妄想と捏造の産物とご理解ください〜
では行ってらっしゃいませ。
ホンワカ回だゾ!!脳死で見ろヨ!!
どうも、双子の
いきなりだが時を遡ろう。
当時の俺は12歳、今から3年前は真希と真衣が生まれる年でワクワクが止まらなかった。以下回想シーンね。
「赤ちゃんまだかなぁ。てか扇叔父さんは?」
「任務かて聞いた。出産予定日くらい休んだらええのに……」
「はぁ?こんな日まで呪霊狩り???」
「「ありえない!/ありえへん!」」
「男として、何より父親としての自覚があらへんとちがう?」
「弟よ、あんな奴にならないように気を付けような」
「そら誰があないな奴になりたい思うんや」
「それもそっか!!!」
「「ワハハハハ!!!!」」
家のジジイ共がウザすぎて気づけば周囲に悪態を突くのが我ら兄弟のブームであった。
口を開けば愚痴と悪口ばっか。でもこれはこれで楽しい兄弟の会話なので良い!と今の俺は思う。
「征哉様、直哉様!!!」
「なに?」
「なんや?」
バタバタとこちらへ向かってきたのは禪院革命派の使用人の1人。どうやら扇叔父さんの奥さんが産気づいたらしい。
当時の時刻は午後2半。よしおめぇら!!長い戦いのゴングが鳴ったぞ!!!と俺の闘志は燃えた。
「男の子か女の子。兄ちゃんはどう思う?」
「んー、女の子かなぁ?ここ最近男しか生まれないんだもん。まぁどっちに転んでも可愛がるのは確定だな」
「せやな、楽しみや!!」
ジジイ共は
「男の子でありますよーに!」って必死に願掛けをしているのを見たことがある。あれは笑った。アホなんかな。
病院へ行かず家で出産するのは俺や直哉の時もそうだった気がするが、時代遅れも程々にしてくれと思う。そう、このこともあって直哉との愚痴大会が止まらなかったっていうのもある。
で、まぁ、あのジジイ共の事だ。無事に産まれても双子で忌み子、女は
あの子達が何したって言うんだよ。ジジイ共の方が存在だけで呪いが生まれるわ!と思った。現に回想をしてる今の俺は中指を立てて舌をべーと出している。
さて、俺が待機を初めてから6時間以上は経った時。まぁ、よく当時の俺(と直哉)は粘ったものだと自分に拍手を送りたいがそれどころじゃなかった。
お産部屋の前で待機と言っても、害虫ジジイ共も赤子と
ジジイ共の眼中に俺が入ればどうなるか。はい!わかる人〜!正解はピー音に隠された暴言を言い散らかす、でした!
オブラートに包めば「ちっ、邪魔だ。出来損ないは失せろ」が大半。
だが俺の知ったこっちゃねぇよバーカ!!!何しようと俺の勝手だろクーズ!!!直哉がガン飛ばしたら一瞬で逃げたので情けないジジイだぜザーコ!!!と、口には出さないけど荒れに荒れていた。
今の俺もドン引きである。昔の俺すごーい。
「「んぎゃァアアア!!!!」」
「兄ちゃん産まれたで!!!」
「ッ!やっとか!?」
直哉の時も思ったが、赤子の声は耳が痛かった。でもいいね、生きてるって実感できる。
3年経った今でもあの産声を思い出せるよ。元気に泣いてくれてお涙ポロリです。
「ねぇまだ?まだ入れない?」
「ステイやで兄ちゃん。もうちょい待ちーな」
早くお顔が見たくてせかす俺の両肩を当時の直哉は押さえつけていた。懐かしい……弟ちゃん、ほっそい見た目によらず結構ゴリラだったせいで膝立ちから進まなかったんだった。
まぁ今思えば仕方ない。ゴリラに稽古つけてもらってんだからそりゃゴリラにもなるわ。
「もういいそうですよ」
「ほんと!?よし行くぞ直哉!!」
「走りなや、急いでるとコケんでー!」
「イテッ」
「……言わんこっちゃあらへん」
革命派の使用人からのGOサインで部屋へ突入。
率直に、純粋に、端的に言うと、双子はクソ可愛かった。成長した今も勿論可愛いが、生まれたばかりでしわくちゃな双子もクソ可愛かった。あるはずのない母性が目覚めたね。
「はわわ、すごくちっちゃい。双子だから余計にちっちゃい……」
「すぐ死んでまいそうやな……」
「だね……」
名前は姉が『真希』、妹が『真依』になった。名づけたのは叔母さんだ。扇叔父さんはきっと名づけないから、って言ってた。
確かになぁ……、扇叔父さんは救われねぇジジイ共の1人だし、何より自分の子供が女の子の双子とか知ったら血管ブチブチになって我が子でも殺しにかかりそう。無論、そんなことはさせないが。
………まぁ、それにしてもうるさかった。ある程度予想はしていたが救われねぇヤツらの嘆きが鬱陶しかった。
『双子だ』『双子は忌み子だ、厄災を引き起こす』『恐ろしや恐ろしや……』『しかも女子……、才のない袋』『姉の方は呪力がほとんど無いぞ』『妹の方も少ししか』『あぁ、出来損ないだ』
1部抜粋するとこんな感じだ。
うっせぇんだよジジイとババア。黙れよ、耳障りだ。出来損ないだからってなんだよ。生まれてきただけで偉いだろうが。
言った奴の顔と名前、今でもはっきり覚えてるからな?ハッ、俺を怒らせたことを後悔するんだなぁ!!バーーカ!!!!
「………兄ちゃん」
「あぁ、わかってる。(まだ)殺しはしない」
こいつら早く死なねぇかな、とガチ怒だった。なんなら
そして双子誕生から数十分後には甚爾もやって来た。もちろん俺はまだキレてる。
「よー、生まれたか?」
「あ?………甚爾か。夜中だぞ、何しに来た」
「扇のガキが生まれるって聞いてな。てかお前どうした?随分殺気立ってんじゃねぇかよ」
「甚爾君……、双子で女の子、呪力はミリ。こんなんジジイ共はなんて言うと思う?兄ちゃんそれのせいでイラついてるんやで」
「あーー、………そりゃ兄貴の方がキレるわけだ」
イラつかない要素が無かった。ジジイ共はもうちょっと人間性と道徳を学んだ方がいいと思う。
「ちっ、まぁ後の事は使用人に任せよう。今いる彼らは信頼できる人達だから心配はいらない。(扇叔父さんのとこの
「ジジイ共はどないすんの?」
「放っておけ、あんな奴ら。甚爾、直哉の部屋へ行こう」
「あ?お前の部屋じゃねぇの?」
「生憎、直哉のより狭くてね」
とっくに夜中ではあるが内緒話をするにはもってこいな時間帯であった。
お産で騒がしいため誰も俺たちを気にしないのが都合がいいし、直哉の部屋まで大声で愚痴を言ってもバレなかったのでちょっとだけスカッとした。
「五条の坊とイイ感じなんだろ?犬猿の禪院と五条が仲良くしてるって噂になってるぜ」
「まぁ、いい
「あないに別嬪な奥はんほっといて……?ドン引きやで甚爾君」
「ちげぇよ、誤解だ」
あ''ぁ''ん??何が誤解なんだ言ってみろや!!と内心思っていた。
言い訳をすると機嫌が悪かったんだ。振り返るとちょっと恥ずかしい……。
「………キが……た」
「あ''ぁ!?言い訳か???」
「はァ?情けないで???」
「だからァ、ガキができた!!!」
「「……」」
「…………ンだよ」
「「………は?マジ?筋肉ゴリラに?」」
「はっ倒すぞクソガキ共」
一瞬の思考停止の元、そそくさと部屋の隅によって兄弟会議を開始した。
「え?今の話本当だと思う?」
「護衛についてる人からはずっと家に入り浸ってるって言うし……」
「じゃあ、子供ができたってのはマジなのか」
「あれとちがう?
「籍入れて何年だっけ……確か2、3年?いや、時期的には……そうか、そうなのか」
「やることはヤっとったんやな」
「……ゴリラが?」
「ゴリラが」
「………奥さん大丈夫?」
「…………大変やったろうね、色々」
「お高い老舗の茶漬けでもあげるか」
「せやな」
一段落して会議終了。2人同時に振り返った。
「「何してるんだよ/何してんねん 」」
「はぁ?」
「「早く帰ってやれよ!!/早う帰ったれや!!」」
「は、オイ!!!」
奥さんが悪阻中なら禪院に顔出してる場合じゃねぇだろ!さっさと帰って
これが双子誕生の日の話。ついでにゴリラも子供できたって発言の特大級爆弾を落としやがった。俺と直哉の情緒はぐちゃぐちゃ。収拾がつかない。
◇◇◇
まだまだ回想は続くよ〜。ってことで双子誕生から1年経ったある日。
今からすると2年前の話ね。禪院家に軟禁状態であるためパパにわざわざ外出許可をもらった俺は都内のとあるマンションに向かった。行きはパパの超高速移動、帰りは使用人のお迎えである。
「ごめんくださーい。禪院でーす」
インターホンを鳴らして家の持ち主に会いにいく。しばらくしたらドタバタと家の中から音が聞こえて扉がガチャっと空いた。
「わぁ、久しぶり征哉君!遠いのによく来てくれたね!!」
「いえいえ、奥さんもお元気?あ、これ京都の老舗和菓子屋のやつです。早めに食べてくださいね」
「え!これ高いやつだよね?ありがとう。甚爾君は奥に居るから上がって」
「はい、お邪魔します」
パッと明るくてツンツンなショートヘアの女性が出迎えてくれた。ご想像の通り、甚爾の嫁さんである。いや、もう籍も入れてあるから奥さんか。
「うわー、本当に子守りしてるよ……」
「あ?そんなに変かよ」
「ずっげぇ変だね。久しぶり甚爾、1年振りくらい?ちゃんと任務は休んだよね?」
「あんなにすげぇ顔の兄弟に迫られたら言う通りにするに決まってんだろ」
「ふん、賢明な判断だな」
なんの幻覚か、甚爾と奥さんの間に生まれた赤ちゃんをゴリラが抱っこしてあやしてやがる。
ゴリラがだよ?あのプロヒモがだよ?この世界では奥さん一途でヒモではないけどさ、普通に想像つかねぇよ。
「その子が恵くんね。名前の由来は?」
「あぁ、恵まれて欲しいって意味だよ。俺が名づけた」
「ふーん。安直だけど込められた意味は悪くないね」
優しく、さわさわって感じで恵を撫でる。すげぇ、奥さん譲りのツンツンヘアが既に仕事をしてやがる。遺伝ってすごいな。顔立ちも奥さん似で美人じゃん。でも目元は甚爾似だ。
「2人の間の子って感じがすごい……」
「……コイツには恵まれて欲しいが呪術界には入って欲しくねぇな」
「だろうね、誰が好き好んであんな界隈に入りたいって言うんだ」
「アイツはガキの好きにさせろって言いやがるし」
「え、奥さんに呪術の事話したの?」
「大雑把にな。こっちの事情を察して深くは聞いてこねぇ」
聞き分けがいいというか、本当に踏み込んで欲しくないところを見極め接してくるんだと。
距離感の掴み方が上手なんだな。なるほど、こりゃゴリラを堕とせるわけだ。奥さん尊敬するよ。
「話は終わった?お茶と頂戴したお菓子用意したんだけどどう?」
「お、ありがとう奥さん。奥さんも一緒にお話しようよ」
「いいの!?じゃあお邪魔しちゃおっかな」
「はぁ〜、ゴリラには勿体ないくらい善人じゃん!!!」
「やらねぇぞ?」
「私も他の人より甚爾がいいかな」
「ア、ソウッスカ……」
惚気かよ。2人のイチャラブでお茶碗5杯イける。あ、ちょ、目の前でベタベタしないでもらっていいですか。甘すぎる空気に胃もたれしそう。
「……ねぇ、今幸せ?」
「あぁ、最っ高にな」
「そ。じゃあ
「ハッ!わァってるよ。ありがとな、征哉」
「うん」
今のお前、めっちゃ輝いてるよ。人生が楽しいって感じ。良かったな、最愛と出会えて愛を形にできてさ。
「あ、奥さん奥さん」
「ん?なぁに」
「鈴はちゃんと持ってる?後ちゃんと定期検診行ってるよね?」
「ちゃんと持ってるよ!通院もしてる」
「ならいいや、病気はさすがの俺でも治せないんで医者に見せてくださいよ」
「そういえばコイツ初期癌があったぞ」
「ハ!?!?」
「あ、甚爾君!言わないでよ!!」
ナニ!?癌って言った!?やばいじゃんそれ!!!
「え?治療は!?奥さん死んじゃわないよね!?」
「大丈夫大丈夫。早期に治療してるし、もう治りかけてるよ。めっちゃ初期だったから後遺症とかも問題ないし」
「ほんと!?嘘じゃないよね?」
「あはは、本当だよ」
ひぇ、マジ肝を冷やした。焦ったよ。鈴まで作って渡したのに癌でぽっくり逝っちゃったら自分を許せない。
「これからも!絶対!!通院は続けてくださいよ!!!」
「わかったわかった!心配してくれてありがとう」
「甚爾もちゃんと見とけよ!!!子供も弱っちぃんだからな!」
「わァったって、落ち着けよ」
フー……フー……と鼻息を荒らしていたら
以降は雑談をしてその日は解散。恵用の鈴も2個あげた後に京都へ戻った。やっぱり何度会っても奥さんいい人だったなぁ……。
◇◇◇
そして双子誕生から3年、恵誕生から2年経った今日。つまり現在。
俺は体術のクソ指南役との稽古後に廊下を歩いていた。そしたら廊下の向かい側から何かが近づいてきた。
よく見ればものすごい速さでダッシュしてる緑髪の子供。直毛なので真希ですね。背中には癖毛の真依を背負ってます。
「…………え!?」ってなるよね。うん。
走るスピード早すぎじゃん!?いや、真希は甚爾と同じ天与呪縛だから有り得るのか。
でもしがみついてる真依も真依だよ。姉ちゃん止めてあげな!コラ、楽しそうに真希の背中でジェットコースターしてるんじゃありません!
「あああーー!!!止まりなさい!!!ッいで!!!」
「あう!!!」
「ふぇ……う''、うわぁああああん!!!!!」
案の定俺の足に衝突した。
真希は石頭を発揮してキョトン顔で無事だったが、真依が大泣きしちゃったので慌てて抱っこして泣き止めさせた。俺も足が痛くて泣きそうだったのは黙っておく。
双子を両腕に抱えて(革命派の)使用人を探すがいないったらいない。
扇叔父さんのとこの使用人たちは大体が保守派だ。つまりクソが大半を占めてる。探してもいないってことは
「ね〜パパ〜」
「なんじゃ」
「扇叔父さんの子供たち拾ったから引き取っていい?」
「………返してこい。ペットじゃないぞ」
「うん、知ってる。で、引き取っていい?」
「…………。扇の奴はどうした」
「さぁ?真希と真衣に興味無いんじゃない?」
「はぁ……、ちゃんと面倒見るんだぞ」
「よし!ありがとうパパ」
はい、サラッと当主のお言葉頂き〜!これで真希真依は
なんで俺じゃないのかって?俺の立場思い出してみろよ。俺はジジイ共からしたらThe中途半端な立ち位置なので保護とか無理です。とか思ってたら保護者の弟ちゃんが来た。
「………え。兄ちゃん、叔父はんから攫ってきたん?」
「おぉ、直哉か。廊下で拾ったらしいぞ」
「合法だ。問題ない」
「……ならええか。真希ちゃん、真依ちゃんよろしゅうなぁ。お兄ちゃんやで〜」
「ウケる、真希顰めっ面じゃん」
「ハッハッハ!いい顔をするガキだな」
アレだ。根本的に合わないってやつだ。真希は俺の後ろに隠れちゃったし真衣はパパに抱っこされて直哉に手を伸ばしてる。
真希の直哉嫌いがここまでとは……。おっきくなったら屋敷半壊くらいの喧嘩しそうだな。
「え、俺嫌われてるん……?」
「なんとも言えないな。真依の方は懐いてるみたいだけど?」
「真希は兄ちゃんの方が好きみたいやね」
「おう、ちょうどいい。それぞれ許嫁にどうだ?」
「「巫山戯んなパパ、殺すぞ」」
「……冗談じゃ冗談。ハハ、真に受けるな」
いや、アレはガチの顔だったね。俺達いとこ同士だぜ?近親にも程があるだろ。俺は15歳で直哉は14歳、一方双子はまだ3歳だぞ?年の差考えようね。
「そういえば征哉、お前当てに上層からの呼び出し命令がかかってたぞ」
「は?なんで?」
「そんなもん俺が知るか。重要な話かもしれんから早めに行くといい」
「なんかやらかしたん?」
「いや、特に記憶はないが……」
えー?わざわざ怒られるような事もやってないしな。あ、俺の媚び売りがバレたとか?その場合めちゃくちゃ厄介だな。
……ってことでやって参りました上層部。着いて早々早く帰りたい。
「失礼します禪院征哉です。お呼びと伺い参りました。(出来れば帰らせて頂きたい所存!)」
らしくもない敬語がクソダリィ。呼び出しとかやめてくれ。
家の
『おお、征哉君。よく来てくれた』
『久しいな、禪院の子よ』
「いえいえ、お爺様方の呼び出しなら喜んで!(アホ抜かせ、喜ぶわけねぇだろ)」
『おや、嬉しいことを…』
緩く微笑んで自然感を出しながらも媚び売りは継続。いっそ役者になれるかもしれない。
『来年は呪術高専だろう。祝いに何か欲しいものはあるかい?』
「欲しいもの……ですか。(は?そんな要件の為に呼び出したのかよ)」
『なんでもいいぞ、呪具でも女でも』
ヒュー。どうやら媚び売りがバレたわけでは無さそう。ひとまず安心。けど欲しい物で女ってなに?嫌悪だよ。巫山戯んな、女性は物じゃねぇんだよ。
「いえ、特にないですね。祝ってくれるだけで十分ですよ」
『まぁ、そう言わずにじゃ』
『やはり征哉君は大人しいな』
『では例のアレはどうか?』
『籍か。そろそろいい時じゃろうて』
「?なんの話ですか?」
勝手に話を進めるのはやめてください。着いて行けません。ジジイ共が言う籍って上層部の籍の事じゃないよね?
『決まりだな。では征哉君、お主には上層・総監の一籍をやろう』
「……ん?」
『カッカッ、混乱しておるなぁ。無理もないか』
ワッツ、今なんて言った?俺もしかして上層・総監部の仲間入り?………は、マジで言ってる?媚び売りはお気に入り認定で充分なんですけど。
てか俺が上層部になるとか求めてない。
気に入りすぎて手元に置いておきたい的な?上層部ってことは呪術界トップってこと?冗談キツいぜオイ。
『儂らとしてもお主の仲間入りには心躍るわい』
『征哉君の有能性は禪院には惜しい』
「……そう言って頂けて結構ですね」
『ホッホ、禪院の爺より我らの方が1枚
……それは、言い返せないな。禪院のジジイ共より上層のジジイの方が多少は頭が回るらしい。
考えてみればそれもそうか、クソでも上層に君臨するんだからそこら辺の時代遅れなジジイより厄介だ。
うわぁー、どうしよう。立場の確立は大いに成功だが上層に取り込まれちゃったなぁ。
下手な動きできないじゃん。家の
『次世代は征哉君が導く事だ。我らも安泰であるな』
『あぁ、禪院の子がこちら側に来てくれて良かった』
「…………。(こちとら安泰どころじゃないんだが???冷や汗やべぇよ)」
立場的な生命保険を掛けたはずなのに行き過ぎちゃったか。上層部在籍ってことで恨みで殺されない?あれ?俺の生命線がすり抜けてるんだけど。
スゥ………、どうしよう。パパになんて言えばいいんだコレ。確定で直哉にも怒られるな。
『これからの世、期待しておるぞ』
「……はい」
クッソ。籍の返品不可とかご迷惑だわ。とりあえずパパ達への言い訳を考えないと。
あ、悟にもなんて言おう。あいつ既に上層部の事気に食わないって言ってたしな。
「(あー、俺のバカ!懐に深く潜りすぎた!!)」
その後もハゲジジイ共に色々と激励の言葉を掛けられたが聞いてる余裕はなかった。
あと無事(じゃない)上層部のお仲間入りということで会議みたいなのやったけど内容覚えてない。やっぱ俺の人生鬼畜ハードモードだろ。
上層部入りに関して、少なくとも屁理屈で主人公を排斥する家のジジイより上層部のジジイの方が主人公の優秀さを分かってるだろうなーということので上層部に取り込ませた。
あと単純にお気に入りだから自分達側に引き入れようとしたって感じ。ま、主人公の有能性を受け入れられなかった家のジジイ共はバカってこと。
noside視点はアンケート後から。