テンペストに獣人とクレイマンの配下の魔人が来たその翌日。
修行の為に一旦、白老も戻ってきて、ゴブタとガビルが修行を受けていた。
ゴブタとガビルは、森の中を走っていた。
ゴブタ「居たっすか!?」
ガビル「否!不覚!」
2人はそう話す。
模擬戦を行なっているが、白老を見失ってしまったのだ。
ゴブタ「気配を感じないっす!どこに行ったっすか!あのジジイ!」
白老「呼んだかの?」
「「ギャアアアア!?」」
姿を消した白老に対して、ゴブタがそんな風に言うと、白老が現れる。
2人が驚く中、白老は動いた。
白夜「ぬんっ!」
ゴブタ「ぬおっ!?」
ガビル「うわっ!?」
白老はゴブタに思い切り剣を納刀状態でぶつけて、ゴブタは鼻血を出しながら吹っ飛ぶ。
ガビルがゴブタに気を取られていると。
白老「ぬんっ!」
ガビル「うわぁぁぁぁぁ!?グルルルルル!?」
白老はガビルに攻撃して、ガビルは木を回転しながら突っ込み、髪の毛が一部燃えながら、地面に落下する。
ゴブタ「あぁぁぁぁ……………!?」
白老「ふぅ。まだまだ視覚に頼りすぎじゃ。」
ガビル「あっ!確かに。うんっ!もう一度ご指導を!」
ヤシチ「不屈のガビル様!」
スケロウ「頑丈!」
カクシン「然り!」
ゴブタが鼻血を出しながら倒れる中、白老はそう言う。
ガビルが立ち上がると、ヤシチ達はそう言う。
ゴブタ「イタタタ…………!あれ?そういえば、ゲルドさんとボアさんは?」
白老「仕事じゃよ。」
「「えっ?」」
白老「作業の進捗が気になる様での。」
ゴブタは周囲を見渡しながらそう言うと、白老はそう言う。
その頃、ゲルドとボアは、街道整備の仕事に入っていた。
ゲルド「ぬぅ…………!」
ボア「ふぅ。こんな所だな。」
ゲルドとボアの2人は、汗を拭いながらそう言う。
すると、何かの鳴き声が聞こえてきて、ボア達は上空を見る。
上空には、ドラゴンが飛んでいた。
その頃、ゴブタ達は。
ゴブタ「あぁ〜……………真面目っすねぇ。」
白老「お主も真面目に稽古の続きをせねばの!」
ゴブタがそう言うと、白老はそう言いながら、ゴブタに剣を突きつける。
すると、蒼影が現れる。
一同「ん?」
蒼影「ボア殿とゲルド殿が襲撃されていると報せが入った。」
ガビル「何っ!?」
ゴブタ「嘘っ!?敵っすか!?助けに向かうっす!」
ガビル「我らも向かうのである!」
ヤシチ達「へい!」
蒼影が現れたことに首を傾げるが、蒼影はそう言う。
それを聞いたゴブタは、これ幸いと言わんがばかりにそう言って、ゲルド達の方へと向かう。
蒼影「リムル様とエース様と若に伝えてくる。」
白老「うむ。」
蒼影がそう言うと消えて、白老もゲルド達の方へと向かう。
その頃、俺たちはというと、庵で話し合いをしていた。
リムル「う〜ん…………ファルムスを平定する為に、英雄ヨウムとディアブロを送り出したけど……………本当に大丈夫かな?やりすぎないと良いけど……………。」
エース「大丈夫だろ。ヨウムは実力はあるし、ディアブロもヘマはしないだろ。やり過ぎる事に関しては、何とも言えないな。」
リムルがそう言うと、俺はそう言う。
まあ、ディアブロなら上手くやるだろ。
すると。
朱菜「エース様、リムル様。あまり根を詰められると、お体に毒ですよ。」
シズ「少し、休憩にしよう。」
エース「そうだな。張り詰めっぱなしも良くないし。」
リムル「ありがとう、朱菜。一服するか。」
朱菜「はい!さあ、どうぞ。紫苑と真眼も。」
「「ありがとうございます。」」
朱菜とシズさんがお茶を持ってきながらそう言う。
まあ、休憩にするか。
そう思い、俺とリムル、紫苑と真眼はお茶を飲む。
リムル「ふぅ……………。美味い。」
エース「ああ、美味いな。」
紫苑「落ち着きます。」
真眼「ありがとうございます、朱菜様。」
エース「……………平和だな。」
朱菜「はい。この様な日々が、ずっと続くと良いですね。」
リムル「そうだな。」
シズ「うん。」
俺たちはそんな風に話す。
ファルムス王国の侵略、俺とリムルの魔王への覚醒、
そんな風に思っていると、紫苑が口を開く。
紫苑「あっ!そうでした!」
一同「ん?」
リムル「どうかしたのか?」
紫苑「先日、リムル様からレシピを伺ったクッキーという物を焼いてきたのです!」
一同「ひっ!?」
紫苑「ぜひ、お茶請けにどうぞ!」
リムル「うぉぉぉ!!平和がいきなり破られたーーーっ!?」
エース「真眼、止められなかったのか!?」
真眼「逆に止められると思いますか?」
シズ「あははは…………。」
紫苑が思い出したかの様にそう言うと、リムルはそう聞く。
すると、紫苑はそんな事を言った。
こいつ、またとんでもないもんを作りやがったな!?
俺が真眼にそう聞くと、真眼は真顔でそう言い、シズさんは苦笑する。
紫苑「ささ、どうぞ!」
真眼「うっ!?」
シズ「うわぁ………………。」
紫苑が箱を開けると、とんでもない負の瘴気と共に、クッキーみたいな物が現れる。
それを見た真眼は顔を真っ青にして、シズさんも引き気味にそう言う。
シズさんが引くなんて相当だぞ。
ディアブロの話によると、シズさんは虫すらも食べるらしいから。
戦時中の貧しい頃を生きていたシズさんらしいが。
まあ、テンペストで暮らす様になって、そこら辺は矯正されつつあるのだろう。
食べ物を残す人に関しては、容赦しないが。
俺たちがドン引きする中、朱菜が口を開く。
朱菜「わ、私は、機織りの途中でした…………これで失礼します。」
リムル「はっ!逃げる気だ!待て、朱菜!」
朱菜はそう言いながら逃げようとする。
リムルがそれに気づいて、朱菜の方に向かおうとする。
だが、朱菜はそれをあっさりと躱していた。
朱菜「ごめんなさい、リムル様。エース様、リムル様をよろしくお願いします。」
エース「あ、ああ……………。」
リムル「ざ、残像だと!?」
紫苑「さあ、どうぞ、リムル様!遠慮なさらず!」
朱菜は躱しながら笑顔でそう言い、俺とリムルがそう言うと、紫苑はリムルにクッキーを食べさせようと迫っていた。
すると、ある異変に気付いた。
流石に助けるか。
後で恨まれるのも嫌だし。
エース「リムル!森の方で異変を感じたぞ!」
リムル「お、おお!紫苑!エースがそう言っているんだ!逃げ……………いや、行ってみよう!」
シズ「何かあったの?」
紫苑「えぇぇ……………。」
真眼「残念がるなよ…………。」
俺がそう言うと、リムルはこれ幸いと言わんがばかりにそう言う。
すると、蒼影がやってくる。
蒼影「リムル様、エース様。森でボアとゲルドが襲撃されております。」
リムル「はぁ…………ほらやっぱり。では行くぞ!」
エース「はっ!?」
蒼影がそう言うと、俺とリムルはそう言う。
その頃、ボア達の方は。
???「うぉぉぉぉぉぉっ!!」
ゲルド「ハァァァァァ!」
ボア「ふんっ!」
ボア達の方に、赤い髪の男が長い刀を持ちながら迫ると、ゲルドはギガントソードを、ボアはファンタジーフォームの力で生み出した剣を持って、応戦する。
2人は仮面ライダーに変身していた。
3人の武器のぶつかり合いは、凄まじい衝撃波を生み、他の者達が吹き飛ばされる。
鍔迫り合いの末、お互いに離れるが、すぐに戦闘を開始していく。
激しい攻防が繰り広げられ、赤髪の男は回転しながら突っ込んでいく。
その顔は、憤怒の表情が浮かんでいた。
すると、男が口を開く。
???「
ボア「っ!?」
???「今度は
その男はそう言う。
その男の額には、右側が黒くて長く、左側が白くて短い角があった。
その男がそう叫ぶと、攻撃が激化していく。
???「ぜぁぁぁぁ!!」
男の裂帛と共に振り下ろされた剣は、ギガントソードとファンタジーエフェクトの剣を少し引き裂き、地面にめり込ませる。
???「斥候か……………てめぇ!!」
ゲルド「その角!?」
ボア「まさか……………!?」
その男がそう言うと、2人はそう言う。
目の前の男が何者であるのかを悟ったのだ。
鍔迫り合いが起こる中、男は2人の腹を蹴り、吹っ飛ばす。
2人が離れる中、男の目は赤く光っていた。
???「うぉぉぉぉぉ!!」
男が叫ぶと、再び戦闘が始まる。
だが、今度はゲルド達が劣勢に追い込まれていた。
その男の仲間が他の
離れると、男は叫ぶ。
???「里の仇!
男はそう叫びながらジャンプすると、炎を2人に向けて発射する。
ゲルド「ハァァァァァ!ふんっ!」
ボア「むっ!」
ゲルドは盾を出して、ボアはファンタジーエフェクトを出すと、2人は炎に包まれる。
それを周囲の人たちが固唾を飲んで見ていると。
ゲルド「うぅぅぅぅ…………!うぉぉぉぉ!!」
ボア「ハァァァァァ!」
2人はそう叫びながら、炎を振り払う。
だが、2人の体のあちこちに火傷が発生していた。
???「ちっ!」
ボア「……………仇と言ったな。」
ゲルド「やはり、
???「っ!ううぅぅ…………!うぉぉぉぉぉ!!」
その男が舌打ちをすると、ボアとゲルドはそう聞く。
すると、男の体から炎が迸り、歯軋りをするとそう叫び、2人に迫る。
???「うぉぉぉぉぉ!!」
ボア「…………息子よ。あとは頼む。」
ゲルド「父王!?」
男が迫る中、ボアは変身解除してそう言う。
それを聞いたゲルドは驚く。
ボアの顔は、来る時が来たと言わんがばかりの表情だった。
まるで、己の死を受け入れたかの様な。
???「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」
蒼華「ふっ!」
蒼海「ハァァァァ!」
???「ちっ!ハァァァァァ!」
その男が迫る中、蒼華はクナイを、蒼海はモンスターグローブ状のエネルギーを発射する。
蒼海は、パンクジャック・モンスターフォームに変身していた。
男はクナイとエネルギーを叩き落とす。
蒼華「何者かは知らんが…………!」
蒼海「これ以上はさせない!」
2人はそう言いながら攻撃するが、躱されてしまう。
そして、その男に投げ飛ばされる。
蒼華「うわぁぁ!?」
蒼海「2人とも、逃げて!」
蒼華と蒼海が吹き飛ばされる中、蒼海はそう叫ぶ。
だが、ボアだけでなく、ゲルドも動かなかった。
???「ぜやぁぁぁぁぁぁ!!」
男の刀が迫り、2人は死を受け入れると言わんがばかりに、目を閉じる。
だが、男の攻撃は2人には届かなかった。
何故なら、バッファに変身していた紅丸が間に入って、ゾンビブレイカーと己の刀で受け止めていたからだ。
紅丸「兄者!?」
???「あっ!?」
紅丸がそう言うと、男は驚いた表情を浮かべて離れる。
紅丸が変身解除すると、男はさらに驚いた表情を浮かべる。
紅丸「まさか…………!?」
???「お前…………!?」
紅丸「兄者…………なのか!?生きていたのか!?」
???「若……………!?これは夢か!?お前こそどうして…………!?里は滅んだはず…………!?」
紅丸「ああ。だが生き延びた。救われたんだ。名前も貰った。今の俺は……………紅丸だ。」
紅丸が驚くと、その男も驚く。
男がそう聞くと、紅丸はそんな風に答える。
それを聞いた男は、嬉しそうな笑い声を出しながら口を開く。
ヒイロ「ははは…………!これは夢じゃないな…………!夢にしちゃ出来すぎてる!俺もだ!ヒイロ……………それが俺の名だ!」
紅丸「ヒイロ…………そうか。兄者も
ヒイロ「ああ!これほど嬉しい奇遇があるものか!」
その男はヒイロと名乗り、紅丸と共に刀をぶつけ合う。
それで、ヒイロとその仲間は紅丸から事情を聞く事に。
ヒイロ「里を滅ぼした
紅丸「話せば長くなるが…………和解したのさ。こいつらはボアとゲルド。
ヒイロ「仲間だと…………?」
ヒイロは、里を滅ぼした元凶である
ヒイロがそう言いながら睨むと、ヒイロの仲間も剣を抜刀できる様に構える。
ヒイロはボアとゲルドを睨んでいたが、すぐに睨むのをやめて、口を開く。
ヒイロ「……………いや。お前がそう言うなら、
ボア「……………いや。我らが
ゲルド「……………申し訳ない。」
ヒイロはそう言うと、頭を下げて謝る。
それを聞いたボアとゲルドは、そう言いながら謝る。
ヒイロが頭を上げると、仲間が話しかける。
男「隊長!」
女「これはどういう…………!?」
ヒイロ「ああ。この紅丸という男は、
紫苑「兄者…………!?」
真眼「まさか…………兄者なのか…………!?」
そう話しかけると、ヒイロはそう言い、2人の部下は近づいてきた紅丸に頭を下げる。
すると、紫苑と真眼のそんな声が聞こえてくる。
その方を向くと、鬼人達が集まっていた。
ちなみに、俺は朱菜に、リムルはシズさんに抱えられていた。
それに気付いたヒイロは、俺たちの方に来る。
ヒイロ「あぁ…………!お前達…………!それにお師匠も!」
白老「うむ。」
朱菜「兄様…………!」
黒兵衛「おぉ!立派になったべ!」
蒼影「久しいな。」
真眼「また会えて嬉しい。」
紫苑「うっ!ううっ…………!」
ヒイロがそう言うと、鬼人達も同郷の人に再会出来て、嬉しそうにそう言う。
紫苑が泣き出す中、朱菜は話しかける。
朱菜「生きておられたなんて…………ううっ…………!」
エース「良かったな。」
朱菜「はい…………!」
朱菜はそう言うと、ヒイロの左手を己の顔の右側に当てて、涙を流す。
それを見ていたゴブタ達も涙を流していた。
こうして、ヒイロと紅丸達は、かつての仲間と再会を果たした。
俺とリムルは、事情を聞く事にした。
今回はここまでです。
今回から、紅蓮の絆編の話に入っていきます。
ヒイロと戦闘になるも、和解を果たした。
そして、再会する。
次回は事情を聞くシーンからです。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
転スラの漫画の最新話がきましたが、スカッとしましたね。
ガイとライナーは朱菜とヒナタにボコボコにされて、ギャバンは連行された。
エルリック王子は己の過ちを認めたので、まだいい方ですね。
そして、エルリック王子を暗殺しようとしたグレンダは、リムルによって暗殺を阻止され、蒼影に見つかりましたね。
狙撃手は、狙撃したら成功しても失敗しても、その場から離れるのが定石ですからね。
そして、西方諸国評議会にテンペストが入りましたね。
どうなっていくのか。
今日からザ・フューチャー・デイブレイクが発売されましたが、未来の一ノ瀬宝太郎役のDAIGOさんが歌うTHE SUNが本当に神曲でした。
未来の一ノ瀬宝太郎の生き様がこの一曲に詰まっていて。
今後の展開でリクエストがあれば、活動報告から承っております。
アウトサイダーズでジーンゲイザーが登場しますが、この小説ではどんな感じに登場して欲しいというのがあれば、受け付けています。