ハナコちゃんとの決闘後、何日か経ち、部活説明会の時期がやってきた。
「ウルトさんは、図書委員会に入るんですよね?」
「本読みたいしね。」
最近の昼食はハナコちゃんと取るようになった。
ティーパーティーでセイアちゃんと一緒に食べると他のティーパーティー役員からのヨイショが鬱陶しいし、ティエちゃんと食べにシスターフッドに行くのは立場上論外だ。
かといって雑に作った同級生の友達と食べようとするとそれを無視して媚びを売りにやってくる奴らが邪魔。
ご飯を食べる時はね。誰にも邪魔されず自由で、なんというか、救われてなきゃあダメなんだ。
しかし、ハナコちゃんと食べていると入試首席と入試次席、という組み合わせがハイソな空気を出すのか有象無象がかなり減るのだ。
ハナコちゃんも同じような状況に悩まされていたようで、ここ最近はずっと一緒にご飯を食べている。
「それで、ハナコちゃんは決めたの?」
「うーん。そうですね。様々な部活動からお声がけいただいているのですが……」
まあ無所属の超優秀な駒とかどの陣営でも取り合いになるよね。
私は裏で話が済んでいるのか、ティーパーティーに入ると思われているのか、部活動の勧誘はされていない。
「モテモテだね。」
「ええ、まあ。ですがどれも気乗りしないのですよね。裏の魂胆や、私をどう利用するか。といった策謀が透けて見えて」
「私が庇ってもいいけど、そうなると実質的にティーパーティーの所属になってそれはそれで面倒だろうから……」
政治は面倒くさい。私と同じように図書委員会に入ってもいいんだろうけど、そんな事はハナコちゃんも思いついているだろうし何を選択するかはハナコちゃんの自由だ。
「勧誘なんて無視して、無所属のまま、帰宅部でもいいんだし、自分で好きな部活を作ったって良いんだよ。」
「作る、ですか」
「例えば、水着散歩部だとか、ヌード写真部とか官能小説朗読部でも何でも作っちゃえばいいよ。」
「ウルトさんの私のイメージが丸わかりですね♡」
そりゃ当然、エロい子だよ。実践経験はないけど。
むっつり感はないので、オープンドスケベ処女だろうか。なんだこれは、男の理想か?
「作るとなると必要なのは部員ですね。部活動結束の規定では最低4名。となると後必要なのは2人ですか」
「私は確定なんだ。」
「……入れて、くれないのですか……?」
そのデカいおっぱいを押し付けられても困る。
ハナコちゃん、私のことをレズかなんかだと勘違いしてる気がする。
いや、レズだと思ってないからこういうことをするのか?
私の性癖を正確にいえば性別とかその他を気にしてないだけで、可愛くて面白そうなら何でもいいだけなんだけど。
「挿れるなら、私だと指くらいしか挿れれないけど。ともかく、ハナコちゃんが部活作るなら私も入るよ。だけど……」
「残り2人ですね♡それなら、2人で産めば何とかなりそうです♡」
「どうやって産むの……」
そんなこんなで、部活を作るのはちょっと難しい。
まずハナコちゃんはやりたい事、っていうのが見つかっていない状態だからそれを見つけることが先決なんだろう。
scene.部活説明会
「以上が、救護騎士団の活動になります」
そういえば、クラウンがもう病院作ったって言ってたなあ。
やる事が早いんだよね、あいつ。
監視しようと思ってたのにやってる事が多彩なのと、私が学校行ってる間も動き続けているせいで全然監視ができない。
今把握しているのは、ヘイロー修復材の研究と、カイザーグループの製品に対する不買運動の支援、それと新型のオートマタの開発……
オートマタ*1の開発とかガッツリ法に触れてるし、オートマタ特有のAI製造方法がオーパーツなせいで新型なんてどうやって作ろうとしているのかわからない。
コードも見せてくれたけど、言語がわからなかった。
後、ヘイロー修復材なんて、死者蘇生の研究と同じだ。キヴォトスのこれまでの歴史でヘイローに関する研究はいくつかあるけど、そのどれもが大した結果を残せていない。
成功の目星はついているのだろうか?
「続きまして、図書委員会の発表になります!」
気になる図書委員会の発表だ。発表がどうであれ、入部することには変わらないが関わりのある部活動ならやはり気になる。
どんなイイ女が出てくるのかと見ていると。
なんか陰気な女が出てきた。
「なぜ私がこんなことを……大体先輩は私がこういった場が苦手だと知っておきながら……しかも何が人嫌い克服。ですか。私はこの子達を理解できない人たちが嫌いなのであって、私のことを人見知りみたいに……へ? マイクが、入ってる? へぇあぁ!? 」
爆音で奇声が会場に鳴り響いた。
反響し、山彦のように後を引いている……
会場は一息で静まり返り、興味なさげにスマホやパンフレットに目を落としていた生徒達が、
一斉に壇上の
アレ、大丈夫か?
壇上にいる他の生徒は見ないふりをしているし、
注目の的になっている
裏から図書委員会と思わしき人が出てきた。
「ごめんね、ウイちゃん! やっぱダメだったね! 後は私がやっておくから休んでていいからね! 」
「…………」
ダメだろうなと思いながら、その子引きずり出したんだ……
この後、図書委員会の発表を聞いていた生徒のほぼ全てが居た堪れない気持ちになっていたことは想像に難くない。
後日、入部日。
私はハナコちゃんと一緒に中央図書館、図書委員会を訪れていた。
他に入部予定らしき生徒は数名、図書委員会の規模からするとかなり少ない。
そして全員が私たち、いや、ハナコのことをチラチラと見ている。
「いやあ! まさか今年の入試首席と、次席の2人が図書委員会に入部してくれるなんて思わなかったよ!」
「私は入学時から決めてたので。」
「……私は、ひとまず腰を落ち着ける場所が欲しかったので」
「そーなんだ! ところでハナコさんはなぜ水着なんだい?」
一応止めたけど、ハナコは水着で来た。
私も誘われたけど、やらかすとセイアちゃんに迷惑かかるし、やめといた。
それに私の肌は公共にさらけ出すようなものではなく、もっとプレミアムで希少価値のあるものなので。
「うふふ♡なぜだと思います?」
「うーん? わかんないや!」
「あら……?」
「それより! 今年は例年より入部してくれる子が少なくて大変そうだったんだよ! こーんな優秀な2人が入ってくれるなら図書委員会も安泰だね!」
なんと、ハナコちゃんの水着を華麗にスルー。
入部した人数は……あの説明会じゃそうだろうね。
この先輩とあの子、ウイちゃんじゃ相性悪そうだなあ。
「で! ウルトさん、だっけ。担当の希望は古書館だって聞いてるけど、大丈夫そう?」
「大丈夫とは?」
「うちのエースなんだけど、説明会でハウっちゃった子、あの子が古書館の担当してるんだよね!」
おー、マジか。まあ、ウイちゃんが中央図書館で司書やってる姿は想像つかなかったけど、古書館担当だったとは。
「何とかするので、問題ないよ。」
「そっか!」
ああいうタイプは多少強引に行って、真摯に接しておけば何とかなるはず。
あとは説明会のマイクの音声で漏れていた、
「それじゃ、今日にところは他の部員に挨拶してもらって、どんな仕事があるのかだけ教えようかな!」
「私は古書館の方に行っても?」
挨拶回りなんて面倒だし、他の部員よりウイちゃんの方が優先度が高いだろう。
長い付き合いになるだろうし、好感度を上げるなら早い方がいい。
「あっ! そうだね! ウルトさんは古書館に行った方がいいかも! 私がついていくね!」
「場所はわかるから1人で大丈夫だよ。」
「そう?」
なんなら1人の方がいい。
ウイちゃんにトラウマを植え付けてそうな先輩がいたところで、ただ反感を買うだけだろう。
ハナコちゃんが手を小さく振っていたので、手を振り返し、1人で古書館へ向かった。
古書館の古めかしい扉をゆっくりと開く。
明かりはついておらず、締め切ったカーテンから漏れ出す少しの明かりだけが古本の匂いのする室内を照らしている。
……
ここにウイちゃんがいるのか疑問に思うが、埃の積もり方を見るに半日ほど前に古書館に誰かが入ったのだろう。
その後に出て行った様子はない。
しかし、埃っぽい。
私は超すごいのでなぜか呼吸が要らないが、こんな所にずっと居れば健康に悪いだろう。
ゆっくりと歩を進め、足跡を追う。
小さな明かりが見えた。大きさからしてデスクライトの類いだろう。
そこには部活説明会で奇声を発してしまい、壇上から姿を消したウイちゃんがいた。
あれは……本を装丁してるのかな?
声をかけて良いものか迷うし、仕事の邪魔はしない方がいいだろうからこっそり後ろに回って観察していよう。
シュババっと足音を一切立てずに背後に回り、その仕事ぶりを観察する。
本の頁が微かな音も立てることなく整えられて、重ねられていく。
職人技とはこういったものをいうのだろう。
図書委員会の先輩がうちのエース、だなんて言った理由が今の一動作で分かった。
それは良いのだけど、近くにいて一つ気になる事ができた。
……この子ちゃんとお風呂入ってる? いや、古本の匂いなのか?
臭い、とか、悪い匂いではないんだけど。なんか、濃い。
気になったので触れている事が伝わらないようにしながら髪を一房手に取る。
……あ、枝毛発見。
ではなく、枝毛以前に髪の束ね方が雑だ。
切るのが面倒で伸ばしてるタイプの伸び方だし、リボンで結んでいるが、結び目に髪を巻き込んでしまっている。
これはぁ、許せませんねえ?
急いでトリニティ内のコンビニに行き、ヘアオイルと櫛、それとハサミを買い揃える。
無論、ヘアオイルは私が供給量を増やしたいがために自分の会社に入れたサミュエラ社*2製のヘアオイルだ。
古書館へ戻ってくると、ウイちゃんはまだ仕事をしていた。
仕事を眺めているだけ、というのも暇だし、ウイちゃんの髪の毛を弄り回しても構わないだろう。
頭皮に刺激が行かないように、髪の毛が絡まないようにしながら髪留めにしていたリボンを抜き取る。
さて、ここからは時間との勝負だ。
理想としてはウイちゃんの毛先を整えて、ヘアオイルでゴミのようなキューティクルを補填。
その後リボンを髪を巻き込まないよう気をつけて元に戻す。
そうして何食わぬ顔でウイちゃんに挨拶を決める。
制限時間は不明だ。だからといって雑に終わらせる事なく、大胆かつ丁寧に終わらせてみせよう。
「……ふう、こんなところですか。この
コンコン。
古書館の古びた木製の扉を叩いたにしては妙に澄んだノック音が響く。
「……まったく、誰ですか? せっかく人が小休止を挟もうとしたところに……? いえ、変ですね。入り口からここまでかなりの距離があるはず。なのにこんなにはっきりとノック音が聞こえるなんて」
ガチャリ。
今度は扉の開く音。
先ほどのノック音とは異なり、常識的な音量と、音程。
「ウイちゃ〜ん、入るよ〜。」
「この声は……? あの空気に読めない先輩ではなさそうですし、一体誰が……?」
そう、私である。
ウイちゃんの髪をツヤッツヤに仕上げ、調子に乗ってかなり上の方までやってしまったが、特に気づかれる事なく完璧な仕事を終えた私だ。
顔だとか服は埃で汚れてしまっているが、髪だけが明らかに光り輝いている。我ながら自分の仕事が恐ろしい。
手が空いたので盗聴機を仕掛け、入場タイミングを図り、作業を中断したタイミングで入ってきたのだ。
……ここまで気を使う必要あったかな?
盗聴機仕掛けてる最中にこれ、キモくない? って正気に戻りかけたんだよね。
まあともかく。埃を撒き散らさないようにしながらウイちゃんの前に登場する。
「
「はあ……いえ、待ってください。一緒に?」
「はいこれ、ミラクル5000*3」
「えっ? ……えっ!? あ、あのミラクル5000ですか!? 何時間も並ばないと買えないというあのケーキ!?」
まあ、私なら顔パスで無料の即買いなのだが。
ウイちゃんの胡散臭いものを見るような冷め切った目は消えた。
とりあえず、餌付け1段階目終了。
チョロいぜ。
「うん。
「あっ、はい? よ、よろしくお願いします? ……あ、あのこのケーキって」
「ウイちゃんに食べてほしいなって思って。」
「な、なるほど。いえ、本当に? わざわざミラクル5000を持って私に会いに来るなんて何か裏が」
「ないよ。」
一瞬、ウイちゃんの瞳に理性が戻って、妙なことを口走りそうになったので、先に断言しておく。
疑われると話が進まないから、さっさと食べさせて糖分で思考を麻痺させよう。
「ほら。食べよ? 机はこれ使っていい?」
「あっ、はい。その机であれば……」
今の私はティーパーティーから送られた監視役。
であるならば、ティーパーティー流の礼儀を持ってこれからお世話になる相手を出迎えなくては無作法というもの。
古書館という古ぼけた世界に、この私がおしゃれで完璧なカフェを作り上げてやろう。
まずは布巾で机を拭いて、自宅から持ってきた静音空気清浄機を作動させておく。
もしも埃が紅茶の上や、ケーキに付いてしまったら最悪だ。
これだけでは到底足りないが、現時点でできることはこのくらいだろう。
次にティーパーティーから持ってきたおしゃれな皿の上にミラクル5000を盛り付け、チョコレートソースとミントで皿を飾りつける。
スイーツというのはその味、だけではなく、見た目。周りの環境によっても味を変える。
そして次は紅茶。
「ウイちゃん、紅茶淹れるのにコンセントが欲しいんだけど。どこにある?」
「こ、コンセント、ですか。それならあちらの方に……」
あっち……うーん、結構遠い。
しかも埃だらけの場所に延長コードが。火事になったらどうするんだろう。
古書館の本なんて、電子データでバックアップ取ったりしてないだろうし、危ないでしょ、これ。
今後、図書委員会で私のやるべき仕事が見つかってしまった。
埃を軽く払い、電気ケトルで湯を沸かしておく。
後は少々待って、これまたティーパーティーから持ってきた高級茶葉で紅茶を淹れれば完了だ。
「ご、ご馳走様でした」
これで餌付けは終了。
ここまでされてしまったのだから、今後、私が来ることに否とは言えないだろう。
「……け、結局、あなたはなぜこんなことを? 私なんかのためにここまでしてくださる理由が……」
「それは私が図書委員会の新入生で、これからウイちゃんにお世話になるからだよ。」
「ええ、はい。新入生、だということは聞いていました。確かお名前は冠ウルト……?」
「うん。」
「……っ!? ま、待ってください! か、冠ウルト!? なぜティーパーティーの重役がここに……!?」
おー、久々にそういう反応受けた。ちょっと嬉しい。
先ほどまで落ち着いていたウイちゃんの顔に驚愕と、恐怖の色が浮かぶ。
「ま、まさかティーパーティーは図書委員会も傘下に納めようと……!?」
「違うよ。目的というか、私がここにきた名目は別。」
「名目……?」
ズズっと残った紅茶を飲み干し、カップを机に置く。
隠し事すると変に探ってきそうだし、全部さらけ出しちゃった方が信頼は得やすそうだね。
「私がティーパーティーをやめて、ここに来る事ができた名目、口実は。図書委員会の監視だよ。」
「……なるほど。あ、あなたが図書委員会に対する監視。ですか。それなら建前上は通りますが、あなたを手放してまで図書委員会を監視するほど、重要視していたとは思えませんが……?」
「私の意志でここに来たからだよ。ティーパーティーが私に要請したんじゃない。理由は……政治に関わりたくなかったっていうのと、本を読みたかっただけ。古書館なら他じゃ読めない本がいくらでも読めるから。」
「……」
政治上の立場なんかをわかっているならば、私が古書館に滞在するのを止めることはできないだろう。
いくら図書委員会か中立的な存在だとしても、結局のところ、トリニティのトップはティーパーティー、生徒会だ。
それに図書委員会の部長とは既に裏で話が済んでいる。古書館を管理しているといっても一部員でしかないウイちゃんに断る権利はないのだ。
……だから、結局のところ、ここまで私がやってきたことは私が気持ちよく古書館に滞在するための
例えば、最初からティーパーティーの権力を振りかざして古書館への滞在を認めさせることは可能であっただろう。
私のことを嫌っている子に対して、権力だとか金で言うことを聞かせるのはちょっとそそるけれど、主食にするには胃もたれしちゃいそうだからね。
「そう、ですか。そ、それなら私にあなたの滞在を拒否できる権利はありませんね……」
「……」
「で、ですが。あなたを認めたわけじゃありません。もし、妙なことをしたり、この
「そんな事しないから安心して。」
縄張り意識が強い。
さっきまでビビっていたのに急に声を荒げて、プンスコし出した。
野良猫みたいな子だ……
餌上げてる時はニコニコ……いや、にへにへと笑っていたのに食べ終わると警戒しだすところとか。
これを家猫になるまで可愛がるのは結構楽しそう。
「挨拶も終わったし、今日は帰るね。明日からよろしく。」
「へっ? あ、帰るんですね……安心しました……」
猫は構いすぎると嫌われるから、じゃなくて、ウイちゃんは対人キャパシティが少なそうだし、早めに退いた方がいいはず。
それに部活説明会であんな失敗をしてるんだから、新入生を見て精神力を削られているかもしれないし。
ミラクル5000を置いていた皿や、紅茶のカップを片付ける。
「……」
「明日は何食べたい?」
「うへぇあ!? ……あっ、いえ、結構です」
「そう? じゃあ次は私が食べたいものを持ってくるね。」
次は何がいいだろうか。百夜堂*4の限定パフェ? それともトリニティの果樹園で採れた果物を使ったパイ?
わざわざ買いに行くのも大変だから、ウルトイーツ*5で持ってきて貰おうか。
「それじゃ、またね。」
「あっ、はい」
静音空気清浄機と、電気ケトルは置いていき、埃を舞い上げないよう気をつけて帰路に着いた。
「嵐のような方でした……あ、明日も来るって言ってましたよね。少しくらい掃除をした方が良さそうです……」
「……明日は何を持ってきてくれるんでしょうか」
その後、ウイちゃんは自室で自分の凄まじく整えられた髪を見て、頭の上に?が大量に浮かべていた。
「み、ミラクル5000にはこのような効能が……?いえ、そんな事普通の食べ物じゃあり得ませんし、……やはりミラクル5000のせい??」
本作では、浦和ハナコ、元図書委員会所属説を推しております。
ウイちゃんに対するハナコの距離のつめ方、古関先輩、という呼び方。とても怪しいと思います。
冠ウルトの財力について。
ウルトの両親が金持ち、というわけではなく(十六夜ノノミのような)。完全に自力で築き上げたスーパー女。
その財力は、キヴォトスでの長者番付でトップ層に上がるほど。
最初に立ち上げたウルトクラウン社は、「飲食と娯楽に関する援助、他企業同士の技術的な交流を支援する」という目的で作られた会社。
この会社のせいでカイザーグループは飲食、娯楽からの撤退を余儀なくされた。
もともとカイザーの商品はオートマタ向けのものが多く、生徒からの評判が悪かったという問題点もあるが……