電子廻戦   作:メイマロン

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新宿編④

さくらみこは二人を少し見回すとため息をつく。

「2人ともいいにぇ〜。」

「何?嫌味?」

「ち、違うよっ!フブちゃんもノエルも強い術式持ってていいなぁって」

「何?みこちそんなハズレ術式なの?」

「いや、2人には分からないにぇ…」

遠くを見つめるみこは2人に目線を戻すと苦笑する。

「フブちゃんは「狐」をトリガーとする攻撃術式。ノエルは瞬間的に呪力を強化するブースト術式。どっちも良い術式持ってて良いじゃん!」

フ&ノ(何故分かる!?)

「なんで分かるって顔してるね〜。フッフッフ〜、それはねそれはね!みこは眼がいいんだよっ!」

「「眼が良い?」」

ノ(眼が良いとかいう問題じゃないだろ!?)

フ(そんなことできるのはそれこそ六眼ぐらいしか…。)

 

みこの天与呪縛による恩恵の一つ、精密な呪力操作。それを可能にするために与えられた眼。その性能は五条悟の六眼にも並び、さくらみこは呪力操作のみならば五条悟にも並ぶ力を持つ。

 

フ(今はとりあえず…)

ノ(手数で叩く!)

数秒の静寂の後、ノエルとフブキが動き出したのは同時。みこは2人の攻撃を受けるたび反転術式で直し反撃をする。

フ(何で呪力が切れないんだよ!?)

 

さくらみこは実質的な六眼の持ち主。だが五条悟と違いみこは術式を持たない。それにより、より呪力切れになりにくい。

 

2対1の状況のまま攻防が繰り広げられる中、黒い火花はは唐突に微笑む。

「「ッ…!?」」

フブキとノエルは唐突な黒閃に戸惑い一旦攻撃が止まる。その間に反転術式で回復したみこは2人を見て目を見開く。

み(2人の呪力がまるで別人みたいに強くなってる?これが…黒閃)

「今の私…やっば」

フブキの呟きと同時にノエルがラッシュをかける。そしてその中でまた黒い火花が弾ける。

み(連続!?)

 

ノエルの術式は呪力そのものの力を加速させるため黒閃を連発しやすい。

 

黒閃ラッシュを喰らいよろけたところで背後にフブキが現れ刀の鍔を弾く。

「孤月+孤月+孤月[黒狐(くろぎつね)]」

通常、「夢想語白狐」の拡張術式は2つまでの技を組み合わせ る。しかし、黒閃後のゾーン状態になったことで出来た限界突破の神業。その速度は音すら超え呪力の流れと共に加速し、共に相手にぶつかる。当然その時に黒い火花は散る。

ノ(フブキも連発!?)

2人で黒閃ラッシュをかけみこを徐々に削っていく。そんな中フブキは引っ掛かりを感じる。

フ(さっきからみこちが抵抗してなくないか?)

違和感を感じるフブキを横にノエルはとどめを刺しに歩く。

「いい加減終わらせようか、みこち!」

ノエルが拳を振りかぶるとみこの呪力が妙な流れ方をする。

「ノエル待って!」

「トリート・スマッシュ!」

フブキの声を遮って轟音が鳴り響く。

 

『5点が追加されました。』

アナウンスをしたのはみこのコガネ。

「ふぅー、タイミングはこんなもんだにぇ〜。」

倒れたノエルをどかして立ち上がったみこの呪力は別人の様に強くなっていた。

フ(みこちが、黒閃を決めた…?)

反転術式で一瞬で回復したみこは不敵に笑う。

「ノエルの言う通り、いい加減終わらせようか。」

 




次回新宿編最終回です。
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