東方無貌神〜Find love and enjoy the journey〜   作:文才の無い本の虫

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〜少し前のある日〜

エ「ルイン、久し振り」

ル「エディ姉さん、いきなりどうした?」

エ「はい、滋養強壮薬」

ル「・・・・・俺は老けてないが?」

エ「母神ってね、同格が居ないから欲がないと思われがちだけど、底なしだから頑張ってね(・・・・・焚き付けたのは私だけど)」

ル「母神?・・・・・まさか!!」

エ「じゃあね」

ル「ちょっと待て?!」

■『ククク・・・・・愉快愉快』

龍「ナイア、襲われるか合意の元か選べ」

ル「にじり寄って来んな!!地味に恐いわ!!」


こんな会話があったとかなかったとか



2「出会い」

 

 

龍神がルインの為に創った異界。

 

其処にぽつんと存在するベッド――エディが龍神に造形を教えた――の縁に銀髪の青年(ルイン)緑髪の女性(龍神)が並んで座って茶を飲んでいた。

 

ルインは湯呑みを何時の間にか現れたお盆の上に置いて、立ち上がった。

 

 

「さて、行くか。龍神、茶ぁ美味かったよ」

 

 

「うむ、それは良かった。それでナイア、直ぐ出立するのか?」

 

 

「ああ。文明が出来始めたみたいだからな・・・・・それに此処には何時でも戻って来れるからな」

 

 

「何時でも帰って来て良いぞ。私は此処で寝ているからな」

 

 

「仕事しろよ創造神」

 

 

「・・・・・創造神は創造が終わったらやることがないのだ。娯楽(暇潰し)も無いし、話し相手(同格)も居らん。強いて言うならトラブル対応だな」

 

 

「・・・・・マジか」

 

 

創造神は思ったよりも過酷?な様だ。

 

そりゃあ、よく寝てる訳だ。

 

・・・・・無駄に要らん体力が付いた気がするが。

 

 

「だから基本的に創造神や最高位の神は役割をこなす時以外は休眠している事が多いのだ」

 

 

「そうか。まぁ、偶には顔を出しに来るさ」

 

 

「うむ・・・・・ナイア、お前の旅が有意義なものになることを願っているよ」

 

 

俺は彼女に少し手を振ってから地球に向けて、転移した。

 

・・・・・此れ迄の俺と依存気味な龍神の関係や諸々は考えないようにして。

 

こりゃあ、女に刺された奴を笑えんなぁ。

 

 

『正に身から出た錆・・・・・愉悦愉悦ゥ!!』

 

 

黙ってろ。

 

頭の中で高笑いすんな。

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

あれから数十年が経った。

 

この時代じゃ未だ知能が未発達な感じかな?

 

うん?

 

この少女、俺に気付いてないか?

 

 

「・・・・・貴方、誰?」

 

 

「・・・・・もしかしなくとも俺が見えてる?」

 

 

俺は眼の前の銀髪の少女に確認する。

 

すると少女は俺を警戒しながら首肯した。

 

・・・・・マジか。

 

俺は今、隠者のルーンを使ってるから見えない筈なんだが。

 

 

「・・・・・ってか、何で意思疎通できてる?!」

 

 

「貴方のソレから考えた」

 

 

これは、ルーンか?

 

ぱっと見で隠者のルーンを解析して意思疎通のルーンを創った?

 

・・・・・この数秒で?

 

鳥肌が立つ。

 

 

「・・・・・天才か」

 

 

「天才?・・・・・知能が高いと言う事?」

 

 

「うん、まあ、そんな感じだ。お前は何て言うんだ?」

 

 

「私は☓☓」

 

 

「☓☓か。発音しずらいから永琳で良いか?」

 

 

「永琳・・・・・ええ、それで良いわ。貴方の名前は?」

 

 

「俺は、そうだな。ナイアとでも呼んでくれ」

 

 

「わかったわ、ナイア」

 

 

これが、俺と永琳の出会い(ファーストコンタクト)だった。

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

取り敢えず、俺は永琳をお供に後の地球を旅した。

 

永琳は細胞単位でオーバースペック・・・・・多分彼女はヒト種の突然変異体なんだろう。

 

永琳は俺から僅か数日で言語を習得し、無から天文学や数学を編み出し、魔法形態を一つ創った。

 

・・・・・永琳が突然変異体で良かったわ。

 

これが数人居るだけで神よりも厄介だと思う。

 

閑話休題。

 

まあ、そんなこんなで旅をする内に動物の月への信仰から産まれた神と出会った。

 

永琳はその神の誘いにより『都』というものを造ることになった。

 

・・・・・因みに俺も手伝うことになったが。

 

解せぬ。

 

 

まぁ、その『都』のお陰で人類は少し早く発展しそうだ。

 

・・・・・衰退はしないと良いが。

 

 

「痛み止めを作らなきゃね。ニャル、そこの薬取って頂戴」

 

 

「はいよ」

 

 

俺は棚から薬の材料を取って白衣を着た永琳に手渡す。

 

『都』が出来てから早数十年。

 

『都』は発展し、俺は永琳の友人兼居候兼助手として暮らしていた。

 

因みにニャルというのはナイアルラトホテップの永琳なりの略称らしい。

 

後は軍の教官やってます。

 

・・・・・どうしてこうなった??

 

 

『クククッ・・・・・モテモテだな』

 

 

男にモテでも嬉しく無いが?

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

「じゃあ、永琳。また会おう」

 

 

「ええ、また何時か。女に刺されないように気を付けなさいよ」

 

 

「・・・・・もう遅い気がするんだが?」

 

 

「・・・・・ごめんなさいね、(その女)が言うことじゃ無かったわね」

 

 

その後少し話した後、永琳は月へのロケットに乗り込んで行った。

 

ロケットが発射されるのを眺める。

 

ん?

 

隕石?

 

 

『おい、ルイン。防御したほうが良さそうだぞ?』

 

 

「言われなくともするわ」

 

 

俺は頭上に防御のルーンを重ねて描く。

 

隕石は地面に衝突し、大きな破壊を齎した。

 

それにより粉塵が空へ舞い上がり、日を陰らせていく。

 

・・・・・ヤバいなぁ。

 

 

「・・・・・これ、生き物絶滅すんじゃね?」

 

 

『するだろうな』

 

 

「・・・・・また元の生態系に戻るまで数千年かかるよな?」

 

 

『掛かるだろうな』

 

 

「・・・・・帰って寝る」

 

 

不貞腐れた俺はあの場所ヘ転移した。

 

・・・・・あの隕石、少しタイミングが良すぎないか?

 

まぁ、良いか。

 

取り敢えず、次に文明が出来るまでゆっくりするか。

 

 

『快楽に溺れるなよ?』

 

 

溺れねえよ。

 

そんなんで溺れるんだったら原理血戒【■■■】を継げずに野垂れ死んでるわ。

 

 

『くくっ・・・・・確かにその通りだ。まぁ、精々私を愉しませてくれ』

 

 

やだよ。

 

眼の前に見慣れた深い緑と金色の瞳。

 

龍神が微笑んだ。

 

 

「ナイア、おかえり」

 

 

「ああ、ただいま。また暫く世話になる」

 

 

「うむ・・・・・早速、どうだ?」

 

 

「ははは・・・・・」

 

 

この調子じゃ暇はしなさそうだ。

 

・・・・・覚えてろよエディ姉さん(全ての元凶)

 

 




『ルイン/ナイア/ニャル』
発音的にはナイアでもニャルでも大丈夫。取り敢えず背中を女に刺されそう。・・・・・だが、あんまりルインは悪くない。何方かというと焚き付けたエディが元凶。

『龍神』
エディに焚き付けられた一人目。依存気味なのはしょうがないと思う。因みにルインじゃなくて黒雲録の八雲黒だったらズブズブと沼に嵌まっていただろう。

『永琳/☓☓』
八意永琳。後の月の頭脳。細胞単位でオーバースペックのヒト種の突然変異体。ガチの天才。実はエディに焚き付けられた二人目だったり。

『エディ』
全ての(ルインの女難の)元凶。ニャルラトホテプから「頼む」と言われたので退屈しないように引っ掻き回す。
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