電子廻戦   作:メイマロン

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品川動乱篇②

sideころね

「うーんどこだろここ」

首を捻る戌神ころねの目の前に広がるのは生得領域。

「一体誰の領域なのかな?」

少し歩くと呪霊の姿が現れ、それを見てころねは笑う。

「ははっ!やっと出られそうだね」

瞬間放たれる殺気、それを感じて呪霊は気圧される。

「じゃあ、いくよ?」

ころねは呪霊の懐に飛び込んで、呪霊に向けて拳を振り下ろす。

 

side すいせい

「おぉー!勢揃いだねぇ!」

品川駅に入って一瞬でみことはぐれたすいせいはそのまま突っ走った結果東口にて游泳者2名、呪霊1体と同時に遭遇する。

 

游泳者:間宮静香 持つ術式は『静止』。触れたあらゆるモノを5秒間静止させる。

 

游泳者:矢島剛 『発射』の術式を持ちあらゆる物に呪力を篭めて放つ。

 

笑うすいせいを見てドン引きする游泳者2名を置いて呪霊は本能のままにすいせいに襲いかかる。

 

名称不明の特級呪霊。刃物への恐れが生み出した呪霊。

 

特級呪霊はすいせいに飛びかかると同時に腹から無数の刃が飛び出す。

「一等星『瞬』」

超速で移動したすいせいが呪霊を轢き殺しつつ斧槍を振りかぶる。

静(特級をワンパン!?)

 

すいせいの斧槍は静香が柄を掴んだことにより停止し、それと同時に剛がすいせいに向け両手を向ける。その手に握られているのはパチンコ玉。

「もらっ、」

瞬間、すいせいは剛の頭を掴み壁に向ける。

「三等星『刳魔』」

高速で壁に放たれ、ぶつかった剛はその反動で前に跳ねる。前に出た剛の頭を再び掴んだすいせいは同じように壁にぶつけ、それを繰り返す。

「『刳魔』」「『刳魔』」「『刳魔』」「『刳魔』」

壁に人が延々とぶつかり続ける光景に静香は絶句して動かずにただすいせいを見続けている。

『5点が追加されました。』

力無く倒れた剛から目を離すと静香を見る。

「次」

ビクッと震えた静香が一歩下がって掌印を結ぶ。

「ッ!領域てん_」

「『瞬』」

瞬間、静香の半身が消し飛ぶ。

『5点が追加されました。』

す(まだこの品川駅だけでも10人は游泳者がいる。その全員が数日間、死滅廻游で生き残った手練。連れてきたのはいいもののやっぱりみこちに戦闘はさせたくない。アイツは優しいから…。)

「ふぅ…。」

息を整えると次の呪力の方へ向かう。

す(これ以上みこちの手は汚させない。品川駅(ここ)の全員は私が狩る。)

進んだ先に立っていた人を見て無言のまま斧槍を構える。

「げっ、すいちゃん…!?」

すいせいと目が合った角巻わためは即座に羊の式神を出し、下がる。

わ(何…、出会ったばっかで何も分からない、それなのに何故か感じるこのプレッシャーは!?)

「始めるよ…。」

すいせいが地面を蹴り、戦いの火蓋が切られた。

 

sideフブキ

大神ミオと共に駅に入ったフブキは雪花ラミィと獅白ぼたんと出会う。

「ミオどうする?」

「個人的にはラミィちゃんと戦りたいかな」

「りょーかい。それじゃししろんは私が」

「「それじゃ!」」

グータッチしたミオとフブキは同時に飛び出す。

「ラミィ、下がれ!」

「おっと、ぼたんちゃんの相手は私だよ!」

ラミィの前に出ようとしたぼたんにフブキが斬りかかる。

「さてと、じゃあラミィちゃんいきなりだけど覚悟はいい?」

「何を企んでるのか知らないけどさせないよ。」

杖を振りかぶるラミィに対しミオは掌印を結ぶ。

「領域展開『銃游戯盤』」

領域に入ったラミィの手に握られたのはライフル。

「・・・は?」

 

「領域?」

「おおー!ミオが領域を使ったんならこっちはこっちで集中できる。」

「上等だ!来なフブキ!」

居合の構えをとるフブキにぼたんはスナイパーライフルを構え、引き金を引く。

「『孤月』」

ぼ(消えた!?)

背後に移動したフブキが鍔を弾く。がその刀は空を切る。

フ(避けられた!?)

「・・・野生の勘って奴?」

「そんなとこかな?」

「いいね!じゃあ次は本気で行くよ!」

居合の構えを取ったフブキを見てぼたんはライフルのリロードを終える。

「フェーズ1」

「ッ!?」

白いオーラを纏ったぼたんは不敵に笑いフブキに手招きをする。

フ(上等!)

[黒狐]

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