鬱病にかかってしまいかれこれ投稿できてませんでした
という言い訳をしまして、これから執筆活動をいそいそとしていこうと思うので応援してください。
……ふむ、昔の所々とびとびな日記を見て私は長い間もの思いにふけっていたみたい。すっかり暗くなった外を見て自分の事ながら夢中になりすぎたと反省する。
今思えば高校生なんて当時の自分達からしたら大人とそう変わらない、無茶なことをするなぁ…なんてことを考えながら髪飾りを指先で撫でる。
悔しいけど彼……零くんとの仲は特別進展していないように感じる…それも仕方ない特に最近はそうだ だって零さんの……そう
卒業式が明日に迫っているから。
……卒業か…。めでたいとことではある…そうめでたいのだが…
彩葉「何も言えてない……」
頭を抱えながらベッドへとダイブする。自分の気持ちには少し前……いや本当はずっとずっと前には気づいていた様な気もする。
そんな気持ちに見て見ぬふりをしてなんだかんだ今の関係が心地よくて忘れていた……ませてるって? うるさい……もう小5だよ?それに零さんが卒業すれば6年生だ、好きな人くらいできても良いだろうと誰に言うでもなく虚空に向けて思いを馳せる。
彩葉「……卒業したらあんまり話さなくなるかな?…いやわかってるよ?1年経てばまた同じ学校に通えるって…でもこう零さんだよ!?色んな人に優しくして私が入学する頃には誰かとそういう関係になってもおかしくないっていうか…!」
「まだ起きてたのかい?そろそろ寝んと朝起きれんよー」
彩葉「ごめんおばあちゃん!もう寝るー!」
どうやら結構な声になっていた様でおばあちゃんにも聞こえていたようだ……内容までは聞かれてないことを祈ろう。
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次の日の朝
勢いよく家を飛び出す。 理由は明白だ昨日の葛藤のせいで朝起きるのが少し遅くなってしまったからだ。
それでも遅刻をする時間帯ではないが零さんと登校できる最後の日かもしれないので相当に焦っている。
いつもと違う様な少しかしこまった服装で彼がいた。
鼓動の早まる心臓を落ち着かせて声をかける。
彩葉「零さん!」
彼は相変わらずというか人懐っこい笑みを浮かべて嬉しそうにこちらに振り向く。
黒姫零「あっ!彩葉ちゃん!どう? 制服姿、似合う?」
よく分からないポーズをしているのを見るとそういう所は年相応で可愛いと思ってしまう。
彩葉「そっか制服なんだね…今日で卒業か…」
わざとらしく悲しそうなトーンで喋ると少し、いや見るからに慌てた様子で口ごもる。
黒姫零「あっ、いや、確かにそうだけど」
どうにか口当たりのいい言葉を探そうとしてるのだろう。そういう所も愛らしい……それを自分にだけ向けてくれれば文句は無いのだけれど。
彩葉「なーんて、冗談ですよ卒業おめでとうございます!零さん!」
そう言うと安心したのか嬉しいのか少し困った様な顔で笑う。
黒姫零「まいったな、そういうのは僕の十八番じゃない?」
彩葉「…誰かさんに似ちゃったのかもですね!」
黒姫零「返す言葉がないな〜」
あはは…とバツの悪そうな顔で笑う彼の手を引いて学校へと歩き出す。せっかくの卒業式を遅刻なんてしたら幸先が悪いでしょ?
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「今日も黒姫くんと一緒に学校来たでしょ!」
そう言って突っかかってくる子に対して余裕の笑みを浮かべながら言い返す。
彩葉「…嫌なら零さんに直接言えば良いのに」
顔を赤くして言い返せないクラスメイトに私は相手しませんよって顔をして席に着く。
今思えば零さんと過ごしたことでおどおどしてものを言えなくなるなんてことがなくなった気がする。
そのせいというかおかげ?で最近目に見えるいじわるはすごく減ったように思う。
そういえば私に話しかけてくる男子が増えたのはなんでだろう……正直零さんがいるからというのを無しにしても私がひとりで寂しい思いをしていたのを見て見ぬふりしていた人達なんて私からしたらおことわりって感じだ。
関係の無い話は置いておくことにしてそろそろ卒業式が始まるみたい、早く並ばなきゃ。
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………自分のことでは無いのに泣きそうになった。
いけないいけない…でも自分の卒業式では泣けないんだろうな……何故かそう思ってしまった。
次々と卒業生の人達が体育館の壇上に立って卒業証書を受け取っていく。
(あっ零さんだ)と思っていると卒業証書を受け取って一礼した後にこちらに向き直り少し見渡した後に卒業証書の後ろで小さく手を振る。
恐らく妹の白ちゃんや家族に向けての行動なんだろうけど…少しくらい自分に向けてだと嬉しいと思ってしまうのは普段の零さんの言動と行動を思えばしょうがないと思う。
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かれこれ放課後である。 私は零さんを放課後に少しだけ話せないか呼び出していた。
黒姫零「あのー?」
零さんが困った様に私に声をかける。
彩葉「……」
ガチガチに緊張して何も話せない……
気持ちを伝える?今?無理無理無理
固まっていると白ちゃんがどこからともなく走ってくる。
白「お兄…こんなとこにいた…あっ」
白ちゃんは私の方をジト目で睨んでいる。
黒姫零「あっ白〜 ほらっ卒業したら中々会えないじゃん?だから少し話そうかなって」
黒城白は納得の言ったような言ってないような複雑な顔をして再度こちらを見てくる。
黒姫零「まぁ彩葉ちゃんが良かったらさ僕が居なくなった後も白と仲良くしてくれると嬉しいな」
彩葉「……もっもちろん!ね?白ちゃん?」
白ちゃんはうーん……と数分悩む。
黒姫零「ダメかな?白」
黒城白「むぐぐ……良いよ…」
彩葉「良かった!ありがとう白ちゃん!」
複雑な表情の白ちゃんにお礼を言う。
黒姫零「休みの日とか家に遊びにおいでよ 」
その一言に思わずその手があったか……と思う気持ちが出てしまった。
白ちゃんからの痛い視線に邪な考えを頭の隅にやる。
黒城白「……あっお兄卒業おめでとう」
黒姫零「ありがとう白、別に家でも良かったんじゃ?」
黒城白は零から頭を撫でてもらいながら羨ましいだろと言わんばかりに天野彩葉の方を見る。
彩葉「零さん!卒業おめでとうございます!」
黒姫零「?ありがとう?」
不思議な表情をする零さんとドヤ顔をする白ちゃんを交互に見る。正直羨ましい。
黒姫零「じゃあ3人で帰ろっか」
白「ん…外は暑いし…嫌い…お兄ぃ〜…早く帰ろ」
そう言って白ちゃんは手を繋ぐ、ぐぬぬ
黒姫零「彩葉ちゃんも手、繋ぐ?」
ぐぬぬぬぬ…そういう所ほんとずるい…まぁ今日の所はやめておこう関係を深めるのは少しづつでいいかな?
本編も今日更新されます