えっちぃのは大好きです。   作:スプright

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閑話 最終選別を終えて...

 

〈知りたい技術〉

 

宇随side

 

早川が帰ってから一夜が明けた。

 

あいつは終始とんでもない奴であったが大した奴でもあった。

あの見た目で男だったり脚力が化け物だったりと突っ込みどこらが多すぎるがな。

 

次にあいつに会うのは一体いつになるかはわからんがそれまでにまた強くならねぇとな。あいつに追い付けねぇだろうしな。

 

そう、俺は最終選別時の早川を見てあいつは俺よりも強いということを確信した。

見たところ刀の方はどうやら完全に扱えていなかったらしくドスであればあのキモい鬼の首も切れていただろう。(長さ的に両断はできないが)

 

それに何度もいうがあの脚力。あれは唯一無二の武器だ。

あんな奴、他に鬼殺隊にいるのか?もう人間辞めかけてるだろ...。

 

なので俺はもっと強くならなければならない。あいつを越えるためにも、嫁達を守るためにもな!!

 

「て、天元様...お客様です」

 

すると雛鶴が俺に声をかけてきた。

誰だ客なんて?まさか親父とかじゃねぇだろうな...!

 

そんな予感が外れてほしいと思いながらも玄関に向かっていく。すると昨日聞いたばかりの声が次第に聞こえてきた...。

 

おいおい客ってまさか...

 

 

 

 

 

「え、マジで?須磨ちゃんもまきをちゃんも俺より年下だったの?てっきり同い年くらいかと思ったわ!」

 

「そうなんですよ~!ちなみに私が一番下です!」

 

「あんたは見た目ですぐバレたろうけどな!あと雛鶴があたしたちの中で一番年上なんだがあんたよりは下だな!」

 

「そりゃ意外だな!雛鶴ちゃん大人ッぽかったけどね~」

 

なんか奴がいた。

また来るとは言ってたけど来るの早すぎんだろ...

 

「お、天元!昨日ぶり!」

 

「はぁ、早川...お前何しに来たんだよ...」

 

「いや~、昨日お前ん家にドスを忘れちゃってさ~!」

 

「はぁ?お前あんな格好つけて帰ったくせにかよ?だっせぇな!」

 

「うぐっ、それは言わない約束だろうが...!」

 

「早川さん、こちらでしたか?」

 

「あ、これこれ~!ありがと雛鶴ちゃん!」

 

雛鶴ちゃんが二本のドスを持ってきてくれた。

探しにいくの面倒だったから助かったわ~!

 

「じゃ俺はこれで帰『ちょっと待て』...何?」

 

「ちょっと俺と手合わせしてけよ。どうせ暇だろ?」

 

「う~~ん、暇ではないんだけどなぁ...」

 

「それとお前に聞きたいこともあんだよ」

 

「はぁ~、わかったよ。その代わり早く済ませろよ」

 

 

 

 

 

 

◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯

 

 

そうして俺達は広い訓練場に移動した。

訓練場って言っても外なんだけどさ...

 

そして天元が二本の木刀を取り出したて言った。

 

「早川、お前は木刀使うか?」

 

「いやドスを鞘に入れたまま使うよ」

 

「了解」

 

準備の出来た俺達は互いに距離をとる。

 

「それでは始めっ!」

 

雛鶴さんが合図を出したと同時に天元が突っ込んでくる!

 

「おっ?結構速いね!」

 

「くそっ!これでも元忍なのに何で普通に見えてんだよ!?」

 

そのまま二本の木刀を振り落とす

 

 

音の呼吸壱の型 轟!!

 

 

俺はその攻撃を回避する。

 

「すっげぇ力だな!食らったらやべぇな!」

 

「普通に避けやがってよぉ...!」

 

「今度はこっちの番だな!これでくたばんなよ!?」

 

 

閃の呼吸壱の型 閃斬!!

 

 

頭に直撃させて意識を奪おうとしたが間一髪で木刀で防がれる。

 

「いいね!防いだか!」

 

「お前のスピードはあの時の見慣れたからな!」

 

見ただけで俺のスピードに適応してくるか!面白い!!

 

「ならこれは耐えれるか!?」

 

俺は一瞬で天元の前まで踏み込む!

これはまともに食らわせたら死にかねないから木刀を狙わせてもらおう!

 

 

閃の呼吸参の型 破突!!

 

 

その突きは天元の木刀を一本破壊することに成功したがその瞬間もう片方の木刀で俺のドスを手から弾き飛ばした!

 

「むぅ!?」

 

「よっしゃ貰ったぁ!!」

 

そのまま木刀を俺のこめかみに向けて振るってくるが...

 

「当たるかぁ!!」

 

それを低くしゃがみこんで回避する。

だが体勢が悪いのでこのままだと受けきれずに負けるな...。

ならば!!

 

「くらいやがれぇ!!」

 

天元が木刀を振り下ろすよりも早く()()()()()()()蹴りを放つ!

 

「おい!それはやべぇって!!」

 

天元が寸前のところで回避に成功!

しかし蹴りの衝撃波が天元の横を突き抜けていきその延長戦上にあった岩に直撃して粉々に砕いたのだった...

 

「...嘘だろ」

 

「おいおい余所見してる場合か?」

 

粉々になった岩を見て顔を真っ青にしてる天元の木刀を弾いた。これで俺の勝ちだな!

 

「うぇ~~い!!ヴィクトリィ~~!!」

 

「ちょっと待てごらぁ!!」

 

勝利の余韻に浸っていると天元が詰め寄ってくる。

 

「てめぇ!俺のこと殺す気か!?」

 

「別に避けたんだしいいじゃん」

 

別に仮に喰らっても死にはしないでしょ。...多分

 

「そういう問題じゃねぇよ!模擬戦で殺しにかかってくんなって言ってんだよ!!」

 

「え、負け惜しみ?」

 

これを聞いた天元はぶちギレてヘッドロックを食らわせてきやがった。やめてお前の力でやったらマジで死んじゃう!!

 

「マジで死ぬって!悪かったから!!」

 

「チッ!次はねぇぞ」

 

何とか解放された。

いや~死にかけた死にかけた!

 

というか大分汗もかいたし暑いな...

 

「どうだ?汗かいたし風呂入って帰るか?」

 

「お、あざっす」

 

昨日トラウマになったばかりなのにもう風呂に誘える精神力よ。

こいつ中々やべぇな...

 

まぁ入るんだけどね?

 

 

♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️

 

 

 

「いや~運動後の風呂は最高やね~」

 

「...やっぱお前その顔であるのはおかしいだろ...」

 

「何?去勢しろって?」

 

「そこまで言ってねぇよ!」

 

こいつの家の風呂アホみたいに広いから十人くらい入れそうなんだよね。羨ましい限りだよ全く。

 

「そういえば聞きたいことがあるって言ってたけど何だったの?」

 

「お、そういえばそうだったな!

お前の速さの秘訣とかあれば聞きたいんだよ!」

 

「いや今のお前でも十分速いだろ」

 

「いいや!俺はもっと上を目指してぇんだ!!何かないのか?」

 

「まぁあるにはあるけどさ。でも言葉で説明すんのもあれだからまた今度教えたるよ」

 

「そうか!ありがとな!!」

 

「その代わり条件が3つほどあります」

 

「んだよ条件って...しかも多いし...」

 

「いいから聞けって。まず1つ目にお前の気配の消し片を教えてほしい」

 

「簡単に教えられるもんではないけど構わねぇぜ」

 

「2つ目がお前の知る限りの体術を教えてほしい」

 

「体術なんて覚えて意味あんのか?」

 

「ほら俺って脚力がイカれてるから足技でもあったら武器になりそうじゃん?」

 

「確かにそうだな。それで最後は何だ?」

 

「最後は頼みっていうかシンプルに疑問なんだけどお前なんで俺のことまだ『早川』って呼ぶの?」

 

「いや最初から早川って呼んでたから定着したというか...。

もしかして嫌だったか?」

 

「別に嫌って訳じゃないけど俺が天元って呼んでるのに名字で呼ばれるのもなぁってさ...」

 

「何だよ!そんなこと気にしてたのかよお前は!!」

 

「だから肩を叩くな!痛いって言ってるだろうが!」

 

こいつ調子に乗るとダル絡みしてくるタイプか...

気をつけねぇとな...

 

「悪かったよ『瞬』!これでいいだろ?」

 

「ったく...」

 

悪態をつく俺だったが内心では結構嬉しかったのだった...

 

 

 

 

 

「あとよ瞬、お前今日暇じゃないって言ってたけど何かあんのか?」

 

「この後ジィサンの金で遊廓で遊んでくる」

 

「お前師匠に何てことさせてんだよ...」

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

「たっだいま~!」

 

「おう瞬、戻ったか」

 

「いや悪いね~思ったより長居しちゃってさ」

 

「いや別に構わんわい。同期の隊士と仲良くしていくのも良いじゃろう」

 

「それよりも桑ジィ!」

 

「わかっておるわい。ほれこれで行ってこい」

 

そう言うとジィサンは遊廓で遊ぶ金を手渡してくる。

でもなぁ...

 

「なぁ桑ジィは行かねぇの?」

 

「何を言っておる。儂のような老いぼれが行っても仕方ないだろう...。それに一人で行った方が楽しめるじゃろ」

 

初めのうちならそうだったかもしれない...

だけどこんなに世話になっちまったからさ。そうとも言えないんだよね。

 

「なら桑ジィが行かないなら俺も行かないわ!」

 

「おい!?あんなに楽しみにしてたじゃろうが!?」

 

ジィサンは俺の発言があまりに予想外だったのか驚きながらも俺にそう言ってきた。

 

「いや桑ジィが女に一切興奮しないそういう人なら無理にとは言わないけど...」

 

「う...いや別にそういうわけではないのだがな...」

 

俺はLGBTにも配慮できる人間だからね!

ま、そんな冗談はさておき...

 

「それに地獄だったとはいえあんだけ世話になったんだ。俺一人で楽しんでもさ。その後に残るのはきっと虚無感だけなんだよ」

 

 

「瞬...」

 

「だからさ。桑ジィも一緒に来てくれよ」

 

するとジィサンが急に涙を流し始めたのだ。

 

「おいおい!?何かまずいこと言ったか?」

 

「いやすまない。まさかあれだけの問題児だったお前にここまで言われるとは思わなくてのぅ...。年をとると涙脆くなっていかんのぅ...」

 

「...俺の信頼度低くね?今まで何だと思ってたんだよ」

 

「制御の効かない性欲妖怪じゃな!」

 

「もはや人間ですらねぇじゃん!!」

 

「冗談じゃよ。ほれ早く行かんと時間もなくなるぞ?」

 

「...わかったよ」

 

 

 

その後

超高速で移動した俺達は遊廓で豪遊するのであった。

 

なんやかんやでジィサンも楽しんでたし俺も大満足だし、これなら最高の報酬だったな!

 

尚、金額がなかなかヤバイことになってたがそこは元鳴柱のジィサンが何の問題もなく支払うのであった...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈おまけ〉

 

「そういえば天元っていくつなの?」

 

「そうだな...今年で18だ!」

 

「あ、そしたら俺より一個上だ。でも死んでも敬語は使わんから」

 

「別に誰も頼んでねぇだろ...」

 

 

 





瞬のいう俊足のコツはまた閑話にでも出せたらなと
思っています。

大正コソコソ噂話

腕力
瞬<<<<宇随

脚力
瞬 <越えられない壁>>>>宇随
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