仮面ライダーギーツ 欲望が渦巻く学校   作:kaederuna

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学園II:狐は自分をも騙す

冬樹「古達〜、ここわかるか?」

古達「うん、わからん。」

冬樹「おいおい…」

今、冬樹たちは放課後に残って宿題をしたり雑談をしている。

古達「そういえば、お前”あの人”とはどうなのよ。」

冬樹「あの人って?」

 

古達「田辺さんとだよ。」

冬樹「…なんもないよ。」

古達「お前なぁ…」

冬樹「ないものはないし、あんなことをしてしまった以上、僕は関われないよ。」

古達「だからって、お前らお互いを避けすぎだろ。まだ3年の一学期なのに残り半年以上そのまま過ごすのかよ。」

冬樹「うるせっ、ダメなものはダメなの!」

古達「…その気持ちが、お前をライダーにしたのか?」

冬樹「…かもね。」

 

「これは、僕の償いでもあるから。」

 

次の日…

冬樹は家で考えていた。

冬樹(最近、学校内でのジャマトの出現率が多くなっている。学校外で出ないのは不幸中の幸いと言うべきなのか…)

 

(いや、考えても仕方ないか。)

 

(もうすぐ学校だ。準備しないと。)

 

 

古達「お、冬樹おは。」

冬樹「おはよ。」

古達「避難訓練ってだるくない?」

冬樹「体力使うし上履きのままでるし。」

美里亜「おはよ〜二人とも。」

古達「お、美里亜か。」

冬樹「おはよう。」

この女の子は佐竹美里亜。僕がライダーということを知っており、そして数少ない女友達(そして古達の彼女)

美里亜「なんの話してたの?」

冬樹「今日の避難訓練の話。」

美里亜「あ〜、みんなめんどくさいと思ってるよ。」

二人「「それな。」」

 

5時間目

先生「じゃあこれから放送が流れるのと一部のシャッターが閉まるのでしっかり動いてくださいね。」

「「「「「は〜い」」」」」

冬樹「暇…」

 

〜〜♪

『地震が発生しました。生徒の皆さんはすみやかに机の下に避難し、地震が治まるのを待ってください。』

そして、シャッターの閉まる音がする。

 

冬樹(…?音がいつもより長い。閉まる場所が多いのか?)

 

先生「それじゃあ避難を始めましょう。」

 

冬樹(シャッターがいつもより多くしまっていても変わらなかったな。)

今は校庭に避難している。

そして校長や教頭の長ったらしい話を聞いている。

教頭「〜それでは、これで避難訓練を終わりにしますので、学年ごとに教室に戻りましょう。一年生から学年ごとに戻ってください。」

 

古達「冬樹。」

美里亜「お疲れ〜」

冬樹「二人ともお疲れ。」

古達「なんかシャッター多くなかったか?」

冬樹「音の時点でいつもより多かったから怪しいと思ってたけどなんもなかったから拍子抜けだな。」

美里亜「まぁなんもなかったしこのまま教室戻ろう?」

古達「おっそうだな。」

冬樹「放課後三人でガスト行かない?」

古達「お、いいね〜。美里亜は行くか?」

美里亜「いく!」

 

キャアァァァァ!

三人「「「っ!?」」」

美里亜「え、何…?」

古達「冬樹。」

冬樹「ん、古達は美里亜さんのそばにいてあげて。」

古達「あぁ…」

 

冬樹「あれは…」

 

それは、澤田の時と同じジャマトが、数体おり生徒を襲っていた。

冬樹「5、6、7…、10体くらいいるな。」

古達「今ここには三年生がだいたい半分と教師が数人。それ以外の奴らは全員後者の中に入ってった。ここにはジャマトが2体、残りは学校中に散らばっていると見て間違いないな。」

冬樹「古達はグラウンドにいるやつをお願い。僕は散らばってる奴らを倒してくる。」

古達「あぁ、気をつけろよ。」

冬樹「うん。」タタタ

 

古達「さてと、美里亜。少し離れてろ。」

美里亜「こっちゃん…。」

古達「大丈夫だって。すぐに終わらせる。」

『デザイアドライバー』

 

体育館

冬樹「いるとしたらみんなもここに避難しているはず。」

出入り口に向かうと、そこには出口を求めて冬木の方に殺到してくる生徒たちが見える。

 

冬樹「やっぱりここにいるのか…」

生徒は全員出入り口から脱出した。

 

と思ってた。

 

一人だけ逃げ遅れた女子生徒がいた。

?「助けて…」

どうやら人の波に押されて転んでしまったようだ。

ジャマト「ジャ、ジャ…」ザッザッ

?「いやっ、あっ…」

ジャマト「ピアーブ…」グオッ

?「いやっ…!」

 

冬樹「はっ!」ガッ

ジャマト「ジャッ!?」

ザザァッ

?「え…?」

冬樹「大丈夫ですか?すぐにここから離れっ…!?」

そこにいたのは、田辺さんだった。

田辺「冬樹…。」

冬樹「田辺さん…。」

 

ジャマト「デヴァっ!」

二人「「!」」

振り向くと、ジャマトたちが集まってこちらを睨んでいた。

冬樹「田辺さん、離れてて。」

田辺「え、一緒に逃げよう!」

冬樹「大丈夫だから。校庭は安全だし他のみんなもいるからそっちに避難して。」

田辺「う、うん…!」タッ

冬樹「全く…。」

 

冬樹「お前ら覚悟しろよ?」

『デザイアドライバー!』

ジャマト「ジャ…?」

『SET!』

指を鳴らす。

冬樹「変身!」

『MAGNUM!』

『ready?fight!』

冬樹「いくぞっ!」ドガガッ

ジャマト「キョトキョ!」

「ジャッ!」

冬樹「ふっ!」ガッ

「よっ!」ガァン!

ジャマト「ガッ!」

「ケケースッ!」

冬樹「悪いがここで手間かけるわけには行かないんだ。」ガチャッ

ドライバーのマグナムレイズバックルのシリンダーを回し引き金を引く。

『MAGNUM strike!』

両腕にあるガンスリンガーアームのアーマードガンを展開し、40-Xと一緒に構える。

冬樹「フィニッシュだ。」

ドガガガガガァン!

ジャマト「…!」

 

冬樹「ふぅ…。」シュンッ

(今倒したのは8体。校庭に2体いたからこれで全部だな。)

そう考え、冬樹は校庭に向かおうとする。

 

田辺「冬樹…。」スッ

冬樹「っ!」

出入り口のところから田辺さんが出てきた。

冬樹「まだ逃げてなかったの…。」

田辺「今の…。」

冬樹「あ〜、見ちゃったか…。」

田辺「あの姿は?なんで戦ってるの?」

「君は、何者なの?」

 

冬樹「僕は、あのジャマトと呼ばれる怪物と戦ってる。この力でね。」スッ

そう言ってドライバーを見せる。

田辺「ずっと、戦ってるの…?」

冬樹「うん、田辺さんと”別れた後くらい”からかな。」

田辺「っ…。」

そう、この二人は一度は恋人まで関係が発展していたが別れたのだ。

冬樹「このことは他言無用でお願い。君のためにも、ね。」

田辺「…うん。」

 

冬樹「二人とも〜。」

美里亜「冬樹!おかえり。」

古達「お〜。校庭にいたやつは全員倒しておいたぞ。」

冬樹「ナイス。体育館に8体いたから全部倒した。」

美里亜「すごっ…。」

古達「お前、何かあったか?」

冬樹「…わかっちゃう?」

古達「そりゃあ約2年半ずっと見てるんだぜ?少しは変化がわかるだろ。」

冬樹「…体育館で逃げ遅れた人がいて、その人が田辺さんだった。」

二人「「っ!」」

冬樹「ライダーのこともバレたけど、秘密にしてくれるらしいから大丈夫。」

美里亜「そっか…。」

古達「…。」

 

「んで、仲はもどせたのかよ。」

冬樹「戻すも何も、最低限しか話してないから何もないよ。」

美里亜「助けたんだしそこから話すればまだ変わってたかもしれないじゃん。」

冬樹「僕にはその権利はないよ。」

古達「お前、ほんとにそれでいいのか?」

冬樹「…うるせっ。」

古達「いいとは口で言ってるけど心の中では仲を戻したいと思ってる。そうだろ?」

冬樹「…あんなことしたのに、今更田辺さんが許してくれるわけないしそれ以前に、自分を許せない。」

古達「冬樹…。」

美里亜「…あ〜。多分こんなことあったし早めに帰れるだろうからみんなで朝話した通りファミレス行こうよ!」

冬樹「……そうだね。」タッタッタ

美里亜「ふぅ、いくよこっちゃん。」

古達「…ありがとな、美里亜。」

美里亜「うん、二人がくらいのは私も嫌だから。」

古達「よっし、じゃあ行くか!」

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