『──こちら片桐ペア! ピター二匹とマータ一匹の群れと交戦中! 近くにヤバいやつはいますか!?』
「──いいえ! 付近に目立ったアラガミ反応はありません! 落ち着いて対応してください!」
『了解!』
『──フランさん! 砲撃が始まったっぽい! 今俺たち何kmのとこまで来てる!?』
「神威ペアはただいま残り16km地点です! ……想定よりも、砲撃開始がずっと早い!」
ひっきりなしに届く通信。その一つ一つを瞬時に把握し、適切にオペレートをするヒバリとフラン。二人の声は緊迫感に満ちており、時には怒声と間違えるほど声を張り上げる瞬間もある。熟練の実力を持つヒバリでさえもそうなのだから、もしここに普通にオペレーターがいたとしたら、きっとその情報量の多さに頭がパンクしてしまっていたことだろう。
加えて──作戦参加者全員の通信機に紐づけられた、遠距離砲撃を警告するアラートが先ほどから絶え間なく鳴り続けている。オラクル砲か、あるいはフラックメイデン飛翔体かの判別すらしていないうえ、どの班に向かって放たれたものかすら区別していないものではあるが、いちいち区別していたら警告として間に合わないために、オープンチャンネルで全体周知せざるを得なかったのだ。
そう──この作戦本部はあらゆる喧騒に満ちている。人の声、電子機器の警告音、そして例えようのない不安と緊張。重くへばりつくような空気がその場にいる人間に纏わりつき、一種独特の異様な雰囲気で満ちていた。
『──こちらリンドウ。あー、返事は要らないんだが、一応全体発信しておくな』
『ええ……リンドウさん、それって絶対ヤバいやつじゃん……』
『……俺たちは残り14kmの地点にいるはずなんだが、既に目の前いっぱいにアラガミがいる。これはアレだな……2065年の旧ロシアの時と同じくらいか?」
「え……それって」
『小型や中型も混じっているとはいえ、百や二百じゃ効かない数字だってのは確かだ。ま、今回は見捨てられることも無いし、あの時に比べりゃ百倍マシだよ」
「そんな……っ!」
そして、次から次へとやってくる絶望的な情報。フランが思わず悲鳴に近い声を漏らしてしまったのも、しょうがないのかもしれない。
「あ、あ、あの……」
不安な気持ちに耐えられず、ついうっかり声を上げてしまった九条は──この部屋をゆっくりと見渡してから、一番頼りになりそうなその人に話しかけた。
「こ、これ……だ、大丈夫なんでしょうか?」
「…………想定の範囲内では、ある。ただし、悪い方向にだ」
榊が言うからには、それは間違いないのだろう。少なくとも、想定の範囲外よりかはマシなはず。そういう風に自分のことを元気づけようとしても……しかし、九条のその臆病な心はあっという間に不安に押しつぶされていく。
そう、戦闘については完全に素人である自分ですら理解できてしまうほど、状況は悪い。最悪でこそないものの、最悪の二歩くらい手前と言っていいだろう。
「ティターニアが10kmよりもさらに遠い距離から砲撃を開始する可能性はあった。事前に観測されていた10km圏内からアラガミがあふれ出ている可能性も、当然考慮していた。けど、これは」
「多少のばらつきこそあれど、想定よりも5kmほどその勢力を伸ばしていますね……」
ラケルの放ったその言葉が、今の状況を最も的確に表しているのだろう。九条たちの目の前にあるモニターには、作戦開始前は10km圏内にまとまっていたはずのオレンジ色のプロットが、すっかり広がって……15kmほどにまで広がっているのがしっかりと映っている。
「し、しかし……先ほどから、すごいペースで討伐の連絡も来ているのに……」
「こちらの想定以上のペースで討伐は出来ているが、こちらの想定をはるかに上回るほど相手が多く、そしてその勢いも強い……単純に、それだけの話だよ」
コクーンメイデンに寄生され、感応種の《統制》と黒蛛病による終末捕喰の影響を受けて超強化されていると予測されていたアラガミたち。蓋を開けてみれば、その攻撃力こそ驚異的であるものの、弱点が露出しているという致命的な欠陥を抱えているために思った以上に簡単に討伐ができた……が、単純にその数が多すぎる。
故に、対応が追い付いていない。討ち漏らしはもちろん、ティターニアへの接近もままならない。そしてあえて語るまでも無く、持久戦で不利となるのは明らかにこちら側であり、ティターニアへの接近が出来ないという時点で──時間をかけてしまうというそれそのものが、人類の滅亡への一歩となってしまう。
『──クアドリガ倒しましたっ! 次のアラガミに向かいますっ!』
「エリナさんっ! ペースが早すぎます! 少し抑えて! このままでは体力が保ちません!」
『だいじょぶっ! オスカーなら、隙を突いての一撃は得意だからっ! むしろ、寄生体のほうがやりやすい!』
『その通りだとも! わがポラーシュターンもかつてないほどに輝いて……ぐあああああッ!?』
「エミールさんっ!?」
『……だいじょぶ! あいつの近くに砲撃があっただけ! ぴんぴんしてるからっ!』
『エリナ、エミール、聞こえる!? 二人とも無理して闘うな! 無理そうならいったん引いて損傷を抑えろ!』
『……隊長!?』
『いいか! 相手にとっては、俺たちがずっと戦場にいられるのが一番困るんだ! 無理して突っ込んでやられるってのが、一番やっちゃダメな奴だぞ!』
『……わかってる! そっちも無茶しないでよね、隊長!』
『ああ! お前らならできるって、俺は知ってるからな!』
オープンチャンネルでのやり取り。頼れる隊長が、離れて戦う部下に対してアドバイスとエールを送るという、こんな状況でもなければ心が温まってもおかしくないやりとり。
しかし──作戦本部にいて、全体状況を俯瞰できる九条にはわかってしまう。いや、九条でなくともわかってしまうことだろう。アドバイスを送った
「まともに接近が出来ているのは、リンドウくんとヒロくんのところくらいか。それすら想定を下回っているし……ハルオミくんのところは消耗はかなり抑えられているものの、あまり近づけていない」
「……ジュリウスもギルも、猛攻撃を受けて足止めを食らっていますね。やはり乱戦の上にいつ飛んでくるかもわからない砲撃を警戒するというのは、かなり負担があるようです」
榊とラケルによる、ただの事実の確認。たったそれだけの、事実を言葉にするというそれだけのことが、この場にいるほとんどの人間の心に重くのしかかってくる。
「や……やっぱり! 俺たちも今からでも行ったほうが!」
「そうですよ! 少しでも力になれるなら、わたしだって!」
ケイイチとレイナ。榊の命令により、この作戦本部での待機を命じられた新人神機使いの二人が声を上げる。
しかし、榊はモニターから顔を全く動かさないまま、ともすれば冷酷ともいえるほど淡々と言い切った。
「ダメだ。キミたちの出撃は許可できない」
「どうして!? 寄生体なら俺たちでも勝てる可能性があるのに! 少しでも先輩たちの負担が減るかもしれないんですよ!?」
「そうであったとしても、キミたちが負傷する可能性の方がはるかに高い。以前話した通り、キミたちの実力ではあの戦場に立つことはできないんだ。……キミたちの役割は別にある。この作戦本部にキミたちを残したという私の判断を、どうか信じてほしい」
「……っ!」
実力が足りない。だから出撃は認めない。
もっとはっきり言うならば、この二人が出撃したところで足手まといにしかならない。
榊が言っているのはそういうことであり、そして言われた当人もそのことはわかっているのだろう。覆しようがない事実だからこそ、それを黙って受け入れることしかできなくて……歯を食いしばり、手のひらに痕が残るほど拳を握ってその悔しさに耐えようとしている。
「……」
そう。
こんな若者でさえ、この状況を何とかしようとしている。状況を少しでも良くしようと、当たり前のように命を投げ捨てようとしている。
なのに。
「……」
なのに、自分は。
安全な、何の危険も無いところで。
ただ、黙って状況を見ているだけ。
──その事実が、どうしようもなく九条の心を蝕んだ。
「マズいよ博士……! どの班も、事前に持ち込んだ携行品を半分くらいは使っちゃってる! 回復錠も、強制解放薬も!」
悲鳴に近いリッカの声。榊の眉間に少なくない皺が寄り、そしてレアは自分を落ち着かせるようにそっとラケルの肩に手を添える。
「ラケル……」
「……お姉さま」
レアに肩を抱かれたラケルもまた、いつものどこかミステリアスな雰囲気がなくなり、その瞳がほんの少しばかり焦りで揺れていた。
「……っ!」
初めて見るラケルのその表情に、九条の何かが動いた。
「……あ、あ、あの!」
「……九条博士?」
大きく大きく深呼吸をしてから、九条は精いっぱいの声を上げた。
「も、もし! もしですよ? もしも……神機兵を、出撃できたとしたら!」
「……」
「しゅ、出撃できたとしたら……どうなりますか?」
八組のペアであれば、ギリギリ拮抗できるかちょっと押されるくらい。言い方を変えると、たった八組であってもそれなり程度に何とかなっている──当初の想定よりも少ない人数であっても、それなり程度に戦況を維持できている。
であれば、500体近い神機兵を出撃させることができたのなら、状況は大きく改善するのは疑いようがない。一体一体が普通の神機使いよりも高い戦闘能力を有している
九条の冷静な心はその見解に是を唱えている。
一方で、九条の臆病な心は、そんなにうまく行くはずがない──だから、せめてほかの人からの後押しが欲しいと訴えている。この場に来てなお、どう考えても悪くはならないはずのその選択に、あと一歩を踏み出せていない。
「……その場合は」
「!」
そして、九条の言葉に反応したラケルは。
「……責任問題になりますね」
九条が求めていたものとは違う言葉を──九条の
「グレム局長からは、神機兵は絶対に戦わせるなと厳命されています。その命令を無視して神機兵を出撃させたのなら……無人神機兵開発の実質的な上長である私は責任を取らされますし、正式な上長であるお姉さまも監督責任を問われることになるでしょう」
「そ、れは……」
「平たく言えば──三人仲良く、路頭に迷うことになるでしょうね……」
迷える路頭が残っていれば、いいですけどね──と、ラケルはぽつりとつぶやいた。
「動かせない神機兵よりも、別の打開策を考えたほうがいいですよ……それこそ、仕切り直しも検討に入れたりとか」
「……作戦の練り直しも、選択肢の一つにはなるのだろう。だが、繰り返すようだが時間が無い。仕切り直しをしたとして……今以上の対応が、思い浮かぶだろうか?」
無言。榊のその言葉は、誰に返されることも無く重苦しい部屋の空気の中に溶け込んでいく。
──そんな無言の空気を切り裂くように、一際激しいアラートが鳴り響いた。
「──砲撃警戒! 全方位への一斉放射が確認されました!」
『うわあああああ!?』
『きゃあああああ!?』
警告と、そして悲鳴。スピーカー越しでもわかるほどの衝撃音。幸いなことに大きな負傷者こそいなかったものの、状況がまたひとつ悪い方向へ動いたのはもはや誰の前にも明らかだった。
「ど、どうしよう榊博士……! このままじゃ、仕切り直しの選択すらできなくなっちゃう!」
「……」
「続けるか、引くか! 今決めないと、もう後戻りできなくなるよ!」
今ならばまだ、撤退を選択することができる。
撤退を選ぶならば、死者は出ずに済むかもしれない──終末捕喰は止められない。
撤退を選ばないならば、もしかすれば終末捕喰を止められるかもしれない──うまく行ったとしても、かなりの高確率で多くの死傷者が出る。
「……っ!」
そう、これは。
どちらを選ぼうとも、絶望的な未来にしかつながらないのだ。
「……は、はは」
──で、あるならば。
技術者としての九条が取るべき選択は、そして九条ソウヘイという一人の人間が取るべき選択は、もはや決まっているようなものであった。
「私はいつも……やらないで後悔することが、多かった」
「……九条博士?」
ブツブツと一人でつぶやく九条の様子が、さすがにおかしいと思ったのだろう。近くで食い入るようにモニターを見ていたケイイチが、心配するように九条の顔を覗き込んできた。
「いつも、いつもいつも判断が遅すぎた。神機兵があればキョウヤくんは黒蛛病に罹らなかったかもしれないし、チハルくんが傷つくこともなかっただろう。私がもたついているせいで神機兵の開発が遅れて……救えるはずの命が、救えていない」
そう、それはただの事実。
九条はいつも、判断が遅すぎた。もっと言えば、判断そのものが出来ていない──判断から逃げることさえあった。
けれど。
九条は技術者だ。
技術者と言う人間は──失敗を重ね、試行錯誤を通し、成功の糧にする。
ただ失敗するだけでは終わらない──失敗から学ぶ人間なのだ。
「そう──取り返しがつかなくなってから判断するのでは、遅すぎる」
だから。
やることなんて、一つしかない。
「……ちょっと、失礼」
机に置きっぱなしだった、九条の端末。いわゆるタブレット型のそれではあるが、開発第一人者だけの特権として、九条のIDであればその端末から直接メインコンピュータの神機兵制御システムにアクセスすることが出来たりする。
普段であればこのタブレットはあくまでデータの閲覧やちょっとした連絡にしか使わず、開発業務は基本的に研究室に設置してある高性能パソコンを用いて行うが──しかし純然たる事実として、このタブレットがあれば神機兵に関わる全てのシステムへのアクセスとその操作ができるのである。
「ラケル博士……」
「……なにか?」
後押しをしてほしいわけではない。
導いてほしいわけでもない。
ただ、単純に──自分の意志を表明するためだけに、九条はラケルに声をかけた。
「もし、神機兵を出撃させてしまったら。その時は……我々全員が、懲戒処分を受けることになるんですよね?」
「ええ……まず間違いなく、そうなることでしょう。……それが?」
「──ですが」
どうしようもなく震える指先。
この期に及んでなお、怯え続ける弱い自分の心を無理矢理に抑え込み、九条は──神機兵制御システムにおける、ある命令の最終承認のボタンを押した。
【──待機モードから自立制御モードへの移行命令を確認。これよりすべての神機兵は強襲シークエンスへと移行します】
「──暴走しちゃったのなら、しょうがないですね」
【神経接続、異常なし。補正込みのシナプス伝達は誤差±0.3%で正常範囲内。内蔵メインオラクルバッテリーへの切り替え、異常なし。ネットワーク構築完了。センサチェック、問題なし。各種ゲイン値、異常なし。システムチェック、オールクリア】
「は、はは……そう、これは暴走……暴走、なんですよ」
「え……九条博士……?」
「上位IDによる強制命令……!? まさか、これは!?」
【システム、オールグリーン。出撃準備完了。目標はティターニア】
「は、はは……暴走だあ……」
【神機兵、出撃します】
モニターに表示されていた青いプロット──ティターニアより30kmの地点から動かなかったはずのそれが、すさまじい勢いでティターニアに向かって動いていく。それぞれの速さに多少のばらつきはあれど、おおよそ真っすぐに、地形なんてまるで関係ないと言わんばかりの……それこそ、人間ではとても出せない速度であるのは明らかだ。
「こ……これは! 待機状態であった神機兵全てが自立制御モードに移行!? しかも強襲シークエンスで……ティターニアを目標に、進撃を始めています!」
「こ、この速さなら! 概ねあと十五分ほどで、皆さんたちの下へ辿り着きます! およそ500体すべてが、増援に!」
「……どういうことですか、九条博士!? 神機兵の出撃は禁止されていたはず! こ、こんなことをしたら……!」
一瞬遅れて、冷静になったのだろう。あまりにも想定外なこの状況に、フランが思わずと言った様子で九条に声をかける。
一方で、九条は。
「は、はは……や、やってしまった……」
自分で自分のことを信じられないのか、見ていて気の毒になるほど冷や汗を流した状態で……ぺたりと、腰を抜かしていた。
「九条博士!」
「あっ……あ、ああ……。あの、その、つまりは暴走でして。ええ、勝手に動いちゃったというわけです……いやあ、プログラムに不備があったのかな……は、はは……」
「そ、そんな……あまりにも白々しい……」
「え、ええ……コレはすべて、わ、私の不徳の致すところであり……ラケル博士も、レア博士も関係ありません……く、クビになるのは、私一人だけです……」
「クビって……下手すれば、軍事刑務所行きも免れませんよ……!? いいえ、グレム局長ならどんな手を使ってでも、絶対にそうする……!」
「は、はは……ぐ、軍事刑務所かあ……」
命令違反。加えて、ほぼ間違いなく神機兵の圧倒的な損害。一体製造するだけでもとんでもない量の批判が来るほどの金喰い虫である神機兵が、下手すると500体全ておじゃんになる。というか、開発プロジェクトそのものが立ち消えになる可能性もそれなり以上にあるわけで……これまでの開発が全て無駄になったとすると、何百億では利かないほどの金が泡となる。
九条に孫ができるかは定かではない……が、孫の代どころか
そして。
──どすどすどすどす!
どこか遠くから、聞こえてきたその音。怒りと不満と憎しみと、ともかくありとあらゆる感情がこもったその重量感溢れる音が、聞こえてきた時には。
「何やってんだお前ェェェ!!」
憤怒で顔を真っ赤に染め上げたグレゴリー・ド・グレムスロワが、唾を吐き散らしながら扉を壊すほどの勢いで部屋に入ってきた。
「九条ぉぉぉ!! 貴様ぁぁぁ!!」
「ぎゃあっ!?」
おそらくは体重80kgは越えているであろう人間の、全体重が乗った渾身の右ストレートが九条の顔面にめり込む。その右手には見るからにゴツい少々趣味の悪い指輪が三つもついている……つまりは、ちょっとしたメリケンサックのようになっていた。
猛り狂った人間が放ったそんな一撃に耐えられるはずも無く、あまり人間の体から聞きたくない音と共に九条は吹っ飛び……そして、背中から床に叩きつけられた。
「お前ッ! 自分がッ! 何をしたかッ! わかってるのかァァァ!?」
きゃ、と小さく漏れたレアの声も、ひっ、と息をのんだヒバリの声も、そしてあんぐりと口を開けて呆然とするレイナのことも──その場にいる誰をも無視して、グレムは横たわる九条の胸倉をつかんで持ち上げた。
「言ったよなァ!? 何度も言ったよなァ!? 神機兵は出撃させないと、言ったよなァ!?」
「……」
ぐわんぐわんと、力任せにグレムは九条を揺さぶる。こんなにも激しく揺らしたら、脳震盪か何かを起こしてしまいそうではあるが、実のところ、グレムはそれでもいいと思っているのだろう。死んだら死んだで構わない──一時の怒りの感情とは言え、今この瞬間のグレムは、間違いなく心の底からそう思っている。
「バカか貴様は!? あァ!? バカだバカだとは思っていたが、ここまでバカだと……あ?」
「……ぃ」
グレムに胸倉をつかまれていた、九条が。
同じように、グレムの胸倉をつかみ返して。
「うるっさぁぁぁぁぁいッ!!」
──その顔面に、全力の頭突きを叩き込んだ。
・2065年の旧ロシアの時
ソーマの初陣を描いたゴッドイーターのプロモーションアニメ。今もYoutubeで公開されている。現役時代のツバキさんや今より若いリンドウさんとソーマ、大量のアラガミとの闘い、核融合炉の爆発すら捕喰するアラガミと爆発に巻き込まれてもピンピンしている神機使いの三人……と、見どころはいくつもありますが、個人的には1分44秒付近に映るオペレーター時代のサクヤさんが最も注目すべきポイントだと思っています。
・グレムの指輪の数は公式設定です(右手に三つ、左手に二つ)。尤も、右手の人差し指の指輪はシルバーのゴツくない普通(?)のやつですが……。