気ままに行くリク(偽)の旅路   作:仙儒

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1話

 黄昏つついつもの時計台の上でアイスを食う。

 

 なんか最近面倒に巻き込まれている気がする。まぁ、キーブレード持ってる時点で巻き込まれるのは決定事項のようなものだけど、キーブレードを必要としない面倒ごとが多い。

 

 迷子のウマ娘をあやすためにルクソードのトランプマジックしたり、暴走した車が小っちゃいウマ娘の子(なんちゃらペガサスとか言ってた)をはねようとしたのを多少格好良く助けたり、何処か浮世離れした雰囲気を醸し出すウマ娘の子がお友達について見えているか尋ねてきたり、グミシップの操縦ミスって墜落したのを見て駆けつけてきた何処か思いつめた顔をしたウマ娘の子がやたらあの子の為にとか何とか哲学的な話をグミシップで宇宙に出て星屑の中を飛びながら論議したり、具合悪そうなウマ娘の子に水と間違えてエリクサー飲ませちゃったり。その際、その子良い所のお嬢さんだったらしく医者に行くための車両調達の為一瞬離れていたお付きの人に職質みたいなことされたり。後は、親とはぐれたウマ娘の子の両親を探すときにカワイイについて力説された。

 

 あれ? ウマ娘ちゃんに関わりすぎじゃない? なんか、ほかの世界に一時的に行くことはできんだけど、最終的にこのウマ娘が存在する地球に戻ってきちゃうんだよね。グミシップ然り、キーブレードの導き然り。

 この世界でまだ何かあるのか? 転生した日以来、ハートレスも心の闇に堕ちた奴も見かけてないし、気配も感じない。

 

 うーん、ここは思い切って全く別の世界に行ってみるか?

 

 キーブレードに念じれば連れてってくれるかもしれないし。

 

 グミシップの操縦席に座りながらキーブレードを振るう。

 

 そうすると虚空にゲートが表れた。そこにグミシップで突っ込む。

 

 

 

 出た先は何処か外国を思わせる木組みの町。

 

 街行く人々は現代的な服装なので中世ヨーロッパとかではなさそうだ。

 

 街には活気があって人の行き来が多い。後はちょこちょことうさぎを見かける。

 

 そんな事を考えながら出店でクレープを買い食いながら回る。

 

 周りの人たちがこちらを何度か見ながらコソコソと話をしてる。まぁ、美形しかいないキンハキャラのリクの姿だから悪い意味でコソコソ噂されてるわけではないだろう。これ以上ないぐらい悪目立ちはしているけど。

 

 途中、高校生くらいの制服着た少女たちに何回か声をかけられたりしたのを無難にかわしつつ、公園に辿り着いた。

 なんか、比喩ではなくうさぎの群れの中に毛玉が居て近場のベンチではおじいさんがため息を付いていた。近づいてみると店を持ったはいいけど経営が軌道に乗らないうんぬんかんぬんで気楽そうなうさぎになりたいと口にして、それを聞いていたと思われる幼女に「ご注文はうさぎですか?」と言われて恥ずかしさで少し顔を赤くしていた。

 

 その後直ぐに幼女は姉と思われるよく似た少女が呼びに来てそのまま回収されて行く。おじいさんも毛玉を抱き上げると公園を出て行く。俺は何となく気まぐれにおじいさんの後を追い、うさぎの看板がマークの表通りから少しそれた場所にあるカフェに辿り着く。

 財布の中身は充分。金はクレープを買ったときに日本円がおんなじことを確認済み。

 

 カフェに入るといらっしゃいとさっきのおじいさんが声をかけてきて、席へ案内してくれる。

 

 メニューを渡されるが、所謂本格的な珈琲専門店らしく余り詳しくない俺にはわからないため、おすすめを頼む。酸味は大丈夫かとか渋みがどうとか少し聞かれて、それに素直に答えるとおすすめの珈琲を入れてくれるとのことだ。

 

 おじいさんがカウンターに入っていくのを見届けると俺と同じ銀髪の幼女が毛玉を抱えながらカウンター席からこちらを見ているのに気付いた。こんな幼女が一人でカフェに来るとは思えないのでお孫さんだろう。

 こういう時はルクソードのマジックに限るとトランプマジックをし始める。幼女の目が輝いているように見える。つかみはうまくいったようだ。

 

 少しして、おじいさんが珈琲を持って来てくれる。「おまちどーさん、悪いなお客さん」と言って置かれた珈琲に「いえいえ」と言いつつ一口口にする。

 

 !

 

 驚いた。インスタントの珈琲も充分口に合うと思っていたが、やはり味が全然違うな。口に残る酸味に鼻に抜ける香り。苦すぎない後味。

 これはミルクやガムシロップや砂糖はいらないな。

 

 俺の反応を見て満足そうな顔をして下がろうとしたおじいさんにこれに合う軽食をとプラスで頼んだ。

 

 俺は軽食が来るまでの間、珈琲カップを片手で口に運び、味わいながら片手でできるマジックを続ける。幼女は相変わらず興味深々とこちらを見ている。

 

 闇の回廊を使って幼女の座っているカウンター席の隣りに移動する。おじいさんは驚き、幼女は驚きとそれ以上の興奮を持って「それどうやってるんですか!」と言葉にした。幼女くらいの年で敬語をしゃべるのは珍しいなとどおでもいいことを思いながら、「魔法を使ったのさ。俺、これでも魔法使いだからな」と実際に魔法が使えるのでそう事実と違わない事を口にする。まぁ、使ったのは魔法ではないのだけれど。「おお、魔法使いですか! 私にも魔法は使えますか?」と、意外と積極的に口にする幼女。

 「それは君の頑張り次第じゃないかな?」と言っておく。実際ソラはキーブレードに選ばれるまでマジでどこにでもいる普通の男の子で、魔法なんか使い方も知らなかっあからな。

 ソラと比較するのはどうかとも思うけど。でも、カイリも意外とあっさりできたりしてたからな~。あれ? キーブレードが使えただけで、アクセルことリアとマーリン様の所で結構修業したんだっけ? シオンは全体的にできなくて出来損ないって言われてたけど。あれは比べる相手が主人公補正マシマシのソラのノーバディーのロクサスだったのが悪かっただけだと思うんだ。

 話がそれた。

 だから、マジで努力次第じゃね? いや、まぁ、そもそもこの世界見て回った限り表向きは魔法とか無さそうだから先ずはキーブレードに選ばれるか、継承しなくちゃ使え無さそうだけど。前者は難易度ルナティックだし、後者も先ずキーブレード使いに縁を持たなきゃならないのが絶望的だからどっちもほぼほぼ無理ゲーだと思うけど、それを目の前の幼女に言わないだけの分別はある。

 

 この後は特段変わったことはなく、なあなあな事を話しつつ頼んだ軽食を食べながら珈琲を飲み切って店を出た。

 席を立つ際、おじいさんが良ければサービスで珈琲占いをしてくれるというのでどんなものなのか気になってやってもらった。前途多難だから頑張れと言われた。もう既にそれらの片鱗を見ているし、キーブレードを持っている時点でそれは約束されてるんだよな~。

 

 店から出てもう少し木組みの街を見て回る。

 

 しばらく見て回って、木組みの街が一望できる高台に行き着き、更に高い背高のっぽの時計の上に上り街を一望しつつ、途中の屋台で買ったアイスキャンディーを口にする。

 今度来るときはシーソルトアイス持参だな、などと考えていると。

 

「おーい、そこの方~。そんなところに居たら危ないですよ~」

 

 と言うのほほんと間延びして気の抜ける声が聞こえた。

 下を見てみると制服姿の俺と同じくらいの少女がこちらを見つめていた。

 

「あら~? もしかしてきこえなかったのかしら~? 危ないですよ~・・・・あら?」

 

 呼びかけてきてる途中で闇の回廊を使って少女の後ろに移動する。彼女の目には俺が突然消えたようにみえただろう。

 

「ちゃんと聞こえてる」

 

「あら~? マジシャンの方でしたか。イケメンさんですね~」

 

 とてもマイペースに反応をする彼女。案外神経が図太いのかもしれない。

 

 それから少し、彼女と他愛のない話をする。名前は青山翠というらしい。気のせいでなければ、彼女が俺と面と向かって話していない。少し気になって彼女の顔が向いてるほうに回り込むと彼女の顔がそっぽを向いた。人と顔を合わせるのが苦手なのか?

 俺も転生前は目を見て話すというのが苦手だったので親近感を感じつつ、これ以上意地の悪いことをするのもかわいそうなので故意に対面に回り込むのはやめよう。

 まぁ、せめて会話してる人の方は向けよとも思うが、顔見知りでもないのに目ざとく指摘することでもないだろう。

 

「そのアクセサリー、可愛いですね~」

 

 そう考えていたら、回り込まれて逸らした視線がズボンに付いてるそれが目に留まったらしい。

 

「? ああ、これか。サラサ貝のお守りっていうんだ」

 

「サラサ貝のお守り?」

 

「ああ、俺の故郷では旅の安全を願ってこの貝殻を身に着ける事があるんだ。その貝殻でパオプの実…このお守りと同じ形にして持つと、例え離れ離れになっても必ず再会できるって言い伝えが残っていてな。友達に持たされたんだ」

 

「素敵な話ですね」

 

「ああ」

 

 考えてみるとなかなかにロマンチックと言うか、少女趣味というか。そもそもパオプの実を食べさせあうのも婚礼の儀の一つ……誓いの口付けや指輪交換、ケーキ入刀に相当する設定だった気がするし。意外とそういう設定ちらほらあるんだよなキングダムハーツは。

 

 どうでもいい話だけど、このお守りは2代目だったりする。初代は水と間違えてエリクサー飲ませちゃった娘……アルダンにせがまれてあげちゃったんだよね。リク的にはソラ達との大事な思い出の品なんだろうけど、俺的にはキンハと言えばキーブレードとこの星形のお守りだろうという程度の認識と思い入れしか無いのであげること自体に抵抗はなかったし。まぁ、それはそれとしてデスティニーアイランド行ってサラサ貝集めてお守りつくりなおしたんだけどさ。意外と5枚集めるの大変だったんだよな~。ある程度大きさ揃えないと不格好になるから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 メジロアルダンは窓の外を見つめている。

 物思いに耽るその姿は正に深窓の令嬢そのものだ。いや、まぁ、身分が高い家に生まれたという意味では例えでは無く言葉そのままなのだが。

 

 時折、胸にかけられている貝殻でできた星形のわりかし大きなアクセサリーを指先で弄ぶ動作を繰り返す光景を見つめている何時もの茶会のメンバーは言葉をかけずらそうに自身のティーカップに口をつける。

 

 原作におけるメジロアルダンはガラスの足と呼ばれ、それに見合う儚さも付与されて虚弱設定で余り外を出歩くこともできない体であったが、この世界のアルダンはどっかのばかがエリクサーと言う魔法薬を間違えて飲ませた影響で健康そのもので、ガラスの足? 何それ? 状態である。

 加えて言うなら、原作ではトリプルティアラと言う偉業を達成した実の姉に対するコンプレックスのような物を抱えていたが、この世界では健康で丈夫な体と、とある理由で異常な身体能力を有していて、三冠どころかシンボリルドルフでさえ成しえなかった秋の三冠を無敗のまま達成し、シンボリルドルフに並び抜き去りうる可能性を秘めている目の前の人物に話しかけずらいという畏怖の念の方が強いのだ。

 そんな本来姉が言われるメジロ家の秘宝と言う称号はメジロ家の発言力を大いに高めたが、親族ですら彼女を孤独へと追いやってしまう結果になった。

 

 そのこと自体はアルダン自身別に構わなかったし覚悟の上ではあったが、それ以上に周りに対する後ろめたさが更に周りとの溝を深めている。

 

 アルダンにとって、そもそも勝つのは確定事項であり、負けるのは自身がその勝負を捨てようと結論付けたときだけである。

 だが、意図して負けることは名家の生まれの者として、一人のウマ娘として。何よりも自身の願いのためにも出来ぬことではあるが。

 

 思考の海から戻ってきたアルダンはお茶会に参加しているメジロの親戚の中で、一人そわそわと周りを気にして、なるべく目立たないように小さくなっている人物……ドーベルをちらりと見る。

 

 自身が目をかけてる娘。

 

 もしかしたら自分と同じ道を辿るかもしれない娘。

 

 今の所、その兆候は出ていない。そのことに内心安堵の息を吐く。

 

 それがわかっただけでもこの居心地の悪いお茶会に参加した価値はあった。

 

 

 

 お茶会が終わり誰もいなくなった部屋でおもむろに手をかざす。

 

 一瞬のまばゆい発光がおさまるとそこいは巨大な鍵が握られている。先端にはハートを思わせる形に5つの突起が、柄から伸びるチェーンの先には自身が首に下げているお守りと同じデザインの物が付いてる。

 ゲームでいう「約束のお守り」と言うキーブレードを見つめ、やはり自身の運命が彼であることを再確認する。

 

 始まりはたまたま。本当に偶然だった。

 

 偶々体調が良く、お父様が気分転換にと外に連れ出してくれた日のこと。お父様がトイレに行ったほんの一瞬の間にかつてないほどの苦しさが私を遅い、もうろうとした意識の中視界の中で光っているように見えた物に手を必死に伸ばした。伸ばした手は温かい何かに包まれて。

 それに安心していたら、口に何かを流し込まれて反射的にそれを飲み込んで。

 

 徐々にハッキリとして来る視界に映りこんだのは、私よりも薄い青みがかった銀髪の人物。大粒の宝石のような奇麗な碧の瞳と少女漫画から抜け出してきたような整いすぎた線の細い中性的な顔。

 

 私の急な容態の変化で慌ただしかったお付きの人達にその人と引き離されて、お父様と合流してヘリで病院に運ばれて検査を。

 とは言ってもその頃にはかつてないほど体が軽く、調子が良くなっていたのだけれど。

 

 それからは虚弱体質が噓のだったように体調が良く、メジロ家の主治医も驚いていたくらいだ。

 

 その頃だったと思う。ドーベルが描く絵に銀髪の鍵を持つ人物が描かれているのを見たのは。あの時目にした人物が銀髪だったからか、とてもそれがいんしょうに残った。

 

 2度目に会った時は人目もはばからずに抱き着いてしまった。今思えば大変はしたなかったと思う。

 

 3度目はお父様が刺された時に助けて頂いた。その時にドーベルが描いた絵と同じ鍵が握られていた。その後、お父様がお礼がしたいと話し合いがされていた。

 

 4度目はお父様が改めてお礼をしたいとお茶会に招いて来てもらい、お母様も彼にお礼を言って頭を下げていた。

 お茶会でお父様が彼にあの大きな鍵を見せてほしいと言い、彼に見せてもらってそれがキーブレードと呼ばれるものであると知る。

 ずっと後で知ることになるのだが、キーブレードを使うものはその人物背景を無視して、女性ならばやんごとなきお家又はそれに連なる家の者の嫁に、男ならば愛人でもいいからその血を自身の家に入れたいと言うほど貴重な存在である事を知った。

 

 それはこの世界に住むものならば誰もが知っている三女神様がキーブレードを使っていたことが記述に残っており、その使い手と縁を作ることができれば、それは三女神様の正当な後継者として絶大な影響力を保持できることを意味する。

 

 彼にお父様は私とお姉様のどちらか、或いは両方をもらう気はないかと言い出してお母様が咎めるのを無視して話を進めようとする。

 それには名門メジロ家の者としての立場と、自分と娘を助けてくれた人物なのだからそんな悪いようにはならないだろうという思いと、他の家に唾を付けられる前に自分の家に是が非でも取り込みたいという思いがあっての行動だった。

 

 彼はそれをやんわりとだが断ったことに幼い私はムッとなり、彼のキーブレードを握っている手を抓ったのだ。その際にキーブレードにも触れていた。

 

 奇しくもキーブレード使いのキーブレードの柄を一緒に触るのは継承の儀であり、意図せずにアルダンはリクからキーブレードを継承していたのだが、そのことに彼は気が付かないし、アルダンは知りもしなかった。

 

 どうしても彼をあきらめきれないお父様は、援助するから家にまた来てくれと渡りをつけていた。

 

 5度目はお母様と私だけでお姉様とお父様は都合が合わなかったのだ。

 

 4度目に彼が帰った後にお父様はお母様と何やらいろいろ話し合っていて、その後、私に彼のことをどう思っているのかと聞いてきたので、胸の内を話していた。

 それがあったおかげか、お母様は取りあえずは彼を受け入れる方向で決めたのだと思う。

 

 話のタネを求めてズボンに付いていた貝殻で作られた星形のアクセサリーが目に留まり、彼にそのことを聞いたのだ。

 

 サラサ貝のお守り。

 

 その意味を知った時に、幼い私はこれさえあれば彼に必ず会えると思い込んでどうしてもと譲ってもらったのだ。

 そして、一番大事なことを口にした。私の名前はメジロアルダン、貴方様の名前を教えてくださるかしら? と。今回で会うのが5度目になるにもかかわらず、彼の名前を直接教えてもらっていないのだ。

 

 それを聞いた彼はそういえばそうだったと、リクと名前を教えてもらった。

 

 その後他愛のない話をしてお開きとなった。帰っていった彼が私の前に現れることは無かった。

 

 その間に体も心も成長していき、彼のことを、私の運命を諦めきれないと強く願った時にこのキーブレードが現れた。

 

 本当に運命だったんだ。ならばやることは一つ。

 

 私はお父様とお母様を呼び出して二人の前でキーブレードを出し、彼を、リクを探す旅に出たいと言葉にする。

 その後、八時間にわたる話し合いの末、三冠とメジロ家悲願の天皇賞春と秋の獲得を条件に私の自由を容認すると認めてくれたのだ。

 

 あと少し、あと少しで私の願いが叶う。

 

 ガチャッ――――

 

 急に開かれた扉にあっけにとられていると、

 

「アルダンさん……それ…」

 

 そう言いながらどんどんと私の前に来てキーブレードを持ってる手を掴んでキーブレードをまじまじと見つめるドーベル。

 

「リクさんのとはだいぶ形が違う……けど、たぶんおんなじ物。……教えてアルダンさん。何時からこれを持ってるの?」

 

 早速、よりにもよって可能性を私自身がドーベルに与えてしまったことにどうしようかと考え始める。

 恐らく、適当にはぐらかせないだろうことに迂闊だったと自分自身を呪った。

 

 彼…リク様の好みの女性がわからぬ以上ライバルになりえる人物は少ないに越したことはないと思っていた矢先にこれである。

 

 彼との接点を持っている以上、私と同じ道をたどる可能性を秘めている彼女にはキーブレードについて知っていることは全て話さなければならないだろう。

 さて、どこまで彼の情報を切るかとアルダンは女としての強かさで考えるのだった




キーブレード継承の儀はとっても簡単。

キーブレード使いがキーブレードを出し、それを一緒に握ること。

アルダンは意図せずにリク(偽)の握るキーブレードを握ったことで継承し、図らずもおんなじ形でドーベルがアルダンのキーブレードに……あ(察

アルダンとドーベルは継承の儀のことなんか欠片も知らない。
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