今回は少し短めです。
鬼殺隊に入隊して約3ヶ月が経過した今日なのですが!
なんと私、早川瞬の聖誕祭であります!!
誰も拍手してくれないけどね!!
さてそんな俺なのですが何と現在「
なぜそんなところにいるかといいますと
皆さん覚えていますか?早川瞬 復讐リストを!
現在リストに含まれているのが最終選別で出会した「手鬼」と今回のターゲットである「鱗滝左近次」さんです!!
おさらいさせていただくと鱗滝の考えやがった岩切りの修行のせいで俺の生き地獄が半年も延びたんですよ!
とても許されることじゃありませんし極刑ですよ!!
でもそんなことまではこの心優しい瞬くんはしないですよ!
なので自宅玄関前に特大の落とし穴を作ろうと思います!!
もちろん中に泥水も入れます!!
それにあわせて現在は深夜なのでおそらくは寝ているでしょう!
でもそんなことしたらバレるんじゃないかって?
甘いね!俺がなんで天元に頼み込んで気配の消し方を学んだと思ってるんだ?
全てはこの為だ(クズ)
まだ完璧ではないけど相手は寝てるんだし十分やろ!
さて自宅前まで来ましたよ!
今は弟子を二人鍛えてるみたいだけど鱗滝含めて全員が寝ていることを確認!
早速掘っていきましょう!
「ヘッヘッヘ俺を怒らせた罪は重いぞ~♪明日の朝楽しみにしとけよ~」
俺が上機嫌で穴を掘ろうとした瞬間。
「何をしている」
「ヒュッ」
後ろから声をかけられました。え?何で?
恐る恐る振り向いてみると...
「貴様何しにここに来た」
わぁ!立派な天狗さまだぁ!!
じゃなくて!!!何で起きてるのこの人!?
「ッさらば!!!」
俺がその場から逃げようとするが...
「逃がさん」
「グエェェッ!!」
襟をガッツリ掴まれたため自らの首を絞めることになりました。(物理)
「そうか...桑島の弟子であったか」
「そんなのどうでもいいので離してくれません?」
「離したらすぐ逃げるだろう」
「チッ」
逃走に失敗した俺は鱗滝に外で正座させられ後ろから肩をガッチリ掴まれている。
これ詰んだかな...?
「それでお前は何しにここに来たんだ?」
「あんたへの復讐だよ」
「?儂はお前と初対面だが...」
「うるせぇ!あんたの岩を切るとかいう頭のイカれた鍛練のせいで俺は半年も地獄を味わったんだぞ!!だから玄関に落とし穴を作ってやろうと思ったんだよ!!」
「......」
この時の鱗滝は唖然としていた。理由としては
まず復讐とかいうが完全に逆恨みである。正当性の欠片もない。
よくこんなのが最終選別を突破できたものだ...
次に復讐の内容がショボすぎる...
聞くにこの男?は17歳であるのに内容が落とし穴を掘ることとは...。復讐ならもっと残酷な事でも思い浮かんだだろうに...
そう、鱗滝は早川瞬の「幼稚さ」に困惑していたのだ。
「それより何で俺が来てるのに気付いたんだよ?気配は消してたはずだが?」
「残念だが儂は人より鼻がよくきくのでな。お前が気配を消していようが関係ない」
「くっそ!だったら最初から詰みじゃねぇかよ」
「それより儂も聞きたいことがある。ここに来た目的はわかったが何故今日来たんだ?儂に復讐すると決めたのは随分と前だったのだろう?」
「あ?そんなの決まってんだろ。俺の誕生日にあんたが間抜け面で落とし穴に落ちるのを拝めるためだよ!」
「お前そんな理由でわざわざここまで来たのか...?」
「んだよ悪いかよ?」
すると鱗滝は空いてる手で俺の頭を撫でだした。
「おい何だよ?」
「お前の行動はとても褒められたものではないし、行動理由もあまりに幼稚すぎる」
「幼稚って何だよ...馬鹿にしてるだろ」
「だがこれだけは言っておく...
今日で17歳だったな。良い一年になるといいな...」
「え?」
まさかそんなことを言われると思わなかった。大正時代には人の誕生日を祝う文化など無く転生してからそんなことは一度も言われたことがないのに何でこの人は...どこまてお人好しなんだよ...
「別に!そんなこと言われなくても嬉しくねぇし!!」
「そんな照れるでない」
「うるせぇ!」
「鱗滝さん?誰か来ているのですか?」
そんなことを話していると弟子二人が起きやがったみたいだ。
だが鱗滝の手から力が抜けた。好機!!
一瞬で体を捻って拘束から逃れた俺は鱗滝の天狗の仮面を奪って後ろへと下がっていった。
「よっしゃいただき!」
「誰だお前!それは鱗滝さんの物だぞ!」
宍色の髪の奴が刀を抜いて叫んできた。コイツこっわ。
もう一人の方は寝ぼけているのか目を擦っていた。
「鱗滝ぃ!俺の復讐はこれでチャラにしてやる!!
せいぜい長生きしろよな!!」
そういい残して俺は高速でその場から離れて下山した...
それよりあのジィサンの素顔って仮面と違ってめっちゃ優しそうな顔をしてるんだな。いい弱みを握れたもんだぜ。
鱗滝side
「鱗滝さん!追わなくていいんですか!?」
「もうよい、どうせ追いつけん」
「くそ!逃げ足の速い奴め!!」
錆兎が儂に抗議をするが、それを否定する。
鬼殺隊に入隊してから3ヶ月の隊士があそこまでの速度で動けるとは...
速さだけなら既に柱に届くかもしれぬな...
「それにお前たちが入隊したあとに奴に会えばその時に取り返してくれればいい」
「...そうですか。義勇!俺達で必ず取り返すぞ!!」
「...うん。眠い...」
「ほれ明日も早いんじゃ。早く寝ておけ」
「「はい」」
そのまま二人は寝床に戻っていった。
「早川瞬」か...。奴は必ず将来鬼殺隊において有力な剣士になるだろう...。
決して死ぬのではないぞ...
桑島の悲しむ姿も見たくはないしな...