俺とクレイマンは、対峙する。
しばらく睨み合っていると、クレイマンが攻撃を仕掛けてくる。
クレイマンは、ドミニオンレイを使っての遠距離攻撃をしていく。
俺は、高速で動きながら、ギーツバスターQB9のレールガンモードで、ドミニオンレイやクレイマンに攻撃していく。
エース「ハァァァァァ!」
クレイマン「ぐっ!?ハァァァァァ!」
俺がギーツバスターQB9で攻撃すると、クレイマンはドミニオンレイを連結させて、攻撃してくる。
俺は吹っ飛ばされるが、結界に着地して、そのままクレイマンに向かう。
その結界の一部が、俺のパワーに耐えきれずに壊れるが、荘厳な鐘の音と共に修復される。
ラミリス「えっ!?ギィの結界が!?」
ディーノ「マジかよ………………!?」
フレイ「……………っ!?」
ダグリュール「なんと……………!?」
レオン「っ!」
ロイ「何……………!?」
ギィ「ほう。俺の結界が壊れるとはな。流石は、創世の力だ。」
それを見た魔王達は、驚愕の表情を浮かべる。
ギィに関しては、感心する表情を浮かべていた。
そんな風に気付きながらも、俺は戦闘を続けていく。
エース「ふっ!ハアッ!」
俺はギーツバスターQB9のレールガンでドミニオンレイに攻撃していく。
クレイマン「ちっ!ならば、これならどうだ!」
クレイマンはそう言うと、ドミニオンレイを再び連結させると、鞭状にして、俺に向かって攻撃しようとする。
それに対して、俺は慌てていなかった。
エース「しーっ………………。」
俺は口元に指を当てて、そう言う。
そして、左手に持っているギーツバスターQB9から音が鳴る。
『
その音声が鳴ると、ブレードモードになる。
エース「はっ!」
クレイマン「何っ……………!?」
俺はギーツバスターQB9で斬撃すると、その鞭攻撃はあっさりと受け止められ、弾かれる。
クレイマンが怯む中。
エース「ふっ!ハァァァァァ……………!ハァァァァァ!!」
俺はクレイマンに接近して、ギーツバスターQB9でクレイマンに攻撃する。
クレイマンが空中を飛ぶ中、俺は地面に向かってクレイマンを叩きつけると、ギーツテールIXが光る。
すると、再び荘厳な鐘の音が鳴り、クレイマンが地面に埋め込まれる。
エース「はっ!はっ!ハァァァァァ!」
俺はギーツバスターQB9で斬撃したり、QB9マズルからゼロ距離射撃を行ったりする。
すると。
クレイマン「ぐぉぉぉぉぉ!!」
クレイマンはそう叫ぶと、俺は下がる。
すると、自力で脱出した。
ゲイザーに変身しているとはいえ、腐っても魔王という事か。
俺はクレイマンに近づくと、ある物を取り出しながら、クレイマンに話しかける。
エース「なあ、クレイマン。これが何だか分かるか?さっき、俺たちの仲間が送ってくれた記録媒体だよ。お前の城の宝物庫で見つけたみたいだぞ。」
クレイマン「はっ。バカな。私の城だと?城は
エース「残念だけど、その
クレイマン「つまらんハッタリだな!そうまで言うなら、証拠を見せるが良い!」
俺がそう言うと、クレイマンはそう言う。
そんなクレイマンに対して、俺はそう言うと、クレイマンはそう叫ぶ。
よし、言質取ったぞ。
後悔しても知らねぇぞ。
エース「言われなくても見せてやるよ。お前が裏で画策していたところと、戦場の結末をな。」
俺はそう言って、記録媒体を起動する。
すると。
ティア『やっほ〜クレイマン!フォビオを上手く乗せて、計画通り
クレイマン『これはフレイの弱みを握る際、ティアから受けた報告……………!まさか…………まさか本当に……………!?』
ティアという少女の言葉を聞いたクレイマンは、仮面で表情は見えづらいが、驚愕している事だろう。
それを見ていたフレイは、目を細めていた。
すると、別の映像に切り替わる。
ヤムザ『っ!?ま、まさか!?や、やめろ!お止め下さい!クレイマン様ぁぁぁぁぁ!!』
その映像は、アルビスが応戦したヤムザというクレイマン軍の指揮官が
それを見たラミリスとダグリュールは。
ラミリス「あれって確か、クレイマンとこの………………中指のなんとか……………。」
ダグリュール(身内を切り捨てたか。)
ラミリスが思い出しながらそう言う中、ダグリュールはそんなふうに反応する。
映像は、別の物に変わる。
フットマン『お遊びはここまでにしましょう。クレイマンの軍勢は壊滅。あの方に残念な報告をしなければなりません。』
映像は、ゲルドとボアに対して、フットマンがそう言うシーンになった。
それを見たクレイマンは。
クレイマン『壊滅だと?フットマンめ、何を言って……………?そんなはず無いでは無いか。圧倒的な戦力差で侵攻したのだぞ?計算に入れていない因子でも無い限り……………。』
クレイマンはそんな風に考えていた。
それがあったんだよな。
俺は口を開く。
エース「なあ、クレイマン。フットマンとやらが言っていた”あの方”ってのは、誰の事だ?それと、そのヴィジョンドライバーはどこで手に入れた?」
クレイマン「っ!?う……………うおおおおおおお!!」
俺はそう聞くと、クレイマンは俺から少し離れて、黒く光る糸を出してくる。
それと同時に、バイオメトリクサーに触れる。
『
その音声が鳴ると、ドミニオンレイが俺の周りを囲む。
ハッキングするつもりか。
リムル「エース!」
真眼「エース様…………………!」
シズ「……………っ!」
エース『紫苑に仕掛けたやつか。』
リムルと真眼がそう言う中、俺はそんな風に思う。
しばらくすると、俺はその糸とドミニオンレイのバリアの光に包まれる。
すると、クレイマンの声が聞こえてくる。
クレイマン「ふっ………………フハハハハハっ!紛い物の映像でハッタリなど、如何にも狐らしい小賢しい手よ!喜ぶが良い!その繭が解けた時、貴様は私の命令に従う事しか出来ぬ操り人形になるのだ!ハハハハハハハっ!!」
クレイマンはそんな風に言う。
ちょうど良い。
絶望を味わってもらおう。
とはいえ、情報を引き出すためにも、やり過ぎない程度に。
俺がそう思う中、それを見ていたフレイは。
フレイ(……………
フレイはそんな風に思っていた。
遡る事数ヶ月前、クレイマンから腕輪を受け取ったフレイ。
フレイが居る部屋の中に、ミリムがやってくる。
ミリム「やぁ、フレイ!今日もいい天気なのだ!」
ミリムはそんな風に言いながらやってくる。
その腕には、ドラゴナックルが付けられていた。
それを見て、フレイは口を開く。
フレイ「お久しぶりね、ミリム。随分素敵な物付けてるじゃないの。」
ミリム「分かるか!?」
フレイはそう言うと、ミリムはそう反応する。
それから、テンペストでの出来事を、ミリムは嬉々として語っていった。
それを見ていて、フレイは微笑んでいた。
その後、フレイは腕輪をミリムに渡す。
ミリム「む?腕輪か。綺麗な宝珠だな。貰っても良いのか?」
フレイ「ええ。親友達からのプレゼントには敵わないかもしれないけれど、私たちもお友達でしょう?」
ミリム「よし!付けてみるのだ!ちょっとこれ持っててくれ。リムルとエースがくれた大事な奴だからな!落としてはダメだぞ!」
フレイ「はいはい。」
ミリムがそう言うと、フレイはそんな風に言う。
それを聞いたミリムは、ドラゴナックルをフレイに預けて、その腕輪をつける。
すると。
世界の言葉『禁呪法、
そんな声が聞こえると、腕輪からエネルギーが出てきて、ミリムを包み込む。
すると、ミリムの目から光が消える。
それを見ていたフレイは、口を開く。
フレイ「……………終わったわよ。これで良いのかしら?クレイマン……………。」
フレイがそう言うと、近くの柱の影からクレイマンが出てくる。
クレイマン「ご苦労様です、フレイ。これで最強の人形が手に入りましたよ。良い様ですねミリム!他人に従わされる気分はどうです!?」
クレイマンはそう言うと、無抵抗のミリムを何度も叩き、足蹴にする。
それを見ていたフレイは、口を開く。
フレイ「……………ねえ、クレイマン。貴方、ミリムには”
クレイマン「………………っ!」
フレイはそんな風に言うと、流石にクレイマンはミリムへの攻撃をやめる。
そして現在。
フレイ(……………随分と不愉快な思いをさせられたけれど、今となってはどうでも良いわ。だって貴方の命、もう長くなさそうだもの。)
フレイはそんな風に思う。
すると、光の繭とドミニオンレイの結界から、俺はなんとも無い様子で出てくる。
クレイマン「なっ!?」
エース「知ってるか?俺に洗脳なんて、効かないんだぜ?はっ!」
クレイマンが驚いている中、俺はそう言うと、ブレードモードのギーツバスターQB9で攻撃する。
それをまともに受けて、クレイマンが吹っ飛ぶ中、俺はレールガンモードにする。
『
エース「はっ!」
クレイマン「ぐっ……………!?」
レールガンモードのギーツバスターQB9の攻撃を受けたクレイマンが怯む中、俺はギーツバスターQB9を左側のレイズバックルホルダーに装填する中、レイズバックルを操作する。
『
その音声が鳴る中、クレイマンはプロビデンスカードを2回スキャンする。
『
クレイマンは右腕にエネルギーを溜めていた。
俺はジャンプすると、再びレイズバックルを操作する。
『
エース「ハァァァァァ!!」
クレイマン「ハァァァァァ!!」
俺のライダーキックと、クレイマンのライダーパンチがぶつかり合う。
しばらくは拮抗状態にあったように見えた。
だが。
エース「ハァァァァァ!!」
クレイマン「ぐわぁぁぁぁぁ!?」
俺のキックが競り勝ち、クレイマンはキックを喰らう。
すると、大爆発が起こる。
まあ、ある程度は加減しているが。
黒幕なども知りたいからな。
クレイマンが吹っ飛ぶ中、ヴィジョンドライバーが落ちたので、俺はそれを拾い上げる。
そんな中、変身解除して、満身創痍のクレイマンは口を開く。
クレイマン「バカな……………!?貴様といい、あの鬼女といい、何故効かぬ!?」
エース「さぁ?お前が弱いだけだろ?」
クレイマンがそう言うと、俺はそう返す。
紫苑に関しては、復活した際に完全記憶というのを獲得しており、精神攻撃は効かず、俺にも
お前の洗脳が効くわけないだろ。
すると、クレイマンは口を開く。
クレイマン「そんな……………そんな筈はない。太古の魔王ですら……………ミリムすら支配した究極の呪法だぞ!?そ、そうだ!ミリム、何をしているのです!?早くこちらに……………!?」
クレイマンがそう言うと、ミリムに助けを求めようとする。
だが、ミリムはヴェルドラと戦っていた。
クレイマン「な、何だ!?何なのだ!?あの桁外れの力は!!」
リムル「何だ、出てきた所、見てなかったのか。ヴェルドラだよ。言っただろ?友達だって。」
クレイマンがそう叫ぶと、今度はリムルが近づきながら答える。
ヴェルドラとミリムの戦いは。
ヴェルドラ「鉄山靠!」
ヴェルドラとミリムは格闘戦を行なっており、鉄山靠を放ったと思ったら、エネルギーを貯めていく。
ヴェルドラ「か〜め〜は〜め〜波ァァ!!」
ヴェルドラは、ミリムに向かってかめはめ波を放つ。
やめろって。
多方面から怒られるだろうが。
すると、クレイマンはフレイに向かって叫ぶ。
クレイマン「ふ、フレイ!何をしているのです!?さっさと私に手を貸しなさい!!」
フレイ「あら。悪いわね、クレイマン。この結界は、ギィが認めないと通れないのよ。本当に残念だわ。」
クレイマンがそう叫ぶと、フレイは素っ気なくそんな風に言う。
完全に小物だな。
すると、クレイマンが叫ぶ。
クレイマン「くっ……………!ミリム、ミリムよ!私の命令に従い、”
リムル「おいおい、とんでもない事を言い出したぞ!?」
エース「………………潮時だな。」
クレイマンがそう叫ぶ中、俺とリムルはそう言う。
すると。
ミリム「………………何でそんな事をする必要があるのだ?」
クレイマン「なっ……………!?」
リムル「ええっ!?」
ミリム「リムルとエース達は友達なのだぞ。」
ミリムはそんな風に言い、それを聞いたクレイマンとリムルは驚く。
やっぱりな。
リムル「えっ!?ミリム!?お前、操られていたんじゃ…………………!?」
ミリム「ふふっ……………!わーっはっはっは!見事に騙されてくれた様だな、リムルよ!」
リムル「さ、最初から支配されていなかったのか!?」
ミリム「うむ!」
リムルとミリムはそんな風に話す。
それを見ていた他の魔王たちは。
ラミリス「えっ!?えええ……………!?」
ダグリュール「何と!」
ディーノ「殴られても反応しなかったじゃん。」
フレイ「ふっ。」
ギィ「ふっ。」
そんな風に反応していた。
やっぱり、何人かは気づいていたみたいだな。
まあ、気づいていない奴も居るっぽいけど。
すると、リムルから思念伝達が来る。
リムル『おい、エース!お前は最初から気づいていたのかよ!?』
エース『ああ。ミリムが操られている振りをしているのは、分かってた。』
リムル『だったら何で……………!?』
エース『お前、俺の話を聞こうとしなかったじゃん。』
リムル『ぐっ……………!?』
リムルがそう文句を言う中、俺はそんな風に返す。
すると、リムルはミリムに聞く。
リムル「なんで操られた振りなんてしてたんだよ?」
ミリム「うむ!クレイマンが何か企んでいると思ったのでな。それを探っていたのだ。」
リムルはそう聞くと、ミリムはそう答える。
すると、クレイマンが口を開く。
クレイマン「振り……………!?そんな…………そんな筈はない!
ミリム「これの事か?呪法が成功したように見せねば、用心深いお前は信用しないだろう?だから、わざと受けたのだ。」
クレイマンがそう言う中、ミリムは二つの腕輪を破壊して、クレイマンに投げつける。
すると、クレイマンは震えながら言う。
クレイマン「ふ、ふざけるな……………!あの方より授かった
ミリム「そうなのか?でも、私を支配するのは無理なのだ。」
クレイマンがそう言う中、ミリムはそう返す。
やっぱり、黒幕が居たか。
そいつがヴィジョンドライバーをクレイマンに渡した可能性があるわけだな。
すると、それを聞いたクレイマンが叫ぶ。
クレイマン「では……………では貴女は私を欺く為だけに、カリオンを殺したというのですか!?」
???「おいおい、誰が死んだって?」
クレイマンがそんな風に叫ぶと、そんな声が聞こえてくる。
その声の主は、フレイの従者の1人だった。
その男は、ライオンのマスクを外す。
カリオン「俺がリムルとエースを唆しただとか、随分面白い事を言ってくれてたじゃねぇか。なあ、クレイマン。」
その正体は、カリオンだった。
やっぱりな。
そんな中、リムルは驚いていた。
気づいていなかったんかい。
まあ、レオンの方に気を取られていたから、無理もないが。
リムル「び、び、
カリオン「無事……………とは言えねえかな。俺の部下達が世話になった。」
エース「気にするな。困った時には力を貸す。それだけだ。」
カリオン「ふっ。」
リムルがそう言うと、カリオンはそう言い、俺はそう言う。
それを見ていたクレイマンは。
クレイマン「そ、そんな……………では、本当に……………?だが、フレイの報告では…………そ、そうか!フレイも!貴様も裏切っていたんだなぁァァァァァ!!」
フレイ「あら?いつから私が貴方の味方だと勘違いしていたの?」
クレイマンがそう叫ぶと、フレイはそんな風に言う。
フレイを敵に回すと、怖いな。
それを聞いたクレイマンは。
クレイマン「フレイ……………!貴様ァァァァァァ!!」
クレイマンはそう叫びながら、フレイの方へと向かう。
だが、すぐに地面に叩き落とされる。
何故なら、ミリムがぶん殴ったからだ。
フレイ「ミリムったら。結界があるから大丈夫なのに。」
ミリム「それは分かっているのだ。ギィ、結界を解いてくれ。」
ギィ「ふん。」
フレイとミリムがそう言うと、ギィは指を鳴らして、結界を解除する。
だが、空間は拡張されたままなので、まだ戦闘があると踏んでいるのだろう。
すると、フレイはミリムに話しかける。
フレイ「貴女なら操られないと信じていたけど、ヒヤヒヤしたわよ。でも、私との約束を守ってくれたわね。感謝するわ。」
ミリム「ワハハッ!友達だからな!当然なのだ!それよりもあれ、ちゃんと大切に持ってきてくれて居るんだろうな?」
フレイ「はいはい。」
フレイがそんな風に話すと、ミリムはそんな風に叫ぶ。
すると、フレイはドラゴナックルを取り出す。
ミリム「そうそう!これなのだ!」
フレイ「でもあなた、演技は全然ダメね。ガッツポーズなんてして、クレイマンに見られていたらどうするつもり?魔力感知で見てたらバレバレよ?」
ミリム「しょうがなかろう?リムルとエースが私の為に怒っているのが分かって、嬉しかったのだ。」
ミリムがフレイからドラゴナックルを受け取っていると、フレイは苦言を呈する。
確かに、ガッツポーズしてたな。
ミリムはそんな風に言う。
そう言ってくれるのは嬉しいな。
すると。
レオン「……………三文芝居だったな。」
ラミリス「うっ!わ、私は気づいていたぞ………………?」
ダグリュール「う、うむ!そんな事だろうと思っていたぞ!」
ディーノ「やっぱ………………そうだよね。」
レオンがそう言うと、ラミリス、ダグリュール、ディーノの3人はそう言う。
絶対気づいていなかったな。
すると。
ヴェルドラ「我は気づいておったぞ。クワハハハハ!」
ヴェルドラはそんな風にダグリュールの肩に腕を乗せながらそう言う。
やかましいわ。
すると、ミリムがやってくる。
ミリム「リムル〜!エース〜!私の為に怒ってくれていたのが分かって、嬉しかったのだ!」
リムル「お前な……………。」
エース「でも、無事で良かったよ。」
ミリム「えへへへ……………!」
ミリムがそう言いながらやってくると、俺とリムルはそう言う。
すると。
クレイマン「い、いつからだ……………?いつから、私を欺いていたのだ……………?」
ミリム「うむ、苦労したぞ。お前は用心深いからな。だから私は、すっごく頑張ったのだ!」
クレイマンがそんな風に呻きながら聞くと、ミリムはそう言う。
確かに、結構頑張ってたよな。
クレイマンの殴ったのにも怒らなかったしな。
すると、カリオンが口を開く。
カリオン「あー、ところでミリムよ。一つ聞きたいんだが、良いかな?」
ミリム「む?良いぞ。何でも聞くのだ!」
カリオン「じゃあ、遠慮なく。お前さん、操られて無かったんだよな?という事は、ノリノリで俺を甚振ってくれたのかな?あぁん?」
ミリム「ぬうっ!?そっそれはだな…………その…………なんと言うか…………言うか。え〜と……………。」
カリオンはミリムにそう聞くと、ミリムはそう答える。
すると、カリオンから怒りのオーラが出てきて、ミリムは唖然となる。
確かに、それは気になる。
流石に現場に居なかったからな。
それは分からん。
ミリムが必死に言い訳を考える中、カリオンは口を開く。
カリオン「いやいや良いんだよ?それは俺が弱かっただけの話だからな。だがよ、俺たちの国を吹き飛ばしてくれたのも、全て、貴女の意思って事ですよねぇ………………?」
カリオンは額に青筋を浮かべながらそんな風に言う。
やれやれ。
すると、ミリムは開き直ったのか、頬を膨らませながら口を開く。
ミリム「む!カリオン!そんな小さな事はどうでも良かろう!」
カリオン「小さな事じゃねぇよ!下手したら俺様も死ぬ所だったし、王都が消えたんだぞ!?」
ミリム「ええい!うるさい!うるさいのだ!あれは演技に熱中………………じゃなくて、クレイマンを騙す為に頑張っただけなのだぞ!なので悪いのはクレイマンなのだ!!」
カリオン「おいおい、クレイマンのせいかよ。……………って、もう良いや。」
ミリムとカリオンがそう言い争いをする中、ミリムはクレイマンになすりつけた。
それを見て、カリオンが涙を流す中、俺とリムルが話しかける。
なんか、可哀想だしな。
リムル「まあまあ、三獣士や国の皆さんも無事だし、カリオンさんの復讐戦って事で頑張っていたんだしさ。」
エース「まあ、悪い事ばかりじゃ無かったと思うぜ。」
カリオン「おお、リムル、エース……………!すまんな。慰めてくれて。」
俺とリムルがそう言うと、カリオンは涙を拭いながらそう言う。
まあ、カリオンにとって、今回の一件は、悪い事ばかりではないからな。
リムル「だから気にするなって。それに街なら、また作れば良いさ。その為にクレイマンの配下の魔人を労働力として捕えたんだし。」
カリオン「おいおい、マジかよ…………!?」
リムル「俺たちも手伝うさ。前より立派で快適な国に作ろうぜ。」
エース「金銭面については心配するな。クレイマンの宝物庫から、迷惑料と称して、たんまり頂いたからな。」
リムルがそう言うと、カリオンは唖然となる。
そんなカリオンを見て、俺たちはそう言う。
そんな中、それを聞いたクレイマンは。
クレイマン(捕虜…………。私の…………いやカザリーム様より預かった軍団が。…………私は失敗したのだ。)
クレイマンは朦朧とする意識の中、己が全てを失ったことに気付いたのだった。
すると、カリオンは手を差し出す。
カリオン「助かる!リムル、エース……………いや、リムルさん、エースさん!今後、獣王国はアンタ達の国と永世友好国として、協力を惜しまないと誓うぜ!!」
カリオンはそう言う。
俺とリムルはカリオンの手を取る。
すると、ミリムが笑う。
ミリム「わーはっはっはっ!良かったな、カリオン!これも全て私のおかげなのだぞ?」
カリオン「お前はもうちょっと反省してもらいたい物だがな………………!!」
ミリム「うっ!ふひゅ〜ふひゅ〜!」
ミリムがそう言うと、カリオンはそう叫び、ミリムは吹けていない口笛を吹く。
すると、ギィ達がやってくる。
ギィ「労働力とはな。魔人を生かすなんて、甘い野郎達だと思ったが、なかなかに面白い事を考える。黒が懐き、紫や残りの2人が興味を示すわけだ。」
ギィはそんな風に言いながらやってくる。
まあ、ウルティマに関しては、懐かれているのかな。
すると、フレイが満身創痍で動けないクレイマンに話しかける。
フレイ「ねえ、クレイマン。ミリムが我慢していたから邪魔はしなかったけど、少し怒っていたのよ。私も。」
カリオン「弱肉強食がルールとはいえ、お前さんはやりすぎた。俺たちとしても、国を荒らされた恨みは晴らさせてもらうぜ。」
フレイとクレイマンがそんな風に話す。
そんな中、クレイマンは。
クレイマン(……………ああ、ラプラス。君の言う通りだったよ。お前達に信頼され、任された魔王という役目なのに。……………私は失敗したのだ。)
クレイマンはそんな風に思っていた。
クレイマンは走馬灯として現れたこれまでの記憶を思い返す。
ティア『クレイマン。アンタは弱いんだから、無茶したらダメだよ?』
フットマン『そうですよ。ちゃんと私たちを頼る様に。』
フットマンとティアとのやり取りを思い返すと、クレイマンは。
クレイマン(ああ、ティア。フットマン。…………私は彼らに近づきたかった。その為には無茶もする。当然だろう?私だって、中庸道化連の一員なのだから。)
クレイマンはそう思う。
そして、ある出来事を回想する。
???『やあ、君がクレイマンだろう?』
クレイマン『馴れ馴れしく私を呼ぶとは、死にたいのでしょうか?』
???『おいおい。そう警戒するなよ。こっちは紹介されて来てるんだからさ。』
クレイマン『紹介?』
ユウキ『魔王カザリームからな。』
クレイマンはある時、背後から声をかけられた。
クレイマンは警戒しながらそう言う中、その男……………
場所を移動して、ユウキの話を聞く。
ユウキ『……………て訳でさ。僕はこの世界を手に入れる。それに協力してくれよ。』
クレイマン『ふっ。フハハハハハ!面白い。それは依頼ですか?』
ユウキ『ああ。中庸道化連への依頼さ。』
クレイマン『……………報酬は?』
ユウキ『そうだね……………。魔王カザリームの復活……………なんてのはどうかな?』
クレイマン『ふっ。良いでしょう。』
ユウキとクレイマンはそう話すと、ワイングラスをぶつける。
ワインを飲むと、ユウキは口を開く。
ユウキ『僕たちで世界を手に入れよう。そして、面白おかしく暮らそうぜ!』
ユウキはそんな風に言う。
すると、クレイマンは決意を固める。
クレイマン「(……………そうだ。目標はあの方に出会った時から決まっていた。君たちから信頼されて任された魔王という役目なのに。私は力に拘りすぎた。自分に足りない物を埋めねばならないと思っていた。真なる魔王に覚醒しなくても良い。今だけで良い。ラプラス、フットマン、ティア、カザリーム様…………!)私に力を寄越せぇぇぇぇ!!」
エース「っ!?」
クレイマンはそんな風に思うと同時に叫ぶ。
すると。
世界の言葉『確認しました。これまで集めた魂を魔素に変換……………成功しました。肉体を分解。再構築を開始します。』
クレイマン「天は!まだ私を見離していなかった!!」
エース「離れろ!」
世界の言葉が聞こえて来て、クレイマンはそう叫ぶと、オーラを出す。
俺たちが離れると、切断された筈の背中から生えた腕が再構築されていた。
遂に来たか。
すると。
紫苑「リムル様、エース様。」
真眼「これは……………!?」
リムル「心配ない。予定通りだよ。』
エース「どうやら覚醒したらしいな。本物の魔王に。」
シズ「えっ……………!?」
紫苑と真眼がそう聞く中、俺とリムルはそう言う。
いよいよ、クレイマンとの決着の時だ。
今回はここまでです。
今回は、クレイマンが覚醒するまでです。
クレイマンのスエルゲイザーとの戦闘は、ギーツIXの初戦闘と、最終回の物を参考にしました。
そして、クレイマンが覚醒する。
クレイマンの運命が決まります。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今後の展開でリクエストがあれば、活動報告から承っております。