魔法科高校の特異生   作:ミ ズ

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三話です!まだ戦闘シーンが1度も書けてないです…

三話で少しでも入れられたらと思います^_^;

では、本編をどうぞ


入学編3

夜一、雫、ほのかの三人は食堂にいた。理由はもちろんのこと、食事を取るためである

 

夜一はつい最近まで、とある理由で日本にいなかったこともあり、日本食(カツ丼)を堪能していた。

 

「やっぱり日本食はうまいな~」

 

「夜一君は、海外にでも行ってたの?」

 

「ああ、居候させてもらってる家の長男の人の仕事を手伝ってたんだ」

 

「仕事ってどんな?」

 

夜一のセリフに、雫、ほのかの2人ともが興味の視線を向けてくる。

 

「うーん、一応軍の仕事だから、護衛がほとんどだね」

 

「「ほえ〜」」

 

2人とも興味深そうに感嘆の声をあげていた。夜一は少し恥ずかしくなり、紛らわすようにカツ丼を口の中へかけこんだ。

 

「夜一…」

 

すると、雫が顔を近づけてくる

 

「雫どうした?」

 

夜一と雫は向かいあって座っていたが、互いの距離がすぐそこと言えるほどに、近づいていた

 

もちろんの如く、夜一は雫の顔を近くで見て顔を真っ赤にしている

 

「夜一、ごはん粒ついてる」

 

すると雫は夜一の頬についていたごはん粒を手で取り、それをあろうことか食べてしまった

 

雫は夜一が顔を真っ赤にして照れているのを見て、何にそんな照れているのかわからないと言った表情で夜一を見てくる

 

可愛い!めちゃくちゃ可愛い!というかもう天使か!夜一は、体の中で鼓動が強く響いてるのを感じた

 

それを近くから見せられ、勝手に2人だけのフィールドを作られたほのかは、頬を少し染めながらも拗ねていた

 

そんなとき、机を叩く音がした。夜一、雫、ほのかはもちろんのこと、食堂中の人が音のした方に視線を向ける

 

ここからはよく見えないが、何人かの生徒が睨み合ってるのが見える

 

そのうち半分は、見たことがある。深雪をはじめとした、1-A、つまり夜一達と同じクラスの者である

 

もう半分の中には、達也ともう一人知り合いを見つけた。

夜一は、久しぶりに見た知り合いに声をかけたかったが、この喧嘩の中心にいるので、断念する。

 

夜一は、この状況を見て、大方対立している見当がついた

 

「どうして喧嘩をしてるんだろう?」

 

「たぶん、一科生が二科生を挑発か何かしたんだろう」

 

雫の疑問に夜一が答える。対立しているのは一科生と二科生。ならあとはだいたい見当がつく。

 

「とは言え、このままどちらが手を出す前に止めに入ったほうがいいか」

 

夜一にとって、こんな目立つ状況で入って行きたくはないが、友達が巻き込まれているとなれば別である。

 

夜一は立ち上がり、喧嘩を止めに入ろうと思ったそのとき、達也が不意に立ち上がった

 

ここからじゃ声は聞こえないが、食器を片付け仲間と一緒に帰っていく姿を見ると、夜一はとりあえず何も起こらずに喧嘩が終わったことに、安堵の息をはく

 

また、綺麗な紅い髪の知り合いの後ろ姿を見て、喧嘩っぱやさは相変わらずだなとため息をついた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後になり、ほのかの提案で夜一、ほのか、雫、深雪、達也、達也の友達といったメンバーで一緒に帰ろうという話になった

 

ほのかが、深雪がクラスメイトから囲まれてないタイミングを見計らって一緒に帰ろうと誘うと、深雪は兄とその友人が一緒ならという条件のもの了承した

 

校門で、夜一たち四人は達也とその友達と合流する

 

そのとき夜一は背後から誰かに抱きつかれる

 

「だ〜れだっ?」

 

耳元に甘い声で囁かれる

 

「いきなり抱きついてくるなよ~。こんなことしてくるのエリカ意外にいないぞ?」

 

「あはは、やっぱりバレちゃった?」

 

後ろを振向くと、予想通りエリカこと、千葉エリカがいた。

 

「1年ぶりの再開だってのに、相変わらずかわってないな」

 

「夜一は、一年前よりカッコ良くなったよ」

 

「なっ」

 

エリカは小悪魔っぽい笑みを浮かべて言ってくる。エリカは、性格は猫のようにつかみ所がないが、かなりの美少女である。

 

夜一は、突然ほめられたことに顔を赤く染める

 

「そうやって赤くなるとこも全く変わってないね〜」

 

「なっ、からかうなよ〜」

 

エリカは笑いながら、肘で突っついてくる。

 

そんなエリカと夜一のピンク色の空気に、ある一名を除いた一同は唖然としていた

 

「夜一、その人は?」

 

ある一名こと雫は、夜一に尋ねる

 

「ああ、自己紹介がまだだったね。こいつは千葉エリカ、僕を7年前に引き取ってくれた千葉家の娘さん」

 

「千葉エリカ、エリカってよんでね」

 

エリカは初対面の雫とほのかに笑いかける

 

「それで、こっちが北山雫。僕の幼馴染ってとこかな」

 

「よろしく、雫ってよんで」

 

「えーと、じゃあ私も自己紹介するね。私は光井ほのか。ほのかってよんで」

 

「私は司波深雪。よろしくお願いします」

 

「俺は西城レオンハルト。レオでいいぜ」

 

「柴田美月と申します。よろしくお願いします」

 

「司波達也だ。達也でいい」

 

「百鬼夜一。夜一ってよんでくれ」

 

こうしてそれぞれが自己紹介を終えて、一同は下校するべく校門へ向かった。

 

達也と深雪とほのかと美月と雫、レオと夜一とエリカそれぞれが話に盛りあがっていると、

 

「司波さん、俺たちと一緒に帰らないか?」

 

背後から声が聞こえた。そこには、プライドの高そうな顔、自信たっぷりの表情をした少年が立っていた。

 

名前は確か、森坂だ!

 

「森崎くん、ごめんなさい。今日は兄たちと帰るので」

 

そうだ森崎だ。くそっ、1文字違いか!夜一の心の葛藤も知らずか、深雪は丁重に断っていた

 

「そんなこと言わずに一緒に帰らないか?皆司波さんと話したがってるだ。」

 

よく見ると、森崎の後ろにはざっと20人ほどの人影が見える。何人か見たことがある顔ぶれなので、おそらく1-Aのメンバーだろう

 

「ごめんなさい、またの機会に」

 

「司波さん、ウィードと一緒に帰るなんてやめたほうがいいよ」

 

森崎はしつこくも誘ってくる。

 

ちなみに、ウィードというのは花なし、つまり一科生が二科生を差別した呼び方である

 

ウィードという言葉が、火種となり、レオ、エリカ、美月が参戦し口喧嘩はだんだんと大きくなって行く

 

夜一は、一科生が二科生を区別するのはあまり好きじゃないが、3人と一科生たちが、絶え間無く話しているので、口を挟めないでいた

 

そのとき

 

「入学して間もない私たち一科生、二科生の何が違うと言うんですか!」

 

美月がそう言ってしまったのである。こうなると一科生のとる行動はだいたい想像ができてしまう

 

「はっ、だったら見せてやるよ!一科生と二科生の違いを!」

 

そう言うと森崎は、拳銃型のCADをポケットから引き抜き、レオに照準を合わせた

 

さらに、夜一は森崎のCADが凡用型ではなく、特化型であることに気づく。特化型は凡用型より多様性がないが、その代わりに魔法の発動速度をあげることができる。

 

そしておそらく、森崎のCADには攻撃型の術式が入っている。

 

このままだとレオは森崎の魔法を直に喰らってしまうだろう

 

夜一は手を出そうか迷ったが、横から猛スピードで入ってくる気配を感じて手を出さないことにする

 

バシンッ、エリカが森崎のCADを弾き飛ばしたのである

 

「なっ」

 

森崎は驚愕する。なぜならエリカと森崎との距離は数メートルはあったからだ。それを一瞬でつめるエリカの速さは達人の域と言わざる負えなかった

 

「この距離だったら体動かした方が早いのよね〜」

 

エリカは少し勝ち誇ったように笑う

 

「なっ、二科生がなまいきに!」

 

それが一科生たちを刺激したのか、一科生のうちの数人がCADを片手に魔法を発動しようとする

 

「なっ」

「これはヤバイかもね~」

 

レオは驚愕し、エリカにいたっては苦笑しながらこちらに視線を送ってくる。

 

いくらエリカでも何人ものCADを一瞬で弾くことは出来ない。それをわかってるが故に助けを求められているのだろう

 

「はぁ〜」

 

夜一は、呆れて一度ため息をついた

 

次の瞬間、森崎は驚いた。なぜなら、森崎の前にはさっきまでいなかった人物、夜一が立っていたからだ

 

「なっ、お前いつからそこに!」

 

森崎は驚愕の声をあげる。すると夜一は、返事の代わりに数個のCADを森崎に渡した

 

突然の夜一の行動を、森崎は疑問に思っていたようだが、渡されたCADを見て気づいたようだ

 

そう、これは森崎のクラスメイトのものである。しかも、先ほどまで魔法を発動しようとしていた者のCADである。

 

「お前、何をした⁉︎」

 

森崎は、疑問と驚愕の視線を向けてくる

 

それもそのはず、この状況を理解出来ているのは、夜一、達也、エリカの3人だけだったのだから。

 

「やったことはエリカと同じ。魔法を発動しようとしている人のCADを、術式を読み込む前にとっただけだよ」

 

「なっ」

 

森崎が抱いた感想はありえないというものだった。そんな一瞬で人が動けるはずがない。しかし、その説明以外、この状況を説明できない。森崎は、目の前の現実を受け入れられずにいた。

 

 

 

この状況を理解している者の1人こと、達也は驚いていた。達也が驚いたのは、CADの中に数個凡用型が入っていたからだ。

 

凡用型は基本、手首に装着し、ボタンを二つ同時に押すことで外すことができる。

 

エリカが先程やったように、特化型、しかも拳銃型ならすぐに取れるかもしれないが、達也は確かに見た。

 

夜一は、あの一瞬でボタンを押し、二つに別れた凡用型CADを勢いを殺さないように回収する

 

正直、あの余裕があるならもっと別の方法があるんじゃね?などと思う達也であった

 

 

 

 

「お、お前一科生だろ⁉︎ウィードなんかの味方をするのか⁉︎」

 

一科生の1人が沈黙をやぶり、夜一を非難すると他の一科生も次々と夜一を非難しだす

 

「こいつらは俺の友達だ。ウィードなんて呼ぶな!」

 

夜一は普段はあまり怒らない。ただし、友達や家族のことをバカにされた時、夜一は本気で怒る。それも夜一が怒ると普段怒らない分もあって、その迫力に一科生はのけぞってしまう。

 

そんな夜一の姿を見て、相変わらず変わってないなと微笑むエリカであった

 

「そこまでだ!」

 

女性の凛とした声が響く。声のした方向から2人の人影があった。

 

「私は風紀委員長の渡辺摩利だ!事情を聞きます。全員ついて来なさい!」

 

そこには、風紀委員長こと渡辺摩利と生徒会長こと七草真由美がいた。

 

「それにしても、お前がこんな事件に関わっているとは驚きだぞ、夜一」

 

摩利は呆れてながら、こちらに視線を送ってくる

 

「あはは、お久しぶりです、摩利姉」

 

「なっ、ここで摩利姉はやめろ!」

 

摩利姉こと渡辺摩利は、千葉家の道場の門下生である。千葉家に居候させてもらっていた夜一とは顔なじみである。

 

「とりあえず!全員に話を聞くから身柄を預けてもらおう!」

 

「待ってください」

 

摩利の呼びかけに1人の生徒が反論をあげた。達也である。

 

「森崎一門のクイックドロウは有名だから見せてもらっていたんですよ。それがあまりに真に迫っていたので、思わず手が出てしまいました」

 

達也の言葉に一同は唖然としている。達也の言っていることはもちろんウソ、ハッタリである。

 

「ほう、では他の生徒が魔法を使おうとしていたのはどう説明する?」

 

「確かに使おうとしてたかもしへませんが、結果は使ってませんし、それに使おうとしていたのは殺傷力のない魔法ばかりです」

 

今度は夜一が驚かされた。魔法の術式は、単純な魔法でもアルファベット三万字近く情報量がある。それを分析するなんて、聞いたことがない

 

「君は術式を読み取れるのか?」

 

「分析は得意ですので」

 

「誤魔化すのも得意なようだな」

 

達也と摩利の睨み合いが続く中

 

「ごめんなさい、ちょっとした行き違いだったんです」

 

達也の妹、司波深雪は摩利に頭を下げた

 

「摩利、もうこのくらいにしておいたら?」

 

真由美は達也と摩利の間に入り、そう提案した

 

「生徒同士の教えあいは禁じられていませんが、魔法を使っての教えあいは控えた方がいいでしょう」

 

「いいでしょう、この場は不問にしますが、以後気をつけるように」

 

相手が生徒会長と風紀委員長ということもあって、一科生、二科生共々、深々と礼をした

 

「それと君の名前は?」

 

「一年E組、司波達也です」

 

「覚えておこう」

 

こうして入学式2日目が終わるかと思った瞬間

 

「ああそうだ、夜一は明日の放課後、風紀員室に来るように」

 

摩利はそう言って有無を言わさずに去って行った

 

夜一はそのとき、今日一番の嫌な顔をしたという

 

 

 

 




とりあえず、2日目終了です!

たぶん4話でようやくまともな戦闘シーンが入ると思います!^_^

次話にご期待を!
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