街には熱気が溢れる様になった。
ゴブタ「なんか、街に熱気が溢れてるっすね。」
リムル「
エース「確かに。クレイマンの配下の魔人達も、店をやってる者がいるからな。」
ゴブタがそう言う中、俺とリムルはそう言う。
大分、活気が出てきたな。
すると。
ゴブタ「あ、リムル様、エース様。あれは…………。」
エース「あれは…………。」
リムル「ゲルド!ボア!」
ワープポータルが開き、そこから出てきたのは、疲れた様子のゲルドとボアだった。
ゲルド「リムル様、エース様…………。」
ゴブタ「お疲れの様っすね…………。」
エース「ああ…………。」
ゲルドが力無くそう言うと、俺とゴブタはそう言う。
何かあったのか?
俺とリムルは、2人から事情を聞くことにした。
リムル「……………で、一体何があったんだ?」
エース「かなり疲れている様だったが………。」
ゲルド「……………このゲルド、改めてリムル様とエース様の偉大さを理解いたしました。」
リムル「いきなりどうした!?」
ボア「実は……………。」
俺とリムルがそう聞くと、ゲルドはそんな風に言う。
リムルが驚く中、ボアは説明をする。
捕虜を編成して、各部隊に配置して、測量や整地を行っていたが、そこで様々な問題に直面した様だ。
更には、命令に従わない者、怠ける者、失敗を隠そうとする者が居て、真面目な人たちも、なかなか成果を上げることは出来ないそうだ。
ボアはそんな悩みを抱える息子を支えたいと思っているが、同様の悩みを抱えていた。
リムル『やっぱり、人を使う、教育するってのは難しいよな。』
エース『そうだな。』
俺とリムルは思念伝達でそう話すと、人間態になり、話しかける。
リムル「サラリーマン時代を思い出すよ。こういう時は……………飲もう!今夜は飲むぞ!ゲルド!ボア!」
エース「愚痴は言った方がスッキリするしな。」
ゲルド「ああ…………!ありがとうございます!リムル様!エース様!」
ボア「お言葉に甘えて。」
俺とリムルは酒を飲む事を提案する。
やっぱり、仕事の愚痴は発散させた方がスッキリするしな。
その夜、俺たちはスナック樹羅へと赴いた。
ちなみに、何故かトレイニーさんが居たが、まあ気にしなくても良いか。
ゲルドとボアの話を聞いたトレイニーさんは口を開く。
トレイニー「大変ですね…………。」
ゲルド「数が多ければ良いという物ではないのです。しかし…………全員を同じ様に成長させる事など、出来るはずもなく…………!」
トレイニー「自分でやった方が早いなんて思ってしまいますけど、それでは……………下が育たちませんものね…………。」
ゲルド「くっ…………!これでは、リムル様とエース様のお役に立つ事など…………!」
ボア「息子よ…………。」
トレイニーさんがそう言うと、ゲルドはそんな風に愚痴を言っていく。
なんか、これが社会人の苦労って事なのかもな。
俺は転生直前までは、大学生だったので、そういうのはあまり覚えがないが。
すると、何処からともなく、酒が入ったコップが流れてくる。
ゲルド「あっ…………ギロリ殿…………。」
ギロリ「隣に失礼してもよろしいかな?」
ボア「え、ええ…………。」
酒を渡してきたのは、ギロリさんだった。
了承を得ると、ギロリさんも近くに座る。
エース「ギロリさんはどうしたんですか?」
ギロリ「何。定期的にここに来て、休んでいるだけさ。君の気持ちはよく分かる。私も色々と苦労したからな…………。」
俺がそう聞くと、ギロリさんは遠い目をしながらそう言う。
そういえば、ギロリさんも色々と苦労した人物ではあるからな。
何せ、ギロリさんがゲームマスターの時、真島一樹がIDコアをくすねて、叛逆を企てていたり、浮世英寿/仮面ライダーギーツが優勝しすぎて、マンネリ化するのを防ぐ為や、運営を探ろうとする事を防ぐ為に様々な事を行ったり、進化していくジャマトへの対応を考えたり、コラスによってデザイアグランプリを乗っ取られた際には、英寿と手を組んででも取り戻そうとしたりと、結構な苦労人だからな。
まあ、スエルの終幕のデザイアグランプリが行われた際、疑問を抱いて、英寿をスエルにまで導き、あるべき仮面ライダー像をスエルに語った良い人だからな。
それから、ギロリさんも加わり、飲み明かしていった。
その翌日、リムルはスライムの状態で紫苑に、俺は狐の状態で真眼に抱えられていて、横にはシズさんの姿もあった。
紫苑「それで、ゲルドとボアとギロリと朝まで…………。」
リムル「でも、毒無効の効果で全然酔えないんだよな。」
エース「二日酔いにならなくて助かるけどな。あまり調子が悪いと、仕事にも支障が出るし。」
真眼「流石はエース様です。」
シズ「それでも、飲み過ぎはダメよ?」
エース「ああ。」
紫苑がそう言う中、俺とリムルがそう言う。
俺も毒無効の効果で、全然酔わないのだ。
まあ、それ以前に、俺は酒は強い方だからな。
すると。
リグルド「リムル様!エース様!」
リムル「ん?」
エース「リグルド?」
リグルドが駆け寄ってくる。
エース「どうしたんだ?」
リグルド「はい。商人達が戻り始めております。フューズ殿が安全だと宣言してくださったお陰で、以前より出入りする者の数も増えました。」
リムル「そうか。」
エース「それは何よりだな。」
俺がそう聞くと、リグルドはそう答える。
フューズも動いているみたいだな。
その証拠に、人間の商人の姿が見られるようになったのだ。
リグルド「リムル様とエース様が魔王になられて、今のところ、各国に目立った動きはありません。」
リムル「まぁ、警戒はしてるだろうけどな。」
エース「まあ、無理もないが。」
リグルドはそう報告する。
そりゃあ、魔王が2人もいる国だからな。
警戒するのも無理はない。
リグルド「ええ。魔導王朝サリオンの天帝エルメシア・エル・リュ・サリオンが、
エース「意外と早かったな。」
リムル「“早く街道を整備しろ”よって事か。」
リグルド「その事で多くの国が頭を悩ませているらしいと、フューズ殿から聞いております。いやはや、皆様とても義理堅いようで、精力的に各国に働きかけてくださりましたぞ!」
エース「そうか。」
リムル「フューズ達には、本当に感謝だな。う〜ん…………街道整備の事前調査は確か…………。」
エース「蒼影達に任せていたはずだ。」
俺とリムル、リグルドはそう話す。
サリオンも国交を樹立したか。
まあ、要は早く街道を整備しろって事だろうが。
ちなみに、紫苑は首を傾げていた。
その後、紅丸達を招集して、サリオン方面の街道整備について、話をすることに。
蒼影「街道整備計画のルート上には、敵対的な魔物の存在は確認できませんでした。リムル様とエース様の計画を説明したところ、皆快く納得してくれました。」
リムル「それはよかった。」
エース「なら、ボア達を派遣して、測量とその他の調査も終わらせるぞ。」
蒼影「それが、問題が一つ御座います。」
リムル「ん?何だ?」
蒼影はそう説明する。
まあ、魔王に逆らおうとする存在なんて、滅多には居ないはずだ。
色々と、不穏な動きはあるけどな。
俺がそう言うと、蒼影はそう言う。
何かあったのか?
すると、蒼影は地図を指差しながら口を開く。
蒼影「ジュラの大森林はリムル様とエース様の管轄ですが、その境界には、クシャ山脈があります。険しい渓谷と岩山があり、その頂には、
リムル「無視出来ないとはどういう意味だ?」
蒼影「
蒼影はそう説明する。
戦闘民族である事を考慮すると、あのフレイが
あの人は頭が切れるから、無闇な戦闘は避けるだろうし。
エース「確かに。
リムル「じゃあ俺が…………。」
紅丸「お待ちを。」
俺はそんな風に言う。
無闇矢鱈に争うのは避けたいしな。
リムルがそう言いかけると、紅丸が待ったを入れる。
紅丸「俺が行きますよ。魔王が軽々しく出向くと、かえって警戒させてしまいますからね。」
リムル「なるほど……………。」
エース「よし。
紅丸はそんな風に言う。
まあ、紅丸の言うこともご尤もだ。
下手に俺たちが出向いて、相手を刺激させるのもまずいしな。
俺がそう言うと、ジト目の朱菜が口を開く。
朱菜「お兄様。最近アルビス殿と仲がよろしい様ですが、まさか相引きしたかっただけでは?」
紅丸「なっ!?」
朱菜がそう聞くと、紅丸はそんな反応をする。
紅丸とアルビスがねぇ〜……………。
俺とリムルは口を開く。
エース「へぇ〜……………紅丸とアルビスがな。」
リムル「どういう事かな?紅丸君。」
紅丸「誤解ですよ!リムル様!あと、エース様はニヤニヤしないで下さい!朱菜よ。馬鹿な事を言うな。」
朱菜「ふん。」
俺はニヤニヤしながらそう言う中、リムルがそう聞くと、紅丸はそう叫ぶ。
紅丸はそう言うのだが、まだ疑っているのか、朱菜はそっぽを向くのだった。
すると、今度は紫苑が口を開いた。
紫苑「ご安心を、リムル様。エース様。紅丸がいなくとも、お二人には私がおります。」
紅丸「はぁ?何を言い出すんだお前は!」
紫苑「フッ。アルビスの策にハマり、この国を去る気なんでしょう?」
紅丸「おい紫苑!どういう解釈をすればそんな話になるんだ!」
紫苑はそんな風に言い出し、紅丸はそう叫ぶ。
ちなみに、蒼影と真眼の2人は黙り込んでいた。
リムル「流石にそれはないよ。」
エース「ああ。」
紫苑「え?」
紅丸「そうだぞ、紫苑。リムル様とエース様は、俺を信じてくださるのですね。」
リムル「お前は頼るべき俺の片腕だし、信じるも信じないもないよ。」
エース「それに、紅丸の性格上、仮にそんな事になってたら、俺たちに報告しに来るだろうからな。それが紅丸の良いところだ。」
俺とリムルは紫苑の言葉に対して、そう断言する。
紅丸の性格上、仮にアルビスとそんな事になったら、俺たちに報告に来るだろうからな。
リムル「エースの言う通りだよ。これ以上話しても、紫苑が変な勘違いをしそうだし。この件は紅丸に任せるよ。」
紅丸「承知しました。」
リムルは紅丸にそう命じる。
こうして、サリオンまでの街道とクシャ山脈の
リムルが庵でのんびりする中、俺はギロリさんやジーンの元に赴いていた。
エース「2人とも、そっちはどうだ?」
ジーン「エース。GMライダーや、警備隊ライダーに関しては、完成しているよ。」
ギロリ「あとは、リグルと相談して、どの様に配置を決めるかだな。」
エース「ありがとう。」
俺はそう聞くと、2人はそう答える。
ファルムス王国の侵略だったり、クレイマンへの対応に追われた結果、GMライダーと警備隊ライダーの配置が遅れていたのだ。
二度と、あんな悲劇を起こさない為にも、必要だからな。
その翌日、俺は議事堂で、リムルと白老と共に話をしていた。
エース「良く来てくれたな、白老。」
リムル「急に呼び出して悪かったな。」
白老「いえいえ。その様な事は御座いませんぞ。それよりも、大変なのはゲルドですわい。」
俺とリムルがそう言うと、白老はそう言って、お茶を飲む。
お茶を一口飲み、テーブルに置くと、再び口を開く。
白老「ワシは夕べのうちに残りの引き継ぎも終えましたので、もう戻る必要はないのですが。」
リムル「だいぶ悩んでるみたいだな。」
白老「割り切ってしまえば多少は楽なのでしょうが、ゲルドは真面目ですからな。」
エース「そうだな。」
白老がそう言うと、俺とリムルはそう言う。
白老の言う通り、ボアに似てゲルドは真面目な分、こういった問題も深く悩み込んでしまうところがある。
まあ、それがゲルドの良いところでもあるのだが。
真面目だからこそ、周囲の気を配れるのだ。
白老「それよりも、リムル様とエース様に一つ報告があります。」
リムル「どうした?」
エース「何かあったのか?」
白老「クレイマンの支配地だった傀儡国ジスターヴなのですが、その住民は居城の維持管理に携わる
リムル「うん。それで?」
白老「その者達が申すには、ジスターヴの地にはかつて、
白老は報告があると口にする。
俺とリムルが話を聞く体勢を取ると、白老はそう話していく。
リムル「えっ?つまり、古代王国の遺跡が眠っているって事か……………。」
エース「クレイマンの財源の大元は、そこからの発掘品って事か。…………遺跡が発見されたと知れたら、大騒ぎになるだろうな。」
白老「エース様の言う通りですじゃ。古代遺跡は世界各地にあり、宝探しを生業とする者達が日々挑んでおります。しかし、そもそも発見されている遺跡の数はごく僅か…………。」
リムルがそう呟くと、俺はそう言う。
確かに、出土品を他の国とかに売っていけば、財源はある程度は確保できるだろうからな。
俺の言葉を聞いた白老は、そんな風に言う。
俺とリムルは頷くと、口を開く。
リムル「白老。この件は内密にしてくれ。」
エース「遺跡に関しては、一度現地を見てから判断したい。」
白老「承知。」
俺とリムルがそう言うと、白老は頷く。
まあ、遺跡については、追々考えていく事にしよう。
今は目の前のやるべき事をやるべきだろうからな。
その後、会議室に皆が集まり、予定していた会議が始まった。
エース「皆揃ったな。ではこれから会議を始めるぞ。」
リムル「え〜っと皆さん。既にご承知の方もおられるでしょうが、この度、私達は魔王に就任致しました!」
一同『おめでとう御座います!』
俺とリムルがそう言うと、皆が改めて一斉に拍手をして祝ってくれた。
ちなみに、ヴェルドラは漫画を読みつつも、笑みを浮かべていた。
リグルド「ようやくですな!」
リグル「本当に凄い!感無量です!」
ジーン「感動するよ。俺の推しが認められたからね。」
ケケラ「おいおい。俺の推しも忘れんなよ?」
紫苑「リムル様とエース様の時代の幕開けですね。」
真眼「ええ。」
リグルド、リグル、ジーン、ケケラ、紫苑、真眼はそんな風に言う。
俺は口を開く。
エース「皆ありがとう。それでだな。皆には、知らせなければならない重要な話がある。」
紅丸「重要な話ですか?」
俺はそんな風に言う。
俺の言葉を聞いた紅丸がそう問い返すと、リムルが口を開いた。
リムル「俺達の支配領域とやらが、ジュラの大森林全域と決まったんだ。」
一同『えっ…………。』
リムルはあっけらかんとそんな風に言う。
リムルの言葉には、皆が驚いて、汗を流していた。
そんな皆の様子に気づいていないリムルは口を開く。
リムル「まぁエースは重要って言ってるけど、今でも盟主を名乗っているから、そこは問題ないだろ?」
リムルはそんな風に言う。
すると、皆の雰囲気から何かあると察したのか、口を開く。
リムル「…………ってあれ?何かマズい事言った?」
リグルド「え〜っと………全域ですか?本当に?」
リムルがそう言うと、リグルドは手を上げながら、俺とリムルに再確認の為に問い掛ける。
リムル「お…………おう。」
エース「
紅丸「おいおい。マジかよ…………。全域となると、川の向こう側もですよね?」
リムル「多分…………。何か問題があるのか?」
紅丸「問題という程ではないのですが……。」
俺とリムルがそう答えると、紅丸はそう聞いてくる。
事態を理解出来ていないのか、リムルは紅丸に問い返す。
把握しておけよ……………。
俺は口を開く。
エース「リムル。俺達が盟主として認められていたのは、トレイニーさん達、
リムル「うん?」
エース「つまり、川の向こう側の七割は、俺達の支配下にない場所だったが、俺達が魔王となった事で残り七割を一気に支配領域にした訳だ。」
リムル「あっ……………!」
俺はそう説明していく。
そう。
俺たちが盟主として認められていたのは、トレイニーさん達の地域だけだったのだ。
それが魔王となり、ヴェルドラがジュラの大森林にいた事もあって、残りの地域も支配領域になった。
俺の説明を聞いて、リムルは事態をようやく理解したみたいだな。
すると、紅丸達が口を開く。
紅丸「エース様の言う通りです。川の向こう側の連中からすれば、新たな魔王の出現は頭の痛い問題でしょうね。」
カイジン「いやいや…………。こいつは大ごとになるぜ。何せ、森で採取される資源の権利全てが、リムルの旦那とエースの旦那にあると、魔王達に承認されたって事だろう?」
リグルド「今までも資源の採取などは暗黙のうちに行われておりましたが…………。」
カイジン「それが今後は森に住むのも、旦那達の許可が必要になるって事だ。」
ガビル「既に住んでいる者も大勢いますからな。」
紅丸、カイジン、リグルド、ガビルはそんな風に話をしていく。
それを聞いて、事の大きさを改めて理解したリムルは、口を開く。
リムル「って事は、そういう奴らが続々と許可をもらいにやって来るのかな?」
朱菜「来るでしょうね。エース様とリムル様が正式な魔王になられた今、挨拶にこない者は叛意ありと受け取れます。」
リムルがそう聞くと、朱菜が笑顔でそう説明した。
まあ、押し寄せるだろうな。
すると、リムルは辟易とした表情を浮かべながら、口を開く。
リムル「今更だろ……。」
リグルド「いやいや、魔王というのはそれだけ力を誇る存在なのです!」
ガビル「
リムル「別にそんな事気にしないんだけど…………。」
リムルがそう言うと、リグルドとガビルはそう言う。
魔王の庇護に入ることは、種族が滅ぼされるリスクが下がるからな。
無理もないな。
リムルがそう言うと、俺は口を開く。
エース「リムルが気にしなくても、他の連中はそうじゃないだろ。」
リムル「え?」
エース「いきなり新たな魔王がジュラの大森林全てを支配領域にしたと知れば、慌てるのも無理ないだろ。リムルが逆の立場だったらそうなるだろ?」
リムル「う〜ん。…………エースの言う通りだな。」
俺はそう説明する。
実際、俺が川の向こうの面々の立場なら、そうなるだろうし。
俺の説明を聞いて、リムルは川の向こう側に住む者達の気持ちを理解出来た様だ。
すると、ガビルが口を開いた。
ガビル「…………少なくとも
リムル「アビルさんが来るのか?」
ガビル「はい。紫苑殿と真眼殿とウルティマ殿にも伝えたのですが、親父自らリムル様とエース様にご挨拶したいと申しておりました。」
ガビルはそんな風に伝える。
ガビルの言葉に対して、俺は真眼とウルティマを見て互いに頷く。
リムルは紫苑を見ると。
紫苑「ふふん。リムル様ならば当然の事です。」
リムル「いや聞いてないんだけど、紫苑!」
紫苑は胸を張ってそう言うと、リムルはそう突っ込む。
改めて感じるが、紫苑って、リムルを持ち上げすぎているよな。
ちゃんと、報連相はしっかりしないと。
真眼「紫苑。何度も言っているだろう。ちゃんとリムル様にも報告しろと。念を刺したはずだが?」
紫苑「うっ!?でも、リムル様なら、知ってて当然ですよ!」
現に、紫苑は真眼に怒られていた。
ただし、紫苑は開き直っていたが。
相変わらずだな…………。
俺がそう考えていると、リムルが念話で話しかけてきた。
リムル『なぁ、エース。』
エース『どうしたリムル?』
リムル『アビルさん達がわざわざ挨拶に来るって事は、もっと小さな部族とかも沢山来るよな。』
エース『間違いなく来るだろうな。このジュラの大森林に住んでいる種族は全て。』
リムル『なら、いっその事……。』
リムルは思念伝達でそう聞いてくる。
まあ、来るだろうな。
すると、リムルはある考えを俺に話した。
それを聞いた俺は。
エース『なるほど………それもありだな。』
リムル『なら決まりだな。』
俺は了承する。
すると、リムルは考えた事を皆に話し出した。
リムル「思ったんだけどさ。いっその事、大々的に宣伝して、この街を御披露目したらいいんじゃないか?バラバラに押し掛けられるよりも、まとめて来てもらった方が楽だろ?」
リグルド「と言いますと?」
リムルはそんな風に提案する。
それを聞いたリグルドがそう聞くと、リムルは口を開く。
リムル「この街で受け入れられる人口にはまだ余裕がある。寧ろ、労働力が足りないくらいだ。」
エース「だから、ここで御披露目して一気に住民の獲得を目指すって事だな?」
リムル「そういう事!俺達に挨拶に来るなら、同時にこの街を知ってもらおう。そうすれば移住を考える魔物達もいるかもしれない。」
エース「それに、ミリムも饗さないといけないしな。」
俺とリムルはそう話す。
リムルの案は、大々的に催すことで、住民獲得を目指すという物だった。
リムル「それにさ、最近ずっと緊張の毎日だったし、偶には息抜きもしたいだろ?だからさ、皆でお祭りしようぜって話だよ。」
紅丸「お祭り…………!
リグルド「やりましょう是非とも!」
リムルがそう言うと、紅丸とリグルドはそう言う。
やっぱり、お祭りと聞いて、皆もテンションが上がりそうだな。
この街の人たちは、祭り好きだから。
エース「どうせ、俺達の御披露目をするなら…………!」
リムル「ここは一つ盛大にやろうじゃないの!」
一同『はい!』
俺とリムルがそう言うと、皆はそう答える。
こうして、俺とリムルの魔王就任の御披露目を兼ねた祭りである開国祭が行われる事が決まったのであった。
そこから、開国祭について、話をしていく事になった。
今回はここまでです。
今回は、開国祭についての話し合いを始める直前までです。
ゲルドは、種族の壁もあり、なかなかに苦労していた。
ゲルドの姿を見ると、苦労している中間管理職みたいな感じがしますよね。
それには、仮面ライダーギーツの世界で、色々と苦労していたギロリさんも話を聞く事に。
そこから、
開国祭に関する会議の後は、オリジナルの話をやるのか、そのまま聖魔激突編の話に入るのかは、考え中です。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
転スラの漫画の最新話では、ミリムの友達のドラゴンが暴走するも、リムルによって、卵の状態になった。
マリアベルを利用して、無実をでっち上げた優樹だったが、流石に智慧之王は見抜いたのだった。
そんな中、中庸道化連の面々は、レオンと接触をしていた。
果たして、何の話をするのか。
次の話が楽しみです。