えっ!?ヒロアカで剣一本ですか!? 作:要は、ブレオンって訳
ヒーローを返り討ちにしつつ逃げ続けるRTA、はーじまーるよー。
始まらねぇよぉ!!(ポプテピ並感)
さーて、盛り上がって参りました。クッソ面倒な事になりましたが私は元気です。
ナガンお姉様ァ!笑うんじゃねぇ!!
『いやーっはっはっは!!いいじゃん、面白くて。…私も覚悟は決まってるんだ。あんたと同じように追われる覚悟はね。ならせめて、逃げきる前例を作って欲しいね!』
「…そうか。悲しくなるな。」(来ちまったか。原作開始10年以上前の、レディ・ナガンの反乱。あーあ、お姉様ともここまで。こっから一人か。悲しいな、本当に…。ダツゴクとして出てきたあんたとまた会えることを願ってるよ。)
6年ほどのナガンお姉様との付き合いもここまで。ついでに原作開始までのおおよその時間もつかめた。…んでもって、その時期に俺が30代になってることも理解した。
ナガンお姉様が今後どうなるか、全て俺は分かっている。今後、再登場まで死なないことも。
だから、俺が願うのは再会。それまで俺が生き延びること。
「…ならば、私も生きなければな。ナガンと、再び会うその日まで。さらばだ、愛している。」(よっし!気合い入ってきたァ!あんたがどんだけ何やらかしても俺はあんたの事を愛してるぜ!だから、絶対に生きてあんたに再会してやるよ、待ってろよナガンお姉様!)
『なっ!?…お前なぁ。そう言う大切なことはちゃんともっと前に言っとけって…。』
何かをナガンお姉様が呟くが、ノイズで聞き取れない。電話だけでない、付けてあるテレビもやられている。どうやら追手が来たようだ。位置の特定がやけに速いな──奴さん、どうやら予想以上に"ガチ"らしい。ナガンお姉様との電話を切り、装備へと早着替えをし、立て掛けてある剣を握る。
呼吸を数回。感覚を研ぎ澄ます。扉が破られた瞬間、距離を詰めて無力化するのが理想的だが、どう来る。
嫌な音。発生源は上。ミシミシと、崩れていくような──
「えい!」
直後、天井が崩壊した。
◆◆◆◆
『巨大化』と言う個性により、10メートル程の大きさとなったヒーローの拳がヴィジランテ、『白衣の処刑人』の拠点へと突き刺さり、そのまま家屋そのものを消し飛ばす。
「やったか…!?」
「まだだ!捕らえるまで油断するなよ…!座標は動いてねぇが、確かに存在してる…!」
連結の個性を持つ『連結ヒーロー コネクト』と、追跡の個性を持つ『探偵ヒーロー ミスター』が順に言う。
「感触はなかった。当たってはいないと思う!注意して!」
自らの経験から、相手の次の手を考える。瓦礫の中から飛び出してくるのはほぼ確実。どのように飛び出してくるのか。
「…ああ、そこに居たのですね。我が師…導きの月光よ…。」
声が聞こえた。
死を告げる、処刑人の声が。
◆◆◆◆
建物ひとつを易々と破壊する力。剣で衝撃を受け止めること自体は出来たが、それを逸らすことは出来ず、結果として弾き出されることになった。幸い、瓦礫に埋まることが出来たため、即座に追撃が来ることは無いだろう。──ならば、此方も仕掛けるまでのこと。
「…ああ、そこに居たのですね。我が師…導きの月光よ…。」(…もうこの際、なりふり構って居られねぇ。『月光』よ、俺に巣食う獣狩りの呪いよ。俺に力を貸せ。)
個性発動。『
一振の剣に対して、極限の強化を施す個性。俺が勝手に月光と呼んでいるが、性質的には某エクスカリバーに似ている。アクティブ状態でなくても働いている能力が『不老不死』、『超再生』。アクティブになることで付与するのは『無限の体力』、『身体能力強化』、そして『聖剣解放』。
一先ず、無造作に瓦礫を振り払い、外へと出る。目視できる範囲でヒーローは4人。先程の攻撃を見るに、付近の住人の待避は進んでいる筈。ならば──
「『聖剣解放』。今ここに、正義の名の元で裁きを──《月光》。」(と、言うわけで。吹き飛んでくれや。)
上段に構えた剣を、『聖剣解放』状態にしてから振り下ろす。ヒーローの一人が此方へと駆けて迫ってくるが、もう遅い。
甲高い音が響き
剣から光の本流が放たれ
世界は引き裂かれる。
◆◆◆◆
「…っ。加減を間違えた、か。」(なーにぃ!やっちまったなぁ!)
惨状。当たり一面は火の海。聖剣解放状態で放たれた光波によりヒーローも無事とは言えない状態へと変わり果ててしまった。少し罪悪感は感じる。
「…悪気は、無い。」(まあそれはそれとして。あんたらに再び動かれると困るんで四肢は貰っていきますねー。)
ザクザク、と刺して工事完了です。痛みで当分立ち上がれないだろうし、万が一こらえて動こうにも腱を切断しているため不可能。
いやー、危なかったわ。ナガンの忠告がなければ即死だった…。そんな風に、油断しきるから。
「…なるほど。実に興味深い。未来を見て忠告はしたとは言え、実際目にするのとは違うな。」
「…ヒーロー。」(新手かよ…しかもよりによってコイツ!)
原作でも強キャラのコイツとエンカウントしてしまう。
「では、始めさせて貰う。ユーモラスにな。」
「サー・ナイトアイ…!」(まだサイドキックではないと思うが、頼むからオールマイトとか引き連れて来ないでくれよ…!)
地獄の2戦目の始まりだ。