神として祀られてますよ!!     だから?   作:寝心地

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呪いの子

ガキの家に憑いて数ヶ月経った、ここは天国だ、ガキとその従姉妹の女、賽月詠子が(悪霊)を毎日のように取ってくる、しかも味は最高と来た、時たま食い過ぎだとガキが言ってくるが知ったことか、食いたいものを好きに食って何が悪い、そうやって過ごしていく内にこの家にも変化が現れた

 

 

 

???「ん?」

 

 

 

夜宵「どうしたの?」

 

 

 

???「呪いが近付いてくるぞ」

 

 

 

夜宵「そんなに変?」

 

 

 

???「良いかガキ、本来呪いってのは指向性の無い垂れ流しの状態が大体だ」

 

 

 

夜宵「………………」(確かに、鬼軍曹も花魁もそのケースが多い)

 

 

 

???「例外として指向性が認められるのは人間から人間への呪いの場合か相手がよっぽど魅力的な餌か、或いは呪いに指向性を持たせられる程強いかだ、まぁ例外はあるがな」

 

 

 

夜宵「何にせよ呪われた人」

 

 

 

???「そう言うことだ」

 

 

 

詠子「おーい!!、先生来たよ~」

 

 

 

夜宵「取り敢えず見てくる」

 

 

 

???サイド

 

 

 

僕は幽霊の類が嫌いだ、霊媒体質で中学の時霊障を受けた事がある、その時に友人を巻き込んで以来二年余り怖くて引きこもっていた、けれど周囲の人の応援もあり去年から社会復帰に向けて活動を始め何とか同学年に追い付けた

 

 

 

他人を避ける生活の中で苦手になった人付き合い、そして霊媒体質の凌ぎ方も含めてしっかり訓練していかなければ

 

 

 

そう、思っていたのに

 

 

 

???「な、何だよこれ!!」

 

 

 

???「グルルルルル!!、小僧」

 

 

 

見慣れた筈の友達の家、詠子の家、その筈なのに、その屋根ではデカイ狐が此方を見下ろしていた

 

 

 

???「ひゃ、ひゃい!!」

 

 

 

???「名乗れ」

 

 

 

???「げ、幻燈河螢多郎でひゅ、家庭教師に」

 

 

 

???「ガキの教育係か、なら構わんが、その手、貴様気味が悪いな」

 

 

 

螢多郎「そ、それは」

 

 

 

???「まぁ、その程度の呪いなら害は無かろう、さっさと入れ」

 

 

 

螢多郎「は、はぁ」

 

 

 

呼び鈴を押し詠子が出てくるまで気が気じゃなかった、いつ呪いを受けるか分かったものじゃ無い

 

 

 

螢多郎「……………………」(詠子早く出てくれ~!!)

 

 

 

詠子「あれっ螢くん!?どうしたの?」

 

 

 

螢多郎「や、やぁ、例のバイトで、住所がここなんだけど詠子って一人っ子だよね?」

 

 

 

詠子「ああ!!、従姉妹だよ!、去年から一緒に暮らしてるの」

 

 

 

螢多郎「え?そうだったの?、じゃあ僕が教える子って」

 

 

 

詠子「そう言うことだね、スッゴい偶然」

 

 

 

???「ふん、ガキを連れてこいつが良いと言っておったのはどこの誰だったか」

 

 

 

螢多郎「え?」

 

 

 

詠子「おーい!!、先生来たよ~!!」

 

 

 

夜宵「…………」

 

 

 

奥から女の子がやってくる、その時あのゾッとする寒気と悪寒が走り思わず扉にぶつかってしまった、屋根の狐程ではない、それでも今まで感じた中であの狐を除けば断トツで嫌な気配

 

 

 

螢多郎「え、詠子、君は一体何と暮らしてるんだ!!」

 

 

 

詠子「え?何って、従姉妹の賽月夜宵ちゃん」

 

 

 

夜宵「右手、ごっついの憑いてるね」

 

 

 

螢多郎「………………」(み、見えてる、この嫌な気配はあの人形のせいか)

 

 

 

螢多郎「君!!、今すぐその人形を……」

 

 

 

おい

 

 

 

螢多郎「ッ!!!!」

 

 

 

あの声だ、屋根にいたとびきりヤバイ気配!!どこから!!

 

 

 

???「食われたくなければ大人しくしておけ、餌が来ようがお前達がありつけるのはワシの食った後だけだと言った筈だ」

 

 

 

天井にあの狐の顔が浮かびそのまま話し顔を引っ込める、ずっと感じていた寒気が引いていき、人形がじたばた暴れだす、まるで何かから逃れようとするように

 

 

 

螢多郎「ッ!!!!」(威圧しただけで!!)

 

 

 

夜宵「グッジョブ、ごめんねおイタして」

 

 

 

螢多郎「は、はは、はははは」

 

 

 

その光景に僕はひきつった笑いしか出なかった

 

 

 

これから先、僕はちゃんとやっていけるのか?

 

 

 

 

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