本日は怒濤の3連投稿です。
それではどうぞ!
もうすぐ俺が鬼殺隊に入隊してから一年が経とうとしていた。
俺の階級は色々あって「甲」まで上がり給料も高くなった。
全集中の呼吸の常中を会得したことにより身体能力が以前より向上したため、隊内で「最速の剣士」と呼ばれているとかいないとか...
それと2ヶ月くらい前に天元が「柱」になったそうだ。
正直就任するのが馬鹿みたい早いがアイツなら別にやってもおかしくはないだろう。
ちなみにだが俺がキレて天元を蹴り飛ばして以来一度も会ってないんだよな...
でも俺から謝るのは絶対にありえんから!!(いらんプライド)
さてここまで長々と話したが俺は今もう間もなく最終選別が行われるであろう「藤襲山」まで来ていた。
何故来たのかはもはや言うまでもないがあの「手鬼」にリベンジをするためだ。
それに奴がいては犠牲者が増えるばかりだし有能な隊士になれるであろう者も死ぬかもしれんしな。
別に建前じゃないからね!!
真面目すぎてキモいと思うかもだけど!!
まぁ何が言いたいかというと常中も会得した今の俺なら奴にも勝てるだろうということだ。
さて早速探しに行くとしますか...
ちなみに焼き鳥(鴉)は鳥籠にて監禁中です。
アイツ連れてったら絶対にチクるだろうし...
「おいおい!もう人間が来たのか!今年は早いな!って速!?」
山の中を駆け回り手鬼を探す俺だが他の鬼は全て無視している。
あまり減らしすぎたらバレるかもしれないしコイツらを撒くなんてしのぶちゃんを怒らせるのと同じくらい簡単だ。
......一瞬寒気を感じたが気のせいだろう。
そして入山してから一時間が経過した...
「見 つ け た」
遂に奴を見つけた。
相変わらずの巨体で山を練り歩いており以前までの俺なら勝ち目が無かったが今の俺は違う。
そして奴の前に歩み寄る。
「よぉ久しぶり」
「...お前は去年の...」
奴もまさかこの場所で再び俺の姿を見ることになるとは思っていなかったのか目を見開いていた。
そりゃそうだろう。こんなところに態々来るやつなんていないだろうしな。
「なんだ今度こそ俺に食われに来たのか?態々ここまで来たのはご苦労だったな」
「残念だが餌になるために来たんじゃないんだよ。負けっぱなしは性に合わないんでね」
「まさか俺を倒すつもりか?それが無理なことはお前が一番わかったいるはずだろう?」
「半分正解...だな」
「何?」
コイツは一つ思い違いをしているようだから訂正してやろう。
「俺がこの一年で何もしていなかったと思うなよ!?てめぇみたいに山の中を練り歩いてるだけの奴と同じにすんじゃねぇ!!」
「啖呵だけは大したものだ!!今回は逃がさんぞ!!」
その刹那、以前のように大量の腕が俺に向かって押し寄せてくる。
「もうそれ見飽きたんだよね」
閃の呼吸肆の型 空斬!!
俺は引き抜いた2本のドスを素早く振り抜くことで斬撃を飛ばす。放たれた斬撃によって腕は全て切り落とされた。
「なっ!?飛ぶ斬撃だと!!」
おそらく同じ攻撃はしてこないだろうが奴の攻撃は既に割れている。奴のことだから何かパターンが増えていることもないだろうしな。
次の攻撃は地面からの攻撃だろうがそんなのは俺には通用しない。なぜかって?
「さて、着いてこれるかな?」
「!?...消えた」
今の俺の速度はもはや奴の目には捉えられない。
見えない奴に狙って攻撃するなんて不可能だからな!
「悪いがあまり長居もできないんだ。これで終わらそう」
「ッ!!そこか!!!」
手鬼が声に反応して上空にいる俺の姿を捉えた。
「死ねぇ!!!」
「だからもう通じないって」
放たれた無数の腕を斬斬舞で全て切り落とす。
そして奴の首元にまで急降下した。
「切れるものなら切ってみろ!!お前には無理だぁ!!」
「前までの俺ならな」
俺は2本のドスを鞘に戻して
閃の呼吸伍の型 居合一閃
「えっ...」
超高速で放たれた居合切りにより手鬼の首は宙へとまった。
そのまま地面に落ちた手鬼の身体は崩壊を始めた
「首を切られた...!?嘘だ嘘だ嘘だ!!!」
「...俺の勝ちだ。負けを認めろ」
「くそぉぉ!!まだ鱗滝を殺せていないのにぃぃ!!!」
「...鱗滝ってもしかして天狗の面を付けた男か?」
「そうだ!!お前アイツの知り合いかぁ!!奴はどこにいるぅぅ!?」
「今のお前に教えても無駄だろ」
奴は大声で叫ぶが無情にも身体の崩壊は進んでいく。
それを見届けずに俺は奴に背を向ける。
「だがこれでリベンジ成功だ。お前のおかげでここまで強くなろうと思えた。感謝する」
「~~~~~ッッッ!!!!」
そのまま歩を進めていくと奴の叫び声が聞こえなくなり
藤襲山は静寂に包まれたのであった...
その後俺は討伐記念として好物の焼き鳥を腹一杯食いましたとさ。
それから一週間後
「今度吉原遊廓で豪遊しねぇ?」
「素晴らしい是非行きましょう」
恒例となっている変態会議を前田氏と行っていた。
「にしても先輩は今日いないのかぁ」
「何やら集団での合同任務らしいですよ」
「集団なら余程の事がないかぎりは大丈夫かな?」
「そうですね。それより遊廓の話を進めましょう!」
「欲に忠実だねぇ。嫌いじゃないけど」
残念ながら欠席となってしまった先輩の為にも遊廓プロジェクトを考えなければ!
代金は三人で割り勘すれば何とかなるでしょ!
前田氏はあまり期待できないが.....
「ところで早川殿の女性の好みは天然ドジッ子と聞いてましたが間違いありませんか?」
「そだよ~。俺の同期が三人嫁いるんだけどさ?その中の須磨ちゃんって子がどストライクでさ!マジで寝とりてぇ...」
「やめましょう寝とりではヌけません」
「ははっ間違いない。可哀想なのは興奮しないんよな」
「そんな貴方に是非ともご紹介したい方がいるのです!」
「え、何々?」
「貴方の好みの天然ドジッ子であり胸も大きくて顔もいいそんな方がいるのですよ!私もつい最近知り合ったのですが...」
「マジで?どんな子なの??」
「少なくとも私が渡した隊服を着用した時に『これが普通だ』と説明したところ何も疑いはしてきませんでした...」
「それ絶対神じゃん!!前田氏ガチでナイス!!!」
「それでその方の名前なのですが彼女は甘r『デンレイー!!』
「はぁ...」
その時焼き鳥が割り込んできた。
せっかくいいところだったのに...思わずクソでかため息が出ちまったよ。
「タナカタイシヒキイルハンガ『十二鬼月』トソウグウー!!シキュウエンゴニムカ『さっさと案内しろ!!!!!』
嘘だろ...
十二鬼月だといくら大人数でもまずいかもしれない!!
「早川殿!」
「前田氏!悪いが話はまた今度だ!行くぞ焼き鳥!!」
「ダカラヤキトリトヨブナ!ツイテコイ!!」
「全速力で飛べ!!絶対に間に合わせるぞ!!」
どうやら場所はそこまで遠くはないようだ!
頼む!間に合ってくれ...!!
「コノサキダー!!」
「...ここか!」
俺は大きな湖のある場所まで来ていた。
ここに十二鬼月がいるという...
近づくにつれて血生臭い匂いが鼻をつくようになる...
そして現場には体の一部が吹き飛んだ隊士の死体がゴロゴロと転がっていたのだ。
彼らは全員目から光を失っている...おそらくはもう...
「...そんな」
「ナニシテルハヤカワ!タナカタイシハココニハイナイゾ!!」
...確かにそうだ!よく見るとここに先輩の姿はない!
まだ間に合うかもしれない!!
すると遠くから激しい物音が聞こえてきた...
「ッ!あそこか!?」
俺が音の出所に急いで向かうが...
「鬼血術、圧水包」
「ガッ...!!!」
そこには鬼から放たれた鬼血術によって左腕を吹き飛ばされている先輩の姿があった...
その光景を見て一瞬頭が真っ白になりかけたがすぐに切り替えて鬼に向かって全速力で突っ込んだ。
「てめぇぇぇ!!!何してるんだぁぁぁ!!!」
「なんだ?増援か!?」
鬼が俺の姿を視認するがその時には既に懐に潜り込んでいた。
閃の呼吸参の型 破突!!
「グアッ...!!」
不意打ちをまともに食らった鬼は血を撒き散らして吹き飛んでいったが今は先輩を優先だ!!
「先輩!大丈夫ですか!?」
「ぐっ...早川か...」
痛みに苦しむ先輩に駆け寄るが容態はかなり酷い。
なぜなら肩から下の左腕が無くなってしまっているからだ...
「呼吸で止血してください!!あと痛いですが我慢してください!!」
俺は懐に入っていた布を取り出して先輩の傷口を縛り付ける。
「うあぁぁぁぁっ!!」
「すみません!でも耐えてください!!」
縛ったことで先輩が声を挙げて苦しむがこうでもしないと出血で死んでしまう...
だが先輩が常中の鍛練をしていたおかげもあってか止血に成功し血は徐々に止まってきた...
「来るのが遅くなってすみません。あとは俺に任せてください」
そして後ろに目をやると先程吹き飛ばした鬼が傷を治してもう戻ってきたのだ。
「今のは効いたぞ小娘」
「そのまま死んで良かったんだぞ。盛大に暴れやがって...」
「心配せずとも貴様も奴等と同じ場所に送ってやるぞ?
...だがその前に」
すると奴が先輩に指を向けた。
おいおいまさか!?
俺は急いで先輩の元へと走るが...
「そこの死にかけの小僧を始末しようか!!!」
「させるかぁ!!」
奴が先輩に向けて先程の圧縮した水を放ってきた。
ギリギリで先輩を抱えて直撃を防ぐことができた。しかし...
「よく間に合ったな?だがその傷、深いだろう?」
「ガハッ...うるせぇ...」
奴の攻撃が俺の脇腹に当たってしまったのだ...
内蔵にはギリ当たっていないが脇腹を貫通してしまった...
殺傷能力が高い上に速度もかなりのものだ。
流石は十二鬼月といったところか...
「だが安心しろ。すぐ楽にしてやる。この下弦の肆である私がなぁ!!」
そういった奴の目には「下肆」と数字が刻まれていた。
閃の呼吸肆の型、空斬
...斬擊を飛ばすことができるが、この技で鬼の首をはねても倒すことはできない。
閃の呼吸伍の型、居合一閃
...背中の刀を使った居合斬り。目にも止まらぬ速さで振り抜くことができる代わり腕への負荷が大きいため現時点では1日一回が限界。
血鬼術 圧水砲
...指先に圧縮した水をレーザーのように放つ。 貯めれば貯めるほど威力も高くなる。
大正コソコソ噂話
藤襲山から帰還後、黒曜を鳥籠から出しはしたが案の定
大喧嘩になった。