東方無貌神〜Find love and enjoy the journey〜   作:文才の無い本の虫

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作者「息抜きに短編を書いたZE☆」

作者「良かったらどうぞ」
https://syosetu.org/novel/322877/1.html

作者「本編はゆっくりと最低週二話位のペースで進んで行く予定・・・・・だった」

作者「ちょっと腕を事故ったから投稿が遅くなる☆(涙」




4「二人旅」

 

 

針葉樹林を金と銀の少女と青年が歩く。

 

金・・・・・いや、艷やかな黄髪の少女は闇のように黒いロングスカートと白いシャツの上に黒いコート、銀髪の青年は黒い手袋をはめ白と黒のスーツの上に少女と同じデザインのコートを羽織っている。

 

暫くして少女は青年に話しかけた。

 

 

「ねぇ、ナイア。龍神が最近来ないけどどうしたの?」

 

 

「何か三体居た星の管理者(妖精王)が二体減った(休眠した)からそのバランス調整に忙しいらしい」

 

 

「妖精王・・・・・あの頭あーぱー達の王様が星の管理者?それ大丈夫?」

 

 

「あー、妖精達の頭がああなのは妖精王という原型の劣化版で末端だからだ」

 

 

「そーなのか?!」

 

 

「それ久し振りに聞いたな」

 

 

さて。

 

俺とルーミアが旅を始めてから千年以上の時が流れた。

 

旅では一つの場所には100年程しか留まらない様にしながら旅をした。

 

迫害などは別に追い返せば良いのだが、不老不死等を求めて追われるのは面倒だからだ。

 

 

「ナイア、次は何処に行ってみる?」

 

 

「そうだな、北の方に行ってみるか」

 

 

「此処より北の方って言うと・・・・・確か、北極だっけ?」

 

 

「ああ。もしかしたら面白いモノが見られるかもな」

 

 

「白夜ってやつ?」

 

 

「あー、それもあるが・・・・・何と無く彼奴が居る気がしたんだ」

 

 

「彼奴?・・・・・って女?」

 

 

「そうだが?」

 

 

「・・・・・ナイアの知り合いって殆ど女の人だよね」

 

 

「そんな訳・・・・・あったわ」

 

 

・・・・・彼奴の『女に刺されないように気を付けなさいよ』という言葉が刺さるな。

 

『 』

 

奴は何も喋らない。

 

幻聴(奴の声)は聴こえない。

 

 

 

 

・・・・・■■■が喋らなくなってから千年か。

 

 

 

 

「どうしたの?」

 

 

「ん、何でも無えよ・・・・・ルーミア、行くか」

 

 

「うん!」

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

白い白い雪景色の中、隣を歩くルーミアがコートの前を閉めて自身の腕を抱いて身体を震わせた。

 

 

「・・・・・さむ」

 

 

「ふむ。ルーミアでも寒いって錯覚するってことは当たりだな」

 

 

「錯覚?・・・・・へくちっ」

 

 

「ああ、懐かしいな・・・・・幻術(ハッキング)は永琳の十八番だ」

 

 

俺は永琳と暮らしていた――『都』で軍の教官をしていた――頃の出来事を懐かしみながらルーミアに言う。

 

 

「えーりん?」

 

 

「俺の友人の名前・・・・・正確には字名だな」

 

 

今では八意永琳と名乗ってはいるが彼奴の本名は☓☓(発音は"えーりん"に近い異音)・・・・・って知ってるのは少なかったな。

 

確か、俺と月夜見に綿月姉妹は知っていたかな?

 

ん?

 

・・・・・懐かしい気配だな。

 

少し先の吹雪の中からこちらに向かって来る気配を感じ、歩みを止める。

 

 

「ナイア、どうしたの?」

 

 

「ん、出迎えといったところか」

 

 

ルーミアが首を傾げる。

 

そして次の瞬間、まるで始めから無かったかの様に吹雪が晴れ、俺達の前に赤青の衣装の銀髪の女性――八意永琳が現れた。

 

 

「ええ、そうよ。久し振りね、ニャル」

 

 

「ああ。久し振りだな、永琳」

 

 

「ニャル・・・・・その娘何人目?」

 

 

永琳が俺の隣にいるルーミアを見てから此方に胡乱な目で問う。

 

・・・・・言いたいことは解るが、解りたくないが。

 

 

「・・・・・俺のことを何だと?」

 

 

「「すけこまし(スケコマシ)」」

 

 

永琳だけでなくルーミアも言う。

 

 

「・・・・・」

 

 

・・・・・ちと否定出来んな。

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

「――と、言う訳で地上への使者(地上の監視)という名目のバカンス(暇潰し)中よ」

 

 

「成程な」

 

 

俺とルーミアは北極の地下にある(らしい)永琳の拠点で月にいるはずの永琳が此処に居る経緯を聞いていた。

 

どうやら未だに『都』の上層部の一部は選民思想みたいなもんが残ってるみたいだな。

 

后羿(下級の出)家が幾つか滅ぼされた(下剋上された)のに懲りないのだろうか?

 

 

「懲りてないんでしょうね」

 

 

「素で思考を読むのは止めてくれ」

 

 

「二人で作業してたときは便利だったでしょ?」

 

 

「・・・・・はぁ。別に読まれて困るような事はないか」

 

 

困るような事は保護してるしな。

 

どうせ永琳も対策位しているだろう?

 

 

「ええ、もちろん・・・・・そういえば彼女は?」

 

 

「ああ、紹介がまだだったか。ルーミア、自己紹介を」

 

 

「私はルーミア。(色んな意味で)よろしく、永琳」

 

 

「ええ、こちらこそ(長い付き合いになりそうね・・・・・少し話してみようかしら?)・・・・・ニャル、あの家と配置は一緒だからお茶を淹れてきてくれないかしら?」

 

 

「ん、了解」

 

 

俺は昔のように台所へ向かう。

 

・・・・・うむ、茶葉や器まで昔のままだ。

 

 

「3人分の茶葉を入れて・・・・・」

 

 

暫くして、茶の入った3つの湯呑み(俺と永琳の専用のものと来客用)を持って戻ると何時の間にかルーミアと永琳が仲良くなっていた。

 

 

「うん、相変わらず良い味ね」

 

 

「悔しいけど美味しいっ」

 

 

「そりゃあ良うござんしたってな」

 

 

にしても、ルーミアは悔しがり過ぎでは?

 

 

「・・・・・きっと未だ(世話してあげたいっていう)女のプライドがあるのよ」

 

 

「そんなものか?」

 

 

「そんなものよ」

 

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

「・・・・・で、何年位掛かると思う?」

 

 

神代が終わるまで。

 

 

「そうね・・・・・適当に見積って200年ちょっとかしら」

 

 

二百年か・・・・・。

 

それまでどうするか。

 

龍神のところは立て込んでるみたいだし、隠岐奈のところは二百も居たら現世に戻るときにごねられるので却下。

 

 

「条件付きなら此処に居ても良いわよ?」

 

 

「条件は昔の時みたいに家事全般ってとこか?」

 

 

「ええ」

 

 

「じゃ、世話になる」

 

 

「交渉成立ね。じゃあ私の世話を宜しくね」

 

 

・・・・・世話になるというより世話をする、が正しかったな。

 

 




『ナイア/ニャル』
旅する無貌神。今何人目です?

『ルーミア』
常闇の美少女。原型は何処へ。

『永琳』
赤青服の美女。ガチのチート。



『作者(全治一ヶ月弱)』
次は日常回にするか悩み中・・・・・だが、腕の事故で直ぐ書けるかどうか・・・・・。
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