三連星の推しの子   作:ミストラル0

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暇つぶしに後編にあったホビバトのとある回を書いてみました。
ジャンプ系列なら遊戯王にしろ?
遊戯王はしばらく離れてるので現環境が全くわからないのでやめました。
一応、コロコロとかに掲載されてるホビーを中心とした番組という設定なのと、最近リモートなどでデュエマやったりしているのでデュエマにしています。



ホビバト!
ホビバト 59話 まさかの共闘!?チームデュエマ!


〜前回までのあらすじ〜

紅羽京也(あかばねきょうや)率いる道明寺中との縄張りを賭けた5番勝負はボトルマン対決で晋也*1が敗れ、続くベイブレード勝負も玉さん*2があと一歩のところで負けてしまい後がなくなってしまった正輝*3率いる正道中。

ここから巻き返しはなるのか!?

 

「もう後がないッスよ、正輝君!?」

 

「………分かってる」

 

もう後が無い正道中学チーム。

そんな彼らに紅羽がある提案を持ちかける。

 

「残りの3戦だが………“コレ”で決めないか?」

 

「それは………“デュエル・マスターズ”!?」

 

「そうだ。デュエマの3対3のチーム戦。無論俺達が1勝した時点でこの5番勝負は俺達の勝ちになるがな」

 

「くっ………(既に戦った晋也と玉さんは出れないこの状況でデュエマだなんて………紅羽京也、これを狙っていたのか!?)」

 

実は正道中のメンバーでデュエマの上位3人は正輝、晋也、玉さんの3人であり、他のメンバーでは道明寺中のメンバーを相手するのは厳しいと言わざるえない。

そんな中で3対3のチーム戦となると勝ち目はほとんどない。

そんな時であった。

 

「おいおい、情けねぇ面してんじゃねぇか」

 

「仮にも俺達のライバルなんだからだらしない姿は見せないでほしいな」

 

「お前らは………」

 

「黒龍に彩!?」

 

現れたのは黒上中ヘッドの黒澤龍実(くろさわたつみ)*4と最上中のリーダー天音彩(あまねさい)*5

2人共正輝とはライバル関係にある人物である。

 

「この喧嘩(勝負)、俺らも混ぜてくれや」

 

「そんなの駄目にーー」

 

「良いだろう。但し、負けたらお前らの縄張りも戴くぞ?」

 

「ふん、やれるもんならな」

 

「問題無い。要は負けなければいいだけの話だ」

 

正輝達正道中を他所に黒龍と彩の参戦が決定してしまう。

 

「2人共、何で………」

 

「お前を倒すのは俺達だ」

 

「ぽっと出のあんなやつに負けて退場だなんて許さないよ?」

 

そんなこんなで2人を加えた3中連合と道明寺中の3対3のチーム戦が幕を開ける。

 

***********************

 

先鋒

天音彩VS御堂玲奈(みどうれいな)

 

「ふ〜ん、貴方が私の相手ね」

 

「悪いけど、紅羽京也なら兎も角、君には負けるつもりはないよ」

 

「私は眼中に無いってわけ?いいわ!力強くで私を見させてあげる!」

 

「「デュエマ、スタート!」」

 

「俺先行か………龍素記号wD サイクルペディアをチャージ、ターンエンド」

 

「私のターン!Napo獅子-Vi無粋をチャージしてターンエンド!」

 

「Napo獅子-Vi無粋………(なるほど、赤青マジックか)。俺は∞龍 ゲンムエンペラーをチャージして終了だ」

 

「(ゲンムエンペラーですって!?あのカードを出されたらこのデッキの過半数のカードは機能不全にされてしまう………それはなんとしても避けないと!)」

 

玲奈のデッキは彩の予想通り赤青マジックと呼ばれるデッキで、マジックの革命チェンジを軸とした速攻デッキ。

カラクリバーシやカクメイジンで呪文を連発しつつ盤面を並べて一気に制圧するタイプのデッキなのだが、デッキのカードの半数以上がコスト5以下のカードであり、そのコスト5以下のカード効果を全て無視するゲンムエンペラーは天敵と言っても良いカードなのだ。

 

「私のターン!淡いと濃い ケローラをチャージして2マナでAQvibratoを召喚!出た時にカードを1枚引くわ!」

 

引いたカードは芸魔隠狐カラクリバーシ。

このデッキのキーとなる1枚で先程召喚したAQvibratoから革命チェンジできるカードだ。

 

「(瞬閃と疾駆と双撃の決断は既に手札にある………あとは次のドローかカラクリバーシでカクメイジンを引くことが出来れば………)これでターンエンドよ!」

 

対して彩は………

 

「ドロー………俺は闘門の精霊ウェルキウスをチャージ」

 

「ウェルキウス!?そのデッキはまさか天門*6!?」

 

「そして、3マナでギャラクシー・チャージャーを発動。デッキトップを3枚表にしてエンジェル・コマンドを全て手札に加える」

 

表になったのはウェルキウス、ギャラクシーチャージャーの上面である支配の精霊 ペルフェクト、星門の精霊アケルナルであった。

 

「3枚ともエンジェル・コマンドだ。よって3枚とも手札に加え、ギャラクシー・チャージャーをマナに」

 

「(マズイわ!アケルナルの下面のスターゲイズ・ゲートはコスト5………次のターンにはスターゲイズ・ゲートからウェルキウスが出てきてしまう!)」

 

「これでターンエンド」

 

「私のターン!ドロー!」

 

引いたカードはボン・キゴマイム/♪やせ蛙ラッキーナンバーここにあり。

カクメイジンではない。

 

「ここで決めるわ!情熱の演奏 テスタ・ロッサをチャージして3マナ!2枚目のテスタ・ロッサを出してボン・キゴマイムを捨てて2枚ドロー!」

 

ここでもカクメイジンを引けず、玲奈はカラクリバーシのドローに賭けることにする。

 

「AQvibratoの攻撃宣言時に革命チェンジ!芸魔隠狐カラクリバーシ!出た時にカードを1枚引いてコスト3以下の呪文をコストを支払わずに唱える!唱えるのは瞬閃と疾駆と双撃の決断!手札からコスト3以下のクリーチャーを出す効果とこのターン最初のアタック時にそのクリーチャーをアンタップさせる効果を選択!手札に戻したAQvibratoをもう一度出して1枚ドロー!アンタップ効果をカラクリバーシに!」

 

このドローで玲奈は見事芸魔王将 カクメイジンを引き当てたのだが………

 

「その攻撃宣言に対して手札からカクシレシピのニンジャ・ストライクを宣言。対象はテスタ・ロッサ」

 

彩は裏斬隠 カクシ・レシピを手札より出す。

ニンジャ・ストライクにより出てきたこのカードは相手のクリーチャー1体を次の自分のターンまで攻撃とブロックを不可能にする効果を持っている。

スピード・アタッカーを持つテスタ・ロッサは封じられてしまったが、玲奈は次のカラクリバーシの攻撃でカクメイジンにさえ革命チェンジ出来てしまえばAQvibratoも攻撃可能になると、彩がカクシレシピを出したもう1つの意味に気が付かなかった。

 

「カラクリバーシで攻撃を続行!左端のシールドをブレイク!」

 

「シールドチェック………シールド・トリガー、禁呪と聖句の決断。このカードはこのターン自分がクリーチャーを出していればシールド・トリガーを得る」

 

「えっ!?」

 

「俺は3つの効果からブロッカーを持つクリーチャー1体を手札から出す効果を2度選択。手札より支配の精霊 ペルフェクトと闘門の精霊 ウェルキウスを出す。更にウェルキウスの効果で手札から∞龍 ゲンムエンペラー出す」

 

それは考え得る中でも最悪の状況だった。

ペルフェクトは自身のパワーが0にならない限り破壊されても場に留まる効果を持っており、ゲンムエンペラーが出てしまったせいで例えカクメイジンを出したとしてもこの2体でブロックされてしまい効果が使用出来ない。

更に言うと、例え攻撃が通ったとしてもゲンムエンペラーの効果で唱える呪文自体が無効化されてしまっているのでここから巻き返すのは赤青マジックでは無理に近い。

 

「タ、ターンエンド………」

 

「そのターンエンド時にカクシレシピはデッキボトムへ戻る。俺のターン、ドロー。アケルナルをチャージしてゲンムエンペラーの∞・ブレイカー、君の全てのシールドをブレイク。トリガーは?」

 

「………ありません」

 

あったとしてもゲンムエンペラーがいる状況で発動できるカードは無かった。

 

「ウェルキウスでダイレクトアタック」

 

「きゃああああ!?」

 

そのままウェルキウスでダイレクトアタックを決め、あっさりと勝負を終わらせる彩。

 

「呆気ねぇ終わりだこと………」

 

「え、えげつないッス………」

 

「ちなみに俺の残りのシールドはヘブンズ・ゲート2枚とケンザン・チャージャー、ペルフェクトだったよ」

 

「実質的に5分の3トリガーとか無理ゲーじゃんか!」

 

「多分カクメイジンか火決断が引けずにドローを狙ったんだろうが………本日のラッキーナンバー!辺りでも使えてトリガーケアしてりゃ勝機はあったろうに」

 

「うわぁ………」

 

「そんじゃ、次は俺かね」

 

***********************

 

次鋒

黒澤龍実VS宇川大樹(うがわたいき)

 

「少しは愉しませてくれよ?」

 

「減らず口を………」

 

「「デュエマ、スタート!」」

 

「先行はこっちだ。天災 デドダムをチャージして終了」

 

「ほ〜ん………ならドローからの大冒犬ヤッタルワン GSをチャージして1マナ、お目覚めメイ様を召喚」

 

「「お目覚めメイ様!?」」

 

黒龍に似つかわしく無い可愛らしいクリーチャーの登場に敵味方関係無く驚愕する。

 

「これで俺はターンエンドだ」

 

「くっ、そんな馬鹿にしたカードで!ドロー!俺はボン・キゴマイムをチャージして2マナ!極楽鳥を召喚!」

 

「やっぱアナカラー*7か」

 

「ターンエンドだ!」

 

「ドロー………お騒がせチューザをチャージ、2マナで青銅のバンビシカットを召喚。出た時にガチンコ・ジャッジ*8だ」

 

「ぐっ………」

 

「「ガチンコ・ジャッジ」」

 

捲れたのは黒龍が青銅のバンビシカット/「我が力、しかと見よ!」、大樹が悪魔妖精ベラドンナ。

お互いに2コストであるが、ツインパクトカードであるバンビシカットは下面の「我が力、しかと見よ」の9コストも参照できる為、黒龍の勝ちである。

 

「そりゃあ、アナカラーならフィニッシャー以外は低コストだよなぁ!勝った事で俺はデッキトップをマナに置く」

 

置かれたのはヤッタルワン GS。

 

「お目覚めメイ様でアタック時に革命チェンジ宣言、森夢のイザナイ メイ様に革命チェンジ。真ん中のシールドをブレイク」

 

革命チェンジとはクリーチャーの攻撃宣言時に条件を満たしていれば手札から革命チェンジ持ちのクリーチャーと攻撃クリーチャーを入れ替える事が出来る能力。

森夢のイザナイ メイ様は条件が種族がドリームメイトである事、と非常に緩い革命チェンジ条件で場に出てくる。

その為、1コストで召喚できるお目覚めメイ様は最適なチェンジ元の1枚である。

眠け眼のメイ様が一転して法衣と杖を持った姿へと姿を変え、大樹のシールドをブレイクする。

 

「トリガーは………ない」

 

「ターンエンド時にイザナイ メイ様の光臨を発動。デッキを見てドリームメイトを1体バトルゾーンに出す。出すのはお眠り メイ様だ」

 

三度現れたのは完全に眠ってしまっているメイ様。

このカードはタップして場に出る代わりに強力な能力を持っている。

 

「厄介なカードを………ドロー!特攻人形ジェニーをチャージして3マナ!天災 デドダム!デッキの上から3枚を見て1枚を手札、1枚をマナ、1枚を墓地に!」

 

マナに置かれたのはアイオンユピテル、墓地には絶望と反魂と滅殺の決断。

 

「1マナと場の極楽鳥をタップして2マナ、ベラドンナを出して自壊させ1枚ハンデスだ!」

 

「ほらよ」

 

黒龍の手札は3枚、内1枚はお目覚めメイ様と判明している。

大樹としてはお目覚めメイ様を処理しておきたいところだが………

 

「右のカードだ!」

 

「お目覚めメイ様だ」

 

「よし!ターンエンドだ!」

 

「アンタップフェイズにお眠りメイ様をアンタップする代わりにデッキトップを表にする。それがドリームメイトなら場に出し、それ以外ならマナに置く。お騒がせチューザ、ドリームメイトなので場に出る」

 

「あのカードって………」

 

「お騒がせチューザ、攻撃可能なら攻撃しないといけないデメリットはあるが、タップ状態になると全てのプレイヤーの呪文を封じるクリーチャー。過去には公式大会でボルメテウス・サファイア・ドラゴンを主としたデッキを封殺して優勝したこともあるメタカードッス」

 

「アナカラーデッキだとASМラジオや有象夢造等、オリジナルフィナーレが封じられる可能があるな」

 

「ドロー!良いカードを引いたぜ………幻獣竜機ボルパンサーをチャージして4マナで命集う聖域 フィオナの森を出す」

 

「フィオナの森、だと?」

 

そのカードはクリーチャーを出した時に1枚ドローする代わりにターン終了時に手札を全てマナに置かなくてはならないという癖のあるフィールドカードだった。

 

「イザナイ メイ様で左端のシールドをブレイク」

 

「GS、地龍神の魔陣!バンビシカットを止める!」

 

「ならターンエンド時に光臨でデッキから2体目のお眠りメイ様を出してフィオナの森の効果でドロー。手札の猛烈元気バンジョーとバンビシカットをマナに置く」

 

「俺のターン、ドロー!フェアリー・Re:ライフをチャージして地龍神の魔陣を使用!デッキトップを3枚見てSSS級天災デッドダムドをマナに置き残りをデッキ下に戻す!」

 

「ダムドか」

 

SSS級天災デッドダムド。

このカードはSSS級侵略[天災]という効果を持っており、通常の侵略は対象クリーチャーの攻撃宣言時に条件を満たしていれば手札からそのクリーチャーの上に重ねて進化出来る能力。

革命チェンジと似て非なる能力だが、それもそのはず、背景ストーリーでは元々革命チェンジは侵略に対抗して編み出された能力なのだから。

そして、デッドダムドのSSS級侵略[天災]は手札、マナ、墓地、果てはバトルゾーンからも侵略が可能という規格外な侵略で、単に除去*9では直ぐにバトルゾーンへと戻ってくる厄介なクリーチャーなのだ。

 

「残りのマナと極楽鳥をタップしてベラドンナを2体召喚!効果はマナブーストだ」

 

残る4マナでベラドンナを2体召喚した大樹は黒龍の手札が無い為、デッキトップをマナに置く効果を使用。

これによりデドダムとデッドダムドがマナに加わる。

 

「よし!デドダムで森夢のイザナイ メイ様攻撃宣言時に侵略宣言!SSS級侵略[天災]!手札とマナのデッドダムド3体を侵略!デッドダムドの別のクリーチャーに重ねた時に相手のクリーチャーを墓地かマナに置くか、手札に戻す効果で2体のお眠りメイ様とチューザを破壊!」

 

「一度に4体もクリーチャーを除去された!?」

 

「いくらドリームメイトが大量展開を得意としていても基点となるメイ様を除去されて手札も無いんじゃ………」

 

「いや、黒龍は全然焦ってないよ」

 

「この程度で終わるなら俺達のライバルではないよ」

 

大樹のデッドダムドによる盤面除去戦術に正道中の面々は焦り出すが、正輝と彩は黒龍がこれで終わるとは思えなかった。

 

「ククク………」

 

「何が可笑しい!お前の盤面はバンビシカット1体のみ!手札も無い貴様のドリームメイトデッキにこの盤面を返す手段なぞあるものか!」

 

「誰がドリームメイトしかこのデッキに入っていないと言った?」

 

「なん………だと………」

 

「早くターンエンド宣言しろよ」

 

「くっ………ターンエンドだ!」

 

「俺のターン………ドロー!来たぜ!G(ゴゴゴ)G(ガンガン)G(ギャラクシー)!“逆悪襲”ブランド!」

 

「なっ!?“逆悪襲”ブランドだと!?」

 

G・G・Gとは手札が1枚以下の時に発動する事が出来る能力で、“逆悪襲”ブランドの効果は手札が1枚以下の時、本来は7コスト必要なこのカードの召喚コストを6軽減して1コストで召喚出来るようにするというもの。

しかし、黒龍はこの程度では止まらなかった。

 

「シールドを割ってくれなくてありがとよ!“逆悪襲”ブランドを1マナで召喚!その召喚時にフィオナの森の効果でドロー!クハハハ!お前はついてねぇみてぇだな!2枚目の“逆悪襲”ブランドだ!」

 

「なっ!?」

 

「うっそぉ!?」

 

なんと追加ドローで2枚目の“逆悪襲”ブランドを引き当てていたのだ。

 

「まだまだ行くぜ!ドロー!“逆悪襲”ブランド!」

 

そして、まさか3枚目。

 

「だが!もうヤツに火マナは無い!」

 

確かに“逆悪襲”ブランドは火文明のカード。

マナゾーンにあったチューザ、ボルパンサー、バンビシカットを使い切っている黒龍は例え4枚目の“逆悪襲”ブランド引いても出す事は出来ない。

 

「ドロー!………お前、とことん運が無いな、マスターG・G・G!“轟轟轟”ブランド!」

 

「はぁ!?」

 

「お前は何処ぞの熊本県民*10か!?」

 

「………」

 

一気に4体のブランドが並び、唖然とする大樹。

ちなみに“逆悪襲”も“轟轟轟”もスピードアタッカーなので召喚したターン攻撃可能である。

 

「まずはバンビシカットでシールドをブレイク!」

 

「………若き大長老アプル、GSで1枚目の“逆悪襲”を止める」

 

「なら2枚目の“逆悪襲”でシールドをWブレイク!」

 

「地龍神の魔陣、GSで3枚目の“逆悪襲”を止める」

 

「もう1枚GSはなかったみてぇだな?」

 

「くっ………」

 

「“轟轟轟”ブランドでダイレクトアタック!」

 

「ぐわぁああああ!?」

 

“轟轟轟”ブランドのダイレクトアタックが決まり、そのまま黒龍が勝利する。

 

「え、えげつないもんを見たッス………」

 

「ドリームメイトの皮を被った轟轟轟じゃねぇか………」

 

「一見シナジーが無いように見えてメイ様でドリームメイトを並べていく事でデッキを圧縮し、ターンエンド時に手札をマナに埋める効果を上手く使ってG・G・Gに繋げる面白いデッキだ」

 

「見えたカードからお目覚めのEXWinも狙えるし、並べたドリームメイトを利用してボルパンサーで一気に決めにいく事も可能みたいだね」

 

これにより3中連合が2勝となり、勝負は大将戦へと進む。

 

***********************

 

大将

久遠正輝VS紅羽京也

 

「まさか俺まで引き摺り出されようとはな」

 

「2人が繋いでくれたバトン………絶対に勝ってみせる!」

 

「「デュエマ、スタート!」」

 

「先行は僕から!ボルシャック・栄光・ルピアをチャージしてターンエンド」

 

「俺のターン!ドロー………影速ザ・トリッパーをチャージしてターンエンド」

 

「僕のターン!ドロー!よし、爆炎龍覇モルトSAGAをチャージして2マナでメンデルスゾーンを発動!デッキトップ2枚を表にしてその中からドラゴンのカードを全てタップしてマナゾーンに置く!ボルシャック・サイバーエクスと切札勝太&カツキングー熱血の物語ー!2枚共ドラゴンだ」

 

メンデルスゾーン、火と自然を含むドラゴンを主軸とするデッキの初動カードでドラゴン以外が捲れてしまうとそれらは墓地に行ってしまうので扱いが難しいカードでもある。

例えばドラゴンのクリーチャーや呪文などがそれに該当し、メンデルスゾーンでメンデルスゾーンが捲れてしまっても厳しい事になる。

その為、クリーチャーはほぼドラゴンを含む種族で固定され、呪文も必要最低限のデッキに搭載するのが好ましい。

 

「よし!これで4マナだ」

 

「ターンエンド!」

 

「ドロー!2ターン目で4マナ………しかもモルトか。ならば俺はコダマンマGSをチャージし、カンゴク入道を召喚!」

 

「トリッパーにカンゴクとなりゃ………」

 

「邪王門、だろうね」

 

邪王門とは、百鬼の邪王門というカードを軸にした自身のシールドを自分で割って手札を増強し、相手と自身のシールドの数が6枚以下になると使える鬼タイムやどちらかのシールドが0枚だと使える鬼エンドという効果を駆使したデッキ。

百鬼の邪王門自体が鬼エンドを持っており、他にも自身がゲームに負ける時にマナに火と闇のマナがある時に手札からデッキボトムに送る事で敗北を回避する一王ニ命三眼槍(バラド・ヴィ・ナ・シューラ)というカードもあり、自身でシールドを割るくせに防御も堅いという攻防一体のデッキでもある。

 

「ターンエンド時にカンゴク入道の効果で自身のシールドを1枚手札に加える」

 

先程マナに置いたコダマンマGSも出た時にシールドを1枚手札に加える能力を持っており、同じ2コストのカードではあるが、カンゴク入道は毎ターンの終わりにシールドを手札に加えられるので状況に応じて使い分けされるカード。

今回はカンゴク入道を優先したようだ。

 

「僕のターン、ドロー!龍装者バルチュリスをチャージして5マナで「助けてモルト!!」を発動!手札からドラグナーを1体出す!出すのは超戦龍覇モルトNEXT!」

 

だが、正輝は一気に勝負を決めようと自身の切札であるモルトNEXTを場に出す。

 

「マナ武装5!自分のマナゾーンに火のカードが5枚以上あれば火のコスト5以下のドラグハートを超次元ゾーンから出せる!出すのは爆銀王剣バトガイ刃斗!モルトNEXTにバトガイ刃斗を装備!」

 

バトガイ刃斗は装備したクリーチャーにスピードアタッカーを付与する効果と、装備したクリーチャーのアタック時にデッキトップを表にしてそれが進化ではないドラゴンであれば場に出す事が出来るドラグハート・ウエポン。

更に、ドラゴンが場に出た時にそれがそのターン最初のドラゴンでなければ龍解という裏面の爆熱王DXバトガイ銀河というドラグハート・クリーチャーになる事が出来る。

 

「バトガイ刃斗でスピードアタッカーになったモルトNEXTでシールドを攻撃!その時にバトガイ刃斗の効果発動!デッキトップを表にしてそれが進化ではないドラゴンであれば出す!」

 

「ちっ、やはりモルトは速い」

 

「デッキトップは………これは!?頂上電融ジョルト・ザ・ジョクスト4th!」

 

「何だ、そのカードは!?そんなカードを入れているとは情報になかったぞ!?」

 

「そりゃそうさ。ソイツはさっき俺が正輝に渡したカードだからな………まさかこの盤面で引くとは思ってなかったがな」

 

この対戦が始まる少し前………

 

『正輝、このカードをお前にやる………今日のラッキーカードってやつだ』

 

そう言って黒龍が正輝に手渡したカードこそ頂上電融ジョルト・ザ・ジョクスト4thだった。

 

『こ、このカードは………いいの?こんなカードを僕に渡して』

 

『俺は使わねぇからな………それに1枚だけあっても仕方ねぇし』

 

『ありがとう。使わせてもらうね』

 

その後、正輝は4枚搭載していた爆炎龍覇モルトSAGAをこのカードと入れ替えていたのだ。

 

「まずは出た時にEXライフを追加!その後、バトガイ刃斗の龍解条件を達成しバトガイ銀河へ龍解!攻撃中のモルトNEXTでWブレイク!龍マナ武装5によりモルトNEXTをアンタップ!」

 

「………トリガー、GSは無しだ」

 

「続けてスピードアタッカーのジョクストでWブレイク!ジョクストの攻撃時効果でカンゴク入道を選んでジョクストとバトルさせる!」

 

「ぐっ………カンゴク入道は墓地に送られたが、シールドの1枚はコダマンマGS!バトガイ銀河を止める!」

 

「ジョクストの効果!」

 

「何!?まさかソイツも!?」

 

「その通り!各ターン、このクリーチャーが初めてタップした時にマナゾーンにドラゴン、またはジョーカーズが合計5枚以上あればこのクリーチャーをアンタップする!」

 

「だが!邪王門の本領はここからだ!」

 

自身のシールドが無くなった事で邪王門等の鬼エンドが発動可能になると京也は強気になるも、告げられたのは残酷な結末であった。

 

「いや、もう終わりだ」

 

「何?」

 

「黒龍の言う通り、もう終わりだよ。ジョクストのもう1つの効果!このクリーチャーのアタックの終わりに相手のシールドもクリーチャーも無ければ自分はゲームに勝つ」

 

「なっ!?EXWinだと!?」

 

「ソイツはモルトNEXTとジョリー・ザ・ジョニーのディスペクター。ジョニー側のEXWin効果もちゃんと持ってんだよ」

 

「つまり、シールド0状態で攻撃が発生しないから鬼エンドも一王ニ命三眼槍も発動出来ないという訳か」

 

「そういうこと」

 

「………そんな、馬鹿な………」

 

崩れ落ちる京也の手札には百鬼の邪王門が2枚と一王ニ命三眼槍があった。

 

「………彩と黒龍もえげつなかったけど、正輝もえげつないッス………」

 

「えっと、まさかこんな事になるとは思ってなくて………」

 

あんまりな結末に正輝は素に戻って弁明を始める。

 

「クハハハ!まさかピン差しのソイツをあのタイミングで引き当てるとかやっぱお前面白すぎ!」

 

「ほんとどんな引きしてるんだか………」

 

黒龍は大爆笑、彩は正輝の引きの強さにドン引きしていた。

 

「………こ、今回は負けたが!次こそは負けないからな!」

 

京也達はそう言い残して去っていき、正道中最大のピンチはこうして幕を閉じたのであった。

*1
青木晋也(あおきしんや)

*2
玉置克実(たまおきかつみ)

*3
久遠正輝(くおんまさき)

*4
黒龍は愛称 演:スピネル

*5
演:アクア

*6
ヘブンズ・ゲートを用いた光のブロッカーを踏み倒していくタイプのデッキ

*7
青緑黒のデッキカラーの事。本来はデュエマではなくマジック・ザ・ギャザリングの用語ではあるが、デュエマでもこの用語を使用する事がある。

*8
デッキトップを捲りそのカードコストを比べてその勝ち負けで判定を行う効果。同コストの場合は使用側の勝ちとなる

*9
破壊、バウンス、マナ送り

*10
ブランド系列の本来の使い手である火の玉ボルツの事。彼は殿堂入り前の“轟轟轟”ブランドを3連続ドローで4体並べるとかいうやべー事をアニメでやっている




3中連合の3名のデッキは一応リアルでも組んだ事のあるデッキを元にしています。
デュエルの内容も知り合いのディスペクター(なりきりのPN)に監修してもらっております。

正輝君は今回みたいなリアルラックがやべー子です。
多分、黒龍ことスピネルのデッキ使えば4連“逆悪襲”からの“轟轟轟”してきます。
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