れるかって
俺がそう聞くと、
そういう事か。
そうなると、コリウス王国でのグスタフの動きに、納得がいく所がある。
グスタフはこう言っていたのだ。
グスタフ『要となる大切な玉体を傷つけられては敵わぬ故、わしが戦いの場を用意するとしようぞ。』
玉体……………それはゼノビア姫の事だ。
つまり、ゼノビア姫を
エース「なるほどな。そういう事だったのか。グスタフの動きに関しては。」
ヴィオレ「もしかして……………怒っているかな?」
俺がそう言うと、ヴィオレは不安げに聞いてくる。
それに関しては……………。
エース「まあ、もう過ぎた事だしな。それに、グスタフは粛清されて、グスタフ達に関しては、あの国王が召喚したからな。だが……………俺が依代を用意する形でも大丈夫なのか?」
ヴィオレ「大丈夫だよ。僕が直接手出ししたわけじゃないし、必ず配下が用意した依代だけってルールもないからね。」
俺はそう言うと、
俺は気になったのでそう聞くと、
なるほどな、抜け穴があるって事か。
まあ、用意してやりますか。
エース「分かった。それじゃあ、依代を用意するから、願ってくれ。」
ヴィオレ「うん。」
俺はそう言うと、
すると。
創世之神『願いを確認しました。創世の力を発動しますか?』
エース『ああ。』
創世之神がそう聞いてくるので、俺は頷く。
すると、俺と
しばらくすると、人の形が完全に出来る。
創世の力を自在に発揮できる様になったからか、細かく出来るようになったみたいだな。
すると、リムルと
リムル「エース、それなんだ?」
エース「
ノワール「ほう……………これはなかなか。」
リムルがそう聞いてくると、俺はそう言い、
俺は
エース「こんな感じでどうだ?」
ヴィオレ「流石だよ!こんな凄い依代を用意してくれるなんて、予想以上だよ!マスター!」
エース「マスターはやめてくれ。普通にエースで良い。」
ヴィオレ「うん。ありがとう、エース様!」
俺がそう聞くと、
すると、リムルは
リムル「なぁ、そう言えばお前達が呼び合っている名は名前じゃないよな。」
ノワール「ええ。私達に名はありません。ですから、お互いの色を呼び名にしています。」
リムル「そっか…………じゃあ、報酬代わりに名前を付けてやろう!」
リムルがそう聞くと、
それを聞いたリムルはそう言う。
大胆だな。
それを聞いた
ノワール「なんと!それは最大のご褒美でございます!」
俺もやるか。
俺は、
エース「なあ、俺も名前をつけようか?」
ヴィオレ「本当!依代だけでなくて、名前までもらえるなんて嬉しい!」
俺がそう聞くと、
さて、考えるか。
リムルの方をちらりと見ると。
リムル「そうだな……………悪魔だから、悪魔っぽい名前が良いな。あっ!お前の名前は”ディアブロ”だ!」
ディアブロ「ディアブロ……………!」
リムル「その名前に相応しく、俺の役に立ってくれ!」
リムルはそう言うと、リムルの魔素の半分が持っていかれる。
流石は原初の悪魔だ。
確か、ディアブロはそんなスーパーカーがあったな。
そうだな……………リムルからスーパーカーについては色々と教えてもらったが…………。
ある名前を思いつき、口を開く。
エース「よし。今日からお前の名前は、ウルティマだ。どうだ?」
ウルティマ「ウルティマ………うん!良い名前をありがとうエース様!」
俺がそう聞くと、
すると、俺の魔素が持っていかれる。
エース「まさか、7割とはな。」
創世之神『告。個体名ウルティマは、
俺がそう呟くと、創世之神はそう報告する。
なるほど、ウルティマは俺の魔素や強化分身を取り込んだ訳だから、メラみたいに、クロスギーツへの変身が可能になった訳か。
ちなみに、ユニークスキル”
どうやら、通常のクロスギーツにはなれず、ブーストフォームマークIIIに相当する形態にしかなれないそうだ。
ディアブロは執事服となり、ウルティマも執事服になった。
ディアブロ「ディアブロ…………それが私の名。感激で胸が一杯ですよリムル様。今日この日より、誠心誠意お仕えさせていただきます。」
ウルティマ「僕も、エース様に貰った、この最高の依代で精一杯頑張るね。」
リムル「うん。頼むぞ。」
エース「期待しているぞ。」
ディアブロとウルティマはそう言うので、俺たちはそう答える。
ディアブロとウルティマが俺たちに話しかける。
ディアブロ「……………何か思い悩んでおいでなら、是非とも、私に相談を。」
ウルティマ「僕にも話してくれるかな?」
リムル「ん?ん〜……………。」
ディアブロとウルティマがそう言う中、俺とリムルはアイコンタクトをして、話す事にした。
リムル「問題が重なりすぎてる。まずはカリオンの件だ。ミリムの考えも分からないし、一番心配だしな。」
エース「次に、ファルムス王国の後始末。そして、西方聖教会への牽制。どれも、無視できないけど、作戦を行うにしては、許容範囲を超えてるんだよな。」
そう。
クレイマンの陰謀に関しても、どうにかしたいが、ファルムス王国は、俺たちが殺戮をした事で、居なくなっている。
もし、今、西方聖教会が動き出したら、対応しきれないかもしれない。
まあ、それはそれとして、
その借りは、返さないと気が済まない。
すると、ディアブロとウルティマが言う。
ディアブロ「なるほど。」
ウルティマ「なら、僕たちがそのどれかを片付けるよ。」
2人はそう言う。
まあ、2人なら大丈夫か。
だが、2人がやるとしても、残りはどうしたものか……………。
すると、リムルが思念伝達を使って、話しかける。
リムル『おい、エース!西方聖教会に関しては、どうにかなるかもしれないぞ!』
エース『どういう事だよ?』
リムル『
エース『えっ!?じゃあ……………!』
リムル『ああ!』
そうか。
気づけば、2年以上も経過していたのか。
長いようで、短かったな。
なあ、ヴェルドラ。
俺は、リムルの中のヴェルドラに対して、そう思う。
ヴェルドラが解放されるのなら、西方聖教会への牽制になる!
迂闊には手を出せなくなるからな。
リムル「よし!なんとかなりそうだ!」
ディアブロ「おお、何か名案が閃きましたか?」
エース「ああ。そしてだな。」
リムル「俺達は名実ともに魔王になることにした。」
ディアブロ「クフフフフ。流石はリムル様とエース様。このディアブロ、永遠なる忠誠を貴方様達に。」
ウルティマ「ちょっと、僕だって頑張るんだから!エース様とリムル様の為ならずっと一緒にいるからね。」
リムルがそう言うと、ディアブロはそう聞いてくる。
俺とリムルがそう言うと、ディアブロはそう言う。
すると、対抗意識を燃やしたのか、ウルティマはそう言って、俺の腕に抱きついてくる。
エース「ああ。よろしく頼む。」
俺はそう言うと、ウルティマの頭を撫でる。
すると、嬉しそうな笑みを浮かべる。
猫みてぇだな。
その様子を見ていたディアブロは、どこか羨ましいそうな瞳で見ていた。
そんな目で見るな。
リムル「俺はちょっと出掛けてくる。嵐牙、皆には復活を祝した宴の準備をするように伝えておいてくれ。」
嵐牙「ハッ!」
エース「裂牙も頼む。」
裂牙「はっ!」
俺とリムルは、嵐牙と裂牙にそう言う。
次は。
リムル「蒼影、いるか?」
蒼影「ここに。」
エース「早速だが…………。」
蒼影「速やかに、クレイマンの情報を集めて参ります。」
リムルが呼ぶと、蒼影達が現れる。
俺がそう言いかけると、全てを察したのか、蒼影はそう言って移動する。
流石は蒼影だな。
俺はウルティマに離れてもらい、リムルとアイコンタクトを取る。
リムル「それじゃあ行ってくる。」
エース「留守の間を頼んだぞ。」
俺とリムルはそう言うと、転移する。
転移した場所は、封印の洞窟の最深部だった。
ここに転移した理由は、これからやる事は、街の人々に混乱を与えかねないからだ。
何せ、
俺とリムルは頷き合い、俺は少し離れる。
すると、リムルから凄まじい存在が解き放たれる感覚がして、周囲にヒビが入る。
しばらくして、強風が止まると、笑い声が聞こえてくる。
???「ククク………………!クハハハ…………!クァーハハハハハ!!」
そんな笑い声がしてきて、前を向くと、一体のドラゴンが居た。
無論、ヴェルドラだ。
ヴェルドラ「俺様、復活!」
懐かしいな、この迫力。
つうか、何だよ、そのセリフ。
俺たちは、呆れ笑いを浮かべつつ、ヴェルドラに話しかける。
リムル「いよぅ、久しぶり。」
エース「元気だったか?」
ヴェルドラ「…………………せっかく復活したのに、我の扱い軽くないか?」
俺とリムルがそう話しかけると、ヴェルドラはそう言う。
相変わらずのヴェルドラクオリティだな。
そんな中、ヴェルドラは少し感心と呆れを感じさせる口調で言う。
ヴェルドラ「しかし、思ったよりも早かったな。まだまだ当分先だと思っておったぞ。」
エース「まあ、色々あってな。俺たち、魔王になったんだよ。」
リムル「ユニークスキルが
ヴェルドラ「ほうほう。そんな事が。」
なんか、大して驚いていないな。
まさかとは思うが。
俺は、ヴェルドラに聞く。
エース「……………あんまり驚かないんだな。」
リムル「確かに。」
ヴェルドラ「いやいやいや!驚いておるよ!?我、覗き見なんてしとらんし!!」
エース「覗き見?」
ヴェルドラ「ううん!……………しかし、2年やそこらで覚醒魔王か。お前達の成長ぶりは、一体どうなっておるのやら。」
ヴェルドラの言った事に俺がそう呟くと、ヴェルドラは咳払いをして、そう言う。
なんか誤魔化されたな。
ていうか、覚醒魔王って何なんだ?
すると、創世之神が答えてくれた。
創世之神『解。真なる魔王と同義です。魔王種が
なるほどね。
それなら、覚醒魔王というのも、納得がいくな。
そんな中、リムルが言う。
リムル「ま、何て言うの?ほら、俺たちって、天才っぽかったじゃん?仲間にも名前をつけると、一気に進化してたしね。」
ヴェルドラ「この阿呆どもめ。お前達がホイホイ名付けても無事だったのは、足りない分の魔素を我から奪っておったからなのだぞ。」
エース「そうなのか?」
ヴェルドラ「そうだぞ。それで効率が落ちるから、解放はまだ先だと思っておったわ。あれ、結構しんどいのだぞ。」
リムルがそう言うと、青筋を浮かべたヴェルドラが、俺とリムルをデコピンしながらそう言う。
なるほどな。
だから、俺たちは魔物の中では危険とされる名付けを何度もできたのか。
ヴェルドラには悪い事をしたな。
俺たちは、拗ねるヴェルドラに話しかける。
リムル「まあ、今更だ。こうして、”無限牢獄”も破れた訳だし、許してくれよ。」
エース「悪かったよ。」
ヴェルドラ「………………何かプレゼントしてくれるのなら、許してやろう。」
エース「プレゼント?」
ヴェルドラ「そう……………例えば、シュークリムル……………。」
リムル「あ。」
俺たちがそう言う中、ヴェルドラはそう呟く。
しれっとシュークリームを要求しようとしてるぞ。
すると、リムルが口を開く。
リムル「そうだ、忘れてた。お前には
ヴェルドラ「む?」
そういえば、そうだな。
俺たちが魔王化した際、系譜の存在に
シズさんにも配られたから、ヴェルドラにも来てるはずだが。
ちなみに、シズさんは、種族が
ヴェルドラは、自分のスキルを確認していると、いきなり叫ぶ。
ヴェルドラ「お、おおお!我のユニークスキル、
そっか。
まあ、配られてて当然だよな。
ヴェルドラって、象並みに物事に気づくのが遅いのか?
そんな中、ヴェルドラは俺たちに聞いてくる。
ヴェルドラ「何だ?もっと褒め称えてくれても良いのだぞ?」
「「はいはい。凄い、凄い。」」
ヴェルドラは、褒めて欲しかったのだろう。
俺たちにそう聞くが、俺たちは適当にあしらう。
そんな中、俺たちは人間態になって、ヴェルドラに聞く。
エース「さてと。ここで話しているのも良いんだけどさ。」
リムル「せっかく復活したんだし、そろそろ外に出るか?」
ヴェルドラ「……………そうだな。では、我の肉体をどうするかだが……………。」
リムル「ああ、それは何とかなると思う。」
ヴェルドラが俺たちの質問にそう答えて、質問してくる。
それについては、どうにかなると思う。
今のヴェルドラは思念体……………簡単に言えば、魂だけの存在だ。
本来、精神世界に存在する精霊、悪魔、竜種などの精神生命体は、肉体を持っておらず、物質界に顕現するには、依代に受肉させる必要がある。
例えば、イフリートはシズさんを、
その為、精神生命体が
どこかで復活したとしても、記憶がそのままとは限らない。
これが、
リムルは、ヴェルドラに聞く。
リムル「ところでお前、俺が捕食する前は、
ヴェルドラ「うむ。あれは魔素で作り出した体だが、胃袋の中では不要故、魔素に還元されておる。」
エース「なるほどな。」
まあ確かに。
胃袋の中では、
俺とリムルは頷き合い、ヴェルドラに話しかける。
リムル「一つ約束してくれないか?」
ヴェルドラ「ほう。何だ?」
エース「お前のそのデカすぎる
ヴェルドラ「……………なるほど。分かったぞ。約束しよう。」
リムル「よし、ありがとな。」
俺たちの約束を守ってくれる事になった。
ありがたいな。
準備を始める中、ヴェルドラは感慨深そうに言う。
ヴェルドラ「………………リムル、エースよ。」
エース「ん?」
ヴェルドラ「お前達は本当に、王になったんだな。」
リムル「まぁね。待ってろ。今、用意してやる。」
ヴェルドラの言葉に、俺たちは笑みを返して、リムルは強化分身を生み出す。
ヴェルドラ「おお……………!リムルがもう1人出てきたぞ!」
リムル「俺の分身体だ。」
ヴェルドラ「ふむ。進化して、強化分身になっておるな。」
エース「これを、お前の依代にしてくれ。」
ヴェルドラ「ほほう。」
俺たちがそう話す中、ヴェルドラはリムルの分身体の匂いを嗅ぐ。
すると、ヴェルドラは笑いだす。
ヴェルドラ「クアハハハハ!良い依代だ。ありがたく頂戴するとしよう。」
ヴェルドラはそう言って、リムルの分身体の中へと入っていく。
すると、創世之神が報告する。
創世之神『告。重要な報告が発生しました。』
エース『どうした?』
創世之神『
え!?
すると、分身体のリムルがいる方向から、ヴェルドラの声がする。
ヴェルドラ「フハハハハハハ!我、暴風竜ヴェルドラ=テンペスト!完・全・復・活!究極の力を手に入れたぞ!逆らう者は、皆殺しだぁぁぁぁ!」
ヴェルドラはそう言う。
どうやら、姿としては、俺よりも男性型に特化した感じだな。
俺の場合は中性的だからな。
すると、ヴェルドラは俺とリムルの方に来て、片腕ずつで俺たちを抱える。
ヴェルドラ「礼を言うぞ、リムル、エースよ!こうして、再びお前達と相まみえる日が、こうも早く訪れるとはな!さすがは、我のズッ友達!」
リムル「何がズッ友だ!」
エース「ネタが古いんだよ!」
俺たちはそう言って、ヴェルドラとグータッチをする。
懐かしいな、このやり取り。
すると、リムルが気になる事があるのか、聞いてくる。
リムル「なあ、ヴェルドラ。何でそのセリフを知っているんだ?」
ヴェルドラ「うむ。実はな、退屈だったんで、お前の記憶を解析して、漫画とやらを読み込んでおったのだ!」
エース「何やってんの。」
ヴェルドラ「更に!将棋の腕は、もはや名人級………………いや、暴風竜だけに、竜王級である!」
2年越しの友との再会は、初めて会った時と何ら変わらないノリだった。
ていうか、ヴェルドラはヴェルドラで、胃袋生活を満喫していたのかよ。
だからか、俺たちは知る由も無かった。
強すぎるヴェルドラの気配に、街が大混乱になっていた事に。
今回はここまでです。
今回は、ヴェルドラが肉体を得るまでです。
ウルティマは、エースの魔素や依代などを受け取った結果、クロスギーツへと変身が可能になりました。
ウルティマとメラは、他者を甚振るという意味では似ているので。
そして、復活のヴェルドラ。
相変わらずのヴェルドラクオリティでした。
次回は、復活祭の話となります。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
転スラの最新話は、サーレがとことん不憫でしたね。
原初の悪魔に挑む事になり、グレンダも速攻で逃げましたし。
そして、遂に動き出す七曜の老師達。
果たして、どうなるのか。
今後のこの小説の展開などでリクエストがあれば、活動報告から受け付けています。
Amazonプライムビデオで、4人のエースと黒狐が見れるようになりましたね。