東方無貌神〜Find love and enjoy the journey〜   作:文才の無い本の虫

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賽「ん、ソロモンが死んだか・・・・・お?」

白「マスター?」

賽「・・・・・くっくっく。此方じゃないけど面白いことが起きる様だね」

白「人理焼却というものですか?」

賽「うん、隣の世界だと面白いことになっているみたいだ」

白「面白いこと?」

賽「ははははは!!指図め、英雄譚ならぬ傭兵譚と言ったところだね」

白「名付けるなら?」

エ「東方傭兵譚ってところかな〜・・・・・さて、イレギュラー。君はどんな物語を見せてくれるのかな?」




作者「さて、ゆかりん登場まで飛ばしてくZE☆」



7「近世へ」

 

 

 

北極にある八意永琳のセーフハウスの一室。

 

その部屋に備え付けてあるベッドの上で金髪の美女と銀髪の青年がまるで死にかけの様な呻き声を上げていた

 

 

「「あ゛ーー」」

 

 

「はぁ・・・・・二人共、大丈夫じゃ無さそうね」

 

 

永琳が呆れた様に言う。

 

俺とルーミアは揃って同じ所感を述べた。

 

 

「「14徹は精神的にキツイ」」

 

 

「家事はやっとくから寝なさい」

 

 

「「あい」」

 

 

おやすみ。

 

 

 

 

 

 

「・・・・・はぁ、しょうがないわね」

 

 

二人が眠りに着いたのを確認した後、永琳は溜まった家事を消化すべく立ち上がった。

 

・・・・・の、だが、14徹で精神的に限界(本気であれば疲れは感じ無いが、わざわざ家でそんな事をする必要もない為)だった二人は気づけなかった。

 

そもそも、何故畑を増設したのか。

 

――それは永琳がゼリーとサプリで済ませようとしていたため

 

何時もは誰が食事の用意をしているのか。

 

――今寝ているルーミアが朝夕と準備している

 

何時もは誰が片付け等をやっていたのか。

 

――今寝ているナイアが家事を担当。

 

 

・・・・・さて、問題だ。

 

果たして常日頃研究か寝ている永琳は家事が出来るのか?

 

答えは・・・・・。

 

 

「あ」

 

ガッシャーン!!

 

想像に難くない。

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

「んー、良く寝た」

 

 

体を起こし、目を開ける。

 

寝ていたベッドの足元には永琳が腰掛けていた。

 

 

「あら、おはよう」

 

 

「?・・・・・永琳、何か俺の髪伸びてねえか?」

 

 

自身の銀髪に違和感を覚え、指で摘む。

 

 

「ええ、伸びてるわね」

 

 

「・・・・・どれぐらい寝てた?」

 

 

「三年よ」

 

 

そう永琳が言ったと同時に部屋にルーミアが入ってきた。

 

 

「あ、ルイン。おはよう」

 

 

「ん、ルーミアもおはよう」

 

 

「ルインは寝坊助だね」

 

 

「貴女も一年前に起きたばかりでしょうに」

 

 

「む、そんなこと言ったら永琳だって面倒臭くなって寝てたじゃん」

 

 

「うっ」

 

 

「・・・・・取り敢えず髪切りたいんだが?」

 

 

「ううん、私が切ってあげるー」

 

 

「じゃあ宜しく」

 

 

 

 

 

すると此処で永琳が言う。

 

 

「そうそう、私そろそろ月に帰るわ」

 

 

「おー結構早かったな。綿月姉妹に宜しく」

 

 

「ええ。ルーミア、この家は貴女にあげるわ・・・・・はい、鍵よ」

 

 

「うん。永琳、またね」

 

 

「ええ、ルーミアも元気で」

 

 

「・・・・・って今直ぐかよ?!」

 

 

永琳が月へと発ったのはナイアが起きてから僅か数分の事だったという。

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

永琳が月へと帰ってから暫く――幾つかの国が出来る位――の時が経った。

 

俺とルーミアはその間、龍神の創った異界(龍の巣)と隠岐奈の後戸の国で過ごした。

 

今日は久々に手帳を開いてこれ迄の事を大雑把に書いていた。

 

 

「あ、それってルインが前言ってた旅の記録?」

 

 

ルーミアが俺の手元を覗き込む。

 

今は丁度永琳のセーフハウスから見た北極の絵を書いているところだ。

 

 

「ん、ああ・・・・・とは言っても絵日記みたいなもんだがな」

 

 

「へえー。私には絵の良し悪しなんてわかんないけど、綺麗だと思うよ」

 

 

「そうか」

 

 

カリカリと羽根ペンを動かす。

 

少しうろ覚えだが、こんな感じかなっと。

 

今回はこれぐらいで良いかと手帳を閉じて仕舞う。

 

 

「ナイア」

 

 

「ん・・・・・龍神、戻ってきたのか」

 

 

「ちょっと息子に会ってきた」

 

 

「息子って(妖精王)のことか?」

 

 

「うん。何か好きな子が出来たとか言ってた」

 

 

「へえー・・・・・ま、取り敢えず現世を見て回って来る」

 

 

「ん、行ってらっしゃい」

 

 

じゃあ、行くか。

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

少し昔に幾つかの国ができ始めた頃

 

神々は天へと上り、人々は初めは自分達の力で歩くようになりました

 

そうして時が経ち

 

とあるところでは指導者が現れ

 

またあるところでは武に長けた者が現れ

 

そういった者たちによって人々は纏まりを作っていきました

 

それが後の日本の基礎と成ったのです

 

 

 

 

 

――――太古の旅人、第三章、第六頁より

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

ある時、立ち寄った街で「京に絶世の美女が居る」という噂を耳にした。

 

 

「へぇ」

 

 

俺はその絶世の美女の名前を聞いて少し興味を持った。

 

 

「気になるの?」

 

 

「ああ。名前を聞けばルーミアも気になると思うぞ」

 

 

「名前?美女じゃなくて?」

 

 

「おいおい・・・・・女神やお前よりも美しいっつーのは居ないと思うぞ」

 

 

ルーミアが少し照れる。

 

ん、まぁ、龍神、隠岐奈、永琳、ルーミアと綺麗所を見てきた身としては絶世の〜って言うのはあんまり興味が湧かないな。

 

 

「・・・・・口説いても照れるだけだよ。それで、名前は?」

 

 

蓬莱山(・・・)輝夜」

 

 

「蓬莱って永琳の関係者?!」

 

 

「何で地上に居るか気になるだろう?」

 

 

「確かに気になるね」

 

 

「うん、会いに行ってみるか」

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

結露だけ言うと蓬莱山輝夜は永琳の関係者だった。

 

どうやら月で『蓬莱の薬』を飲んで地上に罰として降ろされた様だ。

 

・・・・・で、数十人に口説かれていると。

 

それを相談されたので「無理難題でも出してみれば?」とルーミアが言い、採用されたみたいだ。

 

それで何人もの貴族が破滅した模様。

 

そして、彼女のもとに月からの迎えが来た。

 

だが

 

 

「輝夜樣、本当に戻られないお積もりですか?」

 

 

「ええ!!」

 

 

「・・・・・仕方ないわね」

 

 

蓬莱山輝夜の帰らない宣言で迎えに居た何時の間にか彼女の従者になっていた永琳が迎えに攻撃し、蓬莱山輝夜を連れて逃走。

 

 

「ニャル、足止め頼むわ!!」

 

 

「貸し一つな」

 

 

「貴様、何者だ!!通せ!!」

 

 

「んー済まんが友人の頼みなんでね。俺のことは綿月姉妹にでも聞け」

 

 

「ねールイン。こいつ等どうするのだー?」

 

 

「死ななない程度に足止め」

 

 

「わかったー」

 

 

小さくなった・・・・・否、戦闘形態に変化したルーミアが闇を纏う。

 

彼女は大きくなれば精度が上り、小さくなると出力が上がるという謎の戦闘スタイルを確立していた。

 

本人曰く「この姿(幼女)だと楽なのだー」とのこと。

 

 

「えーい」

 

 

「「「ぐあああ」」」

 

 

確か依姫が『都』の軍人は負けると減俸だと言ってたな。

 

・・・・・ルーミアに吹き飛ばされていった(理不尽に巻き込まれた)月の使者たちに少し同情した。

 

が、ちと絵面――幼女(妖女)に蹂躙される月の使者たち――が面白かったので手帳には絵付きで書いた。

 

 

 

 

「ニャル、助かったわ」

 

 

「ん、じゃあまたな」(ナイア)

 

 

「ええ。またね」(えーりん)

 

 

「疲れたのだー」(幼女ルーミア)

 

 

 

 

 

 

 

 

 





『ナイア』
手帳=スケッチブック。死んだように寝る。

『ルーミア』
幼女モードを習得。これで合法ロリだね!!

『龍神』
最近影が薄い。一応ヒロインの筈・・・・・。



『作者』
左打ちに慣れてきた。次回、もこたん登場!!(五行ぐらい?)
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